『ワンパンマン』神(カミ)の正体・目的とは？vsサイタマの勝敗や能力など徹底考察

神は『ワンパンマン』に登場する強敵です。本来の名前も姿もわからない神ですが、覚醒ガロウを生み出すなどその強さは銀河レベル。いまだ謎の多い神とは一体どんな存在なのか。 本記事では、アニメ3期でも盛り上がる『ワンパンマン』のラスボス候補・神について、村田版(リメイク版)を軸に考察を交えて解説していきます。 ※この記事は『ワンパンマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

神(カミ)はいまだ謎の多い地球外の存在です。カミがなぜ地球に目をつけたかはわかりませんが、その目的はおそらく人類、もしくは地球上の生物の全滅のよう。わかっているのは、人類にとって敵だということです。 _彼は自分が見込んだ人物に、まるで神のような能力を与え「神覚者(代行者)」に仕立て上げます。_神覚者となった者は人間であっても怪人に。その破格の強さからラスボス最有力候補とされています。

_神が地球や人類に害をなそうとしているのはたしか。_見た目も定まったものがなく、まれに描かれる人型が本来の姿かどうかは不明です。 長年、神と対峙してきたS級1位のブラストによると、近年は神による地球への干渉が急増しているとのこと。神覚者の中には、自然や星の秩序を守るために人間の滅亡を唱える者もいましたが、目に余る破壊行動やそれを可能とする能力を見るに、秩序を守るためというのは建前のように感じます。

_神が言及されるシーンでは意味深に月が映り込んでおり、神と月にはなんらかの関係性がありそう。_月の裏側には生物の背骨のようなものが埋もれており、そこに生命の存在を感じさせます。もしかしたら神の本来の体は月に埋もれている、もしくは月そのものが神なのかもしれません。 「地球も侮れんな」という神のセリフから、神が宇宙の存在であることはほぼ確実。月として宇宙にとどまりながら、地球滅亡を鑑賞しているのかも。

ブラストは20年近く、神の情報を集めて秘密裏に動いていたことが判明しました。数年前からは仲間とともに異空間で神と戦い続けています。 ブラストが戦う理由は語られていませんが、_神が地球にとって悪であるならば、ヒーローとして放っておくことはできないからでしょう。_まだ明かされていない神の真の目的を知っていて、それを阻止するために戦っているという可能性もありそう。少なくともブラストが人類の味方であることは明白です。

神は人型の姿や球体で登場します。ホームレス帝に接触した人型の神はヒーロー協会地下の壁画に描かれた巨人のような存在と酷似していました。サイコスと接触した球体は相当に大きく、サイコスに語りかけることもなく力を与えています。 またサイタマは地下で神らしき存在と接触しており、その神は膝を抱えてうずくまっていました。いずれも表面の模様などは似ていますが、性格の違いのようなものも見て取れます。神が分裂している、もしくは複数の自我があるのかもしれません。

_神とサイタマではサイタマが勝つのではないでしょうか。_これまでの神は直接人類に手を下していません。力を授けることはできても、神自身がその驚異的な力を使うことができないという制約があるのかも。だとすると、神ができることは、より強い神覚者を生み出しサイタマにぶつけるという戦い方です。 覚醒ガロウとの戦いを見るに、サイタマであれば神も倒せてしまいそう。己の肉体だけで神をも超越する姿、観てみたいですね！

神は相手に触れることで能力を授けられるようです。しかし、神が一方的に触れて自分の支配下に置くということは難しいようで、相手に自分の力が欲しいと思わせる必要がありそう。 ガロウとのやりとりではガロウは神の力を与えられることを拒否しましたが、その際にガロウ側から触れてしまい、力を与えらえる結果に。 このことから、_神の力を求める者に触れる、もしくは相手から神に触れた場合、その意志に関係なく力を与えられるといった制約_がありそうです。 力を与えられた怪人はみんな、災害度「竜」以上の力を有していました。

もとはホームレスだった怪人ホームレス帝。自殺をしようとしたとき、神からの接触によって怪人としての力を得ることに。同時に怪人としての使命も自覚したホームレス帝は、ヒーローたちの前に立ちはだかります。 戦いの中で神に関する何らかの情報を発しようとした際、力と命を奪われあっけなく死亡してしまいました。

_怪人協会の参謀・サイコス。_ヒーローたちの猛攻によって窮地に陥り怪人王オロチと融合した際、神からの接触を受けます。これによってサイコスと怪人王オロチの融合体は、すべての生命を吸収して、地球そのものという完全生物になることが天命だと悟ることに。 ここでも融合体は本来ならあり得ない力を手に入れていました。

_神の脅威を最も感じさせたのがガロウでした。_神の力を得たガロウは覚醒し、サイタマと互角に戦えるほどに。力を得たことで、いつしかガロウの意識も神に支配される形となり、最強の神覚者が誕生しました。 サイタマとの戦闘は宇宙規模となり、ブラストの介入がなければ地球が滅びていたかも。ガロウに対しても神は最終的に見切りをつけて能力を奪っていました。

_あの御方ことヴォイドはかつてブラストの相棒でした。_2人は一緒に神の情報を集めていましたが、先走ったヴォイドは神の罠にはまってしまうことに……。 怪人化したヴォイドは、神の思惑通り、神の手先を生み出すための忍者の里を設立。ブラストに深手を負わされることとなりました。後に正気を取り戻したヴォイドは、ブラストと共闘中です。

_サイタマやタツマキが神とコンタクトを取っています。_サイタマの場合は、キューブで通信中にブラストが現れたことで、交信が途切れました。 タツマキの前には彼女の命の恩人であるブラストの姿となって登場。しかしタツマキに偽物であると見抜かれ、苛ついた様子で神は姿を消しました。この様子から神が干渉するにも相性のようがありそうです。

『ワンパンマン』の神について、リメイク版を軸に紹介しました。アニメ3期ではガロウとの戦いが本格的に描かれることに。アニメでは神がどう描かれるのか、原作やリメイク版の展開とともに注目です！