倍賞美津子、格好良いベテラン女優がドラマ・映画で引っ張りだこ!

2017年7月6日更新

確かな演技力と、年齢を増すごとに増していくナチュラルさが魅力の大女優・倍賞美津子。『半沢直樹』や『下町ロケット』などヒット作を支える存在として、映画やドラマには欠かせない日本を代表する女優です!そんな倍賞美津子のおすすめの出演作品や以外な過去、今後の出演作の情報などお伝えします!

倍賞美津子のプロフィール

倍賞美津子は1946年11月22日生まれ、茨城県出身の女優です。

19歳の時に松竹歌劇団に入団、1967年『純情二重奏』で姉の倍賞千恵子と姉妹役を演じ、映画デビューを果たします。

1979年の今村昌平監督『復讐するは我にあり』でブルーリボン助演女優賞を受賞すると、『影武者』『夢』など話題作に立て続けに出演、1985年には『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』、『恋文』で日本アカデミー賞、毎日映画コンクール、キネマ旬報賞、報知映画賞と、その年の映画賞を賞を総なめにして、女優としての地位を確立します。

近年は『半沢直樹』『下町ロケット』などのヒットドラマでも存在感を発揮する、日本を代表する女優の1人。

2000年前後には姉妹で居酒屋「ばいしょう」を経営していたこともあるそうです。

どこかで見たことある?母親役・祖母役に定評があるベテラン女優!

2007年1月からのフジテレビ「月9」枠で放送されたドラマ『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』で演じた、速水もこみち演じる主人公のオカン役が高い評価を得ると、以降主人公の母親役・祖母役を演じる機会が増えている倍賞美津子。

『お母さんの最後の一日』『ラスト・フレンズ』『流星ワゴン』や、映画でも『一枚のハガキ』『ロック 〜わんこの島〜』など数多くの作品で母親、祖父役で活躍。

2015年のドラマ『下町ロケット』では、阿部寛演じる主人公・佃 航平の母親役で出演。中小企業の町工場の苦悩と奮闘を描いたこのドラマでの主人公の母親という役柄は、連続する緊迫のシーンの中に安らぎを与える癒やしの存在として、視聴者からの支持を集めました。

また、土屋太鳳が演じた航平の娘の利菜の祖母としての場面も多く、静かな口調で孫娘の身を案じるやさしいおばあちゃんとしての演技も好評を得ています!

倍賞美津子出演のおすすめ映画

ヌードシーンに世間が湧いた【1979年】

Qua_moon 実話を元にした犯罪ものの元祖と聞いて観た。殺人犯の主人公の「殺したから私も死刑になる。それだけだ。」という態度に魅せられる。園子温監督大好きな私は、敬虔なクリスチャンの父というキャラクターや、悪人がどこまでも悪人である、という点で、同監督の「愛のむき出し」や「冷たい熱帯魚」を思い出した。この作品を意識しているんだろうな。有名な倍賞美津子のヌードシーンももちろん素敵。

主役の緒形拳扮する榎津巌の妻として出演。三国連太郎との露天風呂でのヌードシーンは衝撃的!

『おぼっちゃまくん』の小林よしのり作【1984年】

Yamanaka__Akira まさに日本カルトムービー!この時代独特の疾走感非常に心地よい。確かこれを観たのは高校生の時。

漫画家小林よしのり原案・脚本作品。”家庭を舞台にした戦争映画”と言われたハチャメチャなブラックコメディ。

ストリッパー役を熱年!【1985年】

主演作。沖縄出身のバーバラというキャラクターで、好評を得た『復讐するは我にあり』のヌードシーンの影響……かどうかは分かりませんが、ストリッパーという役柄です。

不良中学生、ジプシー、娼婦などの”はみだし者”の姿を痛快に描きだした傑作。

日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞作【1985年】

直木賞作家、連城三紀彦が俳優の萩原健一をモデルに執筆した同名小説の映画化作品。倍賞美津子は、余命わずかなかつての恋人の元へと去ってしまった夫(萩原健一)に複雑な感情を抱く妻を熱年。

『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』と共に第9回日本アカデミー賞で最優秀主演女優賞などを獲得しました。

