2020年12月28日更新

『神様になった日』最終回までネタバレ考察!伏線たっぷりのKey最新作

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神様になった日 サムネイル

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5年ぶりの新作『神様になった日』Keyが本気で泣かせにくる神作!?

『神様になった日』は、1作目と2作目で多くのファンの心を動かした「Key×麻枝准×P.A Work」プロジェクト待望の3作目となるオリジナルアニメです。 2010年公開の『Angel Beats!(エンジェルビーツ)』、2015年公開の『Charlotte(シャーロット)』に続く最新作で、2020年10月からの放送開始しました! これまでの関連作品も、感動のストーリーと鮮やかで美しい作画でファンから支持されているので、早くもファンが多数の本作。 この記事では「Key×麻枝准×P.A Works」プロジェクトの最新作『神様になった日』の概要から、登場人物やキャスト、各週ネタバレあらすじ&考察まで最新情報をお届けします。

各話ネタバレあらすじ&考察を紹介!【毎週更新】

第1話「降臨の日」

神様になった日
©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project

ひとり椅子に座り、輝かしい思い出に浸るひなの語りから物語は始まります。すぐに場面は陽太のバスケするシーンへ。陽太の前に全知の神・オーディンを自称する少女が現れ、彼女は30日後に世界が滅ぶと言うのでした。 陽太は彼女が神だというのをもちろん信じませんが、不思議なことに彼女は天気や競馬の結果など、ぴたりと予知してみせます。それを目の当たりにして、陽太もついに彼女の超常的な力を信じることに。 オーディンに気に入られた陽太は、彼女の力を借りて幼馴染で片思いをしている伊座並好みの男になることを決めるのでした。彼女の全知の力で伊座並が野球好きだと知った陽太は、野球部に勝負を挑むのですが、結局格好いい姿が見せられませんでした。 野球勝負は失敗に終わるものの、残り30日と急かされてうっかり伊座並に告白する陽太。しかし秒で振られてしまいます。落胆する陽太にオーディンが居候を申し出ると、彼の母の同意もあり、あっさりと居候が決まるのでした。

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全知の神である、と言いつつ本名は佐藤ひな。個人的にはタイムループ説、もしくはこの世界はシミュレーションの中の世界で、30日後に全てリセットされて一からやり直す(ひなだけ)説が有力です。

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第2話「調べの日」

神様になった日
©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project

陽太の家に居候することになったオーディン改めひな。両親は彼女を親戚だからと、違和感なく受け入れます。両親は彼女のことや、彼女がやってくることを知っていた様子を見せるのでした。 伊座並に振られたことを引きずる陽太に、ひなはある提案をします。それは陽太の妹で映研所属の空の映画撮影にかこつけて、伊座並との距離を縮めるというもの。しかしひなが書いた「神がかり」的な脚本を使った映画作戦は失敗に終わります。 ひな曰く伊座並の夢は映画の音響監督。陽太はひなが作曲したオリジナルソングをピアノで必死に練習し披露することにします。このひと夏に起こる楽しいことや悲しいこと、恋や切ない想いを詰め込んだ楽曲として陽太は弾き始めますが、緊張でうまく弾けません。 すると伊座並が彼に替わり演奏を始めます。美しい旋律と伊座並の姿に、改めて陽太は彼女に心奪われるのでした。世界の終わりまであと24日、今度は空が女性に担がれぐったりした様子で帰宅します。

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正規ヒロインは伊座並なのか、それともひな?そしてあの楽曲、本当にひなが作曲していたなら、全知だけではなく、音楽的な才能も秘めていたんですね!

第3話「天使が堕ちる日」

目を覚ました空は昨夜の事情を説明します。あの女性は映研のOG・神宮寺ひかりで、借金の取立てに困っているというのです。母親のために頑張る先輩の力になりたいという空に、ひなは手助けを買って出ます。 こうして先輩が切盛りするラーメン屋を流行らせ借金問題を解決するという、ひなの作戦を陽太が実行することに。陽太はラーメン屋再生請負人として店の改革に取り組んでいきます。 ひなのメディア操作のおかげもあり、店は見事に繁盛。法外な利子を要求する取立て屋も、ひなの力を借りた陽太によって追い払うことができました。 一方で新たなキャラクターが登場。拘束されてどこかに移送される銀髪の少年は天才ハッカーです。鈴木央人(すずきひろと)と呼ばれる彼は、とある企業の女性CEOから“ある物を探す”という依頼を受けます。 世界の終わりまであと17日、鈴木はターゲットとなる天才物理学者の全てを暴いてやると挑戦的な笑みを浮かべるのでした。

