『黒執事』のネタバレ＆緑の魔女編の考察も！漫画は完結している？

ファントムハイヴ家はイギリスの名門貴族に名を連ねる家で、当主はわずか12歳のシエルです。使用人は庭師のフィニアン、家女中のメイリン、料理長のバルドロイ、家令のタナカがおり、なかでも優秀なのが執事のセバスチャン。ほとんど1人で仕事をこなしています。 そんなある日、マフィアのアズーロにシエルは誘拐されてしまいました。ファントムハイヴ家は女王の番犬と呼ばれ、代々政府の汚れ役を引き受けています。アズーロはそんなファントムハイヴが邪魔でシエルを誘拐したのです。 シエルを助けにきたのは、執事のセバスチャンでした。次々と人間離れした動きでマフィアを倒しアズーロのもとへきます。実は、セバスチャンの正体はシエルと契約した悪魔。セバスチャンは契約のもとにシエルを助け、ファントムハイヴ家に戻ります。

漫画『黒執事』をお得に読みたい人にはコミックシーモアがおすすめ。 コミックシーモアでは無料会員登録で70％オフのクーポンをゲットできるので、かなりお得に読むことが出来ます。この機会に是非コミックシーモアで『黒執事』を一気読みしてくださいね！

巷を騒がせている切り裂きジャック事件を解決するよう女王陛下から指令が届きました。シエルは叔母のマダム・レッドと中国人の劉に協力してもらいながら、切り裂きジャック事件の犯人を追います。 シエルは事件を探っていき、セバスチャンの言動をきっかけに、事件の犯人がマダム・レッドだと気づきました。シエルは犯行現場を取り押さえ、マダム・レッドと執事としてそばにいた死神のグレルと戦うことに。 マダム・レッドはシエルを殺そうとしますが亡き姉と重なり殺せません。そんなマダム・レッドをグレルは殺害。その後、セバスチャンと戦いますがグレルが負けそうなところに上司の死神がきて、連れ去られていきました。 事件が解決した後、マダム・レッドの葬式が行われ、シエルは赤いドレスを手向けます。

インド帰りのイギリス人を逆さに吊る事件が起こり、女王陛下からの指示でシエルは事件の解決に動きました。事件を調べるなかで、インドのベンガル藩王国26王子ソーマと執事のアグニにシエルたちは出会い、2人はシエルの屋敷に居候します。 アグニが屋敷を抜け出していることに気づいたシエルたちは、尾行しました。そして、アグニがウエストという男に仕えていること、ウエストが逆さ吊り事件の犯人のこと、運営するカリー店に英国王室御用達の称号を得ようとしていることを知ります。 シエルたちは阻止するためにも品評会に参加し、セバスチャンがカリーパンを作って、アグニのカレーに勝ちました。このあと、ソーマはアグニがウエストに仕えていた理由も知り、2人は再び主従関係に戻ります。

ノアの方舟サーカスが訪れると子供が消えるという事件が起こり、女王陛下の指示のもとシエルとセバスチャンはサーカスに潜入して事件を探ります。1軍メンバーのテントを捜索したシエルは、「笛吹のトム」と書かれた封筒を見つけ、トムの正体を探るようセバスチャンに指示をしました。 指示を受けセバスチャンは、サーカスのメンバーを唆し、トムがケルヴィン男爵だと突き止めます。サーカスを抜け出した2人は男爵の元へ訪れると、ケルヴィン男爵がシエルに執着しており、かつてシエルに行われた儀式を再現しようと子供達を誘拐していたことが発覚しました。 さらに、サーカス団の医者も登場してシエルのトラウマに触れます。フラッシュバックしたシエルは全てを燃やすようにセバスチャンに指示して事件を解決するのです。

女王陛下から客人をもてなすよう指示されたシエルは正餐会を開き客人を招きます。しかし、その日の深夜にドイツ人のジーメンスが殺害され、翌朝にはセバスチャン、フェルペスが殺害されました。 そんななか、牧師のジェレミーが訪れて優れた頭脳で犯人を推理し、この殺人事件を解決に導きます。犯人も無事に捕まり、全てが解決したように思われました。 しかし、この事件には裏があります。ジーメンスとセバスチャンを殺害したのは、女王から派遣されていたグレイで、殺害は女王の命令によるものだったのです。すべてはドイツの発展阻止やルールを犯した罰でした。 しかも、ジェレミーの正体は殺害されたはずのセバスチャンで、フェルペスを殺害したのはサーカスの残党のスネーク。セバスチャンは執事に戻り、スネークは使用人として迎え入れられ、事件はひと段落します。

