2026年2月23日更新

エヴァ13号機の正体は"アダムスの生き残り"?初号機との違いや似ている理由も考察【エヴァンゲリオン】

このページにはプロモーションが含まれています
エヴァンゲリオン 第13号機
©️カラー

『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』から登場したエヴァ13号機は初号機に酷似した見た目で観客の度肝を抜きました。果たして何の為に開発され、どのような能力・装備を持っているのでしょうか? 本記事では、劇中でのパイロットやその正体、フォースインパクトとの関連性なども含めて細かく紹介します。本編を観ていて分からないという人やまだ観ていないが、エヴァについて気になるという人は是非チェックしてください。 ※この記事は「エヴァンゲリオン」シリーズの重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

AD

「エヴァンゲリオン」エヴァ第13号機とは?

エヴァンゲリヲン新劇場版:Q
©カラー

主人公・碇シンジの父親・碇ゲンドウが建造したのが初号機にそっくりな見た目のエヴァが第13号機です。目は4つ、腕は4本あります。 見た目は似ているものの、初号機が「希望の機体」であるのに対し、第13号機は「絶望の機体」。存在意義そのものが真逆に位置しています。 それまでのエヴァと大きく異なるのは、ダブルエントリー方式であることと、A.T.フィールドを持たない点。「Q」ではシンジとカヲルが搭乗しました。

【正体】エヴァ第13号機が「アダムスの生き残り」とはどういうこと?

「Q」では第13号機が「アダムスの生き残り」と呼ばれていました。アダムスの定義は諸説あります。 リリスの背後に現れる10体の影がアダムスそのうちセカンドインパクトの4体、NHG艦の素体となった4体をのぞいた残り2体が第13号機にしたとする説。 また「シンエヴァ」のセカンドインパクト跡地に立っていた5本の十字架が5体のアダムスを指し、そのうち、傾いていた十字架に対応する1体が第13号機の素体となったとする説も。 いずれにしても第13号機の素体は、「生命の源」であるアダムスであり、それが「神の機体」とされる所以でもあるのでしょう。

【目的】エヴァ第13号機が建造された理由とは?

第13号機が作られた理由は、リリスの結界を突破し、2本の槍を扱えるエヴァが必要だったからです。これらの目的を達成するため、第13号機の最大の特徴であるダブルエントリー方式となりました。 作中の描写を見ると、操縦には必ずしも2人が必要というわけではなさそうでした。しかしシンジは、自分が壊した世界を戻すために2本の槍が必要だとカヲルに聞かされ、搭乗を承諾します。 実際のところは、後述するゲンドウの願いを叶えるためでした。

AD

ゲンドウは第13号機で何をしたかった?

エヴァ13号機は碇ゲンドウ自らが開発したものであり、「母性」の象徴である初号機に対して「父性」の象徴であるともいえます。ではなぜ13号機が開発されたのかといえば、ゲンドウ自身の願いである「碇ユイとの再会」を果たしたかったからです。 このことは「Q」で同僚の冬月から「碇はあらゆる犠牲を払って自分の願いを叶えようとしている、自分の魂もだ」と明確に語られています。そのような歪んだ欲望が初号機に瓜二つのエヴァを作るという形で結実してしまったということでしょう。 碇ユイは初号機と一体化することで魂を融合させました。ゲンドウも同じようなことを意図的に果たそうとしたと思われ、その末に誕生した悲劇の産物といえるでしょう。

【考察】似ている理由:第13号機は“初号機のアンチテーゼ”

新世紀エヴァンゲリオン ロンギヌスの槍
©カラー

13号機は「初号機のアンチテーゼ」だったのではないでしょうか。 初号機と似た見た目でありながら、片や「母性」と「希望」の象徴であり、片や「父性」と「絶望」の象徴でした。またそれがパイロットのシンジとゲンドウのキャラクターの違いとも絶妙にリンクしています。 知れば知るほど魅力的な13号機はエヴァシリーズにおいて欠かせない存在だといえるでしょう。