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現代の技術を遥かに超越していそうなデジタル画面が出てきました……。これまで超日常的だっただけに、これからの展開が楽しみです。

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第4話「闘牌の日」

冒頭ではターゲットであるコオロギ博士について調査を進める鈴木が登場します。博士が大掛かりなハードウェアの製造を目的としていたことや幸福度の数値化を目指していたこと、彼には家族がいたであろうことが示唆されました。 一方成神家では陽太が美人弁護士として有名な天願賀子(てんがんかこ)のファンであることが判明。ひなの計らいで陽太は天願主催の麻雀大会本戦に出場することになります。 陽太はひなが教えてくれたゆるい麻雀知識をもとにでたらめな戦いを繰り広げますが、それが独創性を追究する大会の趣旨に合っていると、天願に一目置かれる結果に。「ドラ隣」や「東西南北」などオリジナルルールを駆使し、陽太はついに優勝を勝ち取ります。 大会後陽太は憧れの天願に色っぽく迫られますが、心に決めた人がいると誘いを断るのでした。こうしてドタバタな麻雀大会を終えたこの日、世界の終わりまでのカウントダウンはあと13日に……。

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正直、Keyにありがちな前半のネタ回なのかな?という印象。コオロギ博士って、結構なキーパーソンになりそうですよね。

第5話「大魔法の日」

伊座並杏子は幼い頃に母親を亡くしていました。彼女の父は母が亡くなってからほとんど家から出ない生活をしており、墓参りにも行っていません。 世界の終わりまで12日。ひなは伊座並家の不仲を解決しようと陽太を焚き付け、父親に接触。そこで母が遺したメッセージビデオの存在が、伊座並に隠されているという事実が判明します。“冥界につながる電話”と称した携帯を通じて、ひなは伊座並の母になりすましビデオメッセージの存在を伝えるのでした。 ビデオの中で母は、家族を幸せにする魔法の研究をしてきたと語ります。その「大魔法」とは自分を忘れて2人が幸せに生きていくという魔法でした。 もちろんビデオが終わっても2人は母のことを忘れてはいません。しかし伊座並は母が遺した言葉を受け入れ、ちゃんと彼女の魔法に掛かって前向きに生きなければと思います。“魔法に掛かった”伊座並親娘は、晴れやかな表情で揃ってお墓参りをするのでした。

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普通の少女にケータイの音声を偽造する(変えるだけじゃなくてピンポイントでお母さんの声を作成する)なんて可能なのでしょうか?ひなって一体何者〜?

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第6話「祭の日」

冒頭は陽太の夢のシーン。夢の中で陽太は阿修羅と共にバスケをしており、相手チームに一矢報いるため阿修羅に「お前が飛ぶんだよ」と檄を飛ばされていました。 夏祭りが開かれることを知ったひなは、陽太に伊座並や阿修羅・空・神宮司・天願を誘わせて大所帯で祭に行くことに。祭でいい雰囲気になる陽太と伊座並に妬いたひなは、誤って冷凍トラックに乗り込んでしまい、そのままトラックが発車してしまうのでした。 バイクで阿修羅と陽太はトラックを追いかけ、“あの時と同じだ”と言って陽太に飛ぶように言います。冒頭の夢はかつての試合の風景でした。事故の怪我で飛べなくなった阿修羅の代わりに陽太が飛んだものの、彼の手はわずかにボールに手が届きませんでした。 そのリベンジを果たそうと、再び阿修羅の力を借りて陽太は飛びます。無事トラックに飛び乗ると、ひなの救出に成功。陽太は花火を眺める皆の笑顔を見ながら、世界が突然終わるはずがないと思うのでした。世界の終わりまで、あと9日。

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全知の神なのに、フードトラックに乗り込んだら凍死しそうになると、知らなかった様子。
似ているけど違う世界線をループしている説も浮上してきました!気になる〜。

