2023年10月20日更新

『進撃の巨人』ジャン・キルシュタインは最後までかっこいい!ミカサとの関係や活躍を徹底解説

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進撃の巨人 ジャン
(C)諌山創・講談社/「進撃の巨人」OAD製作委員会

ジャンは諌山始の作品『進撃の巨人』に登場するキャラクターの1人です。フルネームはジャン・キルシュタインといいます。自分に対して非常に正直な反面、自己主張が強く周囲と軋轢を生みやすい性格をしており、仲間と対立することもしばしば。 本記事ではそんなジャンのプロフィールや活躍、関連の深い人物との関わりを徹底解説!『進撃の巨人』の重大なネタバレを含む恐れがありますので注意して読み進めてください。

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『進撃の巨人』ジャン・キルシュタインのプロフィール

誕生日4月7日
身長175cm→190cm(マーレ編)
体重65kg→89kg(マーレ編)
所属訓練兵団104期→調査兵団
出身トロスト区
声優(CV)谷山紀章

『進撃の巨人』ジャンの性格は?

ジャンは自分に正直な現実主義者です。現実がよく見えているからこそ、余計なことを言ってしまい仲間から煙たがれること。一方で作戦実行時においては的確な状況判断のもと、嘘のない真っ直ぐな言葉で仲間を鼓舞するリーダー気質なタイプです。 刈り上げと鋭い目つきが印象的で、作中では「悪人面」や「馬面」と評されています。

立体機動装置が得意で104期生のリーダー的な存在

カッコイイという評判の反面、巻末の嘘予告の扱いが酷かったりミカサに即フられるなど、残念なイケメンの異名をとるジャン。公式の設定では身長175センチ体重は65kg、誕生日は4月7日、出身はトロスト区です。 彼の誕生日にはSNSにジャンへのお祝いの言葉と共に渾身のイラストやケーキなどの写真がアップされるのですが、そのクオリティの高さは驚くほど。ネタなども含めて大いに盛り上がっています。ファンから愛されてますね、ジャン。

ジャンの活躍を紹介

訓練兵団に104期生として入団

104期生が入団する際、キースによる洗礼を受けているシーンで「貴様は何者だ」と問われたジャンは「ジャン・キルシュタインです!」と答えます。この後、キースに何のために来たのかを問われ、内地にいくことだ、と自分の欲求を声高に発言するジャン。 しかし、キースに頭突きをされてその場に座り込んでしまいます。「こんな所でへこたれる者が憲兵になれるか!」とキースに怒鳴られるジャン。この頃はまだ保守的でエレンに噛みついているだけのキャラというイメージでした。 調査兵団に入ろうという考えも頭になく、自分を守ることが第一。エレンのような奴は死に急ぐバカだと思っていた、初期の頃のジャンを良く表したシーンです。

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調査兵団への入団を決意【きっかけは親友・マルコの死】

進撃の巨人
(C)諌山創・講談社/「進撃の巨人」OAD製作委員会人

ジャンが成長するきっかけになったのは、皮肉にも仲間マルコの死でした。それまで内地で安全に暮らすと豪語していたジャンが、自分を認めてくれた友人が死んだことで調査兵団へと入団。女型の巨人を追う最中、自分たちを犠牲にしようと考えます。 そんなジャンの提案を聞いたライナー「俺の知るジャンは自分のことしか考えないやつ」だと言われ、ジャンは「俺はただ、誰の物とも知れねぇ骨の燃えカスにがっかりされたくないだけだ」と呟くのです。 かつてマルコはジャンの人物像について「ジャンは弱いから弱い人の気持ちが分かる」と発言したことがあります。自分のことを良い方向に見てくれたマルコを思いながら、彼にがっかりされたくない、そう思ったのでしょう。

ジャンが死亡!?

何度も巨人との戦闘の中で死地を潜りながら、未だ前線で戦い続けるジャン。巨人との戦闘の中では死に至るような危機は描かれませんでしたが、エレンとヒストリアを奪還する際に、王政側の人間に消されそうになるシーンがあります。 アルミンが馬を操り、ジャンはその荷台に。憲兵団の人間が2人を始末しようと荷台に乗り上げ、ジャンに銃を向けました。物語は「パン!」という銃声がしたところで一旦途切れ、もしや、と思われました。しかし、死んだのはジャンに銃を向けた憲兵団の方。 今後、巨人だけではなく同じ壁の中の人間とも戦うことになるのですが、それを示唆するようなシーンでした。

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ウォール・マリア奪還作戦で戦闘の指揮をとる

進撃の巨人 サシャ コニー ジャン
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

ウォール・マリア最終奪還作戦では、ジャンは新リヴァイ班の一員として作戦に参加。ライナー(鎧の巨人)・ベルトルト(超大型巨人)戦で、読みが外れたアルミンがパニック状態に。アルミンは指揮権をジャンに託しました。 ジャンは持ち前の状況判断能力を発揮し、今できる最善を尽くそうと奮闘。アルミンが有効策を思いつくまで、超大型巨人の弱点をあぶり出そうと仲間を率いて戦い続けます。それが功を奏し、アルミンは対超大型巨人の作戦を思いつくのでした。

「地鳴らし」発動!ジャンが裏切り者に?

イェーガー派が勢力を増し、ジャンたちは反乱分子として囚えられることに。そこでイェレナからジークとエレンが目論む「エルディア人安楽死計画」について聞かされます。ジャンはその計画をゾッとしないといった表情で受け取っていました。 その後エレンの目的が「地鳴らし」で島の外の世界を滅ぼすことだと判明。困惑するジャンに対し、イェーガー派のフロックは「お前は憲兵になって内地で快適に暮らしたかったんだろ?そうしろよ」と誘惑し、フロック側についたと思われました。 ジャンはこのまま裏切ってしまうのか?と読者をハラハラさせましたが、ジャンはその誘いをきっぱりと断りました。かつて「骨の燃えカス」となった友人のためにも、ジャンはエレンの「地鳴らし」阻止を選択します。

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ライナーとの喧嘩勃発!

