2017年2月2日更新 24,801view

最高に笑えるブラック・コメディ映画おすすめ15選

笑っていいのか悪いのか、ちょっとやりすぎ?これってアウトなのでは?そんなきわどいラインのおすすめブラック・コメディ映画を集めてみました。

ブラック・コメディ映画を楽しもう!

チャップリン「独裁者」

差別や風刺、政治をおちょくる危ないギリギリのジョークに思わず笑ってしまうブラック・コメディ。笑うだけじゃなく自分の道徳観も試されているのかも。そんな危険な笑いが詰まった面白いブラック・コメディ映画15作品をご紹介します。

1.人の不幸ほど面白いものはない?!

人生スイッチ

s_p_n_minaco
怒りがテーマのオムニバス・コメディ。ツカミの第1話からブラックなオチで笑わせる。ネガティヴで激しい感情ばかり続くと観てて疲れそうな気もしたけど、意外と巧みなバランス感覚とメリハリで飽きさせず、最後には思わず泣かされてしまったという…。並びも編集も絶妙で、小咄としてなかなか洗練された演出力に感心。各話クライマックスを台詞に頼らず、サイレント的アクションで見せるのが良いんだ。あくまで当事者同士でやり合ってるので厭な気分にならなくて、怒りを直接発散するのはむしろ健康的じゃないかとすら思えてしまうのも計算のうちなんだろう。お気に入りはカオスな結婚式。この花嫁と、第2話のおばちゃん最強。

2014年のアルゼンチン映画。6話構成のオムニバスになっています。車を停めただけで人生を失う男、結婚式に新郎の浮気相手が出席して泥沼化。などなど人生には間違えてはいけないスイッチをONにしてしまう人々がいるみたいです。

次々起こる止まらない不運の連鎖には、意外な結末が待っています。

2.突き抜けた倫理観のブラックすぎる映画

シリアルママ

Soichiro__Muramoto
突っ込みたくなる連続殺人劇の
当事者のママの行動が
ドキドキしっぱなしで時間を忘れる。
ラストクレジットでゾッとします!
そんな実話をもとにしたお話。
Masakatsu__Akiba
ルールを守らない輩は容赦無く制裁!!
おいおい、それはやりすぎだろ!!って突っ込みたくなるけど、やりすぎだから気持ち良い!!
特に捕まる前のライブハウスでの騒動が面白い。

1994年のアメリカ映画。平凡な主婦をしていたヴァリー。彼女は息子の悪口を言った担任教師を車でひき殺し、レンタルビデオを巻き戻して返却しない老夫婦をなぐり殺すなど、過剰な道徳観念により殺人を繰り返します。

しかし、逮捕され、裁判がはじまると彼女はヒーローに祭り上げられていきます。

3.ドタバタホラーコメディ

XYZマーダーズ

yuki_
初代『スパイダー・マン』の15年以上前のサム・ライミのコメディ映画。死刑直前の男が無実を訴えるところから物語がスタートし、経緯を回想で遡っていくというミステリー仕立てになっています。誰が真犯人なのか?電気椅子に連れていかれるまでに、彼は無実を証明できるのか?ミステリーとは言っても8:2くらいでコメディなので、法とか理論とか堅苦しいものは一切無視。終わってみたら、アー楽しかったという感想しか出てこない生粋のエンターテイメント映画です。
随所随所に挟まれる演出がニクいほどお洒落で、アイリスアウトからのトランペットへの繋ぎだったり、タバコの煙が踊り出す所なんて最高で、オオゥ!とか言ってしまいました。ジョジョの2部的なギャグや扉を使った逃走シーンなど、小粋なシーンを挙げればキリがありません。SEや劇伴もチープな映像にぴったりで雰囲気にマッチしています。また、恋愛ハウツー本を小脇に抱えて女性を口説きに街に飛び出す主人公なんて見ているだけで応援したくなるし、彼とヒロインであるナンシーの関係性の移り変わりも自然でとても良い。バカげた映画に見えながらも、キャラクターにしっかりとした魅力があるのが勝因だと思います。
ただ、後半になってアクションが始まると今までのチープさが裏目に出て没入感に欠ける展開へと進んでいってしまったのが少し残念でした。コーエン兄弟が脚本参加しているらしく、全体的なクオリティの高さはそれも要因の一つかな、と思います。

『スパイダーマン』シリーズのサム・ライミ監督による1985年の映画です。殺人犯にさせられた気弱なヴィク。不死身の殺人鬼の話は誰も信用しません。果たして彼の無実は晴れるのか?ホラー要素もありますが、ストーリーの展開が早く典型的なコメディ作品です。

4.一歩間違えばサイコホラー!?