第7話「映画撮影の日」

世界の終わりまで7日。空が映画の脚本を完成させます。この夏に陽太とひなが関わってきた伊座並や阿修羅・神宮司・天願などが、陽太の呼びかけで映画撮影のために集まります。 映画の内容は、滅亡する世界を救う力を持つひとりの少女と、その幼馴染の少年とのストーリー。ヒロインをひな、その少年を陽太が演じます。撮影が進む中、陽太はひなの不器用ながらも一生懸命な姿に惹かれ、ひなと出会ったこの夏が楽しいものになったことに、感謝の言葉を述べるのでした。 一方で天才ハッカー・鈴木央人は、引き続きCEOに依頼された興梠(こおろぎ)博士の調査を続行中。自然免疫系の研究をしている施設が、博士と協力関係にあることが判明します。 さらに博士の自宅から運び出された不用品から、1冊の本と1枚の写真を回収。その写真には博士と思しき人物と、その娘らしき少女の姿が写っており、その少女はひなにそっくりだったのです。

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OPの最後に出てくるゲーム機だったり、映画のRPGっぽい世界観だったり……。
絶対に伏線ですよね!博士は一体なんの研究をしていたのか?物語の鍵になりそうです。

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第8話「海を見にいく日」

ひなは「じぃじ」と過ごした日々を夢に見ます。「じぃじ」との夢を見たというひなに、陽太の母は「私達も大好きだった」と、優しくひなをなでるのでした。 陽太はひなが急にいなくなるのではないかという不安を両親に告白。すると両親は、ひなは恩師の孫で、母親はすでに亡くなり父親は彼女を捨てたという真実を明かします。ひなによると、彼女は元人間で334日前に“神に等しい力”を手に入れたと言うのでした。 陽太はひなの父親探しを提案、泊りがけで出かけることに。ひなと対面した父親は驚きを隠せない様子です。父親によるとひなは「ロゴス症候群」という、成長すると筋力が低下し死に至るという、治療法の無い先天性の難病を患っていました。立つことも喋ることもできなかったと言います。 治療法が発見されていないのに元気な今のひなは「奇跡」で、最後はその奇跡も辻褄が合うようになっていくと父親は語るのでした。ひなの身を案じ浮かない顔をしている陽太に、ひなはもうすぐ世界は終わるのだから、どうせなら今を楽しく生きるほうが幸せだと笑顔を浮かべます。 世界の終わりまであと4日。ひなの父親のもとに、今度は鈴木がやってくるのでした。

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まさかのひなは病気だったパターン!ひなの口調っておじいさん譲りだったんですね〜。世界の終わり=ひなの寿命が尽きる?という説も浮上してきましたが、それではあまりにも普通すぎるかな……。でも、天才ハッカー説は濃厚そうですね。

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第9話「神殺しの日」

鈴木の調査により、興梠博士は持つ者に「全知の神」に匹敵する力を与えるという「量子コンピューター」を完成させていたことが判明。さらにそれは、ひなに埋め込まれていることが分かります。ひなの処遇はCEOよりさらに上の人間がくだすことになり、鈴木は用済みとなってしまうのでした。 幼い頃から親に都合よく利用されて生きてきた鈴木は、ひなと自分を重ねている様子です。ひなのことを見つけ出してしまったせめてもの償いにと、ひなとコンタクトを取ろうとします。 映画撮影中だったひなは閃きを得たような表情になり、突然陽太たちに語りだしました。「世界の終わり」は、ひなだけに訪れるものであること。ひなはこれまで博士によって守られてきたこと。それを鈴木が破ったことで、ひなは事実を知るに至ったのでした。 人類にはまだ手に余る代物と判断された量子コンピューターは、ひなから除去されることに。世界中でそれが議決されると同時に、ひなを捕らえる黒服の男たちが現れます。仲間の助けを得ながら、陽太はひなの手を引いて逃走。 全てを知るひなは逃げても無駄だと知っていますが、陽太が自分のことを好きだと泣きながら叫ぶ姿に、そっと微笑みます。彼女はたとえこの夏の記憶が消えてもこの気持ちだけは残っていてほしいと微笑み、陽太に好きだと告げて連れて行かれるのでした。

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ひなループ説も、ひな天才ハッカー説も見事に裏切ってくれましたね。いやー、これだからP.A.Worksは面白い!最後の告白シーンで思わず涙してしました。それにしても、ハッカー少年の過去が重すぎる……。