【考察】エヴァ第13号機がATフィールドを持たない理由とは

新世紀エヴァンゲリオン

13号機はエヴァとしては珍しくA.T.フィールドが装備されていないのが最大の特徴です。これが初号機をはじめとする他のエヴァとは決定的に異なる要素ではないでしょうか。エヴァのエヴァたる所以は、本来A.T.フィールドを持つことにありました。 A.T.フィールドとは「心の壁」が具現化したものであり、相手が自分のパーソナルスペースに入らないように設計されています。13号機が代わりに持つのは「ATフィールドビット」です。 こちらは「ガンダム」シリーズにおけるビット兵器・ファンネルであり、庵野監督お得意の歴代ロボアニメのオマージュが散りばめられた兵器。 その性能・描写共に攻防一体の武装として描かれており、[マリ]の乗る8号機のアンチATフィールドでも効果はありませんでした。さらにアスカの改2号機からの攻撃を防御しつつ、そのビットで攻撃も仕掛けているなども原典に忠実です。 このように見ると、エヴァ13号機は「エヴァ」シリーズにおけるVガンダムといえるかもしれません。

AD

【新劇場版:Q】13号機が覚醒?フォースインパクトとの関連性とは

ニアサードインパクトの責任を取る

13号機の覚醒はまず、シンジとカヲルが13号機に乗った理由から説明する必要があります。2人が13号機に乗った理由は、シンジが綾波レイを救うために引き起こしたニアサードインパクトに対する責任を取るためでした。 「Q」は「破」で自らの行動で世界を滅茶苦茶にしたシンジの物語です。破壊してしまった世界を戻すためには、ロンギヌスの槍とカシウスの槍という2本の槍が必要だとカヲルは説明します。 2本の槍を持つとなると初号機では不可能であり、シンジは止むを得ず13号機に乗る決意を固めるのです。

仲間の制止を振り払うシンジ

シンジはMark.09を操縦するオリジナルの綾波レイとは違う“アヤナミ”と共にリリスの結界を突破して最深部へ到達しました。ここで追っ手として立ちふさがる8号機と改2号機を相手にしますが、圧倒的な戦闘力の差で退けます。 しかしここでシンジは何故仲間が自分を制止したのかに気付かされるのです。それはカヲルと共に13号機に乗って来ること自体がゲンドウの仕組んだ罠だったからでした。アスカやマリはそのことに気付いてシンジを止めようとしたのです。 しかし、自責の念に駆られ状況を冷静に客観視できないシンジは選択を誤ってしまい、カヲルを犠牲にしてしまいました。

AD

13号機覚醒!フォースインパクトが発動

シンジが気づいた時には既に取り返しがつかなくなり、13号機は独立した存在として第12使徒を取り込んで覚醒します。そしてガフの扉を開き、フォースインパクトが起こってしまうのです。泣きっ面に蜂とはまさにことのことでしょう。 覚醒してガフの扉を開いた13号機を止めることは不可能でしたが、カヲルが死の直前にDSSチョーカーを作動させました。これによってシンジが強制排出されたことで機能が停止し、最終的には地上へ落下します。 世界全滅はギリギリのところで回避できたものの、結局シンジはまたもやその浅慮さ、視野の狭さから墓穴を掘って事態を悪化させてしまったのです。

【シンエヴァ】シンジが乗る初号機と対戦

シン・エヴァンゲリオン劇場版
©カラー

「シン・エヴァ」ではとうとう、ゲンドウ自らが取り込まれる形でラスボスとなり、シンジが乗る初号機と戦うことになりました。本当の意味での「親子対決」の縮図を最後に持って来るという、とても王道的な展開に。 13号機の戦闘力は圧倒的で、怪物化した新2号機を物ともせずにアスカごと取り込んでしまいます。最終的にはロンギヌスを持った13号機とカシウスを持つ初号機の対決、つまり「絶望」VS「希望」という美しい構図で親子対決が始まったのです。 13号機は覚醒した初号機相手でも圧倒し続けますが武力では決着がつかず、最後は心の対決となりました。この対決は「機動戦士ガンダム」の最終回におけるアムロとシャアのオマージュといえるのではないでしょうか。 最終対決は己の心の弱さを認めたゲンドウの負けとなり、最後の最後でシンジが主人公としての責任を果たしたのです。

AD

エヴァ第13号機がわかると新劇場版がもっと面白くなる!

「Q」にて登場、往年の「エヴァ」ファンをざわつかせたエヴァ第13号機について解説しました。最後はラスボスとして君臨した第13号機は「エヴァ」完結を語る上で欠かせない存在です。ここで紹介した考察も踏まえ、新劇場版を楽しんでみてください!