2020年4月14日更新

『進撃の巨人』ライナー・ブラウンが光と影を徹底解説!その正体は多くの人の運命を狂わせた張本人

『進撃の巨人』ライナー・ブラウンが光と影を徹底解説!その正体は多くの人の運命を狂わせた張本人 サムネイル

『進撃の巨人』にて、非常に優秀な人物として知られるライナー。初期はリーダー的存在として活躍しましたが、その後衝撃の正体や事実が明らかになり、目が離せない存在となっています。本記事ではそんな彼の抱える光と闇を徹底解説!

目次

『進撃の巨人』悲惨な運命を辿るライナー・ブラウン。その光と影を徹底検証【ネタバレ注意】

ライナーは、諌山始原作の別冊少年マガジンで連載中のマンガ及びアニメーション作品『進撃の巨人』に登場するキャラクターの1人で、フルネームは「ライナー・ブラウン」です。 主人公のエレンと同期の訓練生で、高い戦闘能力と人を統率出来る力があることから104期生の中でリーダー的存在となっています。訓練生を卒業した後は壁の外の調査任務を遂行する調査兵団へと入団。 仲間を守ることを優先、行動する強さから尊敬される存在となっていますが、物語が進むにつれ驚きの正体が明らかになっていきます。 ※本記事では『進撃の巨人』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

結婚したい……。天使 クリスタの優しさにきゅんとするかわいさ。

104期の仲間の中にクリスタという可愛らしい女の子がおり、ライナーは密かにクリスタに思いを寄せています。その描写はかなり数少ないのですが、1度目は調査兵団としての任務の途中。 ピンチに陥った所、馬を持って助けに来てくれたクリスタが「大丈夫?」と心配してくれた時。そこにいた男3人はそれぞれ、神様!女神!と密かに思っているのですが、ライナーは「結婚したい」と心で呟きます。 そして2度目は城での戦いの際。負傷したライナーのために自らのスカートを破って治療してくれるクリスタに対し「結婚しよ」と心で呟きます。密かに「結婚したい」から「結婚しよ」に変化しています。 殺伐とした話の多い物語の中で思わずほっこりする、数少ないシーンです。

明かされたライナーの正体、エレンたちの運命を惑わせた張本人だった

物語が進むにつれ、人が巨人化できることや巨人にも知性があるものがいることが徐々に明らかになる中、ライナーと同郷のベルトルトの2人が巨人であることが明らかに。全身を硬質化出来る鎧の巨人がライナー、50mを超える超大型の巨人がベルトルトでした。 正体が明らかになったのは巨人の襲来が続く中、城壁の上でライナーがエレンに突然話がある、と言い出した時。自分が鎧の巨人でベルトルトが超大型の巨人であることを明かします。その時の彼らの目的は巨人化できる能力を有するユミルとエレンを連れ去り故郷へと向かうためでした。

ライナーはなぜエレンを攫っていったのか?

作中ではアニ、ライナー、ベルトルトの3名が巨人の力について知り得ていました。そして、彼らの目的が壁の破壊や人類の滅亡であることなどが本人の口から語られています。巨人の力を持ち、壁を壊そうとする彼らの目的は何なのか。彼らの言う故郷とはどこなのか、疑問は多々あがります。 彼らがマーレという国にいた戦士であること。マーレは過去にエルディア人によって滅亡させられていること、という過去の事実が徐々に明らかになってきました。そして、そのエルディア人こそがエレンたちであり、エルディアもマーレも互いに巨人の力を有し睨み合っていたのです。 ライナーたちが必要としていたのは巨人を操る座標の力。エレンが巨人に目覚めたことで、エレンに座標の力があると踏んで彼らはエレンを攫おうとしたようです。

