2021年1月1日更新

『銀魂』の最終回をネタバレ解説!ジャンプの超問題作、本当に完結したの?

銀魂
©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

2度の終わる終わる詐欺を経て、あの超人気ギャグ漫画『銀魂』がついに完結!全77巻に及んだストーリーのうち、この記事では最終回に続くあらすじや本当の最終回の内容、気になるエピローグの全容をネタバレありで紹介します。

目次

『銀魂』の最終回はどうなった?高杉と虚の戦いの行方をネタバレ解説!

漫画『銀魂』は、主人公・坂田銀時が営む「万事屋銀ちゃん」を中心に巻き起こるドタバタギャグコメディ。ストーリー最終盤では長編のシリアス展開が描かれた、完結後も話題が絶えない超人気作です。 2004年から週刊少年ジャンプにて連載が始まった本作品は連載の場所を移しながら、2019年に全77巻で完結し、2021年1月8日には劇場版『銀魂 THE FINAL』の放映も決定しています。 週刊少年ジャンプでは「あと5話で終わる」と宣言していたにも関わらず、最終回では「俺達の闘いはジャンプGIGAからだァァ!」とギャグ漫画らしい締めくくりで読者の期待を良い意味で裏切った『銀魂』。 移動先のジャンプGIGAでは当初の予定の3号分では完結できず、銀魂公式アプリへと連載場所を移ります。アプリでも最終回の配信日を延長したり、「終わる終わる詐欺」を繰り返してしまったこと詫びる謝罪文が何度も掲載されるなど、漫画史上最も読者を振り回しました。 そんな異例の作品『銀魂』について、この記事では本当の最終回のあらすじを徹底解説します。 ※この記事は2021年1月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

最終章までのネタバレあらすじ解説!江戸は一体どうなった?

主人公・坂田銀時(さかたぎんとき)がかつて師と仰いでいた吉田松陽の正体は、地球の龍脈(アルタナ)のエネルギーによって不老不死となった「虚(うつろ)」でした。 その特異な体質から数百年にわたり拷問を受けたり殺人を強制されたりしていた虚は、苦痛から逃れるために数々の人格を作り上げます。その中でも、人から奪い続ける存在である自分から逃げるために作られたのが「吉田松陽」という人格でした。 しかし、再び「虚」という残虐な人格が形成され、吉田松陽の人格は飲み込まれてしまいます。自身の死を願う虚はエネルギー源である地球のアルタナを破壊することで死のうとしますが、それはつまり地球を滅ぼすということ。こうして『銀魂』の最終章「銀ノ魂篇」が始まります。 虚は宇宙への宣戦布告を演じたりアルタナを暴走させたりして地球滅亡を計りましたが、江戸の住民の力もあって最終的に銀時達は虚を追い詰めることに成功します。 そして、敗北を悟った虚がアルタナの中へ身を投じたことで敵は消滅したかのように思われました。しかし、銀時と虚の闘いはこれで終わりでは無かったのです。

最終回までのあらすじをネタバレ解説!万事屋と仲間たちの最後の戦い

本当の完結編は虚消滅から2年後の江戸、虚がまたも復活!?

虚消滅から2年後。桂がドナルド・ヅランプとして大統領となっていたり、彼の指示で真選組が解体していたりと、江戸の街は大きく変化していました。また、マダオもとい長谷川泰三が「銀ノ魂篇」での活躍から、江戸を救った英雄として称えられているという信じられない変化も。 そんな中、死んだと思われていた「天導衆」の死体が見つかっていないことから、2年前に災厄を引き起こした虚の復活が江戸の街で囁かれ始めます。一方、天導衆は自分達が不老不死となる為に、虚を取り戻そうと企んでいました。

万屋はバラバラに?神楽の娘(?)や黒スーツ沖田も登場

天人の協力もあって2年前の災厄から復興を遂げていた江戸の街でしたが、事件終結に一役買った銀時の姿はそこにありませんでした。神楽もどこかへ行ってしまい、「万事屋銀ちゃん」は解散していたのです。ただ、諦めきれない新八は1人で江戸に留まっている様子。 そんな中、新八の前に神楽の娘だと言う「神流(かんな)」という少女が登場し、切腹したと言われていた沖田も続いて現われます。その頃沖田はマフィアに転向しており、解散させられた真選組をまとめていました。 出会い頭から神流と沖田の戦闘が勃発しますが、神流の姿はみるみるうちに神楽の姿に。神楽はアルタナに閉じ込められてしまった定春を復活させるために旅をしていましたが、万事屋解散の原因を作ってしまったことを恥じて正体を隠していたのです。 また、真選組解散の理由が天導衆の作り上げた宗教団体「星芒教」を一掃するための工作だったことも判明します。果たして虚は本当に復活してしまうのでしょうか?

