『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』第4弾!公開日・あらすじ・ヴィラン予想を解説
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』作品概要
タイトル | 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 |
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公開日 | 2026年7月31日(北米) |
上映時間 | ‐ |
監督 | デスティン・ダニエル・クレットン |
キャスト | トム・ホランド , ゼンデイヤ , マーク・ラファロ , セイディー・シンク |
トム・ホランドがスパイダーマン/ピーター・パーカーを再演する『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が、2026年7月31日に北米で公開されることが発表されました。それに伴って、日本でも2026年夏に公開されるとのこと。 全世界の人がスパイダーマンの正体を忘れるとともに、ピーターと関わりのあった人々も彼を忘れてしまうという衝撃の結末を迎えた前作「ノー・ウェイ・ホーム」。ここから新しいスパイダーマンの物語は、どのように展開していくのでしょうか。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は前作との大きな違いも!
やはり新作の「スパイダーマン」が出ると、前作までとの違いが気になるところ。ここでは、「ホーム」シリーズからどう変化したのかを含めて解説します。
「ホーム」シリーズから大転換し、「ストリート・レベル」の戦いに

これまでのMCUでは、アイアンマン/トニー・スタークの力を借り、ハイテクスーツを着ていたスパイダーマン。しかしトニーが亡くなり、前作ですべての人の記憶から「ピーター・パーカー」が消えてしまった今、彼がスパイダーマンであることを知る人はいません。 本作でスパイダーマンは、新たなハンドメイドのスーツに身を包み、“親愛なる隣人”としてニューヨークの平和を守っているようです。米公式X(旧Twitter)では、8月1日に「Something brand new is coming...」というコメントともにスーツのチラ見せ映像が投稿され、翌日にスーツに身を包んだトム・ホランドが「Are you ready?」と言う映像が公開されました。 トム・ホランドは本作のためにネット上の意見やSNSを積極的に調べ、ファンがなにを求めているかプロデューサー陣との会議で提案したとのこと。「プロデューサーたちは時々うんざりしていたと思うけど、そうすることは本当に重要だと思うんだ。僕たちはファンのために映画を作っているんだから」と語っています。 またアクション監督にはジャッキー・チェンのスタントチームが参加していることもわかっており、地に足のついた「ストリート・レベル」のアクションが期待されます。
マーベル作品では今までにはない現場公開も
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は、MCU作品としては異例の撮影現場の公開が行われました。ソニー・ピクチャーズの公式Youtubeチャンネルでは、撮影初日の様子を見ることができます。 スコットランドのグラスゴーで行われた撮影では、ファンがつめかけるなか、スパイダーマンを演じるトム・ホランドが装甲車の上に乗ったり、ロープでスイングするアクションを披露。撮影の合間にはコスプレをしたファンと交流したり、手を降ったりする様子も映し出されています。 ホランドは前作はコロナの影響で全てセットで撮影したことに触れ、「今回は昔ながらの映画製作に立ち返って、実際のロケ地で撮影する。それがグラスゴーで撮影を始める理由。グラスゴーを巨大なセットのように使う予定だ」とコメントしています。
新たなスーツの制作にはトム・ホランドも関与
撮影現場の映像では、新しいスーツに身を包んだスパイダーマンの姿が映っています。スターク社製のハイテクスーツから、ハンドメイドのスーツになった新たなスパイダーマン。 そのデザインは、前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で出会った先輩スパイダーマン2人の影響が見て取れます。胸のクモのロゴの大きさや、クモの巣の部分が盛り上がっているのはトビー・マグワイア版のようになっており、青い部分はアンドリュー・ガーフィールド版と似た光沢のある素材に。やはりお手製と思われる手首につけた大きめのウェブシューターも特徴的です。 トム・ホランドもこのスーツのデザインに関わった様子。またスーツは蒸れるので、2週間ごとに新しいものに交換しているのだとか。 こうしたこだわりからも、彼のスパイダーマンに対する情熱が伝わってきますね。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のあらすじを徹底予想!

前作で開いてしまったマルチバースの亀裂を閉じるために、ドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)の魔術で世界中の人々の記憶から彼の存在を消すことを承知したスパイダーマン/ピーター・パーカー(トム・ホランド)。恋人のMJ(ゼンデイヤ)や親友のネッド(ジェイコブ・バタロン)も彼を忘れ、ひとりぼっちになってしまいました。 ラストシーンでピーターは高卒認定試験のテキストを持っており、次作では大学生になっているかもしれません。またこれまでのスパイダーマンと同じように、デイリー・ビューグルの記者として働く可能性もあるのではないでしょうか。 一方MCU全体的な視野で見てみると、2026年5月には『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の公開が発表されており、同作にはロバート・ダウニー・Jr.がドクター・ドゥーム役で復帰することがわかっています。 『アベンジャーズ:エンドゲーム』(2019年)までロバート・ダウニー・Jr.が演じたアイアンマン/トニー・スターク役は、スパイダーマンとも深い関わりがありました。「スパイダーマン4」で、ピーターがトニーにうりふたつのドクター・ドゥームを見て、なにかしら心の動きがあるかもしれません。
ヴェノムのいるSSUとつながるのか?