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第10話「過ぎ去る日」

カレンダーは9月に。陽太も夏休みが終わり、ひなのいない日常が過ぎていきます。結局ひなの行方は分からないまま、世界の終わりへのカウントダウンは0になってしまったのです。学校では転入生としてやってきたハッカー・鈴木がやってきて、いつの間にか陽太たちのグループに加わるようになっていました。 鈴木はひなの軌跡を辿るように、陽太たちとバスケをしてラーメンを食べ麻雀をする日々。季節は冬になり、ようやく陽太は鈴木がひなの言っていた「神殺しの日を使った少年」だと気付きます。そして鈴木の口から、ひなは生きているが、陽太と過ごした頃の彼女ではないことを聞かされるのでした。 鈴木の助力でひなのいる施設に潜入した陽太は、ついにひなと対面します。開頭手術を受けたひなには、以前の記憶はすでに無く、男性に対して強い恐怖心を持つようになっており、陽太に対しても怯えた態度。ひなが望めば彼女を連れ帰れる手はずになっていましたが、ひなの拒絶を目の当たりにして、陽太の心は折れかかってしまうのでした。

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鈴木少年、CEOと家族のような関係を築けたんですね。心が折れかける陽太の描写とか、妙にリアルで、残酷な現実を突きつけられたような気がしました……。ひなは助かるんでしょうか?

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第11話「遊戯の日」

淡々とスケジュール通り1日を過ごしていくひなの日常の中に、陽太の入る隙はありません。いくら陽太が話しかけても、ひなは目すら合わそうとしないのです。 2週間という潜入期限が迫り焦る中、陽太は職員・司波から、あの夏一緒に過ごしたひなが“本当のひな”だったのか、ただ機械相手に心を通わせていただけではないのかと迫られます。司波もまた悲しい傷を負っており、彼女なりにひなの最善の幸せを願っているのでした。 何が本当で、何が本当でないのか。分からなくなり疲弊した陽太に、あの夏を一緒に過ごした仲間たちから励ましの言葉が届きます。彼らとのやりとりの中で、“一緒に過ごしたひな”はここにいると、陽太は改めて前を向くのでした。 陽太はひなが好きだったゲームを通して、心を開いてもらおうと奮闘します。試行錯誤しながらも、ひなの笑顔を取り戻し少しだけ会話もできるようなったと喜ぶ陽太。ところが陽太が偽の報告書を送信していることが、司波にバレてしまいます。

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見ていて苦しすぎる……。陽太の焦りが伝わってきますね。ここで出てきたかゲーム!来週で最終回迎えられるのか?

【最終回】第12話「きみが選ぶ日」

偽りの身分であることがバレた陽太は司波に退去を言い渡され、陽太とひなが過ごす最後の1日が始まります。ゲーム以外には心を開いていない様子のひなに、諦めずに話しかける陽太。しかしひなは陽太のことを思い出す素振りを見せません。 施設を追い出される陽太の後ろ姿を見送ったひなは、このとき初めて「陽太」と名前を呼びます。拙い足取りで走りながら陽太に駆け寄って、「陽太が好き」と懸命に伝えるひな。彼女の中に以前の想いはちゃんと残っていたのでした。 ついに陽太と帰ってきたひなを出迎えるいつもの仲間たち。その中で陽太はあることに気付くのでした。あの夏ひながやっていたことは、全部ひな自身が元気な体になったらやってみたいと思っていたことなのだと。 陽太たちは“あの夏”途中で終わっていた映画を完成させ上映会を実施することに。上映会後にはメイキング映像として、元気だった頃のひなが画面に登場し、“神様になった”日々を振り返ります。ひなは陽太たちと過ごした日々を「永遠の宝物」だと言い、最高の笑顔を見せるのでした。 彼女のあの頃の本当の想いを知って涙する陽太。改めて彼は、どんな未来が待っていたとしても、ひなと一緒に生きていくことを決意するのでした。

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切なすぎる……。最終話で1話のあのモノローグが登場する訳ですね!
ただ正直、前半のギャグ回に時間をかけすぎて、2人が両想いになる描写あたりからラストにかけては駆け足だったかなぁ〜。
個人的にこれらの心理描写のモヤモヤを解消してくれたのが、アニメ映画『ジョゼと虎と魚たち』。まだ観ていない方は、是非チェックしてみてください!