銀時は虚を追う旅へ、再会する江戸の仲間たち

虚消滅後、銀時は旅をしていました。アルタナに飛び込んだ虚が再び復活することを予想していた彼は、各地に散らばる龍穴を巡り、そこに現われた赤子を探していたのです。 無事に龍穴で発見された赤子を見つけた銀時でしたが、その子供の正体が虚か吉田松陽か判断がつかず、殺すことも出来ないまま一緒に旅をすることに。みるみる成長した子供は自身が吉田松陽の人格であることを銀時に伝えますが、「星芒教」によって連れ去られてしまいます。 連れ去られる直前に、吉田松陽は心臓をアルタナの結晶石に変え、銀時に預けます。その後、吉田松陽にとっての救いは何なのかと悩んでいた銀時は高杉と出会い、剣を交えることに。高杉は兄弟子の朧の遺灰を得て、不完全な不死の身体を手に入れていました。 そこで、田舎に左遷されていた土方が2人の戦闘に介入。「(松陽を)救いに行こうぜ」と言い残してその場を去った高杉を追い、銀時や土方は江戸へ向かうことになります。しかしその頃、各地では星芒教によってアルタナを奪うテロが勃発していたのです。

銀魂ついに完結!本当の最終回をネタバレあらすじ紹介

銀時と高杉は虚を追いターミナルへ

松陽は銀時に自分が不老不死では無いと言い残していましたが、心臓を失った後の身体は星芒教の神体として生きたまま保存されていました。ずっと苦しんできた松陽を救うため、銀時や高杉は虚の身体があるターミナルまで急ぎます。 しかし、実は星芒教を作った天導衆は身体に残っていた虚の血によって操られており、虚が復活するために利用されていたのです。しかし気付いたときには遅く、天導衆はターミナルへアルタナを注ぎ込み、神体を虚として復活させてしまっていました。 銀時や高杉、桂など、かつての同輩が集って戦うものの、ついに虚が完全復活。しかし、目覚めた虚は松陽の人格でした。天導衆のリーダーを倒した彼は、駆けつけた高杉に「本当に救いたいと思ったものを救えなかった」と悲しげに伝えます。

吉田松陽と対峙、高杉は虚に乗っ取られてしまい……?

いち早く松陽の元に駆けつけた高杉は、なんと松陽の身体を刀で貫きます。驚愕する松陽が見たのは、虚の人格に飲み込まれた高杉の姿でした。高杉は朧の遺灰によって半不死になったものの、そこには虚の血も含まれていたのです。 同じく虚の血を持っていた天導衆の血を浴びることで高杉の中で目覚めた虚は、松陽に対して「お前が何も救えないことは私はとうに知っている」と言い放ちます。しかし、肉体の中にいた高杉の意識が邪魔をしたせいでとどめは刺せず、松陽は逃げることに成功。 そしてようやく現われた銀時は、虚となってしまった高杉と対峙することになります。

高杉の最期と夜明け

なおも松陽を追おうとする虚でしたが、目の前に銀時が立ちふさがります。虚は銀時に、これからしようとしていることは師や友を殺すということだ、と残酷な事実を突きつけますが、覚悟を決めた銀時は迷いを見せませんでした。 銀時の背後に高杉の幻影を見た虚が動揺した瞬間、銀時は虚に刃を突き立てます。高杉は意識の中で銀時と共闘し、2人の力でついに虚を倒すことに成功したのです。 生死に隔てられてもなお切れない2人の絆を見せつけられた虚は、「人は虚を知るがゆえに人を受け入れ人の中に生き、死別を持ってさえ滅ばず魂に有り続けられる」と最後に悟りながら消滅。 意識を取り戻した高杉は、自身の死を受け入れながら、銀時に最後の言葉を贈りました。今はもうない左目は最後に銀時の泣き顔を映していたと語る彼は、「右目が閉じる時まで、ふぬけたツラ見せてんじゃねェよ」と銀時を励まします。 涙を堪えながら高杉の死を見届けた銀時は、訪れた夜明けの太陽を見上げながら涙を流すのでした。

ターミナルの消滅とたまの記憶【最終回】

高杉を看取ってから、銀時は暴走を続けているターミナルへと急ぎます。ちょうどその頃、虚(=高杉)から逃げ延びた松陽はターミナルへと到着し、身体に残されたアルタナと暴走するターミナルのエネルギーを相殺することで江戸を救おうとしていました。 そして桂や辰馬の協力で、ようやく銀時がターミナルへ到着。万事屋メンバーや江戸の人々から慕われる銀時の姿を見て、松陽は「立派になったな」と声をかけます。 最後には松陽を銀時・新八・神楽で支えながら、ターミナルの暴走を食い止めることに成功し、あたりは白い光に包み込まれました。

最終回であの人気キャラはどうなった?

