トミー・リー・ジョーンズ出演のおすすめ映画15選 年齢を重ねる毎に魅力が増すいぶし銀俳優!
タップできる目次
- 渋い演技が光る!トミー・リー・ジョーンズのおすすめ出演作を紹介
- 1.『沈黙の艦隊』(1992)
- 2.『逃亡者』(1993)
- 3.『ボルケーノ』(1997)
- 4.『メン・イン・ブラック』(1997)
- 5.『追跡者』(1998)
- 6.『スペース・カウボーイ』(2000)
- 7.『メン・イン・ブラック2』(2002)
- 8.『ミッシング』(2003)
- 9.『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005)
- 10.『ノーカントリー』(2007)
- 11.『告発のとき』(2007)
- 12.『終戦のエンペラー』(2012)
- 13.『リンカーン』(2013)
- 14.『ジェイソン・ボーン』(2016)
- 15.『アド・アストラ』(2019)
- トミー・リー・ジョーンズはまだまだ現役!どんな役柄にもまとういぶし銀の演技
渋い演技が光る!トミー・リー・ジョーンズのおすすめ出演作を紹介
サントリー缶コーヒー「BOSS」のテレビCM「宇宙人ジョーンズの地球調査シリーズ」で、日本でもお馴染みの俳優トミー・リー・ジョーンズ。強面ながらどこかコミカルさもあり、数々の作品で渋い演技を見せてくれます。 トミー・リー・ジョーンズは1946年9月15日生まれ、テキサス州出身のアメリカ人俳優・監督・プロデューサー。2005年の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』では監督・製作・主演を務め、カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞しました。 俳優としては60年代後半からの長いキャリアを持ち、1993年の『逃亡者』の捜査官役で注目され、アカデミー助演男優賞を受賞。それ以降は主演作にも恵まれ、「メン・イン・ブラック」シリーズのエージェントK役で世界的な人気も得ています。 今回は、そんな渋い演技が光るトミー・リー・ジョーンズのおすすめの出演作を紹介していきます。
1.『沈黙の艦隊』(1992)
核兵器搭載のハイテク戦艦が武装テロリスト集団に乗っ取られ、料理人ラインバックが単身武装テロ集団に挑んでいくが……
スティーブン・セガールと共演したアクション映画『沈黙の戦艦』では、元CIA工作員でテロの首謀者ウィリアム・ストラニクスを演じました。冷酷な性格のテロリストを狂気的な演技で魅せ、スティーブン・セガールと死闘を繰り広げています。 監督は『コラテラル・ダメージ』(2001)のアンドリュー・デイビス。スティーブン・セガール主演作の「沈黙シリーズ」の1作として公開されました。アカデミー賞に音響編集賞と録音賞の2部門でノミネートされた作品です。 引退を控えた米海軍の戦艦ミズーリ号。その中で船長の誕生日パーティーの準備中に、元CIAエージェントが率いるテロリストグループ襲撃されます。拘束された乗客の中に居たセガール演じる凄まじい経歴を持つ無敵の料理人ケイシー・ライバックが単身テロリストグループに戦いを挑んでいく物語です。
2.『逃亡者』(1993)
アメリカTVシリーズで最も有名な「逃亡者」を完全オリジナル映画化した作品
映画『逃亡者』は、1960年代のテレビドラマ『逃亡者』のリメイク作品。無実の罪で追われる医師リチャード・キンブルと、彼を執念深く追い続ける連邦保安官補サミュエル・ジェラードというベースを活かしつつ、現代版として蘇らせました。 無実の主人公が警察の追ってから逃げながら、真犯人を探し出す物語。妻殺しの濡れ衣を着せられた主人公をハリソン・フォード、追っ手の刑事役にトミー・リー・ジョーンズが演じました。 彼はジェラード役の演技で、アカデミー助演男優賞とゴールデングローブ賞助演男優賞をW受賞。さらに1998年には、ジェラードを主人公にしたスピンオフ映画『追跡者』で、再び同役を演じています。
3.『ボルケーノ』(1997)