婚約者のエリザベスが乗る船で人体実験をする暁学会が集会を行うという情報を手に入れたシエルは、船に潜入して調査をします。集会では死者が蘇りその姿はゾンビそのもの。ゾンビらは乗船客に襲いかかり始めたうえ、船が氷山にぶつかり浸水が始まりました。 船内は大パニックでシエルやエリザベスもゾンビに襲われ窮地に陥ります。しかし、エリザベスが隠しいてた特技の剣でゾンビを撃退。危機を逃れエリザベスを先に逃した後、シエルとセバスチャンはゾンビの謎を調べます。 その後、ゾンビは葬儀屋が作ったことが発覚。しかも、葬儀屋は元死神でした。セバスチャンや死神が葬儀屋と戦うも倒せず、先に船が沈没します。シエルとセバスチャンは救命ボートに乗り脱出しました。

女王陛下よりウェストン校にいる親戚のデリックと連絡が取れないと手紙を受け取り、シエルは学校に潜入して捜査を始めました。この学校にはP4と呼ばれる監督生がおり、シエルはうまく取り行って情報を聞き出そうとします。 しかし、なかなか情報が集まらずシエルはボヤ騒ぎを起こしてデリックを探しますが、どこにもいません。学校の校長が何か知っていると確信したシエルは、クリケット大会で優勝して校長に会おうと画策します。クリケット大会はセバスチャンの活躍もあり、見事優勝しました。 校長に会いに行くと、そこにはゾンビと葬儀屋の姿が。実は、校長は葬儀屋だったのです。葬儀屋は学園で人間に近いゾンビを作り上げようとしていました。セバスチャンは葬儀屋を逃してしまい、シエルはゾンビの存在を女王陛下に伝えます。

女王陛下からドイツ南部の出来事を調べてほしいと指令がきて、シエルたちは調査に向かいます。そこでは変死体が出ており魔女の呪いと言われていました。人狼が出ると言われている森を夜にシエルたちが歩いていると、変死体と同じような症状が体に出ます。 森の領主であるサリヴァンにシエルは治療してもらい、原因を探っていくと呪いではなくサリンでした。実は、魔法が使えると言われていたサリヴァンは天才児で、周りに利用され知らぬ間に兵器を作らされていたのです。 セバスチャンが兵器や兵器に関する情報を抹消し、シエルたちはサリヴァンを連れてドイツからイギリスへ戻ります。女王陛下にサリヴァンは面会し、最新兵器の話は伏せながら、すでに伝わっていたマスタードガスの生成法を渡し、援助を受けながらサリヴァンは研究をしていくのです。 こちらのエピソードは2025年4月からアニメ放送がスタート！詳しい考察が知りたい方は、緑の魔女編の考察をチェックしてください。

エリザベスの兄エドワードからの相談や女王陛下からの依頼で、シエルはスフィアミュージックホールに潜入します。そこでは、ウェストン校にいたP4がアイドルのようなライブをしており、みんなそれに夢中でした。 シエルは潜入中に何か匂いをかいだ後、眠ってしまい起きると腕には血を抜かれた跡があります。綺麗すぎる死体の情報をセバスチャンが聞き出していたことから、スフィアミュージックホールでは血を抜き輸血しているのではと考えます。 シエルたちは自分たちもアイドルを誕生させスフィアミュージックホールの客を減らし、失血死を誘発。セバスチャンがその現場を抑え公表したことで、スフィアミュージックホールは崩壊しました。しかし、2号店ができたとの情報を聞き現地へ向かいますが、首謀者はおらず再びロンドンへ戻ります。

シエルたちがロンドンに戻るとアグニが殺されソーマは錯乱しています。ソーマをサリヴァンの元へ預けて再び自宅に戻ると使用人たちが呆然としていました。そこには、死んだはずのシエルの双子の兄がいます。そして、タナカが真相を語り始めるのでした。 シエルたちは10歳の誕生日に攫われ、屈辱の1か月を過ごした後、兄が生贄に捧げられます。そして、召喚されたのがセバスチャンでした。シエルはセバスチャンと契約し、兄であるシエルのフリをしはじめたのです。 その後、警察が乱入してシエルはスフィア・ミュージックホールの犯人に仕立て上げられ連行されました。しかし、使用人たちがシエルを救出して劉が匿ってくれます。一連のことでキレたシエルは、「シエル・ファントムハイヴ伯爵は自分だ」と兄と戦う決意しました。

