2021年3月25日更新

エヴァ13号機の装備や覚醒、初号機との対決について徹底解説!シンエヴァにも登場

13号機 エヴァンゲリオン

エヴァ初号機とそっくりの見た目でありながらまるで中身が異なるエヴァ13号機。今回はそんな13号機の装備や正体、劇中の覚醒について考察します。最新作の「シン・エヴァ」についても触れるので、気になる方は是非チェックしてください。

目次

エヴァ13号機を徹底解説!謎多き兵器の正体や開発目的も紹介

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『ヱヴァンゲリオン新劇場版:Q』から登場したエヴァ13号機は初号機に酷似した見た目で観客の度肝を抜きました。果たして何の為に開発され、どのような能力・装備を持っているのでしょうか? また劇中でのパイロットやその正体、フォースインパクトとの関連性なども含めて細かく紹介します。本編を見ていて分からないという人やまだ観ていないが、エヴァについて気になるという人は是非チェックしてください。 ※この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

\『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 』を観たい人はこちら/

そもそもエヴァって何?

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まずは「エヴァ」が何かを解説します。「エヴァ」とは「福音」を意味する「エウアンゲリオン」とアダムとイブに登場する「エバ」をかけ合わせたものです。

人工生命体が動力源なので、マジンガーのような「ロボット」よりはウルトラマンのような「変身ヒーロー」に近いでしょう。

最大の特徴は「ATフィールド」であり、至近距離で使徒のATフィールドと中和させることで接近攻撃が可能です。この特徴故に、使徒に対する唯一の対抗手段と定義されています。特に象徴的なのが初号機の暴走モードなどではないでしょうか。

兵器でありながら「生き物」でもあるというのが神秘性を感じさせますね。

13号機はなぜ作られたのか

エヴァ13号機は碇ゲンドウ自らが開発したものであり、「母性」の象徴である初号機に対して「父性」の象徴であるともいえます。ではなぜ13号機が開発されたのかといえば、ゲンドウ自身の願いである「碇ユイとの再会」を果たしたかったからです。

このことは「Q」で同僚の冬月から「碇はあらゆる犠牲を払って自分の願いを叶えようとしている、自分の魂もだ」と明確に語られています。そのような歪んだ欲望が初号機に瓜二つのエヴァを作るという形で結実してしまったということでしょう。

碇ユイは初号機と一体化することで魂を融合させました。ゲンドウも同じようなことを意図的に果たそうとしたと思われ、その末に誕生した悲劇の産物といえるでしょう。

能力・装備を解説!2本の槍を持つ特殊装備

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次にエヴァ13号機の能力・装備を解説します。まず見た目は旧作版のエヴァ初号機に近く、目が4つあります。また、他のエヴァとの違いとしてはコックピットが単座ではなく、ダブルエントリーという複座方式で動くようになっています。

なぜこのような複雑なシステムなのかというと、理由は2つ考えられます。1つ目がメインシャフトを塞いでいるリリスの限界を突破すること、そして2つ目が2本の槍を持てるだけのパワーを獲得する為です。単座のエヴァでは1本の槍しか持つことができません。

単独でのスペックはかなり高く、「Q」で破格の強さを誇ったアスカの改2号機の攻撃を物ともしませんでした。また、この描写の時はシンジだけで動かしていたので操縦自体は単独でも可能であることがわかります。

初号機を模して作られただけあって、相当に洗練された高いスペックのエヴァです。

A.Tフィールドがない?

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エヴァとしては珍しくA.T.フィールドが装備されていないのが最大の特徴です。これが初号機をはじめとする他のエヴァとは決定的に異なる要素ではないでしょうか。エヴァのエヴァたる所以は上記したようにA.T.フィールドにありました。

A.T.フィールドとは「心の壁」が具現化したものであり、相手が自分のパーソナルスペースに入らないように設計されています。

そのA.Tフィールドが13号機にはありませんが、代わりにA.T.フィールドに取って代わる防御システムがあります。それが下記で説明する「ATフィールドビット」です。

ATフィールドビットで防御?

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A.T.フィールドがない代わりに、13号機にはRSホッパー:ATフィールドビットという防御システムがあります。ガンダムシリーズにおけるビット兵器・ファンネルであり、庵野監督お得意の歴代ロボアニメのオマージュが散りばめられた兵器です。 その性能・描写共に攻防一体の武装として描かれており、マリの乗る8号機のアンチATフィールドでも効果はありませんでした。さらにアスカの改2号機からの攻撃を防御しつつ、そのビットで攻撃も仕掛けているなども原典に忠実です。 このように見ると、エヴァ13号機はエヴァシリーズにおけるVガンダムといえるかもしれません。

13号機のパイロットはシンジ、カヲル、ゲンドウ

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エヴァの中でも強力な13号機ですが、「Q」と「シン・エヴァ」ではパイロットが異なっています。「Q」ではシンジとカヲルが乗りこなしましたが、ゲンドウの罠に嵌められた結果、カヲルは死亡します。結果としてカヲルは第13使徒として覚醒の生贄となりました。 そして「シン・エヴァ」ではついに目論見通りゲンドウがパイロットとして取り込まれ、魂となって一体化を果たします。だから本来の目論見は果たしたことになりますが、それでも念願の「ユイとの再会」だけは果たすことができませんでした。 他者に犠牲を強いる方法だったことも含めてなんとも皮肉な結末です。

