2017年7月6日更新

真実とは違うノンフィクションvs.事実が混じったフィクション映画!

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レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』

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真実とは異なるノンフィクション映画8本!?

まずは、実際に起きた出来事とは異なる場面、設定が含まれるノンフィクション映画8本を紹介します。

1.実際は映画のようなハッピーエンドではなかった!?

Yurie_Kuroshima 実話をもとにした映画。 ジュリア・ロバーツも役にハマっていて、 主人公のキャラクターも最高!! 一人一人に寄り添ったり、 体を張って水質汚染の事を調査したり、 主人公は本当にエネルギッシュな人。 ハングリー精神を感じさせるし、 信念を貫く姿勢にはスカッとさせられる。 メイキングや未公開シーンも見て、 エンターテイメントとしても 実話に忠実さを出すことも含めて、 総合的によく計算されているんだなと思う。 とくにあの集会シーンは実際の被害者達を 使っているんだとか。 監督はスティーヴン・ソダーバーグ。
ジュリア・ロバーツ主演『エリン・ブロコビッチ』(2000)は、法律の素人だった女性が、汚染物質を垂れ流していたアメリカ大手エネルギー会社に対して訴訟をおこし、多額の賠償金を勝ち取った実際の出来事をベースにした作品です。 しかし、映画と現実の間には、大きなギャップがあったようです。映画は、ブロコビッチが被害を受けた町に対する3億3300万ドルの賠償金と自身に対する200万ドルのボーナスを勝ち取り、完璧なハッピーエンドになっていました。 一方、現実は、被害を受けた町の人々は、莫大な訴訟費用によって、期待していたほど賠償金を受け取れず、映画のようなハッピーエンドではなかったようです。 また、ブロコビッチは訴訟後、町を去り、この成功と名声を活かして、環境活動家やモチベ―ショナルスピーカーとして新たなキャリアをスタートさせました。

2.ビリー・ビーンのメソッドは複数球団が採用していた!?

o325 メジャーリーグ貧乏球団であるアスレチックス。花形チームによる引き抜きなど、もはやスポーツではなく金銭による試合となってしまった。そんな中GMが財力に依存せずに勝てるチームを作り上げ前代未踏の20連勝を達成させる。 私は野球はスポーツニュースで見る程度の知識。そして日本球界と米球界ではまた違いが多いだろうと思いますが、第一印象はプロスポーツは想像以上に選手の摩耗が激しそうという事。この事は映画とは関係ないけど少しショックですねw 財力に依存しない、野球を統計学的手法でも分析するわけですがほんの10数年前ではバッシングの嵐と...今では野球のみならず他分野で扱われている。ただ面白いのが野球ではワールドシリーズがありそこで勝てないと... 野球馴染みが無い私としては面白い・感動するというよりは野球に興味持てる意味で良い映画でした。
オークランド・アスレチックスのGMビリー・ビーンをブラッド・ピットが演じた『マネー・ボール』。 今作は、限られた予算の中で、試合に勝つため、アスレチックスのGMビリー・ビーンが、統計分析を用いたセイバーメトリクスという革新的方法でチーム強化していく模様が描かれた作品でした。 映画の中で、あたかもレッドソックスがビリーのメソッドを採用したことだけが要因で2004年ワールドシリーズを制覇したような描写がありました。しかし、実際はセイバーメトリクスを採用していた球団は他にも複数あったそうです。

3.シンドラーは英雄ではない!?

mazda620 ユダヤ人大量虐殺時代に実在したドイツ人による1100人のユダヤ人を救った話。 ユダヤ人大量虐殺の事実だって未だ信じがたい話だけどこんな時代にこんなドイツ人がいたという事実は正直もっと信じられない。 ほんとに国や人種で物事を判断するのは違うと思いました。 日本人は未だに外国人や人への差別や偏見を無意識のうちにもっている人の多い国だと思うから他人事ではなくユダヤ人虐殺以外の目でも見てほしいと思える内容だった。 作中の、「人間以外のユダヤ人」という表現があるのに対して「殺人者ではなく人間として歩め」という表現もあってとてもよかった。 人への判別をする人達こそ、人とは呼べない。 シンドラー自身、最初は少なからず「ユダヤ人を見る目」をもっていたからこそ、1100人も救えた のではなく 1100人しか救えなかったという重みに変わったと思った。 本当のパワーとは人を殺す理由があるときに殺さないことだ。 死は解決にはならない。
1993年のスティーブン・スピルバーグ作品『シンドラーのリスト』は、実在の人物オスカー・シンドラーを描いた映画です。 第二次世界大戦中、シンドラーは自身が経営する工場にユダヤ人を雇うことで、1000人以上のユダヤ人を救ったと言われています。 映画では完璧な英雄として描かれているシンドラーですが、ナチス党との関係があった事実もあり、シンドラーは戦犯だと思う人も一定数いるようです。 また、戦後、ビジネスがたちゆかなくなったシンドラーは経済的に困窮し、戦時中に助けた人から手厚い経済的サポートを受けていたとも言われています。

4.ドラッグ描写がぬるい!?

