2018年3月29日更新

【スタイリストで見る映画】伊賀大介が衣装を担当した映画を特集【アニメも実写も】

映画のエンドロールやスタッフクレジットを見ると、スタイリストや衣装といったスタッフ名がありますが、「伊賀大介」という名前をよく見かけませんか?彼は、各監督たちに絶大なる信頼を得ているスタイリストの一人なんです。今回は彼が衣装を担当した映画を一挙ご紹介していきます!

伊賀大介ってどんな人?

伊賀大介と言えば、ファッションに興味のある男性なら名前を聞いたことがあるのではないでしょうか?男性向けファッション誌の「MEN'S NON-NO」や「smart」などのスタイリストを手掛けるほか、映画、音楽、広告、演劇などのスタイリングを幅広く手掛けている売れっ子スタイリストです。 19歳の時、有名スタイリストの熊谷隆志に弟子入りしました。3年の修行の後、師匠の勧めもありスタイリストとして独立したのです。 数多くのモデルやミュージシャンの信頼も厚く、映画の世界でも、その才能に一目置かれています。プライベートでは、2007年、写真集の仕事で知り合った女優の麻生久美子と結婚しました。 2018年現在は、2児のパパです。奥さんの出演作はもちろんのこと、多くの映画のスタイリングでも活躍している伊賀大介。 そんな彼が担当した映画作品をご紹介していきます!

宮藤官九郎の長編監督デビュー作から全映画作品を担当

長編デビュー映画『真夜中の弥次さん喜多さん』を初めとし、宮藤官九郎監督作全ての衣装を担当しています。映画『真夜中の弥次さん喜多さん』はしりあがり寿の漫画が原作。 ワイルドな弥次さんとヤク中な喜多さんは愛し合っていました。でも、弥次さんにはお初という奥さんがいて……。そんなお初をちょっとした事故で死なせてしまった弥次さんは、「てめえ探しの旅」に、喜多さんを連れて旅立ちます。 自由な発想で時代劇の枠を超え、和服なのにスカジャンにブーツなどといったファッションが、なんともカッコよく作品の世界観にマッチしていました。また、『少年メリケンサック』では、中年のおじさんたちの個性的なパンクロックの衣装と宮崎あおいの普通のOLの衣装が巧みに扱われてました。 『中学生円山』では、ごく普通の人々の生活感あふれる衣装が、『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』の地獄の奇抜な衣装は必見の価値ありです。 劇中に登場するロックバンド“地獄図(ヘルズ)”Tシャツのデザインも手がけました。こちらはなんと、実際に購入できますよ。 宮藤官九郎の面白い世界観と伊賀大介のセンスが見事に融合して、映画の内容だけでなく衣装の存在感を存分に楽しむことができます。

大根仁監督作品には欠かせない、伊賀大介の衣装センス

映画『モテキ』、映画『バクマン。』、映画『SCOOP!』、映画『奥田民生になりたいボーイ出会う男すべて狂わせるガール』。これまで、大根仁監督が手掛けた映画作品のほとんどが伊賀大介のスタイリングです。 大根監督の代表作『モテキ』は、久保ミツロウの漫画が原作。恋に奥手な草食系男子の藤本幸世が人生初の「モテ期」に戸惑いながらも女の子たちの間で、もがいていく様を描いています。 本作には、さまざまなタイプの女の子が登場しますが、その女の子たちの衣装がどれも役柄ともに魅力を存分に引き出しています。特に、長澤まさみ演じるみゆきの衣装は、彼女の美脚を惜しみなく見せつけつつ、男子がグッとくるような衣装になっています。 大根仁監督の作品には、男性がこうであってほしいなと思う、ちょっとセクシーな女の子が登場します。この監督の感覚と伊賀大介の感性が、作品をより効果的に盛り上げているようですね!