平凡な主婦役も特別にこなす!【2002年】

theskinheads おぉーー!!OUTなんて懐かしいんだろう。母親は幼い俺によくこんな映画見せてたなって改めて思う。 ちっちゃい頃観た映画で一番記憶に残ってるんじゃないかな。でもたしか7か8歳の時だよ!誰がOUTなんか見るんだよって。 でもすごく面白いと思ったんだよね評価こそ低いけどどんどん加担していく感じ、幼い俺は仲間が増えてく感覚だったのかな、あと主婦っていうサスペンスとあまり関わりのない人種が真新しかったのかも。まぁ、全部真新しくみえるだろうけど。 こういうのを幼い頃に観てて良かったなとは思う。だってその時見てなければ確実に知らないまま人生を終えてたからね。

追記 改めて見直してみた。やっぱりすごくいい!お弁当工場勤務っていうのも、自分もそういうようなところでバイトしてたからすごくリアルな雰囲気で、まぁリアルって言っても、事件とか主婦がわりと能天気なのは全くリアルじゃないんだけどね。 後半は今まで観たこともない方法のお涙頂戴。全く口をきかない反抗期の息子の部屋の前で別れを告げる母親、なんともたまらない。そしてコメディー要素も盛り込んでたからシリアスになり過ぎないところも良かったよ。間寛平がハマリ役だった

弁当屋で働く4人の主婦が、ある事件をきっかけに平凡な日常から「OUT(アウト)」してゆく物語。原田美枝子、室井滋、西田尚美というそうそうたるキャストに囲まれつつ、ひときわ際立つ演技を見せ評価されたのが倍賞美津子でした。

定評のある母親役で出演【2008年】

Shun_Nakanou 夫婦の問題と世情の変遷、そう双方を追った先に見えてくる「愛のカタチ」。名作です。

木村多江、リリー・フランキー主演の子供の死を乗り越えようとする夫婦の物語。2008年の第63回毎日映画コンクール日本映画優秀賞など多くの賞に輝いた名作です。倍賞美津子は木村多江演じる佐藤翔子の母親役として、ここでも脚光を浴びています。

アントニオ猪木と結婚していたことも!

1971年、その年だけで映画7本に出演するなど女優としてノリに乗っている24歳の時にアントニオ猪木と結婚した倍賞美津子。誰もが知るプロレスのスター選手と、旬の女優というビックカップルの結婚は世間を大きく賑わせました。

夫・アントニオ猪木の新日本プロレス旗揚げの際には宣伝カーのナレーションを担当したり、”世紀の一戦”と言われた猪木VSモハメド・アリ戦の記者会見で猪木が着用した紋付袴の着付けを倍賞美津子自らが自分が行ったりと、夫婦の信頼関係を感じるエピソードは数多くありましたが、夫・猪木側の浮気に加え倍賞美津子自身も映画で共演した萩原健一と交際に発展するなどして、結婚から16年後の1987年に離婚しています。

TBS「日曜劇場」枠での活躍が凄い

TBS「日曜劇場」枠は、TBSが開局翌年の1956年から放送を開始した”伝統枠”。近年では見ごたえのある重厚な人間ドラマを数多く送り出していて、社会現象になるような大作が生まれることもすくなくありません。

特に記憶に新しいのは、「倍返しだ!!」のフレーズでお馴染みの『半沢直樹』や、阿部寛主演で町工場の奮闘を描いた『下町ロケット』、ベストセラー作家重松清原作の感動作『流星ワゴン』 など。

『半沢直樹』では、主人公半沢と敵対する役柄を、『下町ロケット』『流星ワゴン』では主人公の母親役でそれぞれ出演、「やりたい企画を重視するため、キャスティングが後回しになる」と言われる「日曜劇場」で、実は立て続けに起用されているのが倍賞美津子なのです。

『あやしい彼女』では多部未華子と共演!同一人物を演じる?

2014年に韓国で公開された映画『怪しい彼女』が、多部未華子&倍賞美津子の主演で『あやしい彼女』としてリメイクされます!

73歳のカツが写真館で写真を撮って店を出てみると、20歳のころの自分に戻っていた…という物語を、『謝罪の王様』などコメディを多く手がけてきた水田伸生監督がリメイク。

撮影現場では、20歳の節子&73歳のカツという同一人物を2人の女優が演じるため、多部未華子と倍賞美津子がお互いのパートの撮影に立ち会い主人公の内面を共有するという役作りが行われたのだそう。

映画『あやしい彼女』は、2016年4月1日から全国で公開です。