ロサンゼルスの中心に突如火山が出現。それに立ち向かう人々の姿を描いたパニック映画
『ボルケーノ』は、イギリス人監督ミック・ジャクソンによるディザスター・パニック映画。共演は『6デイズ/7ナイツ』のアン・ヘッシュで、火山学者のエイミー・バーンズを演じ、本作のヒロインとして活躍しています。 舞台はカリフォルニア州最大の都市ロサンゼルスで、都市部で発生した火山活動でパニックに陥る様子を生々しく描きました。実際にロサンゼルスには火山活動の危険性があるそうで、本作のアイデアは『サイエンティフィック・アメリカン』誌の記事から生まれたといいます。 トミー・リー・ジョーンズは緊急事態管理局局長として事態にいち早く気づき懸命に娘を守ろうとする父親マイク・ロークを演じました。
4.『メン・イン・ブラック』(1997)
近未来の地球には異星人が正体を隠して普通に暮らしていた。そんな異星人の暗視を行う秘密組織エージェントの活躍を描いたコメディ映画
地球で正体を隠して暮らしているエイリアンたちを陰から監視するエージェントの姿を描いた作品。最高秘密機関MIBのベテランエージェントKの役を務めました。 監督は『アダムス・ファミリー』のバリー・ソネンフェルドで、製作総指揮はスティーブン・スピルバーグ。原作はローウェル・カニンガムのコミック「The Men in Black」で、アメリカの都市伝説には宇宙人が絡んでいたとするコメディタッチのSFアクション映画となっています。 共演はエージェントJ役のウィル・スミスで、彼が歌う主題歌「Men in Black」は映画とともに大ヒット。寡黙なKとおしゃべりなJの凸凹コンビぶりも好評を博し、3作目まで製作される人気シリーズとなりました。
5.『追跡者』(1998)
大ヒット映画『逃亡者』のスピンオフ。脇を飾る豪華キャストにも注目
妻殺しの汚名をそそぐため逃亡を続ける主人公キンブルと、それを追うジェラード捜査官の息もつかせぬ追走劇を描いた映画『逃亡者』。 ジェラードに扮したトミー・リー・ジョーンズの執念深い演技が高く評価され、その年のアカデミー賞助演男優賞に選ばれています。そして、ジェラード捜査官にスポットを当て制作されたのが本作です。 犯人シェリダン役を演じるウェズリー・スナイプス、ジェラードと共に捜査を進めるロイス役を務めるロバート・ダウニー・Jr、主役級の豪華キャストが脇を固めます。ジェラードを演じるトミー・リー・ジョーンズのしぶとい演技にご期待ください。
6.『スペース・カウボーイ』(2000)
40年ごしの夢を実現させた男たちの物語。往年の名優、揃い踏み!
かつて宇宙飛行士になることを夢見た4人のパイロット。40年の時を超え、夢を現実のものに変える日がくるのです。主人公・フランクを演じるは、本作で監督・制作を務めるクリント・イーストウッド。 フランクと共に宇宙を目指すチームメンバーを『24-TWENTY FOUR-』でお馴染みのキーファー・サザーランドの実父、ドラルド・サザーランド、故ジェームズ・ガーナー、トミー・リー・ジョーンズが務めます。 年をとっても夢を諦めないおじいちゃん達がやたらとカッコいい!アラウンド70の名優たちと対等に渡り合う、トミー・リー・ジョーンズの演技に注目です。
7.『メン・イン・ブラック2』(2002)
名コンビ復活!トミー・リー・ジョーンズが平和ボケしたMIBを演じる
大ヒットを記録した『メン・イン・ブラック』から5年、地球を守る名コンビが帰ってきました。前作のラストで記憶を消去し、普通の人間として穏やかな毎日を過ごしていたトミー・リー・ジョーンズ演じるK。 強大な敵を倒すため、ウィル・スミス演じるJから復帰を促されるのですが……。すっかり平和ボケしてしまったKは、エージェントとして再び活躍することができるのでしょうか? 前回までの、ベテランエージェントKと新米捜査員Jという関係性に逆転現象が。エリート捜査員へと成長したJが、Kの記憶を取り戻そうと四苦八苦させられるのです。
8.『ミッシング』(2003)
「追走」と言えば、この人!トミー・リー・ジョーンズが犯人を追いかけます
