2019年1月8日更新

底知れぬ幅広さと演技力をもつ俳優ジェームズ・マカヴォイに迫る!

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ジェームズ・マカヴォイ
©︎Oscar Gonzalez/WENN.com

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ジェームズ・マカヴォイのプロフィール

「X-MEN」のプロフェッサーXでお馴染みの、演技派イケメン

ジェームズ・マカヴォイ
©︎Oscar Gonzalez/WENN.com

ジェームズ・マカヴォイは1979年スコットランド生まれの俳優です。幼少の頃からグラスゴーという宗教色の強い地域で育ったために、幼い頃から将来は宣教師や司祭になるものだと思っていたそうです。 そんな彼も俳優・監督のデヴィッド・ハイマンに出会い、『The Near Room (原題)』(1995)に小さい役で参加したことで、役者の道を見出します。しかし、その後英国王立スコットランド音楽院に入学して演技を学び、『Regeneration(原題)』(1997)に出演するまで本気ではなかったようです。 彼は20歳でさらに演技を磨くためにロンドンへ移り、主にイギリスのテレビドラマや映画を中心にキャリアを重ねていきます。 2004年イギリスのテレビシリーズ『シェイムレス(原題)』に出演しました。このドラマのヒットで注目を集めたジェームズ・マカヴォイ。その後2005年の『ナルニア国物語』への出演をきっかけに国際的知名度を得ます。

映画祭を途中で抜け出すほどの、大のサッカー好き

ジェームズ・マカヴォイは大のサッカー好きとしても有名です。スコットランド出身のマカヴォイは、スコットランドリーグの名門セルティックFCのファン。過去には日本代表の中村俊輔が所属し、セルティックFCはチャンピオンズリーグにも出場したこともあり、日本人にも馴染みのある有名なクラブチームです。 2006年には、トロント国際映画祭を抜け出してセルティックFCの試合を観に行ったというエピソードもあるほど、熱狂的なサポーターのようです。中村俊輔はセルティックの中心として黄金時代を築き、MVPにも輝いていますから、もしかすると日本にも愛着を持っているかも?

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「ナルニア国物語」で世界的に注目を集めたジェームズ・マカヴォイ

日本でもシリーズを通して多くのファンを掴んだファンタジー「ナルニア国物語」に、タムナス役で出演したジェームズ・マカヴォイ。 タナムスはナルニアを牛耳ることを目論む悪女、白い魔女からの言いつけを破ってでも、ルーシィを守り石にされてしまうような心優しい男です。このキャラクターを演じたことがマカヴォイにとっては国際的な人気獲得のきっかけとなりました。 シリーズ1作目と同年2005年の英国アカデミー賞で、マカヴォイはライジング・スター賞を受賞しました。

『ペネロピ』では永遠の愛の相手役を。

主人公のペネロピは、ある呪いをかけられたために、屋敷から出ずに生活しています。その呪いというのは、彼女の鼻と耳を豚の耳にされてしまったというもの。呪いを解くために必要なのは「永遠の愛」。永遠の愛の相手を探すペネロピはジョニー・マーティンと出会い、次第に彼に魅かれていきます。 ジェームズ・マカヴォイは、ギャンブルで家を破産させてしまった男で、ペネロピと永遠の愛を共にするジョニー・マーティンを演じています。

医者を志す青年を熱演『ラストキング・オブ・スコットランド』

1970年代のウガンダを舞台にした映画です。ジェームス・マカヴォイはスコットランド出身の新米医師、ニコラス・ギャリガンを演じました。 ニコラスは父への反発と冒険心から、適当にウガンダを選択し何も情報を持たずに向かいますが、そこは軍のクーデターによって新政権となったばかりの不安定な国家。新政権で大統領の地位を得たことによって凶悪な独裁者となっていく、イディ・アミン(フォレスト・ウィテカー)に気に入られたことをきっかけに、医師としても人間としても転落していきます。 本作でジェームズ・マカヴォイはイギリス・アカデミー賞で助演男優賞にノミネートされ、準主役でありながら大きなインパクトを残しました。