豊田利晃監督『蘇りの血』ほか3作品を担当

『蘇りの血』は、歌舞伎や浄瑠璃の演目にもなっている説話、小栗判官という伝説上の人物によって伝承されてきた物語をモチーフに、豊田利晃監督が脚色をした異色の映画です。 主演の中村達也は、1987年から2000年まで活動していたBLANKEY JET CITYのドラマー。その独特な風貌から、音楽以外にもテレビドラマや映画にたびたび起用されてきました。 中村は、この作品で初の主演となります。豊田監督とは、元々音楽活動を一緒にするなどの親交があったようです。 この映画では、時代設定もあいまいな中、監督から伊賀への要望は、基本としては着物であるということだけ。あとは自由に考えてみてくれというものだったと言います。 スタイリングで気を使ったのは、“生きてる感じ”を出したかったとのこと。大自然の中での撮影ということもあり、キャストがその自然の一部に見えたのも、衣装のお陰だったのかもしれませんね。 その他、『ナインソウルズ』では、今宿麻美の衣装のみを担当。続けて公開された『モンスターズクラブ』では、雪山にこもり、企業やテレビ局に爆弾を送り続ける爆弾魔を瑛太が熱演。 真っ白な雪の中で孤独を抱えた犯人の荒涼としたイメージを、抑えた衣装で表現していました。『I'M FLASH!』は、ある宗教団体のカリスマ教祖を藤原竜也が演じ、常に全身白づくめで異様な存在感を醸し出していましたよ。

時代の空気を衣装で伝える 映画『マイ・バック・ページ』&映画『苦役列車』

映画『マイ・バック・ページ』

元・朝日新聞社記者・川本三郎のノンフィクションが原作。熱きジャーナリストと革命家の出会いが、さらなる事件を巻き起こしていきます。 時代に翻弄され、葛藤しながらも、自らの理想を持って時代を駆け巡っていく物語です。ジャーナリストの沢田役を妻夫木聡、革命家の梅山を松山ケンイチが好演しました。 二人の初共演で映画化した社会派青春ドラマです。

映画『苦役列車』

映画『苦役列車』は、第144回に芥川賞を受賞した西村賢太原作です。1986年、19歳の北町貫多は、日雇い労働で一人、生計を立てていました。 将来の夢も希望もない毎日を送る中、人生初の友人・日下部と出会います。そんな時、古本屋で働く桜井康子に一目惚れしてしまいます。日下部の協力のお陰で、康子とも親しくなりますが……。 主人公・寛多に森山未來、寛多の友人・日下部に高良健吾、主人公が一目惚れする康子に前田敦子が臨み、若手実力派がそろいました。 この二つの映画は、共に『リンダ・リンダ・リンダ』や『映画 山田孝之3D』の山下敦弘監督の作品です。1970年前後~1980年代を描いた作品で、内容こそ大きくかけ離れていますが、同じ時代の空気感を持っています。 どちらも、それぞれのキャラクターの設定ごとに気配りされた衣装で、納得の完成度でした。この時代の衣装をよくそろえたもので、その部分でもさすがでした。

衣装が語る恋心 映画『ジョゼと虎と魚たち』

田辺聖子の短編小説を映画化。麻雀屋でバイトをしている大学生の恒夫は、ある日、お客たちが噂していた乳母車を押している婆さんと遭遇します。 なんと、その乳母車は坂道を走ってくるのです。気になり中を覗くと、少女が包丁を振り回していました。それが、ジョゼとの出会いでした。 主人公・恒夫を演じるのは、妻夫木聡。ジョゼという名を名乗る少女を演じるのは、池脇千鶴。本作では、第18回高崎映画祭最優秀主演女優賞を受賞しました。 監督は、映画『のぼうの城』や2018年公開の映画『猫は抱くもの』の犬童一心監督です。映画の評価もあることながら、特にこの作品での池脇演じるジョゼのキャラクターがとても魅力的です。 彼女は決して服のセンスがいいわけではありませんが、好きな人のために精一杯のおしゃれをします。時にはジャージだったりするのですが、それが返って愛おしく見えてくるのです。 これも、衣装の力だったりするんでしょうね。

