『キングダム』摎(きょう)はいつ死亡した?正体や史実のエピソードを交えて解説
古代中華を舞台にした『キングダム』。かずかずの美しい女性キャラが登場しますが、なかでも摎(きょう)はその美しさと悲しい結末から少ない登場でも人気があるキャラです。 本記事では、そんな『キングダム』に登場する摎(きょう)の魅力を徹底解説します!摎の人気の理由と、涙なしでは語れない悲しい結末に迫ります。 ※この記事は『キングダム』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『キングダム』摎(きょう)のプロフィール
摎は女性でありながら旧六大将軍に選ばれた1人。普段は仮面を被っており、その素顔を隠しています。キングダム開始時からすでに故人なのもあり、作中で登場する回数は少ないです。 初めて登場したのは11巻で、その時は摎についてあまり明かされません。その後、15巻で再び登場し、16巻にて摎の最後が描かれています。 登場シーンの少なさから活躍している場面も少ないですが、実力は本物。召使の立場から旧六大将軍にまで成り上がった真の実力者です。
【強さ】摎(きょう)は六大将軍の1人
摎は旧六大将軍の1人です。六大将軍といえば、昭王に選ばれた6人の将軍で、その存在によって秦国は中国でもっとも危険な国と言われたほど。女性でありながら六大将軍に選ばれる実力はすごいですね! 摎は武人ではなくもともとは王騎の屋敷の召使いでした。しかし、生まれ持った才能と間近で王騎の武を見て育ち、摎も武人としての才能を開花させます。 摎は戦で成果をあげ将軍となり、その数年後には六大将軍に選ばれました。わずか数年で六大将軍の座を獲得した摎は紛れもない天才児ですね。
【関係】摎(きょう)と王騎は夫婦だった?
摎と王騎は将来を約束した仲でした。将来を約束したといっても、しっかりと約束を交わしたのではなく、摎が子供の頃に約束した口約束です。 幼い摎が「お城を100個取ったら王騎様の妻にしてください」とお願いします。王騎はそのお願いに対し、いつもの調子で「いーですよォー」と返事をしました。 側から見るとただの子どもとの口約束ですが、摎も本気で信じ武を磨きます。王騎もちゃんと約束を覚えており、城を99個取ったところで「最後の一つですね」と言葉をかけていました。子どもの頃の約束をおたがい覚えているなんて、素敵ですね!
【正体】摎(きょう)は実は昭王の娘
摎はかつて「戦神」と呼ばれた昭王の娘でした。キングダム開始時から昭王は故人ですが、作中で何度も名前が出る重要な人物です。そんな昭王の娘だなんて驚きですよね! 昭王の時代の後宮は無法地帯になっていました。そんななかで身分が低いけれど美しい宮女が産んだ赤子が摎です。しかし、身分が低い宮女に後ろ盾はなく後宮内では育てられません。宮女は摎を生かすため王騎の屋敷に預けました。 その後、摎と昭王は初めて会った時にたがいに親子だと気づきます。ですが、おたがい生涯口に出すことはありませんでした。
【活躍】摎(きょう)の原作でのエピソードを紹介!
王騎と結婚の約束を交わす
登場回 | 16巻 第164話 |
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摎と王騎が結婚の約束を交わすのは16巻第164話です。 幼い摎と王騎が2人で特訓をしており、その最中に摎が「王騎様は大将軍になってお城をたくさんとるのですか?」と質問をします。王騎は「ンフフフ、そーですよォー」と軽い返事。 そんな王騎に摎は自分も大将軍になるといい、「お城を百個とったら摎を王騎様の妻にしてください」とお願いをします。王騎はこのプロポーズにも「ンフフフ、いーですよォー」と軽い返事。 摎はよしとガッツポーズをし、その後は有言実行を目指し戦果を上げます。この約束で本当に六大将軍にまでなるのですから、恋する乙女の力は計り知れないですね!
