『葬送のフリーレン』ユーベルとラントは恋愛関係?“ヒソカ並の狂人”と呼ばれるシリアルキラーを紹介します
エルフの魔法使い・フリーレンによる「人間を知るための旅」を描く『葬送のフリーレン』。彼女とその仲間は行く先々で数多くの出会いを経験しますが、中でも「一級魔法使い試験編」は突如として登場人物が増えたエピソードとして有名です。 この記事ではそんな「試験編」で初登場する魔法使い・ユーベルについて紹介していきます!
『葬送のフリーレン』ユーベルのプロフィール
種族 | 人間 |
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年齢 | 不明(10代後半?) |
初登場 | 4巻37話 |
能力 | 「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」 , コピー能力 |
装備 | 杖 |
身長 | 不明(160cmくらい?) |
声優 | 未定 |
ユーベルは4巻で初登場を果たした魔法使いで、フリーレンと同様、一級魔法使いになるための試験に参加しました。一級試験に参加するだけあって優秀な魔法使いで、作中でも圧倒的な強さを見せつけています。 サイドテールと眠たげにも見える幅広の二重、人を小馬鹿にしたような表情が印象的な美少女です。肩やデコルテラインを見せるスタイル、ミニスカートといった露出度高めの服装は、どこか小悪魔的な雰囲気を漂わせています。
ユーベルの名前の意味は?
『葬送のフリーレン』の登場人物の名前は主人公のフリーレンをはじめとして、すべてドイツ語からとられています。 「ユーベル」の元ネタとして考えられる単語は、「ひどい」や「吐き気がするほど不快」という意味を持つ「übel」、「歓声」を意味する「Jubel」のふたつ。厳密に言えばそれぞれ発音は異なるのですが、カタカナにするとしたらどちらも「ユーベル」です。 しかし後述するユーベルの性格を考えれば、前者の「übel」からとられている可能性が高いといえるでしょう。
【関係】ユーベルとラントは恋愛に発展する!?
ラント(メガネ君) 登場回 | 4巻37話 |
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ユーベルは試験の中で「分身魔法」を得意とする魔法使い・ラントのことを気に入り、ずっと付きまとい続けていました。彼女は他人に共感することでその能力をコピーすることができるため、彼の魔法に興味を抱いたのをきっかけに行動を(半ば無理やり)ともにすることになったのです。 ラントはメガネをかけた知的かつクールな男子で、少々ぶっ飛んだところがあるユーベルとは正反対。一方のユーベルも彼を「メガネ君」と呼んで馴れ馴れしく接しはするものの、彼本人というよりは魔法が気になっているように見えます。 しかしその凸凹感だったり、一緒に行動するうちそれなりの関係性を築けていたりといった描写から、ファンのあいだではいずれ恋愛関係に発展するのではないかという期待も!現時点でもすでに「良いコンビ」という印象はあるので、今後の展開が楽しみですね。
何かイベントが起これば急接近とかもありえそう!いろんな意味でなかなか忘れられない相手ではあるだろうし。
絶対仲良くできなさそうな組み合わせだけど、こういうふたりって意外と人気出るんだよね…!
【ヒソカ枠】ユーベルは残忍な殺人者!?
可愛らしい見た目のユーベルですが、実は目的のためなら平気で人を殺すという一面も持っています。 ユーベルは試験が開催されるオイサーストに向かう途中、盗賊に襲われました。そこに通りかかったエルフ・クラフトが助けに入りますが、実際に命拾いしたのは彼女ではなく盗賊のほう。近くの森に切り刻まれた盗賊の死体があるのを目撃した彼は、それがユーベルによる犯行であると推測していたのです。 また試験の一次試験では、まず目を狙ってくるその残忍さから、戦った相手のヴィアベルから「殺しを楽しむ変態」呼ばわりされていました。 さらにユーベルは、過去の試験で試験官を殺害して失格になったという過去も。この経歴やすでに紹介した残忍な性格から、彼女は『HUNTER×HUNTER』のヒソカと似ていると言われることもあります。
【能力】ユーベルの魔法は防御不可能!?
得意魔法 | 「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」 |
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ランク | 三級魔法使い→一級魔法使い |
ユーベルの使う「大体なんでも切る魔法(レイルザイデン)」は、その名の通り、ほとんどのものを切断できてしまう魔法。もう少し詳しく説明すると、ユーベル本人が「切れる」と思ったものをすべて切れるというものです。 魔法を使用するうえではイメージや感覚……いわば思い込みのようなものが重要なのですが、ユーベルはこの点において常軌を逸しています。なんと彼女は過去に、すべての攻撃魔法を通さないとされる「不動の外套」を「布だから切れる」という考えからあっさり切断してしまったこともあるのです。 「術者が切れると思ったものが切れる魔法」と、大体のものは簡単に切れると揺るぎなく思っているユーベルの組み合わせは、最強最悪の部類に入るといえるでしょう。
【強さ】結局はどれくらい強いの?
名バトル | ヴィアベルとの戦闘(5巻41話) |
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ユーベルは単に持っている能力が強いだけでなく、戦いの中での立ち回りも鮮やかです。たとえば一次試験でヴィアベルと戦った際には、「見た者を拘束する魔法(ソルガニール)」で動きを封じられるも、取引に応じたフリをして油断を誘い、一瞬で距離を詰めて相手の顔に傷をつけていました。 そのとき頭の中では相手の実力を測ったり、能力の使い方を分析したりと、きわめて冷静なのも印象的。単なる戦闘狂というわけではなく戦術に長けており、状況に応じて最適な動きができるというところも、その能力と同じくらい彼女の強みです。
【かわいい】ユーベルは結構人気あるんだよ
ユーベルといえばやはり、ゴスロリ風の衣装と小悪魔チックな顔立ち・表情という、ビジュアル面での魅力が何より先に挙げられます。今は亡き「断頭台のアウラ」を思わせる要素もあり、彼女のファンであればきっと刺さるはず。 それに加え、残忍で人殺しをいとわないという、本作では珍しい性格もまた魅力的です。どんなときもたいてい薄笑いを浮かべていて、しかも目が笑っていないのも、なんだか圧倒的強者感があってゾクゾクします……!
ヴィアベルとの戦いでの冷静な立ち回りにシビレた…!かわいくてかっこいい、最強。
『葬送のフリーレン』ユーベルは残忍だけどかわいい女の子!
恐ろしい魔法と、それを使いこなすのに必要な素質を兼ね備えるユーベル。メガネ君との関係をはじめ、今後まだまだ掘り下げられそうなポイントもたくさんあります!今後登場があるかは不明ですが、ファンとしてはぜひとも活躍を期待したいところですね……。