シエルは兄への対抗策を考え、供給を断てばいいことに気づき、葬儀屋と関わりがある暁学会を調べ上げます。その結果、東西南北の四か所に暁学会と関連がありそうな場所がありました。一気に四か所を叩くためにも、シエルたちは4つに分かれます。 メイリンと劉の義妹である藍猫は北へ向かい、ヒースフィールド男爵のもとへメイドとして潜入しました。この屋敷では姿を消したメイドが血を抜かれており、藍猫も捕まって血を抜かれてしまいます。しかし、その後に逆転してメイリンたちは勝利。まずは一勝を上げます。 その報告を聞いた兄は弟の奮闘に笑みをこぼしますが、そんな彼の足元に崩れるポラリスは「私は死んでも執事ですから」と異様な雰囲気で涙をこぼすのでした。

ウィルトシャーのアテナ退役軍人療養所に向かったのはバルドと劉のペア。その診療所には「奇跡の癒やし手」と呼ばれる婦長エイダや幼い看護師レイラが働いていました。 そこでは採血ルームがあり同意を得たものから血を抜いています。施設維持のためにはある機関への血液の提供が必要だったのです。バルドは血をすり替えて時間稼ぎを試みますが、実は「動く死体」だったレイラとの戦闘で致命傷を負ってしまいます。 レイラは施設に潜入していたノックスら死神によって倒されました。閉鎖に追い込まれる施設はエイダや患者もろとも、劉の提案で上海へ逃げることに。バルドも一命をとりとめ、シエルたちは2勝目を飾ります。

フィニとスネークはF・O・L児童養護院へ潜入します。適性試験に不合格といわれた2人の前に現れたのは、サーカス団のドールでした。ドールの計らいで潜入には成功しますが、フィニは施設に謎の既視感を覚え、警戒を強めます。

結論から言うと、漫画『黒執事』はまだ完結していません。最終回の詳しい内容は断言できませんが、おそらく本作の軸となっている「シエルの復讐」が絡むものと思われます。 シエルは過去に両親を殺害されるなど悲惨な経験をしており、その際セバスチャンと契約し復讐を決意。おそらくその敵との戦いが、ラストバトルになるのではないでしょうか。そしてもうひとつ気になるのが、シエルの魂の行方です。 シエルはセバスチャンとの契約により、復讐が完了した時点で魂を差し出すことが決まっています。セバスチャンは契約通り魂を受け取るのか、それとも別の選択をするのか。そのあたりも最終回で描写される可能性が高そうです。

本作の見どころは美しい絵と、そんな絵で描かれる魅力あふれるキャラです。 筆者もそうですが、本作を読んだことがあるかたは表紙の美しい絵に惚れて読みはじめたかたも多いでしょう。もちろん、キャラクターだけでなく背景まで丁寧に描かれているため、思わずその美しい世界観に見入ってしまいます。 また、描かれるキャラクターもみんな魅力的です。子どもなのにファントムハイヴ家の当主として暗躍するシエルや、普段は抜けていてもメガネを外せばスナイパーの腕はピカイチなメイリンなど、性別を問わず魅力あふれるキャラクターが多数描かれています。 絵の美しさと魅力あふれるキャラにどんどん引き込まれ、ページを捲る手が止まりません。

2025年4月からアニメ「黒執事 緑の魔女編」がスタートしました！監督は前作「寄宿学校編」から岡田堅二朗が続投し、制作も引き続きCloverWorksが担当しています。PVなどで美麗な映像が公開されると、ファンからは称賛の声が殺到。 放送開始後も肯定的な意見が多く寄せられ、高い注目度をキープしています。

「緑の魔女編」にはその後の展開に深く関わる、重要な伏線が多数存在します。特に驚きだったのが、ラストに描かれた葬儀屋によるシエルの訪問。「葬儀屋がどうしてシエルのところへ？」と疑問に感じた方も多いと思いますが、のちのち葬儀屋が訪ねたのはシエルの兄だったと判明します。 実はこの時点で最新展開に繋がる、「シエルの兄が甦っている」という伏線を張っていたのです。さらに、このエピソードで登場する「死神の家系図」もシエル＝双子と匂わせるヒントになっていました。 ちなみに、この家系図には「葬儀屋＝シエルの祖父」という匂わせも存在。シエル双子説が真実だったことから、葬儀屋がシエルの祖父という可能性もかなり高いと推測できます。

2025年4月から新作アニメの放送もスタートし、改めて注目度が上昇している『黒執事』。 原作ではシエルと兄の戦いが激化するなど、気になる展開が続いています。もしかしたら本作のクライマックスが近付いているのかも知れません。これを機に原作漫画やアニメをチェックし、怒涛の最新展開に備えてみてはいかがでしょうか！