Shon_Minoda 長いなぁ~と思ったけど 内容はちゃんと伴って面白く深いものでした。 大金持ちからどん底までこの三時間の映画のなかで表現してあり見ごたえありました。 社会というものを踏みにじる 麻薬 酒 女 と自由し放題の彼はまさにゲスの極み。
マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ主演『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』は、ウォール街で名をはせた実在の詐欺師ジョーダン・ベルフォートの物語を描いた作品です。 映画のエピローグに、ベルフォートは36ヵ月の禁固刑、被害者に対する1億ドルの賠償金を命じられたと書かれていました。 しかし、実際はベルフォートは22ヵ月で釈放され、これまで支払った賠償金の額は1200万ドル以下です。また、映画のドラッグ描写は実際よりマイルドだと、ベルフォート本人が語っています。

5.映画では描かれなかった、ブーンの本当の人格!?

HMworldtraveller 1970年代初めの実話をベースにしたドラマ。合併により白人黒人の共学校となったヴァージニア州の高校の人種混成アメフトチームが活躍する話です。ディズニー配給らしく 絵に描いたようなベタな王道スポ根ものだけど、ベタだろうがなんだろうが、人種の違いや偏見を乗り越えてチームが徐々に結束していく様子を見るのはやっぱり気持ちがいい!これがフィクションなら予定調和と言われかねないけど実話だし、多分実際には映画で描かれている何倍もの差別や困難があったものと想像します。他校のような白人だけのチームには無い人種の壁が彼らにはあり、より強い団結なくしては勝利はおろかまともな試合も困難な状況だったけれど、それがタイタンズを強くしたのは間違いないと思う。越えた障壁が大きければ大きいほど結束力は強くなる。欲を言えば、主要な登場人物のキャラの掘り下げがもう少し深かったらなお良かった。デンゼル・ワシントンは鬼コーチぶりがなかなかハマってた。顔立ちのせいか、こういう硬派な役がすごく似合う。硬派だけど、ふとした瞬間にお茶目さが顔をのぞかせるところも好きです。
デンゼル・ワシントン主演『タイタンズを忘れない』はTCウィリアムズ高校フットボールチームに実際に起きた出来事をベースに制作された作品です。 しかし、今作には、実際に起きたこととはかなり異なる描写がいくつか存在するそうです。 ハーマン・ブーン(デンゼル・ワシントン)の指導を受けた経験がある元プレイヤーによると、ブーンは映画で描かれたほど、人格者ではなかったと言います。 映画エンディング、ブーンは1971年シーズンの5年後、タイタンズを去ったと記されていたのみでしたが、実際は生徒に対する心理的、身体的虐待が理由で、学校を去ったと言われています。

6.謎に包まれているソロモンのその後!?

Ayano_Jinnouchi 出来れば知りたくない残酷な出来事、でもこれを事実として受け止めなければならないのは辛い。 実際は奴隷にされて逃げられた人なんて僅かなのに1本の映画として、そういった歴史を結局ハッピーエンドとして綺麗にまとめてしまっている点が個人的に好みではありませんでした。リアリティを求めすぎて淡々と描いているからなのか、感動して涙するといった感じではなかったです。
スティーブ・マックイーン監督『それでも夜は明ける』は、誘拐され、奴隷となったソロモン・ノーサップの手記を基に製作された作品です。映画は、ソロモンが保安官によって奴隷から解放され、家族と再会するハッピーエンドで終わっていました。 ソロモンは、奴隷から解放された後、奴隷制度の廃止を訴える活動家となりますが、彼がいつ、どのように生涯を終えたかに関する歴史的文書は残されていません。 このことにより、歴史学者の中には、ソロモンは再び誘拐され、殺されたと推測する人がいるそうです。『それでも夜は明ける』には真のハッピーエンドなど存在していないのかもしれません。

7.ドロドロの離婚過程が描かれていない!?