色の洪水!煌びやかな衣装! 映画『さくらん』

安野モヨコ原作の漫画の映画化。江戸・吉原の玉菊屋に8歳にして連れて来られたきよ葉が、花魁 になるまで波乱の人生が描かれています。 主人公・きよ葉を演じるのは、土屋アンナ。持ち前の美貌とサバサバとした性格で、きよ葉を見事に演じ切りました。きよ葉が思いを寄せる惣次郎を、2017年に芸能界を引退した成宮寛貴が演じました。 その他、豪華女優陣が多数出演しています。監督は、写真家としても名高い蜷川実花。独特の美意識が女の子たちに支持されています。 本作においても、和服とはいえ、蜷川色が色濃く出ていました。それを見事に表現した伊賀大介。彼自身も、とにかく突き抜けたビジュアルをイメージしたそうです。 煌びやかな遊女たちの美の競演。この作品は、衣装のみならずビジュアル全体が作品の最大の魅力と言っても過言ではないでしょう。

アニメ作品までも担当! アニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』

映画『おおかみこどもの雨と雪』はアニメ作品です。なんとアニメ史上初のスタイリストを伊賀大介が務めました。   「おおかみおとこ」と恋に落ち、男女ふたりの「おおかみこども」を授かった主人公・花。幸せな生活が彼の死で一変してしまいます。女手ひとつでふたりの子供を育てていく花の13年間の日々を描きます。 監督は、映画『時をかける少女』や映画『サマーウォーズ』の細田守監督。彼の作品は、そのキャラクターの声を実際に役者が演じることにこだわっています。 主人公・花には、宮崎あおい。花が愛するおおかみおとこに、大沢たかおが務めました。 また、花と次第に親しくなる近所の堀田さんの奥さん役を、伊賀大介の妻・麻生久美子が演じているのも見どころの一つです。 アニメのキャラクターの衣装を、専門のスタイリストが担当するというのは異例中の異例でした。作品に、よりリアリティを出したいと考え、実際に存在する衣装をアニメのキャラクターが着るという手法が取られました。 細田監督は、13年という長い年月を表現する上で多くの衣裳が必要で、シーンごとの登場人物の気持ちを服で表したかったと語っています。また、特に強い思い入れを持っているのが、花がデートで着る青いワンピースとのこと。「お姫様」が着る服としてリクエストしたそうです。 これが成功したおかげか、次の作品、映画『バケモノの子』での衣装も伊賀大介が担当しています。バケモノ界の渋天街と人間界の渋谷を舞台にバケモノと人間の親子の絆を描いた作品です。 このバケモノの熊獣人の熊徹を役所広司が演じ、人間の少年・九太を神木龍之介が演じました。違う二つの異世界で生きる主人公を衣装でも表現していました。 ここでも、九太の母を麻生久美子が演じ、夫婦がコラボしていましたよ。

悪魔の七変化を衣装で表現 映画『Sweet Rain 死神の精度』

伊坂幸太郎原作の死神を取り巻く6つの物語のうち、「死神の精度」、「死神と藤田」、「死神対老女」の3編を取り上げて構成されたのが、映画『Sweet Rain 死神の精度』です。 7日間でその人間の生死を見極める“死神”。 その日も、7日後に死を迎える予定の女性、27歳のOL一恵が現れるのを待っていました。やがて疲れ果てた仕事を終えた彼女が姿を見せるのですが……。 死神を演じるのは、金城武。6年ぶりの日本映画出演でした。一恵を演じたのは、小西真奈美です。 監督は、テレビドラマや漫画、イラストレーターなどでも活躍している筧昌也監督。本作で、長編劇場映画デビューを果たしました。 過去、現在、未来を行ったり来たりするのが死神。その時代やキャラクターに合わせた死神の風貌が楽しめるのも今作の魅力のひとつ。 それぞれの設定に溶け込むためにも、衣装は重要なアイテムとなっています。特に、さわやかな青年からヤクザ風まで金城武の七変化が楽しめます。

登場人物にそっと寄り添う衣装 映画『世界から猫が消えたなら』

映画『君の名は。』や映画『怒り』などのプロデューサーとしても知られる川村元気の小説が原作です。余命幾ばくもない末期の脳腫瘍だと告げられる郵便配達員の僕。同居人はキャベツという猫一匹。 僕そっくりの「悪魔」が現れ、“世界から大切なものを1つ消すことで1日寿命が延びる”と言われ、言われるがまま、「電話」、「映画」、「時計」を消していくことに。そしてついには、「猫」までも消すように言われるのですが……。 主人公・僕を演じるのは、佐藤健。元彼女には、宮崎あおい。監督は、映画デビュー作『ジャッジ!』が好評だった永井聡監督です。 佐藤健、宮崎あおいともに、素朴に生きる登場人物の何気ない日常を感じられるような衣装が、作品の世界観に見事にマッチしていました。宮崎あおいは、これまでにも映画『少年メリケンサック』やアニメ映画『おおかみこどもの雨と雪』でも伊賀大介と一緒でしたので、その辺も踏まえて、映画を見比べても楽しいかもしれないですね。