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『つぐない』では演技派俳優として、世界から認められる

2007年公開のイギリス映画『つぐない』でロビー・ターナー役を演じ、ゴールデングローブ賞の主演男優賞(ドラマ部門)にノミネートされました。また英国アカデミー賞の主演男優賞にもノミネートされています。 政府官僚の娘セシーリア(キーラ・ナイトレイ)と恋に落ちるセシーリアの家の使用人の息子であるロビー。2人が恋に落ちていく姿を目にした、小説家を目指す多感なセシーリアの妹、ブライオニー(シアーシャ・ローナン)のついた嘘によって、ロビーは無実であるにも関わらず刑務所送りされて……という物語。 『つぐない』は、無垢な少女によって人生が狂っていく、3人の若者の人間模様が繊細に描かれている作品です。

『ウォンテッド』でハリウッド大作に主演

日々のルーティーンワークにうんざりしながら経理事務をこなすウェスリー(ジェームズ・マカヴォイ)はある日、ミステリアスでセクシーな女性フォックス(アンジェリーナ・ジョリー)と出会います。 この出会いがきっかけでウェスリーは亡くなった父親が、中世から続く暗殺者組織「フラタニティ」の一員であったこと、自分の命が狙われていることを知り、自身も暗殺者の道へと進んでいくのです。 主要キャストがアンジェリーナ・ジョリーやモーガン・フリーマンと豪華なこともあり、大ヒットを記録。ジェームズ・マカヴォイにとって、初の大作ハリウッド映画への主演作となりました。

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来日した際はDAIGOと対談も

ジェームズ・マカヴォイの来日エピソードについて紹介しましょう。『ウォンテッド』のプロモーションで日本を訪れた際、本作の日本語吹き替え版で主人公ウェスリーを演じる、タレントのDAIGOと対談の機会が設けられ、様々な質問に答えました。 中には、お互いのイケメンぶりを褒めあうシーンも見られ、マカヴォイの方がイケメンだと述べたDAIGOに「ここで僕が思うDAIGOさんの印象を話したら、検閲に引っかかっちゃうから言わないよ。それくらい非常に熱いものを感じているよ」とコメントするなど、楽しげな様子を見せました。 最後にはDAIGOおきまりのウィッシュを2人でキメ、『ウォンテッド』の対談を終えました。

「X-MEN」シリーズのプロフェッサー役で、ついにマーベルに登場

マーブル・コミックの中で莫大な支持を得るスーパーヒーロー集団、「X-MEN」の創設者でメンバーの師でもあるプロフェッサーX(チャールズ・エグゼビア)役に大抜擢されたジェームズ・マカヴォイ。 彼は2011年公開の『X-MENファースト・ジェネレーション』から出演しています。チャールズ・エグゼビアは地上最強のテレパスの持ち主なのですが、悪い記憶を封印する悪癖を持っており、このことが後に発覚した際にメンバー内に亀裂が入ってしまうなど、常習的に厄介事を起こしてしまう問題のあるキャラクターで、癖のある彼にぴったりです。 マカヴォイは本作を期に、プロフェッサーXのトレードマークであるスキンヘッドに変貌。「渋さが増した」とSNSを中心にファンの間では人気のようです。

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『X-MEN:ダーク・フェニックス』公開前にシリーズを復習

ダニエル・ラドクリフとも共演

本作は有名小説『フランケンシュタイン』の映画化で、マカヴォイは人造人間を作り上げるヴィクター博士を演じました。そして共演のダニエル・ラドクリフが助手のイゴール役を演じました。 この小説は何度も映画化されていますが、本作は従来とは異なり、人造人間よりもヴィクターとイゴールにより焦点を当てた作品となっています。

ダニエル・ラドクリフは「ハリー・ポッター」だけじゃない!

愛ゆえに離婚を決意

マカヴォイは2006年に『リピーテッド』(ニコール・キットマン主演)などに出演しているイギリス人女優、アンヌ=マリー・ダフと結婚。 2010年には、出演予定だったセス・ローゲン主演の『アイム・ウィズ・キャンサー』を降板して妻の出産に立ち合うなど、妻を大切にするエピソードも残っています。しかしそこは責任感が強く情深いマカヴォイ。彼はその後ジョゼフ・ゴードン=レヴィット主演でタイトルの変更された同作、『50/50 フィフティ・フィフティ』(2011)に出演しました。 しかし2016年5月にアメリカの娯楽雑誌Peopleにおいて、共同声明で離婚を表明。その中で2人は「今後もお互いへの友情と愛情、そして敬意を持ち続け、共に息子を育てていくことに焦点を置きながら、人生の次の章に移ります」と述べており、前向きに離婚の決断をしたようです。 Contactmusic.comのインタビューでジェームズは、「家庭人として、(撮影のために)家を空けると、いつも心苦しく感じている」とも述べています。どうやら「X-MEN」シリーズや『ウォンテッド』とハリウッド大作へ出演し、世界的に有名になったことが離婚の理由にもなったようです。

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『スプリット』(2017)で多重人格者を好演!