Ken_Chang 天才といえど聖人ではなくただの人間、欲もあり、自我もある、当然ながら 余命2年といわれた彼の延命は、彼女にとって幸であったのか不幸であったのか、恐らくは第三者がどうこう言おうとも、二人が納得して選んだことに幸とか不幸とかいう価値観はないんだろうと ヨハン先生の美しい旋律と、淡い色彩、若い二人の名演、ラストの巻き戻しの演出まで、感慨深く、とてもとても美しい映画でした(^^) そしてとても酷な映画でした…
エディ・レッドメインがアカデミー主演男優賞を獲得した『博士と彼女のセオリー』は天才物理学者スティーブン・ホーキング博士の半生を描いた作品です。 今作は骨格部分は正確に描かれていますが、全てのストーリーが語られていた訳ではありません。 『博士と彼女のセオリー』はホーキングとジェーンが恋に落ち、幸せな結婚生活を過ごした時期をメインに描いたため、ふたりの関係が暗黒だった時代の描写はほとんどカットされていました。 映画では、ふたりが新たなパートナーを見つけ、離れて暮らすことになった後も、ふたりの関係はわりと良い状態に保たれていました。 しかし、実際は、ジェーンとホーキングが再び、良い友人関係として修復するまでの間、ギスギスした離婚過程が数年間続いていたと言われています。

8.実際はクジラが助かったかどうか分からない!?

nononon0129 クジラが可哀想とかふざけるないって現地民の生活を貶すとか本当最低とか思ってしまうよね。クジラやイルカ食べるの批判するとかそんな権利ないよ生活のために食ってるんだもの。乱獲するのは確かにいけないやろうけど、文化の尊重もあるきがする。なにが許せないってイルカやクジラを食うのが間違い可哀想みたいな感情持ってるのが意味がわからない。どの生き物全部食われるとき可哀想だよ。でもそれを命の糧にして、感謝して食べてるんだよ。イルカとクジラだけ特別扱いはおかしい。
ケン・クワピス監督『だれもがクジラを愛している』は実際に起きたクジラ救出作戦をベースに作られた映画です。 映画では、一番若いクジラ、バム・バムが死んだ後、その他2頭のクジラが人間によって救われ、自由に海を泳ぎ回っていったかのように描かれていました。 しかし、実際は、2頭のクジラが氷から抜け出し、安全な海までたどり着いたところを確認した人はいません。 救出にあたった団体が、クジラが逃げる前に、無線追跡機を取り付けていなかったため、真実は藪の中だと言います。クジラが負った怪我を考慮すると、助かった可能性は低いかもしれません。

真実が語られているフィクション映画8本!?

続いて、フィクションの中に、真実が一部取り入れられている映画8本を紹介します。

1.呪われたホテルは実在する!?

theskinheads 洋画ホラーのオールタイム有名映画とも言えるね。でもまさにザ・リングのレビューに書いた通り、日本人と欧米人のホラーの違いってものを分かりやすく理解させてくれる映画だと思うね。 これがまた、ヨーロッパとかに限ると悪魔崇拝とかが多くなってくるんだろうけど、これはなんというか、人の怖さ的なものに根付いてる部分が強いと思う。 日本は、まぁ人が怖いのは大前提なんだけど、それらの憎しみが霊体になって、しかも霊が無敵っていうね。 それに比べてこの映画のジャックニコルソンは無敵ではない。その余裕があるかないかの差って言うのは大きいよ。別にどっちが優れてるってわけでもないけどね。同じホラー映画でもジャンルはたくさんあるわけで、そのジャンル分けの要因ってだけ。 なんというかパニック映画に通ずると言えばいいのかな。本当にホラーはホラーでも、リングとか呪怨とは全く違うタイプのホラーだと思うんだ。もっとこう迫真で人間味溢れてる。個人的には奥さんの顔が一番ホラーだったね
スタンリー・キューブリック監督『シャイニング』はもちろんフィクションですが、一部、実在の出来事がべースになっています。 今作に登場するオーバールックホテルは、アメリカコロラドに位置するスタンリーホテルがモデルだと言われています。スタンリーホテルは、奇声を聞いた、幽霊を目撃したなど、超常現象が多く報告されていたことで知られています。 1974年10月、原作者のスティーブン・キングは、スタンリーホテルを訪れ、実際に呪われた217号室に宿泊したそうです。その夜みた悪夢が『シャイニング』の骨格になったと、スティーブン・キングは語っています。

