日本を代表する大女優・吉永小百合
吉永小百合は1945年3月13日生まれ、東京都の出身です。
1957年、小学6年生のときにラジオ東京(のちのTBSラジオ)の連続ラジオドラマ『赤胴鈴之助』で芸能界デビュー。その後の10月にはラジオ東京制作のテレビドラマ『赤胴鈴之助』でテレビデビューを果たしました。
高校入学と同時に日活との専属契約を結び、1960年代には「日活の看板女優」として名を馳せ、10年間で70本以上の作品に出演しています。
若い時の吉永小百合もやっぱり美しい(1964年)
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川端康成原作だと思ってた。小さな島の恋物語。吉永小百合って神々しいところは無かった。純朴そうで清楚なイメージやったんちゃうかなぁ。もっと島の美しい絵も観たかった。「潮騒」ツカにて。「その火を飛び越えて来いっ」てほんまに言うてた。あかん、きょうは”凶悪”で消化不良起した。。。2013年12月3日
伊勢海に面する歌島では男は漁に出、女は海女となり貝をとって生活する。漁師の息子・新治(浜田光夫)はある日、船主の娘・初江(吉永小百合)に出会いやがて惹かれあっていくが、二人の仲は一筋縄ではいかない事情があった。
三島由紀夫の同名小説が原作の本作品では、日活看板女優であった若き日の吉永小百合の姿が見られます。
寅さんが吉永小百合に恋する(1972年)
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私もついにこのシリーズの良さがわかるようになってしまったかと。吉永小百合びじんすぎる。旅にでたい。
「フーテンの寅」こと車寅次郎(渥美清)が突然柴又に戻ってきたことから、下宿先をめぐっておじ夫婦らと揉めてしまう。居づらくなった寅はまたふらりと旅にでかけ金沢で三人の娘と出会い、そのうちの一人・歌子(吉永小百合)に惹かれていくのだが.....。
男はつらいよシリーズ第9作の本作は、ファンによって選ばれた「寅さんのあこがれの人」・吉永小百合が出演し寅次郎の叶わぬ恋の行方が描かれました。
吉永小百合のお見合いを軸にした四姉妹の物語(1983年)
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第二回 新・午前十時の映画祭の企画上映だ。過去の名画を映画著名関係者の委員会が選択したもので、今まで洋画11本、邦画8本が選ばれている。1983年製作の谷崎潤一郎原作の映画だ。同じタイトルで過去3回映画化されているものの3作目。岸恵子、佐久間良子、吉永小百合、古手川祐子、という美人女優達が、戦中の大阪大棚商家蒔岡家の娘4姉妹を演じる。蒔岡家は時代の流れに付いていかず破産同然となって精算してしまう。長女の婿が相続精算を行い、3女,4女を引き取った。次女は婿と生活していた。この婿達はいずれもサラリーマンで転勤もある。長女と次女は本家・分家の立場で、型に嵌った習慣で物事を進めようとする。この映画は、大阪商家の慣習に縛られて育った長女を始めとする娘達が、夫がサラリーマンという近代社会に戸惑いながらも、健気に 順応しようとする姿を描いている。(#14-056)
昭和13年の春蒔岡家の四姉妹が花見のため集まり、長女・鶴子と次女・幸子はまだ未婚の三女・雪子と四女・妙子の結婚を気にかけ奔走する。雪子はおとなしく様々な見合いをするが雪子が気に入らなかったりでうまくいかず、妙子もまた恋人の死から酒場通いを続けていた。
谷崎潤一郎の同名小説を市川崑が監督を務め映画化した本作では、吉永小百合は蒔岡家の三女・雪子を演じています。
往年の大女優を現在の大女優・吉永小百合が演じる(1987年)
____RiN____
日本映画の伝説・女優田中絹代の生涯を描く市川崑監督の名作。活動写真からトーキー、現代のカラー映画に至るまでの歴史を挟みながら、恋愛と映画に人生を捧げた大女優を吉永小百合さんが色っぽく演じた、映画愛をヒシヒシ感じる作品でした。