『シックス・センス』などで知られる、映画作家M・ナイト・シャマランがメガホンを取った『スプリット』(2017)。本作で彼は24の人格を持つ多重人格者のケビンを演じ、大きな話題を呼びました。 しかし多重人格という設定もあって撮影中に自らの演技に納得がいかず、ドアを殴って手を骨折しています。また、女子高生を誘拐するケビンの人格が、短い時間で次々と変わっていく難しいシーンで、何度も撮り直しをすることになったとか。 撮影後のインタビューでは、困難な役に挑戦することの楽しさを語っていたマカヴォイ。苦労の末、画面から目が離せない圧巻のシーンができあがりました。

『スプリット』のトリビアはこちらから

そして『スプリット』続編『ミスター・ガラス』も公開

2019年1月18日公開の映画『ミスター・ガラス』は、M・ナイト・シャマランがメガホンを取り、同監督の『アンブレイカブル』(2000)と『スプリット』(2017)の続編として製作されました。 本作では、前作の衝撃のラストで世界線が繋がったこともあり、『アンブレイカブル』のデヴィッド(ブルース・ウィルス)と『スプリット』のケヴィン(ジェームズ・マカヴォイ)が共演を果たすとあり、話題の続編です。 そしてそこに、非凡なIQと小さな衝撃で骨折してしまう虚弱な肉体を持つミスター・ガラスもキーパーソンとして加わり、3人の関係が描かれていくようです。サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリスという2人のスターに絡むジェームズ・マカヴォイ。楽しみですね。 エンディングのどんでん返しで知られるシャマラン監督もDisney Movieで「(観客は)エンディングを気に入ってくれると思う。楽しみにしてほしい」と公表しており、より期待が膨らみます!

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「X-MEN」最新作「ダーク・フェニックス」も2019年6月に公開予定

「X-MEN」シリーズの最新作『X-MEN:ダーク・フェニックス』の日本での公開は、2019年6月を予定しています。 本作では、サイコキシネスとテレパシーの特殊能力を持つジーン・グレイ(ジェニファー・ローレンス)の封じ込められていたもう一つの人格ダーク・フェニックスが解き放たれたことによって起こる「X-MEN」シリーズ史上最大の闇が描かれます。 本作の中でも重要人物となるであろうプロフェッサーX(ジェームズ・マカヴォイ)がどんな活躍を見せてくれるのか、日本公開が待ちきれません!

『X-MEN:ダーク・フェニックス』の特集記事はこちら

「IT」続編に出演決定

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『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』は殺人ピエロ、ペニーワイズ(ビル・スカルスガルド)と7人の少年少女の集まり、ルーザーズ・クラブが戦いを繰り広げるホラー映画でした。続編となる『IT/イット2(仮)』では前作から27年経ち、成長した彼らが再び恐怖に襲われるという内容に。 ジェームズ・マカヴォイはルーザーズ・クラブのメンバーの1人で、子供時代はメンバー内でリーダー的な存在であったビルを演じます。(ちなみにビルは少年時代をジェイデン・リーバハーが演じていました。) 本作はアメリカでの公開を2019年9月6日に控えています。前作同様、日本でのヒットが期待できそうです!

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『IT/イット2(仮)』についの最新情報をもっと詳しく

カメレオン俳優ジェームズ・マカヴォイ【今後の公開作品も目白押し!】

これまでタイプの違う様々な作品にチャレンジし、着実に役者として知名度も演技力も身につけてきたジェームズ・マカヴォイ。 今後も『X-MEN:ダーク・フェニックス』や『IT/イット2』と、話題作への出演が続いており、日本での人気もますます上がりそうですね!