13号機の正体とは

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13号機の正体は「アダムスの生き残り」であり、アダムスとはすなわち、本作における第1使徒=渚カヲルです。このことはマリから「覚醒したみたいね、アダムスの生き残りが」と言及されていることからも確証があります。 複数形なので、アダムの生き残り自体は13号機以外にもエヴァMark09などがいます。しかしそれらはあくまで「器」しかなく「魂」がありません。覚醒させるためにはアダムの魂を持つ者が必要となるのです。 そこでゲンドウは表向き複座のパイロットにしてシンジとカヲルを乗せ、最後に13号機の魂として取り込みました。この目論見は結果として成功してしまい、「シン・エヴァ」ではそこから怒涛のラストへと繋がっていきます。 冬月が口にした「最後の執行者」という言葉通りの展開を見せたのです。

13号機が覚醒?フォースインパクトとの関連性とは【ネタバレ注意】

ニアサードインパクトの責任を取る

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13号機の覚醒はまず、シンジとカヲルが13号機に乗った理由から説明する必要があります。2人が13号機に乗った理由は、シンジが綾波レイを救うために引き起こしたニアサードインパクトに対する責任を取るためでした。 「Q」は「破」で自らの行動で世界を滅茶苦茶にしたシンジの物語です。破壊してしまった世界を戻すためには、ロンギヌスの槍とカシウスの槍という2本の槍が必要だとカヲルは説明します。 2本の槍を持つとなると初号機では不可能であり、シンジは止むを得ず13号機に乗る決意を固めるのです。

仲間の制止を振り払うシンジ

アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』碇シンジ
©ADV Films/Photofest/Zeta Image

シンジはMark.09を操縦するオリジナルの綾波レイとは違う“アヤナミ”と共にリリスの結界を突破して最深部へ到達しました。ここで追っ手として立ちふさがる8号機と改2号機を相手にしますが、圧倒的な戦闘力の差で退けます。 しかしここでシンジは何故仲間が自分を制止したのかに気付かされるのです。それはカヲルと共に13号機に乗って来ること自体がゲンドウの仕組んだ罠だったからでした。アスカやマリはそのことに気付いてシンジを止めようとしたのです。 しかし、自責の念に駆られ状況を冷静に客観視できないシンジは選択を誤ってしまい、カヲルを犠牲にしてしまいました。

13号機覚醒!フォースインパクトが発動

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シンジが気づいた時には既に取り返しがつかなくなり、13号機は独立した存在として第12使徒を取り込んで覚醒します。そしてガフの扉を開き、フォースインパクトが起こってしまうのです。泣きっ面に蜂とはまさにことのことでしょう。 覚醒してガフの扉を開いた13号機を止めることは不可能でしたが、カヲルが死の直前にDSSチョーカーを作動させました。これによってシンジが強制排出されたことで機能が停止し、最終的には地上へ落下します。 世界全滅はギリギリのところで回避できたものの、結局シンジはまたもやその浅慮さ、視野の狭さから墓穴を掘って事態を悪化させてしまったのです。

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シンエヴァにも登場!シンジが乗る初号機と対戦【ネタバレ注意】

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そして「シン・エヴァ」ではとうとう、ゲンドウ自らが取り込まれる形でラスボスとなり、シンジが乗る初号機と戦うことになりました。本当の意味での「親子対決」の縮図を最後に持って来るという、とても王道的な展開でした。 13号機の戦闘力は圧倒的で、怪物化した新2号機を物ともせずにアスカごと取り込んでしまいます。最終的にはロンギヌスを持った13号機とカシウスを持つ初号機の対決、つまり「絶望」VS「希望」という美しい構図で親子対決が始まったのです。 13号機は覚醒した初号機相手でも圧倒し続けますが武力では決着がつかず、最後は心の対決となりました。この対決は「機動戦士ガンダム」の最終回におけるアムロとシャアのオマージュといえるのではないでしょうか。 最終対決は己の心の弱さを認めたゲンドウの負けとなり、最後の最後でシンジが主人公としての責任を果たしたのです。

【エヴァンゲリオン】13号機は“初号機のアンチテーゼ”

今回は「Q」から鳴り物入りで参戦し、「シン・エヴァ」でラスボスとして覚醒した13号機について解説しました。こうして突き詰めていくと、13号機は「初号機のアンチテーゼ」だったのではないでしょうか。 初号機と似た見た目でありながら、片や「母性」と「希望」の象徴であり、片や「父性」と「絶望」の象徴でした。またそれがパイロットのシンジとゲンドウのキャラクターの違いとも絶妙にリンクしています。 知れば知るほど魅力的な13号機はエヴァシリーズにおいて欠かせない存在だといえるでしょう。

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