田中絹代さんて結構な小悪魔で、男気があり、とにかく破天荒な方なんですが、吉永小百合さんてこんな役やるひとだったんですね、昨今の美しくて優しいだけの役にちょっと敬遠してたのですが、これだけ人気のある方がそれだけなわけないですよね、やっぱり。反省。
後半の溝口健二(菅原文太)さんとのまどろっこしい関係なんて、色っぽすぎてクラクラしました。あの藤色の和室の隠微なことよ。
大正14年、女優を目指す少女・田中絹代は新人監督・清光宏の強い推薦のおかげもあり蒲田撮影所の大部屋女優として採用される。清光の作品でいつも良い役が与えられる絹代には同僚の嫉妬が集まったが、絹代は懸命に頑張りやがて五生平之監督の「恥しい夢」の主役に抜擢されるのだが.....。
日本映画史に名を残す大女優・田中絹代の半生を描いた作品で、主役の絹代を吉永小百合が熱演しています。
強く優しい母の物語(2008年)
Naoko_Kanehira
想像以上に良かった。吉永小百合の母としての大きさと、女性としての揺れ動く感情に惹きつけられた。そして浅野忠信がとても素敵。
Moto_Ishiduka
そうです、母は偉大なり、
激動の昭和初期、ドイツ文学者の夫が反戦を唱えたとして逮捕されてしまうなかでも母・佳代(吉永小百合)は2人の娘を抱え、周囲の人に支えられながら明るくたくましく生きていこうと努力する。
山田洋次監督が描く家族ドラマの本作で、つつましくけなげに頑張る母を吉永小百合が演じ、平和や家族の大切さについて改めて考えさせられる作品になっています。
家族の希望と再生を描く(2010年)
azooooo_ey
お姉さんの包容力に、泣く。
FlagrantOlive28
借りて良かったと思える映画でした
東京郊外のまちで薬局を営みながら女手一つで娘を育ててきた吟子(吉永小百合)は、ある日娘・小春(蒼井優)の結婚式に突然現れて披露宴を台無しにした弟の鉄郎(笑福亭鶴瓶)をかばうのだが.....。
10年ぶりとなる山田洋次監督の現代劇で、吉永小百合は庶民的な家族の物語の主演を務めています。
東映60周年記念作品(2012年)
Rie_Kato
自然美の感動を切り取った映像は心に染みる。淡々と暗く重めだけど、子供たちの歌声に救われる。未來くんの言葉なきシーンに涙。
okamoto_jyugyou
ストーリー自体はシンプルであるが、クライマックスまでのさまざまなプロセスによって、想像をかき立てさせられる作品。せつなく温かいそんな気分にさせられます。
川島はる(吉永小百合)は日本最北の島で小学校教師をしていたが、ある事件で夫を亡くしてしまい島を出ていく。20年後、教え子が事件を起こしたという知らせからかつての生徒たちに再会し話を聞くことで、現在と過去が交錯しながら事件の真相が明らかになっていく。
湊かなえの小説「往復書簡」の一編「二十年後の宿題」を原案にした本作は、吉永小百合主演で描くヒューマン・サスペンスです。
吉永小百合が二宮和也と作る親子の愛(2015年)
yusaichiku
原爆というものが
どれだけ一瞬で命を奪ったのか
その命たちにどんな生活があったのか。
傷跡はずっと残っている。
それをまざまざと感じさせられた。
PIANO
吉永小百合の映画がっつり見たの初めてかも。素敵な親子だった。ほとんどニノがずっと喋ってたね。ニノはこれくらいの時代の役がすごくうまいなあ。
1948年8月9日、長崎で助産師をしている伸子(吉永小百合)のもとに3年前の原爆で死んだはずの息子・浩二(二宮和成)が現われる。二人は浩二の恋人・町子(黒木華)の幸せを気にかけながら、永遠に続くかと思われる幸せな時間を過ごしていたのだが.....。
本作は『父と暮せば』などの戯曲で知られる井上ひさしが実現を願いながらも果たせなかった遺志を、山田洋次監督が受け継ぎ映画化したもので、吉永小百合は息子を愛する母親役を務めました。