漫画『新テニスの王子様』最新巻まで全巻ネタバレあらすじ＆感想！最強の王子様たちが世界を舞台に新たな伝説を創る

数々の伝説を打ち立ててきた『テニスの王子様』の続編『新テニスの王子様』。最強中学生たちが今度は最強高校生や世界を相手に、「まだまだだね」と上を目指していく姿を描くテニス漫画です。 この記事では『新テニスの王子様』のあらすじを最新話までネタバレありで解説！試合の結果を中心に、見どころや感想を「どんどんいくよ」とテンポよく紹介していきます。

青学が全国優勝してから数ヶ月、渡米中の越前リョーマをはじめ超中学生級の選手50人のもとにU-17選抜合宿の招待状が届きます。 50人は2人組を組んだ相手と試合をして負けた方は早速脱落。リョーマと遠山金太郎も勝手に高校生に挑んで負けた結果、脱落組へ。東西ルーキーを負かす徳川カズヤと2本ガットの鬼十次郎(おにじゅうじろう)、恐るべし。 負け組は三船コーチのでたらめな裏メニューをこなし、革命を起こそうと士気を高めます。一方、勝ち組も鬼のもと、入江奏多(いりえかなた)率いる3番コートを負かして昇格。さらに負け組は2番コートに殴り込み、合宿への復帰を果たします。

負け組の合流後、今度は海外遠征中だった1軍20人が帰国。革命組が1軍下位10人相手に勝ったことで、1軍上位10人と中学生も含めた選抜選手によるシャッフルマッチの実施が決定します。 1軍にはリョーマの兄貴を名乗る越前リョーガの姿も。「二人のサムライ」ぶりのリョーガ！テンションあがりますね。 初戦は跡部景吾・仁王雅治ペアが勝利、2戦目は石田銀がデューク渡邊に完敗、3戦目は丸井ブン太・木手永四郎ペアが遠野篤京(とおのあつきょう)・君島育斗(きみじまいくと)ペアに敗北。 4戦目は鬼vs遠山。試合の中で、2年前に1軍No.1の平等院鳳凰(びょうどういんほうおう)を倒したという鬼の本気が開花します。

鬼の本気の前に遠山は敗北。5戦目は真田弦一郎と亜久津仁がダブルスを組むという異例の展開に。しかし1軍No.2の種ヶ島修二(たねがしましゅうじ)の前に負けてしまいます。 6戦目の平等院vs徳川戦では徳川が吐血。その理由に心当たりのあったリョーマは、徳川を助けるために試合に割って入った結果、規定違反で合宿から退去します。 中学生の奮闘を見て、U-17W杯に特例として中学生代表チームも参加できることに。跡部をキャプテンに14名が選ばれます。しかしリョーマは合宿退去後、リョーガの誘いを受けてアメリカ代表になっていました。最強主人公がまさかの敵に……。 14巻からは中高生ペアによるプレW杯がスタートします。

大会9連覇中のドイツ代表には、なんと手塚国光の姿が。跡部＆入江ペアは手塚＆Q・Pに負けてしまいます。徳川＆不二周助ペアも善戦するも敗北。世界の手強さを感じさせてくれるプレW杯となりました。 そしていよいよ大会が開幕！日本の初戦の相手はギリシャ代表です。第1試合のダブルス、大石秀一郎の粘りが効いて日本代表はまず1勝。 第2試合は“処刑人”遠野と切原赤也ペアが、ギリシャの死刑執行人兄弟との処刑対決を制します。処刑がぶつかりあいますが、大丈夫です！ちゃんとテニスの試合です！ 第3試合は種ヶ島が勝利し、ギリシャを破った日本代表。次は開催国のオーストラリアとぶつかります。

第1試合は真田・幸村ペアが窮地からの逆転で勝利。第2試合は仁王・不二ペアが出陣……と思いきや、仁王は変装した跡部でした。跡部が得意のスタミナ勝負に持ち込んで勝ちます。第3試合は遠山が勝ち、中学生だけでオーストラリアを下しました。さすが王子様たちです。 日本代表が世界2位のスイスに苦戦しながらもなんとか決勝トーナメントに駒を進める裏で、リョーマは自分のいるべき場所がアメリカ代表ではないことに気づき、日本代表への復帰を決意します。 決勝Tではフランスと対決。“パリコレ”ティモテや“イケメン”トリスタンなど、顔面の圧がすごいフランス代表。25巻ではリョーマと“王子”プランスによる馬上テニスも登場します。

サブコートで馬上テニスを繰り広げた2人は、第3試合で本当のテニス対決を開始。リョーガから習得した「光る打球」でプランスを追い詰めるも、打球を身体に受けて意識を失ってしまうリョーマ。棄権手前で復活したリョーマは、タイブレークを制して勝利します。熱い試合だった……！ 次の試合で真田が勝利して、日本はベスト4進出。次は手塚擁するドイツと当たります。第1試合はQ・Pに鬼が敗北しますが、手首を骨折しながらのナイスファイトでチームに力を与えました。 第2試合はプロ相手にデュークと仁王が粘り、最後は「デュークホームラン」で勝利をもぎとります。続くシングルス2はなんと幸村vs手塚。全国決勝の部長対決が世界を舞台に繰り広げられます。

ファイナルセットにまでもつれた接戦は手塚が勝利。これで後がなくなった日本は、次のダブルスに種ヶ島と切原のペアを投入します。切原の気を失ってもボールを追う執念と、種ヶ島が窮地でものにした「無」となり透明になる技で勝利しました。 最終第5試合は平等院vs世界最強と謳われる“勝利への哲学者”ボルクです。この試合もファイナルセットまで続き、最後は平等院が勝利。これにより日本がドイツを破り決勝進出。決勝の相手はリョーガが新たに代表となったスペインとなりました。 日本代表の面々はつかの間の休息を取りながら、決勝戦メンバーをかけたトーナメントをすることにします。

14人のうち決勝戦に出られるのは7人。 最終的にシングルス1に徳川、シングルス2にリョーマ、シングルス3に跡部、ダブルス1に元氷帝部長の越知月光(おちつきみつ)＆立海OBの毛利寿三郎(もうりじゅさぶろう)、ダブルス2に大曲竜次(おおまがりりゅうじ)＆遠山が決定しました。 決勝戦シングルス3は跡部vsロミオ。ロミオが作り出す具現＝真田・木手・白石・幸村を倒した跡部を待っていたのは自分自身の具現でした。それすら乗り越えた跡部は、体力リセットができるロミオとの体力戦へ突入します。 リョーマの父・南次郎がスペイン監督だったり、跡部の母・瑛子が登場したり、相変わらず怒涛の展開です。

テニス漫画界に革命を起こした前作『テニスの王子様』は、許斐剛先生いわく「序章」。その言葉を裏付けるように、この「新テニ」はあらゆる物理法則や既成概念を無視して「テニプリ」のテニスを貫き、つねにお祭り状態の盛り上がりを見せてくれます。 人気キャラ総出演のサービスに加え、これまた魅力的すぎる新たな海外選手が投入されていくので、頭空っぽにして楽しめること必至！まさに「テニスって……楽しいじゃん！」を実感させてくれる作品です。