2019年3月12日更新

河了貂(かりょうてん) は軍師として一流? 橋本環奈演じる『キングダム』の重要キャラを解説

(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

2019年4月に公開される実写映画『キングダム』。本作で橋本環奈が演じる河了貂(かりょうてん)とは一体どんなキャラクターなのでしょうか?その魅力と活躍を紹介します!

河了貂(かりょうてん)のバイオグラフィを主要エピソードと共に振り返る

『キングダム』は2006年から原泰久によって「週刊ヤングジャンプ」で連載されている、秦の少年・信と秦の国王・嬴政(えいせい)の活躍を描く壮大な歴史漫画です。2018年には単行本50巻突破を記念して、実写映画化の制作が発表されました。 戦国時代の壮大な物語なだけに、どう実写化するのか?一体だれが演じるのか?多くの『キングダム』ファンの注目を集めました。 今回はそのなかでも橋本環奈が演じる河了貂(かりょうてん)というキャラクターに焦点を当てて、原作での彼女の魅力や活躍、実写版にまつわるエピソードなどをお伝えします。

河了貂の基本プロフィールを紹介

河了貂は原作の1巻から登場するキャラクターで、主人公の信とも付き合いが長いキャラクターの1人です。山民族・梟鳴(きゅうめい)族の末裔で、祖父とともに黒卑村に流れ着き日銭を稼いで暮らしている頃に信たちと出会いました。 1巻登場時は鳥の姿を模した蓑を着ている一風変わった子供という印象の強い河了貂。ですが、天涯孤独の身で生きていくために学べるものはどんどん吸収していこうという強さを持っている人物なのです。

河了貂はオリジナルキャラクター

実在する人物が多数登場する『キングダム』ですが、河了貂はオリジナルのキャラクターなんです。 当初の原案では信の妹や、山の民の王である楊端和の部下といった設定もあったそうです。

軍師としての河了貂の実力を解説

信が飛信隊で活躍するようになると同時に、河了貂は軍略家として名高い昌平君のもとで学び、飛信隊の軍師になります。 軍師となってからは、山陽攻略戦では信をおとりにして奇襲をかけ、劣勢をひっくり返すなどの功績をあげています。一方で、天才軍師・李牧が合従軍を率いて秦軍にしかけた「流動」という高度な作戦に翻弄されてしまうなど、軍師としてはまだ発展途上とも読める場面もありました。 戦歴を積んでいくにつれ、軍師としての能力は次第に周りにも認められるようになっていきます。信への確固たる信頼があるからこそ成り立つ作戦も多く、それは貂ならではの強みとなっているのです。

実写版で河了貂を演じるのは原作大ファンの橋本環奈

キングダム 橋本環奈
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

実写版で河了貂を演じるのは、原作ファンを公言している橋本環奈です。貂といえば、原作では途中まで信に男だと思われていたキャラクター。そんなキャラを、美少女のイメージが強い橋本がどう演じているのか注目です。 本作は、河了貂が軍師になる前まで、奪還編の5巻までのエピソードが主に描かれます。アクションシーンにも期待したいところですが、貂は戦闘タイプというより頭脳戦を担当するキャラクター。 河了貂が得意とする吹き矢のシーンは入っているとのことですが、彼女の場合見どころはアクションよりも蓑姿かもしれません。 意外と重かったという鳥の蓑姿でピョコピョコとしている姿は想像するだけで愛くるしいものがあります。その可愛らしさと、信を支えようとするまっすぐな姿のギャップが楽しめる役どころになるのではないでしょうか。

アニメ版『キングダム』では釘宮理恵が声優を務める

アニメ版は2012年から2014年にかけてNHKで放送されました。アニメ版で河了貂を演じたのは釘宮理恵です。 ツンデレ系ヒロインを得意としていますが、「鋼の錬金術師」シリーズのアルフォンス・エルリックなどの少年役もこなす実力派声優のひとり。少年のような河了貂をはつらつとした演技で好演しました。 作品の扱うテーマがテーマなだけに、雄々しいシーンが多い本作。男性声優陣の猛々しい台詞の合間に彼女の声が入ることで、この作品がとっつきやすくなった視聴者も多いかもしれませんね。

原作漫画の河了貂の名シーンを紹介

居場所を見つけていく:(1~8巻)

キングダム
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

物語の序盤、信と政、貂の3人は王都を目指します。最初は金銭のために2人についていった貂ですが、やがて彼女のなかで気持ちが変化していきました。 5巻では、王弟反乱での武勲の褒美に信にささやかな家と土地が与えられ、信と貂は共に生活します。幼くして天涯孤独となった貂と信にとって帰る場所ができたのです。彼女の生い立ちを思えば、その場所がいかに特別なものかが想像できます。 いつも元気いっぱいな彼女が、分かりやすく寂しい表情をしたシーンがあります。それは信が百将になったと知ったときです。 信が頭角を現す前から、彼のことを近くで見てきた貂。だからこそ、彼の目覚ましい成長に焦りと寂しさを感じたのでしょう。8巻で描かれる政の暗殺計画では、信の強さを目の当たりにしてついに軍師になることを決意します。

飛信隊へ合流、軍師として活躍:(10巻以降)

キングダム
(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会

河了貂は10巻で軍師学校へ入学、23巻で信の率いる飛信隊に軍師として合流します。新米軍師として、信のために奮闘する姿は頼もしい限りです。 著雍攻略編ではうかつにも敵に囚えられてしまった河了貂。その際、魏火龍七師の一人・凱孟から戦場にいる意味を問われます。それに対し彼女は、信と一緒に幸せになりたいのだと強い意志のこもった眼差しで答えました。 また信も、家族のように大切な貂をなんとしても救出したいと仲間を説得していました。お互いに大切に思っていることが言葉で表現されたこのシーンからは、2人の間に結ばれた深い絆を感じ取ることができます。

今後も、河了貂の活躍から目が離せない

2019年3月現在、『キングダム』は絶賛連載中。橋本環奈と共に注目度が上がっている河了貂は一体どんな結末を迎えるのか、実在のモデルがいるキャラがほとんどの中、彼女はオリジナルキャラクターなだけにその展開は特に読めない存在。ハッピーエンドを願いつつ、今後の彼女の活躍に注目していきましょう。 実写映画『キングダム』は2019年4月19日公開です。