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メインキャラクター、声優を紹介

『神様になった日』を盛り上げる主要キャラクターと、彼らを演じる声優陣とその代表作も併せて紹介していきます。

成神陽太/花江夏樹

成神陽太(なるかみようた)は『神様になった日』の主人公で、普通の高校生3年生です。公園で出会った自称神様・ひなに振り回されながらも、夏休みの間ともに過ごすことに。幼なじみの伊座並杏子(いざなみきょうこ)に片思い中です。 そんな成神陽太を演じるのは花江夏樹(はなえなつき)。鼻にかかった甘い声をしているので、優しい少年役にはうってつけの声優です。 代表作には大ブームを巻き起こした『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎役や、『東京喰種 トーキョーグール』の主人公・金木研役などが挙げられます。

ひな/佐倉綾音

ひなは修道着を着たピンクのロングヘア―の少女。「全知の神」を自称し、超常的な予知能力を持っています。ある夏の日、突然陽太の前に現れ、彼の家に居候し始めます。 天真爛漫な神様を演じるのは、『Charlotte』のヒロイン・友利奈緒を演じた佐倉綾音(さくらあやね)です。可愛い声で元気な女の子役を数多く演じてきた彼女は、ひなのイメージにピッタリ! 代表作は『ご注文はうさぎですか?』のココア役や、『僕のヒーローアカデミア』の麗日(うららか)お茶子役などが挙げられます。

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伊座並杏子/石川由依

伊座並杏子(いざなみきょうこ)は陽太の幼なじみ兼同級生でもあり、学園ではマドンナ的存在です。物静かな性格をした才色兼備な女の子ですが、意外にも野球好き。趣味は映画鑑賞で、将来は映画の音響監督になりたいと思っています。 そんな杏子を演じるのは、石川由依(いしかわゆい)です。石川は透明感のあるマドンナらしい美しい声の持ち主。代表作は『進撃の巨人』のミカサ・アッカーマン役や、『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』のヴァイオレット・エヴァ―ガーデン役などが挙げられます。

国宝阿修羅/木村良平

国宝阿修羅(こくほうあしゅら)は陽太の親友です。一見ぶっきらぼうですが、陽太の頼みなら最後まで聞いてくれる心強い友人。中学時代から仲良しで、バスケット部でともにプレーをしてきました。 阿修羅を演じるのは、人気声優の木村良平(きむらりょうへい)です。イケメンやノリが良いキャラクターを演じることが多く、金髪バスケ少年の阿修羅のイメージに合っていますね。 代表作には『黒子のバスケ』の黄瀬涼太(きせりょうた)役や、『ハイキュー‼』の木兎光太郎(ぼくとこうたろう)役などが挙げられます。

成神空/桑原由気

成神空(なるかみそら)は主人公・陽太の妹です。普段はテンション低めですが、実はお人よし。自主映画の制作が趣味で、映研部に所属しています。 そんな空を演じるのは、桑原由気(くわはらゆうき)です。可愛い少女にピッタリな声なので、空の良さを引き立ててくれるでしょう! 代表作には『ありふれた職業で世界最強』のユエ役や、『小林さんちのメイドラゴン』のトール役などが挙げられます。

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Key×麻枝准×P.A Worksのプロジェクト第3弾目!

まずは『神様になった日』の概要からチェックしていきましょう。三つ巴の製作プロジェクトの立役者たちはどんな方々なのでしょうか。 原作者の麻枝准(まえだじゅん)や制作会社「P.A.WORKS」、ゲームブランド「Key」の特徴や代表作などをご紹介していきます。

Keyとは?数々の「泣きゲー」作品を送り出すゲームブランド

「Key」とは株式会社ビジュアルアーツに所属するゲームブランドで、恋愛アドベンチャーゲームを数多く輩出しています。「泣きゲー」とも言われる感動ストーリーで、ファンから支持される作品が多いのが特徴。 また『CLANNAD(クラナド)』や『AIR(エアー)』などのゲームがアニメ化され、どれもが胸を打たれる感動作だと話題になりました。