前作のミッドクレジットシーンには、SSU(ソニー・スパイダーマン・ユニバース)の人気キャラクター、エディ(トム・ハーディ)が登場していました。バーテンダーからデシメーションの話を聞き、ピーターに取材しようと考えた彼でしたが、すぐにドクター・ストレンジの魔術でもとのユニバースに戻されてしまいます。 しかしこのとき、シンビオートのかけらがバーのカウンターに残されていました。このことから『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に、なんらかのシンビオート寄生体が登場する可能性が考えられます。 原作コミックでは、本作への登場が発表されているスコーピオンことマック・ガーガンがシンビオートと結合して新たなヴェノムとなる展開もあるので、その可能性もありそうですね!
【ヴィラン予想】敵はミスター・ネガティブ?ヴェノムの可能性も

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』のヴィランになるのでは、と名前が上がっているのは、PlayStation4用ゲーム『Marvel's Spider-Man』(2018年)にも登場したミスター・ネガティブです。最新の撮影現場の映像で、装甲車に彼が率いる組織「インナーデーモン」のマークに似たものが写っていたことから、その登場が濃厚と見られています。 ミスター・ネガティブの表の顔マーティン・リーは、輸送業界の大物で、メイおばさんも参加するボランティア事業を運営する慈善家。しかしその裏の顔は、チャイナタウンの暗黒街を支配することを目指す、中国ギャング「蛇頭」の元メンバーです。 ミスター・ネガティブ役のキャストはまだ発表されておらず、ドラマ『LOST』(2004年〜2010年)やリブート版『ヘルボーイ』(2019年)などへの出演で知られるダニエル・デイ・キムや日本人俳優の起用が噂されています。 そのほか、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)に登場したスコーピオンも再登場。ダブルヴィランとなる可能性も期待できます。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』キャスト一覧・登場人物解説
ピーター・パーカー(スパイダーマン) | トム・ホランド |
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ミシェル・ジョーンズ(MJ) | ゼンデイヤ |
ネッド・リーズ | ジェイコブ・バタロン |
フランク・キャッスル(パニッシャー) | ジョン・バーンサル |
ブルース・バナー(ハルク) | マーク・ラファロ |
マック・ガーガン(スコーピオン) | マイケル・マンド |
ピーター・パーカー(スパイダーマン)役はやはりトム・ホランド

MCUでピーター・パーカー/スパイダーマンを演じてきたトム・ホランドが、同役を続投することが発表されました。 クモのような能力を手に入れ、スーパーヒーローとしてアベンジャーズにも参加し、対サノス戦でも大活躍したスパイダーマン。しかし前作ではミステリオ殺害の罪を着せられ、全世界に正体を知られてしまいます。 マルチバースの敵との戦いの末、スパイダーマンの正体を人々の記憶から消すため、ドクター・ストレンジの魔術によってピーターを知る人々は彼の存在を忘れ、ピーターはひとりぼっちになってしまいました。 「NWH」でマーベルとソニー・ピクチャーズとの契約は終了していたトム・ホランド。しかし両スタジオから再起用を提案され、それを受け入れました。しかも今回は企画段階から、かなり深く関わったという彼は「最初のころのミーティングは“なせもう1作やるのか?”ということを話し合っていました。でも僕たちはやるべき理由を見つけた」と語っています。
MJ役/ゼンデイヤとネッド役/ジェイコブ・バタロンも続投