純真無垢を描く衣装 映画『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』

同じ施設で育ったケンタとジュンは、まるで兄弟のようでした。大人になってからも、一緒に工事現場で働き、壁を壊す“ハリツ”と呼ばれる仕事をしています。 先輩の裕也からはいつものようにいじめられていた二人は、ある日、裕也の愛車を壊し、ナンパで知り合ったカヨと3人で逃亡することに。ケンタの兄がいる網走へと向かうのでした。 本作は、映画『ゲルマニウムの夜』でデビューした大森立嗣監督のオリジナル。ケンタを演じたのは、映画『イニシエーション・ラブ』、映画『ディアスポリス-DIRTY YELLOW BOYS-』の松田翔太。故・松田優作の次男です。 ジュンを演じたのは、映画『蛇にピアス』や2018年3月公開された映画『万引き家族』の高良健吾、カヨを演じたのは、2018年秋放送予定、NHK連続テレビ小説『まんぷく』が期待される安藤サクラです。 今作の注目は、安藤サクラ演じるカヨちゃんの衣装。演技もさることながら、ある意味、品のない少し頭の弱い女の子を現わしていて、登場人物たちの無垢さが非常によく感じられます。

スーツ姿の3人が歴史を覆す謎に迫る! 映画『プリンセス トヨトミ』

万城目学の長編小説が原作。大阪夏の陣で滅びていたはずの豊臣家の末裔が今も生き続け、400年もの間その秘密を守り続けていた男たちがいました。 ある時、東京から派遣された会計検査院・調査官の3人が、ふとしたことでその事実を知ってしまいます。そんな中、大阪全体が停止することに。壮大な歴史を覆す事件に、3人は巻き込まれていきます。 調査官・松平は、映画『本能寺ホテル』や映画『DESTINY鎌倉物語』の堤真一が演じました。その部下で女性調査官の鳥居忠子を演じたのは、映画『本能寺ホテル』、映画『今夜、ロマンス劇場で』の綾瀬はるか。 本省から出向してきた若きエリートの旭ゲーンズブールを演じたのは、映画『伊藤くんAtoE』の岡田将生です。監督は、映画『HERO』を手掛けたベテラン監督鈴木雅之が担当しました。 現代に豊臣の子孫の少女が生き残っていて、実は大阪国が存在していたという突拍子もない設定の本作。調査官の3人だけでなく、大阪国の人々のそれぞれのスーツ姿は、さながら戦国時代の武士の鎧のようで、カッコよくもありました。

アニメ作品の再現度も高い衣装に 映画『ヤッターマン』

タツノコプロの同名アニメが原作。主人公・高田ガン(通称ガンちゃん)は、高田玩具店の一人息子でメカいじりが大得意で、犬型の巨大ロボット“ヤッターワン”も彼が完成させました。 ガールフレンドの上成愛(通称アイちゃん)は上成電気店の一人娘で、電気系統に長けています。そんな二人はヤッターマンとして、伝説のドクロストーンを巡って、いつものように週に一回のドロンボー一味と戦っていました。 そんな中、同じドクロストーンに魅せられた海江田博士が、その一つを残し行方知れずになり、娘の翔子から父の捜索をしてほしいと依頼されるヤッターマン達。果たして、ドクロストーンと博士は見つかるのでしょうか? 主人公・ガンちゃんに「嵐」の櫻井翔、アイちゃんは「SPEC」シリーズの福田沙紀が演じています。また、ドロンボー一味のリーダー・ドロンジョを深田恭子が演じ、アニメを超えたのではというセクシー衣装が話題となりました。 監督は、映画「クローズ」シリーズや映画『ジョジョの奇妙な冒険』などの三池崇史監督です。深田恭子はドロンジョの衣装について、「最初のころは、恥ずかしかったんですけれど、何度も衣装合わせをするうちに、着ると心が引き締まるようになりました」とコメントしています。 まさに、衣装があるからこそ、その役になりきれるのでしょうね。