2.クイント船長は実在の人物!?

aimi 1975年 スティーヴン・スピルバーグ監督 ロイ・シャイダー主演 初ジョーズ。 まず一番びっくりしたのが、あの有名なBGMが作中で一回しか流れないことで、それも冒頭で、曲の盛り上がるところまでいかないし人も襲われない。 さらに、ジョーズって聞くと水面から背びれが出てて、遊泳客に近づき襲いかかるイメージだったけど、そんなシーンもなかった。 人が襲われるときは水面上で何もない海と人を撮るショットと、サメ目線で撮った水中のショットとが交互に映され、サメ目線でどんどん近づいていくのが恐怖。しかも水中の無音状態と水面上での賑やかなざわめきも交互になるから、無音の時が怖い怖い。 市長がとーってもむかつきます。 サメは退治したけど船は沈没してバッドエンドかと思ったら岸にたどり着いた。でも、すでにエンディングロールが始まっていて英雄二人(主人公と海洋学者)の姿が文字で隠され雑な扱いを受けている。きっとこの後、市長に言葉だけの感謝しかもらえないんだろうなぁ、きっと。 船長さんが捕食されるシーン、これはトラウマになること間違いなし。
スティーブン・スピルバーグ監督『ジョーズ』はピーター・ベンチリーの原作を基に製作されたフィクションですが、全くの作り話ではありません。 ロバート・ショウ演じるシャークハンター、クイントは、超巨大ホオジロザメを捕獲した漁師、フランツ・マンダスがモデルだと言われています。 また、劇中ビーチの人々がサメに襲われるシーンは、1916年に起きたサメの襲撃事件が基になっていると言われています。劇中、この場面で襲われる犠牲者の数が、4人死亡、1人重傷と、実際の事故とほぼ一致しています。

3.悪魔祓いは実際に行われていた!?

igagurichan トラウマ映画。泣きながら観ました。今思うとそこまでして観る必要があったのか…悪魔に惹きつけられたのでしょうね(^_^; サブリミナルで入ってる悪魔の顔が怖い。リンダ・ブレアの身体をはった演技に感動すら覚えます。 マイク・オールドフィールドのイントロに未だにビビります。
ホラー映画の名作と知られる『エクソシスト』(1973)は、ウィリアム・ピーター・ブラッティの原作を基にした作品ですが、一部、実際に起きた出来事がベースになっています。 映画に登場する悪魔に憑りつかれた少女リーガンは、1949年、当時14歳だった少年がモデルです。ある日、その少年は、眠っている間に悪態をついたり、血のメッセ―ジが肌に浮き上がるなど、まるで悪魔に憑りつかれような状態になったそうです。 その後、ふたりの神父が20回~30回、少年に対して悪魔祓いを行い、少年は悪魔から解放されたと言われています。

4.フレディは実在するかも!?

yuki12241 古典ホラーとして語られる作品の中では新し目の本作ですが、映画の構成としても非常にしっかりしており、ただルーティン化されて人が死んでいく映画では全くありません。亡くなってしまったウェス・クレイヴンの誇る最高のホラーで、画期的な殺人鬼フレディをこの世に生み出した偉大な作品でもあります。後の『スクリーム』にも活かされるヤングアダルト設定で、悪夢の中で殺人鬼に殺された若者が死んでいくというだけで既に面白い! 夢と現実との境界線が分からなくなるような演出と緊張感のあるテンポのいい展開で引き込まれ、更には考察しがいのある映画でもあると思います。「眠ったら死ぬ」という点にフォーカスした演出がもう少し有ると良かったですが、それをしたリメイク版よりやはりこちらの方が面白いので無いものねだりのレベルだと思います。夢で死ぬなんて到底信じてもらえないのは当たり前で、イライラさせられるのも凄くそそりました。 後半で始まるピタゴラスイッチのような『ホームアローン』のような展開には笑いましたが、ラストの霧含め、映画作品として観ごたえバッチリに仕上がっていたと思います。若かりしジョニー・デップがいい味だしてますよ。
ウェス・クレイブン監督『エルム街の悪夢』もまた、全くのフィクションというわけではないようです。 今作のストーリーは、東南アジアで起きた不可解な事件記事にインスパイアされた、ウェス・クレイヴンが生み出したと言われています。 記事によると、悪夢を恐れ眠ることを拒絶し続けた21歳の男性がいたそうです。その男は、一週間ほど眠らずにいましたが、家族とテレビを見ている最中にソファーで眠りに落ちたと言います。家族は安心して、上の階の寝室へ、彼を運び、その日は眠りについたそう。しかし、家族が次に見た彼は死亡した姿。解剖しても、死因は解明されなかったそうです。