ドクター・ストレンジの魔術によって、ピーターのことを忘れてしまったMJやネッドは、ニューヨークを離れてマサチューセッツ工科大学(MIT)に進学しているはずで、当初は4作目には登場しないのではないかと言われていました。しかしMJを演じるゼンデイヤもネッド役のジェイコブ・バタロンも4作目への出演が決定! また、一時期メイおばさん(マリサ・トメイ)と交際していたハッピー・ホーガン(ジョン・ファブロー)もピーターのことは忘れてしまっていました。ただ彼はスパイダーマンと関わったことは覚えているようなので、ピーターが正体を隠したまま、スパイダーマンとして彼らに接触することはあるかもしれません。 どちらにしても、「NWH」を経てひとりぼっちになったピーターの新しい物語が展開されると考えると、これまで関わってきたキャラクターはあまり登場しないのではないでしょうか。
マーク・ラファロやマイケル・マンドが復帰
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』には、これまでのMCUでもおなじみのキャラクターの登場が発表されています。 まずはマーク・ラファロ演じるハルクが登場すると言われています。しかしラファロは2025年9月5日の米Entertainment Weeklyのインタビューで本作への出演について「わからない。まだ連絡を待っている」と回答。まだ脚本も読んでいないという彼ですが、「もし実現すれば、信じられないくらいすばらしいことだろう」と語っています。 ラファロといえば、これまでうっかりネタバレを話してしまうなど、要注意とされている人物。そのため脚本を渡すのにスタジオ側が慎重になっている可能性もありますが、すでに撮影が始まっていることを考えると、ハルクの出番はそれほど多くないのかもしれません。 また、「ホーム」シリーズ1作目『スパイダーマン:ホームカミング』のスコーピオンが再登場することも発表されています。スコーピオン役のマイケル・マンドは、自身のInstagramに首にサソリのタトゥーが入った写真を投稿しており、こちらは確定で間違いないようです。
新登場トラメル・ティルマン、セイディー・シンクたちにも期待

本作では、新キャストとして、『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』(2025年)やApple TV+のドラマ『セヴェランス』(2022年〜)などへの出演で知られるトラメル・ティルマンや、Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』(2016年〜)のセイディー・シンク、『一流フェフのファミリーレストラン』(2022年〜)のライザ・コロン=ザヤスの出演が発表されています。 今のところ3人の役柄は発表されていませんが、セイディー・シンクの役柄については、ピーターの新たな恋人となるグウェン・ステイシーか、X-MENのジーン・グレイを演じるのでは、と噂されています。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』監督・スタッフ解説
ここでは、注目の新作「スパイダーマン」の監督・スタッフを解説します。
監督:デスティン・ダニエル・クレットン

『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の監督を務めるのは、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021年)のダスティン・ダニエル・クレットンです。 クレットンは『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』に改題される前の『アベンジャーズ:カーン・ダイナスティ(原題)』を監督する予定でしたが、そちらを降板しロッソ兄弟にバトンタッチ。2024年10月に本作の監督に就任したことが発表されました。 最高のチームとともに、スパイダーマンという素晴らしいキャラクターの新たなステージを探すのに時間をかけたというクレットン。「僕らは毎日夢中になって、スーツ(のデザイン)やスイングの仕方や、どんな出来事が起こるのか、感動的なストーリーなど、これまでに見たことがないものを探っていました」とコメントしています。
脚本:クリス・マッケナ&エリック・ソマーズ
本作の脚本を担当したクリス・マッケナとエリック・ソマーズは、MCUのスパイダーマン「ホーム」3部作でも脚本を手掛けてきました。 スパイダーマン/ピーター・パーカーのこれまでの旅路をよく知る彼らが描く、新たなスパイダーマンの物語に期待しましょう!
前作「スパイダーマン3:ノー・ウェイ・ホーム」のあらすじをネタバレ復習

ミステリオ(ジェイク・ギレンホール)の陰謀によって、彼を殺害した犯人として全世界に正体を知られてしまったスパイダーマン/ピーター・パーカー。誹謗中傷は彼の周囲の人々にまで及び、ピーターはドクター・ストレンジに、魔術で人々の記憶からスパイダーマンの正体を消してほしいと頼みます。 しかし魔術は失敗し、マルチバースから「スパイダーマンの正体を知る者たち」がやってきてしまいます。複数のヴィランと対峙しなければいけなくなったピーターのもとに、マルチバースのピーター・パーカーたち(トビー・マグワイア、アンドリュー・ガーフィールド)が集いました。 3人のスパイダーマンは、力を合わせてヴィランたちをもとのユニバースに戻すために奮闘。彼らの作戦は成功しますが、開いてしまったマルチバースの亀裂を閉じるためには、人々の記憶からピーター・パーカーの存在を消す必要がありました。 すべてが終わったあと、ピーターは自分のことを覚えていないMJやネッドが平和に過ごしているのを見届け、その場を立ち去るのでした。
映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』の公開は2026年夏!

「ノー・ウェイ・ホーム」の衝撃の結末から、スパイダーマン/ピーター・パーカーの新しい物語が紡がれることになる『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』。“親愛なる隣人”としてニューヨークの平和を守るスパイダーマンの活躍が期待できます。 ハルクやスコーピオンの再登場に加え、初めてMCU入りするパニッシャーにも注目。またMJやネッドがストーリーにどのように絡んでくるのかも気になるところです。 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は2026年7月31日に北米公開、2026年夏に日本公開予定です!