妻の麻生久美子がヒロイン 映画『ウルトラミラクルラブストーリー』

青森を舞台に、農業で生計を立てている純粋な青年・水木陽人。ある日野菜を売りに行った幼稚園で、東京からやってきた町子先生に、一目惚れします。 生まれて初めての陽人の恋は、常識を超えた奇跡をもたらしていくのですが……。監督・主演が青森出身ということから、全編津軽弁で語られています。 主演の陽人を、映画『怒り』や映画『ユリゴコロ』の松山ケンイチが演じています。自身も青森出身ということや、プレイべートでも使っていることから完璧な津軽弁です。 また、町子役は、麻生久美子が演じています。今作で商業映画デビューを飾った横浜聡子が脚本・監督を務めました。 農業をしている青年ということで、素朴で純粋ないで立ちの松山ケンイチ。一方の麻生久美子は、都会から来た先生ではありますが、どこか控えめで可愛らしい先生というキャラクターが非常によく出ていました。

人気モデルの役を人気モデルが!衣装にも注目が! 映画『溺れるナイフ』

カリスマ的人気の漫画家ジョージ朝倉の少女漫画が原作。15歳の夏、人気モデルとして活動をしていた望月夏芽は、父親が実家の旅館を継ぐこととなり、東京から父の故郷・浮雲町に引っ越すことに。 何も期待していなかったその町で彼女は、一生に一度の出会いします。それは、地元の名士の息子・コウでした。お互いに強烈に惹かれ合う二人の運命は……。 夏芽には、実際に本人も人気モデルから女優へと活動の幅を広げている小松菜奈。映画『渇き。』 や2018年公開予定の映画『恋は雨上がりのように』などがあります。 コウを演じるのは、映画『あゝ、荒野』で、2018年3月、第41回日本アカデミー賞で最優秀主演男優賞を獲ったばかりの菅田将暉です。監督は、映画『おとぎ話みたい』や映画『5つ数えれば君の夢』の山戸結希。少女の自意識を表現することに、非常に長けています。 小松菜奈は現役のモデルということもあり、抜群のスタイルを誇る夏芽のビジュアルに注目が集まりました。その期待を上回るほど夏芽そのものでした。 菅田将暉もまた漫画のキャラクターのように輝いていました。原作ファンも納得の内容だったのではないでしょうか?

自分とは一体何者なのか?若者のリアルを描く衣装 映画『何者』

本作で直木賞を受賞した朝井リョウの原作。就職活動のために集まってきた5人の若者たち、拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良。 みなそれぞれの得意分野を生かして就活に励んでいました。自分の悩みや思いをSNSで発信していきますが、ついに内定を決めた人物が出てくることで今までの関係性が崩れていき、嫉妬や本音が噴出していきますが……。 拓人役に、佐藤健。光太郎役に、菅田将暉。瑞月に、有村架純。理香に、二階堂ふみ。隆良には、岡田将生といった若手実力派が集結しました。 監督は、演劇ユニット「ポツドール」の主宰・三浦大輔。自身の舞台作品『愛の渦』は大根仁監督によって映画化されました。 等身大の現代の若者たちが持つリアルな不安や葛藤をテーマにした本作では、それぞれのキャラクターが実にわかりやすく描かれて、衣装もそれに準じています。 リクルートスーツはみな初々しいのですが、普段着などは、それぞれの生活そのものを表現し、何をしてきたのか、どんな性格なのか非常に考えた衣装となっていました。

伊賀大介の衣装の魅力とは?

こうして各作品の衣装を重点的にご紹介してきましたが、改めて伊賀大介の衣装を見てみると、奇抜なものから日常的なものまで、さまざまな表情を見せてくれます。そのどれをとっても、その背景に登場人物の物語が想像できます。 その他に、映画「GANTZ」シリーズでは、黒服星人のスーツのみを担当、映画『舟を編む』では劇中のポスターのみを担当しています。そのポスターに写っているモデルは、奥さんの麻生久美子でした。 みなさん気が付きましたか?興味がある方は、ぜひもう一度、見直してみてくださね!