舞台は1885年のニューメキシコ州。妻子を捨てネイティブアメリカンとなる道を選んだ男・サミュエルが、さらわれた孫娘を救出するために追走劇を繰り広げます。 主人公・サミュエル役を演じるトミー・リー・ジョーンズは、白人インディアンという珍しい役どころにチャレンジ。人里離れた土地に娘たちと暮らす女医マギー役を『アビエイター』のケイト・ブランシェットが演じます。 20年前に捨てた娘マギーとの確執を乗り越え、ジョーンズお馴染みの追いかけ追い詰める演技を見せてくれます。
9.『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005)
銃弾に倒れた親友の遺体を、生前の約束通り彼の故郷メキシコへ運ぼうとするが……
テキサスの国境付近を舞台に、メキシコ人のメルキアデス・エストラーダが誤って放たれた銃弾によって射殺されてから無事に故郷ヒメネスに埋葬されるまでの過程を描いた作品。トミーは殺されたメキシコ人の親友ピート役を演じました。
10.『ノーカントリー』(2007)
アカデミー賞受賞の名作スリラー
1980年代のテキサスを舞台に麻薬取引での大金をめぐって思わず息を呑むほどの凄惨な展開が繰り広げられるスリラー映画。殺し屋アントン・シガーにバビエル・バルデム、保安官役にトミー・リー・ジョーンズがキャスティングされました。 コーエン兄弟によるバイオレンス・サスペンス作品で、原作はコーマック・マッカーシーの小説「血と暴力の国」。アカデミー賞では8部門にノミネートされ、作品賞・監督賞・助演男優賞・脚色賞の4部門を受賞し、その他の国内映画賞も総なめにするほどの高評価を得ています。 圧倒的な存在感を放っているハビエル・バルデムが脳裏に焼き付いて離れない作品ですが、本作の語りを務めているのはトミー・リー・ジョーンズ演じる保安官エド・トム・ベル。それぞれのキャストが絶妙なアンサンブルを奏でています。
11.『告発のとき』(2007)
失踪したイラク帰還兵の息子を捜索する父親を描く.2003年に実際に起きた事件を元にアメリカ軍が封印しようとする真実に迫っていく
『クラッシュ』(2004)のポール・ハギス監督作『告発のとき』は、イラク戦争にまつわる現実を描いた作品。イラク戦争帰還後に、アメリカ軍内部で実際に起きた兵士失踪事件が元になっています。 トミー・リー・ジョーンズ息子の失踪そこから派生したアメリカ軍部の隠蔽を、元軍警察官の経験を活かしながら調査していく父親ハンクを演じています。 スーザン・サランドンがハンクの妻ジョアン役、シャーリーズ・セロンがハンクに協力するサンダース刑事役で共演。主人公ハンク・ディアフィールドを演じたトミー・リー・ジョーンズは、アカデミー賞で主演男優賞にノミネートされました。
12.『終戦のエンペラー』(2012)
第二次世界大戦終戦直後の連合国軍占領下の日本を舞台に、昭和天皇が戦犯として裁かれる
日本が第二次世界大戦で敗戦を宣言したあとどういう流れだったかという映画。 無知な僕は天皇っていう存在がどういうものなのかというのが気になったのと、普通に歴史を知りたかったというので劇場に観にいった。 アメリカ映画ということで、おもいっきり歴史に寄るというより恋愛も含めた少しエンターテイメント性を入れてる映画で僕の知りたかった部分はそれほど描いてくれてなかった。 それでも終戦後こういった人物がいてこういう行動を起こしたということを知れてよかった。
イギリス人監督ピーター・ウェーバーによる歴史映画『終戦のエンペラー』。原作は岡本嗣郎の『陛下をお救いなさいまし 河井道とボナー・フェラーズ』で、昭和天皇の戦争責任について調査した知日家のボナー・フェラーズ准将の視点で語られるノンフィクション小説です。 トミー・ーリー・ジョーンズは、終戦後の日本の重要人物であったダグラス・マッカーサー役を務めました。 彼が歴史上の実在する人物を演じたのは、1995年の『タイ・カップ』以来17年ぶり。昭和天皇と並んで撮った歴史的な写真も忠実に再現されています。また、商業映画として初めて皇居内での撮影を許可された作品でもあります。
13.『リンカーン』(2013)
奴隷解放を強く訴える急進派の議員を熱演!