麻枝准とは?カリスマゲームクリエイター

麻枝准(まえだじゅん)はKey所属のゲームクリエイターで、「泣きゲー」のカリスマ的存在。ビジュアルアーツ株式会社に移籍すると同時にKeyブランドを設立し、泣ける恋愛アドベンチャーゲームで「Key」の名を世の中に広めた立役者でもあります。 Keyブランドを立ち上げるまでは苦悩の時期もあったようですが、今では多くのファンがいる大人気シナリオライターです。

P.A Worksとは?繊細な作画に定評のある制作会社

「P.A Works」は富山県にあるアニメ制作会社で、作画が美しいことに定評があります。大都市圏に本社を置かずに元請制作を手掛ける数少ない企業です。 初めて元請けを手掛けた作品は『true tears』で、その他代表作として『花咲くいろは』や『凪のあすから』、『色づく世界の明日から』などが挙げられます。「神作画」といえば、このP.A Worksの作品を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

Key×麻枝准×P.A Works関連作品紹介

美しい作画と切なく泣けるストーリーで多くの人を感動させた「Key×麻枝准×P.A Works」プロジェクトの作品。 これまでに放送されたプロジェクトの1作目『Angel Beats!』と、2作目『Charlotte』について紹介します。 まだ観ていない方は、『神様になった日』の放送開始までにチェックしておくのもおすすめです。

伝説の1昨目、不朽の名作『Angel Beats!』

『Angel Beats!』は2010年4月から放送された「死後の世界」を舞台とした学園ファンタジーアニメです。「未練を残して死んでしまった若者たちが、青春を過ごせる学園」という斬新な設定で視聴者を驚かせました。 名字以外の記憶を失くした主人公・音無(おとなし)は、見知らぬ真夜中の学園で目を覚ましました。そこでゆりと出会った音無は、ここが死後の世界で彼女たちが天使と呼ばれる少女・かなでと戦っていると聞かされます。 しかし音無はかなでの目的が「未練を残して死んだ若者が世界を卒業できるようにすること」だと知り、彼女に協力することにします。 死後の世界にいる人々の悲しい生前の記憶や、それが満たされたシーンは涙なしには見られない名作。10年も前の作品とは思えない美しい作画が物語を盛り上げます。

待望の2作目『Charlotte』

『Charlotte』は、2015年7月から放送された超能力を持つ少年少女を描いた学園アニメです。思春期の一部に発現する超能力者たちが、科学者の実験台にされる運命を変えようとあがく物語。 乙坂有宇(おとさかゆう)は「5秒だけ他人の身体を乗っ取る能力」を悪用している少年で、Key史上最高にゲスさを前面に出した主人公です。 そんな彼の元に現れたのが、銀髪美少女の友利奈緒(ともりなお)。彼女は乙坂の悪事の証拠を押さえ、彼を妹の歩未とともに超能力者を保護する学校「星ノ海学園」へ転入させるためにやってきたのです。 乙坂は転校後、友利が会長を務める生徒会に無理やり入れられ、超能力者を保護する活動に参加します。しかし彼は自分の本当の能力に目覚め、超能力者たちの運命を変える大きな挑戦をすることになっていきます。 友利の兄が科学者の実験台にされたり、仲間が命を落としたりと過酷な設定だからこそ胸を打たれる作品です。OPのワクワクするような演出も定評があります。

『神様になった日』自称・神の少女と過ごす“最後”の夏休み!今後の展開に期待

神様になった日
©VISUAL ARTS / Key / 「神様になった日」Project

死後の世界を描いた1作目の『Angel Beats』、超能力を持った少年少女の過酷な運命を描いた2作目の『Chalotte』に続く、「Key×麻枝准×P.A Work」のプロジェクト3作目『神様になった日』。 これまでの作品でも「死」というテーマには必ず触れてきた麻枝准が、今度は「30日後に滅ぶ世界」を描きます。これは今までよりもっと壮大なスケールなだけに、ファンの期待が高まっていますね! さらにヒロイン・ひなを演じるのは、『Chalotte』のヒロイン・友利奈緒役も担当した佐倉綾音。そして成神陽太には花江夏樹、国宝阿修羅は木村良平と、人気声優がめじろ押しです。 登場人物とキャストでどんな感動のストーリーが展開されるのか、これからの展開が楽しみですね。