『アベンジャーズ』に登場するマーベルヒーロー・ホークアイ
ホークアイことクリント・バートンはアベンジャーズの一員として、弓矢を武器に戦うヒーロー。マーベルスタジオが送る一連の映画企画「マーベル・シネティック・ユニバース(MCU)」には、第4作目となる2011年の『マイティー・ソー』で初めてその姿がお披露目となりました。 ホークアイは国際的な平和維持を目的とするS.H.I.E.L.D.のエージェントとして、長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)らと共に登場し、以降のMCU作品では、「アベンジャーズ」シリーズと『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で活躍を見せています。 今回は、そんなホークアイをより深く知るための6つの情報をご紹介します。
1:映画でホークアイを演じるのは俳優ジェレミー・レナー
MCUでホークアイを演じているのはアメリカ人俳優のジェレミー・レナーです。 1995年にデビューしてから不遇の時代が続いたレナーですが、2009年にアカデミー賞作品賞を受賞した戦争映画『ハート・ロッカー』で主役を演じ、翌年のベン・アフレック主演の『ザ・ダウン』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、一躍脚光を浴びます。 それからは『ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル』でトム・クルーズ扮するイーサンのチームの一員に抜擢され、「ボーン」シリーズの4作目『ボーン・レガシー』で主演を務めるなどアクション映画には欠かせない俳優のひとりとなっています。
2:アベンジャーズの中では珍しい、超能力を持たないヒーロー
驚くべきことにホークアイは、キャプテンアメリカやハルクのようなスーパーパワーを持ち合わせていません。常人でありながら、弓矢の腕前と卓越した戦術眼をたよりに襲い来るヴィランたちを退け、他のアベンジャーズたちと肩を並べているのです。 原作のマーベルコミックでクリントは、ホークアイとなる前にサーカス団に所属していました。そこでソーズマンとトリックショットから弓術を学び、世界一の射手として知られるまでのスターに登りつめていきます。 MCUでは、エージェントとして活動していた設定になっているため、弓術もS.H.I.E.L.D.で培ったものかもしれません。いずれにせよ、弓一本で戦うという職人気質なホークアイは、日本人好みのワクワクするようなヒーローです。
3:狙った敵は逃さないホークアイが持つ弓の機能
弓矢で戦うことを好むホークアイは、折りたたみ式の弓と、トリックアローと呼ばれる矢と矢筒を武器にしています。 弓はレーザーサイトや各種照準器が搭載されており、トニー・スタークの改良により近接戦闘にも対応できる特別仕様です。 トリック・アローには矢と一緒に何種類もの矢尻が収められています。ワイヤー付きで移動に使えるもの、拡散矢、小型爆弾付きなどその種類は実にさまざまで、宇宙人襲来に見舞われた『アベンジャーズ』でも、トリック・アローを巧みに使い分け、次々と敵を撃ち落としていました。
4:『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で大活躍、カッコよすぎるホークアイ
とはいえ、アベンジャーズのスーパーヒーローたちと比べると、地味さゆえにいまいち見せ場のなかったホークアイ。ですが、MCUとしては第11作目にあたる『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』で、多くのマーベル映画ファンの心を射抜いたのではないでしょうか。 今作では、クリントの家族が初めて登場しました。アベンジャーズの中では数少ない家庭持ちのクリントは、家ではヒーローというよりも良いお父さんです。そんな一般人代表のクリントは、新たにアベンジャーズに加入し、強大なウルトロンとの戦いの中で動揺したワンダを諭しました。 この場面でヒーローとしてのクリントの胸中が明かされることになります。自分がスーパーヒーローではないことを自覚しながらも「戦うのがアベンジャーズの仕事」と言い切るクリントに観客の胸も熱くなる名シーンでした。
5:原作では恋人!? ブラック・ウィドウとの関係性
“...We’re just humans with similar abilities.” – Scarlett Johansson on Black Widow & Hawkeye in #TheAvengers (2012) pic.twitter.com/xPrSJtiRAT
— The Avengers (@Avengers) March 31, 2014
映画では家庭もちのクリントですが、原作のコミックでは、同じくアベンジャーズのブラック・ウィドウ(スカーレット・ヨハンソン)に想いを寄せていました。それどころか、トニー・スタークから技術を盗もうとするブラック・ウィドウに協力するほど恋に盲目な男だったのです。 MCUではというと、過去を匂わせるようなセリフはあったものの、恋愛関係であるかどうかは明らかではありません。ですが、S.H.I.E.L.D.の同僚としての確固たる信頼関係を感じさせるシーンも多く、男女というよりは仲間に近い、映画における二人の関係性も素敵ですね。
6:ホークアイ、次にスクリーンで会えるのは!?
アベンジャーズの中では珍しい常人のヒーローとして、徐々に人気が出てきたホークアイ。次にスクリーンで会えるのは、2019年4月公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』となっています。 また、過去にジェレミー・レナーがホークアイを主役としたスピンオフ作品について言及したこともあり、今後の展開次第ではそんなこともありえるかもしれません。 アベンジャーズの一員・ホークアイを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。MCU新作公開の前に、また視点を変えてシリーズを振り返ってみるのも面白いかもしれません。次回のホークアイの活躍にも期待して待ちましょう!