どちらが本当の自分?思い悩むライナーの複雑な心境。

ライナーは自分の仲間たちが犠牲になることを知りながら、壁の中で共に戦っています。そして、それをよこしたのは自分たちであることも分かっています。しかし、一方で巨人との戦いの中でコニーを体を張って助けるシーンなどは自分の腕を犠牲にしており、その様子は本気で助けているように見えました。 矛盾するこのライナーの行動について、同期のユミルは「兵士としての任務に就く内にどちらが本当の自分か分からなくなった」または「罪の意識に耐えきれなくなり、自分を兵士と思い込むようになった」と語っています。コニーを助けた時、ライナーはきっと本気で助けたのでしょう。 ライナーもベルトルトも仲間が巨人の犠牲になっていく事実に関しては心の中で苦しんでいたようです。

マーレ編では従妹が登場!「鎧の巨人」の後継者になって欲しくないと願う

ライナーの従妹にあたるガビ・ブラウンはマーレ陸軍の戦士候補生の1人です。戦士になると巨人の能力を継承できるため、「任期 (=寿命)」が迫るライナーの後継を目指していました。 彼女はマーレの思想教育を妄信してパラディ島の「悪魔」を人一倍憎んでおり、とても好戦的な性格でもあります。スラバ要塞攻略時には自ら囮に志願し、調査兵団に拘束された後には壁内の牢から脱獄するなど、危険を顧みずに戦局を変えうる突破口を開いてきました。 ガビが優秀だと認められてブラウン家の地位が上がりそうな反面、ライナーはガビが自分と同じ道を歩んで欲しくないとも考えていました。かつての自分のように、パラディ島にて戦士と兵士の板挟みで苦しむようなことがあってはならないという思いです。

ライナーが鎧の巨人になったのは、父親と共に暮らすためだった

マーレ人の父とエルディア人の母を持つライナーは、エルディア人と知らずに結婚してしまった父親と離れて過ごしてきました。父親と一緒に暮らすため、戦士候補生となった彼は戦士を目指し、「名誉マーレ人」の称号を得て再会を試みていたのです。 厳しい訓練の末に晴れて戦士となった彼は、パレードで偶然父親を見かけ、同棲しようと提案します。しかし、エルディア人との間に子をもうけたことの露見を恐れた父は、彼とその母親を「悪魔の親子」だと罵倒し、行方をくらませてしまいました。 父親に拒まれたうえ、戦士に選ばれた真相もマルセルの計らいであったと後に知ったライナー。彼が戦士となった動機は無惨に崩れてしまいました。大きな精神的ダメージを受けながらも、ライナーはエレン達との戦いに身を投じていきます……。

自殺未遂までしたライナーに「可哀想」という声も

エレンの目の前で自身の正体を明かした時は自分自身の人格を偽らねば正気を保つことが出来なかったライナー。彼はエレン達のように、元々壁の中にいた人々、つまりエルディア人たちは悪魔のようだと教えられてきました。しかし、実際は違っており、彼らとの間には仲間としての絆さえ芽生えていました。 一方、それを故郷で言うことは故郷で裏切者扱いされるため口に出せない。マーレでの自分への期待ととエルディアで築いた絆の板挟みで苦しむことになってしまったのか、銃による自殺を試みようとするシーンが出てきます。 結局自殺は未遂に終わりましたが、徐々に追い詰められ精神的に蝕まれていくライナーには、過去の殺戮があったとはいえ同情の声も上がったようです。

アニメ版『進撃の巨人』でライナーを演じる声優は細谷佳正(写真右)

アニメでのライナーの声優は細谷佳正(写真右)が担当しています。1982年2月10日生まれの細谷は、ナレーターや歌手としても人気のある人物です。学生時代は演劇に興じ舞台俳優を目指していましたが、アニメ『機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』の山寺宏一をきっかけに声優へと方向転換。 最初は海外ドラマや洋画の吹き替えをメインに行っていましたが、2007年の『テニスの王子様 Original Video Animation 全国大会篇Semifinal』白石蔵ノ介がヒット。その後は代表作として『ちはやふる』の綿谷新、『黒子のバスケ』の日向順平、『キングダム』の王賁、『アルスラーン戦記』のダリューンなどが挙げられます。 ライナーも彼の代表作の1つとなっており、爽やかな少年から熱血青年、ライナーのような低音を使うキャラなども使いこなす器用な人物です。