2019年11月12日更新

『僕のヒーローアカデミア』死穢八斎會メンバーを解説!個性や強さは?声優とあわせて紹介!

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僕のヒーローアカデミア

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死穢八斎會(しえはっさいかい)のメンバーを一挙紹介!数少ない極道の生き残りがヤバすぎる

週刊少年ジャンプの人気マンガ『僕のヒーローアカデミア』は、アニメも4期に渡り放送されるほど大人気となっています。「ヒロアカ」はほとんどの人間が、「個性」とよばれる超能力を有する超人社会を舞台とした少年漫画です。この世界では、個性を活かして平和を守るヒーローと、それを悪事に活用する敵が存在します。 今回は悪者サイドに注目。アニメ4期で騒動を巻き起こす指定敵(ヴィラン)団体「死穢八斎會」メンバーのプロフィールと個性、アニメ版での担当声優をご紹介します。 ちなみに、指定敵団体というのは、もともとは裏社会を取り仕切っていた極道で、敵になる可能性があるとして警察やヒーローの監視下に置かれている組織のことです。

冷酷無慈悲な若頭オーバーホール/治崎廻(ちさきかい)

治崎廻(ちさきかい)は死穢八斎會を取り仕切る若頭で、オーバーホールという名前で活動しています。目的のためなら仲間を殺すことも厭わない冷酷な性格で、自分を拾って育ててくれた組長すら、意識不明の状態にしてしまいました。 しかしその本心は組長に恩返ししたいと考え、個性を消す薬品とその血清で市場を独占して、死穢八斎會の復活を目論んでいます。 また他人に触られると蕁麻疹が出るほどの潔癖症。汚い仕事をする人間と同じ空気を吸いたくないからという理由で、側におくメンバーにペストマスクを装着させているのも驚きです。 個性は、手で触れたものを分解・修復する能力。生物にも適用されるので、人間を分解すると身体がはじけ飛んで死んでしまいます。逆に治療することも可能で、命を落とした直後であれば蘇生もできる強力な個性です。 また治崎の声優は、少し鼻にかかった甘い低音ボイスが特徴の津田健次郎が担当。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』海馬瀬人や『テニスの王子様』乾貞治など、人気キャラを多数演じています。クールなキャラクターを演じることが多いので、治崎のイメージとピッタリです。

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呪われた個性?悲惨な運命を受けいれる少女・壊理(エリ)

壊理(エリ)は左の額に小さなツノがある少女です。治崎の話によると彼女は組長の孫で、自らの個性によって父親を消してしまったことで、“呪われた子”と呼ばれ、捨てられてしまったそうです。 治崎が開発している「個性を消す薬品」は、エリの血や細胞から作られているため、彼にとって絶対手放したくない存在。しかしエリは恐怖で支配されているだけで、決して大切にされているわけではありません。彼の元から逃亡を試みたこともありましたが、逃げることは不可能と考え、身を切られ実験台にされる日々に耐えています。 またエリの個性は、生物の構造を巻き戻すというもの。その力を利用して、個性を発現させるための個性因子が発達する以前の状態に巻き戻すことで、個性を消す薬品を作ることができるのです。 ちなみにエリの声優を務めるのは、子役で大人気となった小林星蘭。彼女は声優としての実績は少ないですが、『若おかみは小学生!』で主役の関織子を演じ、上手いと絶賛されました!少女らしい一面と、辛い過去からくるそれらしからぬ一面も持ち合わせた難しい役どころなので注目です。

治崎の側近クロノスタシス/玄野針(くろのはり)

死穢八斎會の若頭補佐で、「クロノスタシス」という名で活動している玄野針(くろのはり)。白いフード付きのマントと、鳥のようなマスクでしっかりと身を隠しています。「~しやした」のような、特徴的な敬語で話すいつも冷静な男です。 彼の個性はクロノスタシスという、時計の針のような頭髪で刺すと動きを遅くさせるというもの。長い針よりも短い針の方が効果の持続時間が長く、1時間はそのままになります。しかし針を伸ばす際は、体を動かすことができないというデメリットも……。 また玄野役は、声優の朝比奈拓見。代表作には、劇場版アニメ『ねらわれた学園』の百瀬さとしや『エリアの騎士』の桂木隼人などがあります。澄んだ声で、クールな玄野を演じてくれます。

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情には厚いがキレやすい本部長ミミック/入中常衣(いりなかじょうい)