5.日本のニュースが基になっている映画!?

ksy5 エレン・ペイジの出演作品ということで見た。ロリコン野郎との駆け引きサスペンスストーリー。ストーリーは全てが曖昧で腑に落ちないまま終わるが、次に何が起こるか分からないような展開やカメラワーク、色合い、言葉選びなどは個人的に好きだった。男性は閲覧注意です。
デヴィッド・スレイド監督『ハード・キャンディ』は、エレン・ペイジ演じる14歳の少女ヘイリーが、パトリック・ウィルソン演じるロリコン男ジェフの局部を切り取ってこらしめようとする、スリラー作品です。 この映画のプロットは、日本の女子高生が金をゆするために、男性を誘い出す、おやじ狩りのニュースにインスパイアされたと、脚本家ブライアン・ネルソンは語っています。

6.アニーはスティーブン・キングのファンそのもの!?

Yuzukappa おもしろい。 足折る所から警官のくだりまでのジェットコースター的に恐ろしくなる展開が絶妙。 そしてアニーに人間的魅力があるのが最大の成功点。アニーに少し共感すらしてる自分がいる。 なによりもアニー役の人の芝居、見事。 おそろしい。近くにいるんだこういう人。 おそろしい。
ロブ・ライナー監督『ミザリー』(1991)は、サイコパスの女性アニーが、好きな作家を監禁、自分が満足いく作品を書かせるスリラーです。 今作は、スティーブン・キングの同名小説が原作。スティーブン・キングは『ミザリー』執筆中、自身のファンタジー小説の評判の悪さに悩み、ホラージャンルをファンから求められていることに対し大きなプレッシャーを感じていたそうです。 『ミザリー』に登場するアニーは、スティーブン・キングのホラー小説を求める熱狂的ファンそのものと言えます。

7.実際に起きていた鳥の襲撃事件!?

whentheycry やっと見れた! モンスターパニックムービーの原点らしい映画! カラスとか普通に道歩いてても怖い時あるもんなー。 家の中に引き籠ってる時の外から聞こえてくる鳥たちの声が凄く怖かった笑
アルフレッド・ヒッチコック『鳥』はダフネ・デュ・モーリアの短編を原作にして生まれた傑作です。 鳥が次々に人を襲う今作のプロットは、アメリカ、カリフォルニア州、サンタクルーズで実際に起きた現象をベースに生まれたと言われています。 1961年、夜中に海鳥の大群が、海沿いの建物に激突。明け方、霧けむるストリートは大量の鳥と、その死骸で埋め尽くされていました。懐中電灯を手に住人達が家の外に出ると、鳥たちは、光に反応して人々に襲いかかっていったそうです。

8.バッファロービル事件は実際の事件をミックスして生まれた!?

theskinheads 中学生のときにTOHOシネマズで午前10時の映画祭ってあって(今もあるのかな?)よくそれを観に行ってた。過去の名作が500円で観れたから中学生には安くはなかったけど受験期なのに足繁く映画館に通ってた。 そのときに映画館で観た映画の1つがこれ。名前が有名でみたいと思ってたからまさか映画館で観れるなんてね。 この映画を観ててなんかひんやりしたイメージっていうか今でいうサイコパスとかを初めて目の当たりにしたから、そのときはすごく無機質な印象を得た。その感覚がすごい好きでいまでもスプラッタ系を見たりしちゃうのかもしれない。 あと、途中で容疑者がQ lazzrusのgoodbye horsesって曲が流れてそのとき映画館のスピーカーで大音量で聴いてから未だに大好きな曲なんだけど調べてもCDとか出てこない。あの曲を映画館でもう一回聴けるんだったら500円どころじゃなくもっと高い金を払って見に行くよ
アンソニー・ホプキンス主演『羊たちの沈黙』(1991)はトマス・ハリスの小説を基に製作されたフィクションです。 原作者トマス・ハリスは、実在の猟奇的殺人鬼や事件を組み合わせ、今作の重要な要素バッファロー・ビル事件を生み出していました。 バッファロー・ビルが、怪我をしたふりをして、被害者をひきつける手口は、実在の連続殺人鬼テッド・バンディと同じ手口です。また、被害者を井戸の中に閉じ込める手口は、6人の女性を拷問して殺害したゲイリー・ハイドニックと重なります。