アメリカの歴史には詳しくない私ですが 十分見応えがありました。 そもそも、私の中の「リンカーン像」ってはっきり しなかったのですが、この映画のダニエル・デイ・ルイスは まさに、(知りもしないのに)リンカーンでした。 彼はイギリス人ですが、アメリカの象徴のような人を演じて オスカーを取ってしまうなんて凄い! 一度俳優業を退いていたと思うのですが、また復活してくれて 嬉しい限りです。
第16代アメリカ合衆国大統領エイブラハム・リンカーンによって為された「奴隷解放宣言」。長く続いた奴隷制度がいったんは廃止されたかに見えたのですが……。 実際のところ、解放された者の数はごく僅か。リンカーンは全ての奴隷を自由にするため、法律を成立させるしかないと考えたのです。本作でリンカーン役を務めたダニエル・デイ・ルイスはアカデミー賞主演男優賞を受賞。 トミー・リー・ジョーンズは、奴隷解放を強く訴える急進派の議員タデウス・スティーブンス役を演じ同助演男優賞にノミネートされましたが、惜しくも受賞は逃しています。
14.『ジェイソン・ボーン』(2016)
トミー・リー・ジョーンズ演じるCIA長官がボーンを追い詰める
シリーズ5作目(ということにしておく)となる本作ではマット・デイモンがカムバック。シリーズ常連の愛されニッキーが偶然仕入れた情報をボーンに知らせるため、接触を試みたことからボーンが再始動します。1は「なぜだかわからないがとにかく強い俺…」という映画で、2,3はなぜ強いのかわかった上に全てが暴かれました。本作は「実はまだ秘密があって…」といういくらでもできる後出しジャンケンをやられたような印象で、ここはイマイチ。ボーンが重い腰をあげる理由に見えないのが残念です。 ですが、例のお決まり逃亡構図(全ての情報にアクセスし大量の人員を操ることのできるCIAvsジェイソン・ボーン)は守られています。ギリシャの人混みは2を思わせるし、面白いのがロンドンの追いかけっこ。ビキャンデルとトミーリージョーンズという追う側にも二種類あり、複雑さを楽しむことができます。アクションシーンも見事です。むちゃくちゃをやることでおなじみのカーアクションも2,3に比べてかなり観易かったかな。 物語として大きな加点はないが、アクションシーンは超一級なので、動体視力に自信のある方はぜひトライしてみてください。 ヴァンサン・カッセルが結構良い役で出演してるの知りませんでした。このポジションの存在が、すっかりなかったことになってしまった4をちらつかせているということなのでしょうか。
監督を務めたのは、「ボーン」シリーズでは2作目と3作目を手がけたポール・グリーングラス。トミー・リー・ジョーンズは「ボーン」シリーズ初参加で、本作でCIA局員ヘザー・リー役のアリシア・ヴィキャンデルと初共演しました。なんと「楽しそうだったから」という理由でオファーを快諾したとか! とはいえ、演じたCIA長官デューイはボーンをCIAに戻すため、どんな手段もいとわない冷徹な人物。公開年に70歳を迎えたトミー・リー・ジョーンズですが、年齢を重ねたからこそのいぶし銀の演技を見せています。 元CIAの暗殺者ジェイソン・ボーンを主人公とするサスペンス・アクションシリーズ第5作。ボーンはなぜ人間兵器製造計画「トラッドストーン作戦」に自ら志願することになったのでしょうか?
15.『アド・アストラ』(2019)
宇宙の彼方で消息を絶った伝説の宇宙飛行士役で出演
ブラッド・ピットが主演・製作を務めた近未来SFスリラー『アド・アストラ』では、宇宙科学者クリフォード・マクブライド役で出演。ブラッド・ピット演じる宇宙飛行士ロイの父親を演じました。 宇宙軍の少佐で宇宙飛行士のロイは、16年前に海王星で消息を絶った父クリフォードを探すミッションを引き受けます。父が人生をかけた地球外生命体を探索する「リマ計画」の真実と、父の身に何が起こったのかを知るべく、ロイは43億キロ先の宇宙の果てへ向かうのですが……。 月や火星にコロニーがある100年後の未来を舞台にし、近未来的リアリティを追求した宇宙の壮大な映像が大きな見どころ。また、43億キロも離れた惑星で孤独にミッションを遂行しようとするクリフォードな姿を、トミー・リー・ジョーンズが一徹に演じ切っています。
トミー・リー・ジョーンズはまだまだ現役!どんな役柄にもまとういぶし銀の演技
長いキャリアを誇り、どんな役柄にもほどよい渋みを加えることができる俳優トミー・リー・ジョーンズ。次作にはアーロン・エッカート主演のスリラー映画『Wander (原題)』もあり、陰謀説を説く理論家ジミー・クリート役での出演が決まっています。 2020年には74歳になりますが、まだまだ現役として数多くの作品に出演し、作品に深みを増してほしいベテラン俳優の一人ですね。