死穢八斎會の本部長・入中常衣(いりなかじょうい)は、「ミミック」という名で活動しています。組や組長への想いがメンバーのなかでもとても強く、少しでも悪くいわれると憤慨してしまう……。冷静沈着な玄野とは正反対のキレやすい性格。 彼の個性は「擬態」で、モノに入り込んで自由自在に操れる力ですが、冷蔵庫ほどの大きさのまでしか入って操ることができないのが弱点。しかし原作登場時は、個性をブーストする薬品を使用して力を増幅し、地下を形成するコンクリートに入り込み、床や壁を変形させ生きる迷宮を創り出してヒーローたちを足止めさせました。 また入中を演じるのは、声優・間宮康弘。代表作は『D.Gray-man HALLOW』のノイズ・マリや、『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』のクランク・ゼントなど。低めの芯のある声なので、熱い男・入中らしい声優です。

八斎衆の懐刀!精神攻撃が得意な頭脳派の音本真(ねもとまこと)

八斎衆のなかで唯一戦闘向きではない個性を持つ音本真(ねもとまこと)は、いつも銃を携帯しています。カラスのようなマスクに、マントも帽子も真っ黒なものを装備しているのが特徴。また治崎に対する忠誠心がメンバーのなかでもかなり高い方で、どんな場面でも彼と共に行動することを望みます。 個性は「真実吐き(まことつき)」。問いかけることで、相手に強制的に本音を語らせるという能力です。戦闘が不利になるので、誰もが相手に「個性」の詳細を知られたくないものですが、彼はそれ容易に知ることができるのです。また相手が認めたくない本音を口に出させることで、精神に追い詰める攻撃を得意としています。 頭脳派で判断力の高い音本を演じるのは、知的で気品ある声の増田隆之です。いかにも頭のよさそうな声なので、まさに音本という声優ではないでしょうか。

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ハイテンションの酔っぱらい!酒木泥泥(さかきでいどろ)

長髪で白いお面をかぶり、野性的なファーベストを着た野性的な男。ルミリオンを足止めするために現れたときは、酔っぱらって地面がまっすぐ歩けないと、天井のパイプからナマケモノのようにぶら下がっていました。その手には、「大麦焼酎汚泥」と書かれた酒瓶を持ち、泥酔しているにもかかわらず豪快にお酒をラッパ飲み。 酒木の個性は、相手の平衡感覚を失わせる「泥酔」というもの。治崎に屋敷に侵入してきたヒーローたちの足止めをするよう命じられていましたが、それにはうってつけの能力です。 粗暴な酔っぱらい酒木泥泥を演じてくれるのは、声優・高橋孝治。『ソードアート・オンライン』で風林火山のメンバーで出演し、『進撃の巨人』で調査兵、『ハイキュー!!』でも他校生の役を担当するなど、数々の名作に出ています。イケメンボイスで演じる酔っぱらい酒木に注目です。

宝石を身にまとう男・宝生結(ほうじょうゆう)

宝生はシンプルな白マスクをしたスキンヘッドで、口数の少ない男です。体から宝石のような結晶を出せる個性を持つ宝生は、金の亡者に道具扱いされた上に、その宝石に価値がないとわかり捨てられた過去を持ちます。 個性は「結晶」で、体に強固な結晶をまとい防御や攻撃に使うことが可能。スキンヘッドにしている理由も、頭から結晶を生成しやすくするためなのです。 アニメでは、松田健一郎が声を担当。代表作は、『攻殻機動隊』シリーズのバトーや『ブラッククローバー』のゴードン・アグリッパなどがあります。低くて重みのある声を持つ声優なので、あまりしゃべらない宝生ですが、印象深い演技をしてくれるのではないでしょうか。

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一度捨てた人生で治崎に忠義を尽くす!窃野トウヤ

宝生と多部をまとめるリーダー敵存在・窃野トウヤ。自身も付き合っていた恋人に裏切られ、多額の借金を背負うことになり自殺しようとしたが、ヒーローに助けられ死ぬことすら叶わなかったという過去を持ちます。そのため同じく不幸な過去を持つ宝生・多部の3人の絆は固いのです。金髪に鋭い目つきが特徴。 窃野の個性は「窃盗」です。相手の装備品を奪う能力で、体から生み出したものも対象となるので効果は幅広い。しかし目に見えている範囲しか有効ではないため、服の下に隠しているものなどには使えないところが弱点。最終的には雄英ビッグ3のひとり、天喰環(サンイーター)に敗北しました。 荒々しい言動も多い窃野を演じるのは、声優のKENN。代表作は、『境界の彼方』の神原秋人や、『アルスラーン戦記』のギーヴなど他にも多数あります。クールから愛らしい男の子まで幅広いキャラクターを演じる方なので、感情の起伏が激しい窃野でも彼の演技が光るでしょう。