99個城を取った摎を王騎が訪ねる
登場回 | 16巻 第164話 |
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摎は王騎と交わした約束をずっと覚えており、戦果を上げ六大将軍に選ばれました。順調に城も取っていき、残りあと1つで100個となり、最後の城は馬陽です。 王騎は馬陽との戦いの前に摎を訪ね「いよいよ最後の一つですね」と一言声をかけました。王騎が覚えていると思わず摎は嬉し涙をこぼします。 しかし、そんな2人にとある男が立ちはだかりました。「三大天」の一角、龐煖です。作中でも最強クラスの龐煖が単騎で2000人の精鋭兵を突破し、摎の命を奪いました。 王騎が駆けつけるも間に合いません。怒りに満ちた王騎は龐煖に斬りつけ、倒したかのように見えました。しかし、龐煖は生きており、その後2人は再び刃を交えます。
【死亡】摎(きょう)の壮絶な最期とは?
摎が100個目の城となる馬陽に攻め込む前夜。彼女の陣に「武神」と恐れられる龐煖(ほうけん)が現れます。彼は強者との戦いを求め、様々な武将たちに戦いを挑んでいました。摎はその挑戦を受けざるを得ない状況となり、彼と一騎打ちをすることに。 彼女は自身の部下に見守られる中、龐煖と激しい戦いを繰り広げます。相手の攻撃を避けながら、龐煖に次々と傷を負わせていく摎。しかし、龐煖が振り下ろした矛を身体に受けてしまい、彼女は致命傷を負ってしまったのです。 その直後に王騎が駆け付け、龐煖の撃退には成功したものの、摎はそのまま帰らぬ人となってしまいます。王騎は大切な人を守り抜けなかった後悔を胸に、9年後の馬陽で再び龐煖と対峙することになるのでした。
【史実】摎(きょう)に実在のモデルはいる?
摎は実在しており、モデルとなった人物は「楊摎(ようきゅう)」という秦の将軍です。 楊摎が初めて記録に出てくるのは紀元前256年。韓に攻め入り陽城(ようじょう)、負黍(ふしょう)を取り、さらに趙に攻め入り20県を取ったと記録されています。 次に登場するのは、紀元前254年。楊摎が魏の呉城を取ったと記録されています。これ以降は記録に登場しておらず、没年なども不明です。
史実では男性
『キングダム』では女性として描かれいている摎ですが、史実では男性だったと考えられます。 当時は女性が戦に出ることは滅多になく、もし女性が戦に出ていたら記録に「女性だった」と記されているでしょう。しかし、楊摎は女性だったと記されていないことから、史実では女性ではなく男性だったと考えられます。
【実写キャスト】映画「キングダム」で摎(きょう)を演じるのは?
2024年7月12日公開の映画「キングダム4/大将軍の帰還」で摎を演じるのは新木優子です。 モデルとしてキャリアをスタートさせた後、2008年に映画『錨を投げろ』で初出演。その後、ドラマ「CRISIS」や「コード・ブルー」 など数多くの人気作に出演してきました。 原作のイメージに近い知的な美貌を持った彼女がどんな摎を演じるのか注目です。
【声優】アニメ「キングダム」で摎(きょう)を演じるのは?
アニメ『キングダム』では、すでに1期で摎は登場しています。摎の声を演じたのは声優の高梁碧です!高梁碧は他にも『ぼくらの』の本田千鶴役や、『デート・ア・ライブ』の日下部燎子役を演じています。 『キングダム』の摎役では、可愛らしくも真の強さを感じさせる声ですよね。摎の恋する乙女の可愛らしさと、武人としての強さを見事に表現しています。
『キングダム』摎は王騎との結婚を夢見た強い女性
摎は幼い頃の王騎との約束を夢見て恋に真っ直ぐ生きた強い女性です。残念ながら、摎は王騎と結婚できずに亡くなってしまいますが、きっと王騎との結婚を夢見て突き進む摎は幸せだったでしょう。 ぜひ、王騎との結婚を夢見て恋に真っ直ぐ生きる摎を原作でチェックしてみてくださいね。