龍穴で見つかった赤ん坊は高杉なのか

無事にターミナルの崩壊を防いだ銀時達でしたが、エピローグは続きます。 虚が龍穴で復活したのと同じように高杉が復活すると信じて、鬼兵隊の残党達は龍穴を探し歩いていたようです。『銀魂』最終回では、鬼兵隊のマタ子が龍穴で見つけた赤ん坊を抱いて涙を流しているシーンが描かれています。 その正体は明言されていませんでしたが、おそらく赤ん坊の中身は高杉ではないかといわれています。虚との戦闘で死亡した高杉の遺体は、アルタナの奔流に飲み込まれてしまったようですが、同じくアルタナに還っていった松陽が弟子を助けたのではないかと予想されるためです。 しかし、高杉が再び龍穴で生まれてしまったならば、また虚と同じような悲劇が起こらないとも限りません。果たして本当に赤ん坊の正体が高杉なのかは、作者のみが知るところとなっています。

万屋メンバーは再集結?社長になったのは新八

虚との長い闘いが終結し、ついに銀時が「万事屋銀ちゃん」に戻ってきました。しかし、社長の席は新八に譲られ、銀時は平社員としていつものようにぐうたらしているようです。 2年間の空白で成長していた神楽もかつての様子に逆戻りし、復活した定春も帰還。以前と変わらない「万事屋銀ちゃん」の光景が戻ってきていました。 最後のコマは復興した“東京”の街を背景に、「まぁ何だっていいさ、何せ俺達ゃ万事屋だ」という銀時のセリフと走り出す万事屋メンバーで締めくくられています。

真選組メンバーはどうなった?

対虚戦の際には解散させられていた真選組でしたが、最終回では再集結し、低くなっていた侍の地位も回復していました。局長の近藤はいまも新八の姉・妙子に片思い中で、付き合っていると最終回偽装しようとするも失敗しています。 また、沖田も土方の死亡を偽装しようとしますがこれも失敗。激しい闘いがあったことを感じさせないほど、普段通りの真選組が戻ってきています。

そよ姫が首相に!ドナルド・ヅランプは死亡?

虚戦の際は大統領だったドナルド・ヅランプこと桂小太郎は、まさかの死亡。現在の首相となったそよ姫がヅランプ殺害を指揮したと疑われています。ちなみにそよ姫のボディガードは、作中屈指の強キャラ・信女です。 死亡したといわれていたにも関わらず、実は桂は“英霊志士オバZ”として活動していました。大統領時代から命を狙われていたため、今も正体を隠しているのかもしれませんね。しかし、目立ちたがりなので隙あらば出番を求めて登場しています。

空知英秋の次回作は?これからも漫画は描き続けるそう!

いろいろな意味で読者に強烈な印象を残した『銀魂』。次回作が待望される作者の空知英明は「日経エンタテインメント2017.08」にて、『銀魂』の連載終了後も漫画を書き続ける意思があることを語っています。 ただし、その後に「まぁ、どうなるか分かりませんが(笑)」と続いているため、次回作については気長に待った方が良さそうです。 また、2021年1月8日に公開が予定されている劇場版『銀魂 THE FINAL』では、アニメ版『銀魂』で描ききれなかった最終盤のストーリーが描かれることが決定しています。

『銀魂』遂に最終回詐欺卒業?もう一度カムバックして欲しい漫画第1位

銀魂 劇場版銀魂
©空知英秋/劇場版銀魂製作委員会

2度にわたる「終わる終わる詐欺」を繰り返し、2019年に銀魂公式アプリでようやく完結した『銀魂』。笑いあり涙ありの怒涛のストーリーは最後まで読者の関心を集め続け、完結後も劇場版の放映が決定しています。 劇場版は初めて見る人にも分かる親切設計になっていると告知されているので、『銀魂』を見たことが無い人もぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。