進撃の巨人
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

エレンを阻止する仲間にはマーレ組のライナーやアニもいました。共に食事を囲んでいる際、マルコがライナーやアニによって殺されたことが明らかに。マルコの死に様を知ったジャンは、マルコが遺した話し合いをしようという言葉を胸に、1度は怒りを飲み込みます。 しかしライナーは言い訳を続けるため、ついにジャンは激昂。ライナーの顔が変形するほど、ジャンは彼を殴り続けました。ライナーを庇おうとしたガビを誤って蹴ってしまったことでジャンは冷静さを取り戻し、ガビの謝罪を複雑な面持ちで受け取ります。 地鳴らしを止めるためにライナーと同じ罪を背負うことになったジャンは、後にライナーに謝罪。改めて世界を救おうと仲間とともにエレンに立ち向かいます。

『進撃の巨人』ジャンの最後は?完結まで紹介

ジャンが巨人化【死亡説を解説】

エレンが無数に生み出す巨人との死闘を繰り広げた末、ついにエレンを倒します。ジャンもエレンの首に巻き付けた爆弾の起爆スイッチを押すという活躍を見せました。ところがエレンの脊髄から出てきたムカデ状の生物が巨人化するガスを噴射するのでした。 それを吸ったエルディア人は次々と無垢の巨人へ。ジャンも自身が無垢の巨人になることを悟り「後のことは仲間に託す、それが調査兵団の最期ってヤツだからな」という言葉を遺して無垢の巨人に姿を変えてしまいます。 最終的にミカサがエレンの首をとったことでこの世から巨人の力が消失。無垢の巨人となったジャンも元の姿に戻ることができました

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エルディアに平和を!

「天と地の戦い」の3年後、ジャンは地鳴らしの驚異から世界を救った連合国側の英雄の1人となっていました。一方でエルディア国はイェーガー派が軍を結成し、海の向こうからの報復を怖れて軍備増強を進めています。 そんなエルディア国との和平交渉を進めるため、ジャンはアルミンらと共に和平交渉の連合国大使として平和のために貢献するのでした。

ミカサとジャンは結婚したの?

ミカサに一目惚れ

進撃の巨人 ミカサ
©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会

物語序盤、ジャンがミカサに一目惚れをするシーンがあります。ミカサを見かけたジャンはそのことを告げようと「綺麗な黒髪だ」と彼女に告げます。しかし、ミカサの眼中にあるのはエレンのみで他の人間にはあまり興味を示しません。 声を掛けた直後にエレンと親し気にするミカサの姿を見たジャンは、偶然居合わせたコニーの背中で手を拭います。そして「何拭ったんだ!」と驚くコニーに対し絶望したような顔で「人との信頼だ」と答えるジャン。 ジャンはミカサに惚れた途端に失恋しているというわけですね。この辺りが残念なイケメンと言われる理由の1つとなっています。

単行本最終巻で2人は結婚したのでは?

本誌では最終決戦から3年後までが描かれていましたが、単行本ではその後の物語が加筆されていました。そこでミカサは結婚し子どもや孫にも恵まれ、最期は穏やかに老衰によって死を迎えるような描写があります。 ミカサの結婚相手が誰だか、はっきりとは明記されていません。鍵は、年老いたミカサが夫に支えられてエレンの眠る大木にお墓参りをするシーン。夫の背格好や髪型がジャンに似ていることに加え、ジャンがもともとミカサに一目惚れしていたという点から、ミカサはジャンと結婚したのではないかと考えられます。 エレンとミカサの関係を知るジャンだからこそ、エレンを愛したミカサを丸ごと受け止めてあげたのではないでしょうか。

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アニメ『進撃の巨人』ジャン役の声優は谷山紀彰

谷山紀章
©朝霧カフカ・春河35/KADOKAWA/2019文豪ストレイドッグス製作委員会

アニメでジャンを演じているのは谷山紀章(たにやまきしょう)です。圧倒的な歌唱力をいかしGRANRODEOのボーカルとしても活動しており、多数のアニメ主題歌を担当しています。 『天元突破グレンラガン』のキタン役や『うたの☆プリンスさまっ♪』の四ノ宮那月役などが有名。ハリのある声質が特徴で、正統派イケメンキャラから頼れる兄貴分、ギラついたキャラまでこなします。ジャン役は熱くもどこか生意気な雰囲気漂う声で好演しています。

ジャンのキャラソンがカッコイイ!

進撃の巨人では、各キャラクターがキャラクターソングを出しています。ジャンのキャラクターソングのタイトルは『Rusty Honesty』。落ち着きのあるロックテイストこの楽曲で、ジャンをイメージした歌詞が良く似合います。 歌っているのはジャンの声を担当した声優・谷山紀章なのですが、歌唱力に定評があることからキャラソンを聴いたファンからは「うまい!」の一言。谷山は声に色気があるので色っぽい歌を歌うと良く似合うのですが、このキャラソンではジャンの男らしさが良く出ており、そこも高評価となっています。

『進撃の巨人』ジャン・キルシュタインは誠実で熱い男

『進撃の巨人』ジャンについて紹介しました。裏切りや意外な正体が判明することが多い104期生の中でも、いい意味で当初の印象を裏切って好感度を上げたジャンは、知れば知るほどその熱さに魅了されます。 原作完結を機に改めて訓練兵時代から読み返してみては?ジャンの男としての成長を感じられるはずですよ!