どんなに食べても満たされない!無限の食欲を持つ多部空満(たべそらみつ)

穴のあいた袋を首元でロープで縛ってマスクにしている男・多部空満。袋の穴からはどこを見ているのかわからない生気のないギョロ目が覗いています。「うまっ(おいしい)」などの単語しか話せないことと社会に適応できず捨てられたという過去から、思考能力が著しく低いと考えられますが、宝生と窃野のことは友達だと認識してるようです。 多部の個性は「食」で、食べられるものなら何でも食すことができ、胃袋に入った瞬間消化していく能力。また何でも噛み砕く強靭な顎と歯を持っています。しかしすぐ消化してしまうため、常に驚異的な飢餓感に襲われているのです。 多部を演じるのは、映画やドラマの吹き替えの出演が多い声優・辻井健吾です。単語しか発せず言葉かずも少ないので、彼がどう表現するのかが見どころになります。

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地下のファイトクラブからきた真の格闘マニア!乱波肩動(らっぱけんどう)

乱波はシャチのようなマスクをかぶった、筋肉隆々で大柄な男。強者との戦いを純粋に求めていて、ケンカは体ひとつでやるのがよいという信念を持っています。個性の使用ができるファイトクラブにいましたが、そこで治崎に敗北したため、強者を求めて死穢八斎會に入ったという経緯。 彼の個性は「強肩」で、凄まじい速度で破壊力のある連続パンチを繰り出せます。その威力は、「硬化」の個性を持つ烈怒頼雄斗(レッドライオット)が最上級に硬くなる「安無嶺過武瑠(アンブレイカブル)」を使用した状態でも砕くほど。 八斎衆のなかでもかなり攻撃に特化している乱波を演じるのは、声優の梶川翔平です。代表作には、『爆丸バトルプラネット』のマグナスが挙げられます。

天蓋壁慈(てんがいへきじ)

八斎衆のなかで一番の新顔である天蓋壁慈は、短めの金髪と和服が特徴。治崎に戦いを挑もうとし続ける乱波を止める役割として仲間に入れられました。もともとは仏に仕える身だった彼は、いつも目を閉じていて一切心が乱れる様子がありません。 個性は「バリア」で、半球状のバリアをどこにでも張ることが可能。しかもその硬さは、鉄のよう……。攻撃特化で突っ込んでいく乱波の「盾」の役割を行っています。 生粋の格闘家・乱波のお守役の天蓋を演じるのは、宮本淳です。代表作には、『僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件』の香坂夏雄が挙げられます。少しハスキーなバリトンボイスなので、落ち着いている天蓋らしい声の声優です。

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侠客の道を生きる!治崎を拾った組長

エリの祖父であり、治崎の育ての親である組長。「カタギの人には手は出してはいけない」とか「敵(ヴィラン)とは違う」という信念を持っていました。そのため人道を外れた方法で「死穢八斎會」を復活させようとしている治崎と意見が合わなくなり、彼の個性で意識不明の植物状態にされてしまいます。ちなみに本名や個性は不明。

死穢八斎會とヒーローたちの戦いぶりがアツすぎる!アニメ「ヒロアカ」4期にも注目

今回は、オーバーホール(治崎廻)をはじめとする死穢八斎會のメンバーの紹介をしてきました。コミックスではすでに決着がついているものの、2019年11月現在放送中のアニメ版「ヒロアカ」で彼らの活躍が描かれるのはこれからです。 極道という格上のヴィランを相手に、切島やデクをはじめとする雄英生の成長ぶりを感じることの出来るエピソードです!またミリオや波動ねじれ、天喰環など雄英ビッグ3の活躍も描かれ、「ヒロアカ」史上もっともアツい展開が待ち受けています。 対する死穢八斎會メンバーは、個人の力も強力ですが、彼らは自分の弱点を補えるメンバーと行動しているため厄介な上に絆も固い……。このように悪役サイドにも絆や思考、ストーリーがあるので、そこに焦点を当てて楽しむのも一興でしょう!