キング・オブ・コメディ

出典: mubi.com
taichimachima
ご存知マーティン・スコセッシ、ロバート・デ・ニーロコンビによる作品。デ・ニーロが演じるのはコメディアンを目指す青年。初めは彼が無名から成り上がるストーリーかと思っていたのですが、話が進むにつれ彼の行動はエスカレートしていき、最後はとんでもないことになります(笑)
タクシー・ドライバーの翌年公開と聞くと、なるほどなと思います。この時代の映画ってホント色々とカオスですよね。
見どころはやはり、ギャング映画では絶対観ることのできないデ・ニーロの演技でしょう。そして10分近い長セリフもすごいです。いやあ、この人すごいなあ。
Keimiyazato
マーティン スコセッシ×デ ニーロの名作!タクシードライバーより好きです、タイトルでコメディタッチかと騙されそうですが 実は妄想癖のある男のシリアスドラマ 、デ ニーロの演技の幅に驚かされます。

マーティン・スコセッシ監督が俳優ロバート・デ・ニーロと組んだ『タクシードライバー』のコメディ版ともいえる作品です。出待ちファンから大人気スタンダップコメディアンのルイスを救ったデ・ニーロが舞台に立つチャンスを夢見て脅迫、ついにはルイスを誘拐します。

現実なのか彼の妄想なのか、見ている人に判断が委ねられる作品です。

5.かわいいキャラでもR15指定のアニメ

サウスパーク

_aillim
HMVでDVDをみつけたときなぜかそっこー買った(笑)買う前も何度かみたけど買ってからも定期的にみてる。オトメンかわいいです(^ω^)
nieve822
今更ながら観ました。なぜか吹替が関西弁!昔WOWOWでアニメを一生懸命見てたのが懐かしい。バカバカしくて笑える。

アメリカの人気アニメシリーズの劇場版です。小学生たちの過激で下品、差別的な表現まで飛び出すなんでもありの社会風刺ギャグアニメです。

今回の映画版ではカナダのコメディアンの真似をして死んでしまった子供(お決まりのパターン)のためにPTAが「カナダが悪い!」と抗議して、アメリカvsカナダの全面戦争に発展していきます。

6.スリラー映画の巨匠が描くブラック・コメディ

ハリーの災難

hitomisnotebook
あ〜またやられてしまった… ヒッチコックの一流の皮肉というかうらまどもそうだけど見えている物が全てじゃないよっていうすごいオチでラストでそうきたか〜ってなった 傷だったり扉だったり囁きだったり伏線を見ながらあれこれ想像したのにそこを見落としていた!! 少し冗長というか中弛みがあるけど全体的にはコメディタッチでホントハリーの災難が終わって良かったと思える作品 若き日のシャーリー・マクレーンが出ている
yuki_
これはめちゃめちゃ面白いです。そして、今まで観たヒッチコック作品の中で、一番くだらないと言っても過言ではないです。
ハリーという男の死体が山で見つかるのですが、色々な人が自分が彼を殺してしまったと名乗り出ます。
ハリーは一体何者なのか、どうして死んでしまったのか、本当は誰が彼を殺したのか。真実が段々と明らかになっていき、最後にはスッキリします。ミステリーというよりはコメディでした。
物語の展開に一々巻き込まれて、何度も埋められたり掘り出されたりするハリーが本当に気の毒でした。まさにハリーの災難です。

1955年公開されたヒッチコック監督作品。田舎町の森の中で男の子がハリーという男の死体を見つけます。これにより、自分が殺したのではないか?と町中の人々が疑心暗鬼になっていきます。

隠蔽するためにハリーの死体を埋めたり、掘り起こしたり、死体となったハリーの災難がはじまります。

7.鬼才が放つ性の旅路

二ンフォマニアック

girlyups
すごく過激そう、って身構えていたけれど、映像も言葉選びも好みで引き込まれた。
シュールな場面やおじさんのコメントも面白い。
それとジョーのファッション見てたら古着が欲しくなった。

2014年のデンマーク映画でR18指定です。『ダンサー・イン・ザ・ダーク』で知られるラース・フォン・トリアー監督の『アンチクライスト』『メランコリア』に続く鬱三部作の最終作です。映画は1巻4章、2巻3章に分けられています。

ニンフォマニアック(色情狂)を自覚する女性ジョーがセックスに溺れていく半生が過去と現在を往復しながら描かれています。

8. アメリカのショウビズ界を嘲笑する『プロデューサーズ(1968)』

プロデューサーズ

1969年にアカデミー脚本賞など数々の賞を受賞している作品です。2001年にブロードウェイの舞台でミュージカル、2005年には再びミュージカル映画として公開されました。

落ちぶれた舞台プロデューサーと小心者の会計士が大コケ間違いなしの最低最悪なミュージカルを作り、詐欺を企て一攫千金を目論みます。

9.破天荒で不条理なブラック・コメディ

バード・マン

出典: clture.org
lessmore
なるほど、メッセージが深い
罪と罰、生と死、存在、愛

バードマン(バットマン)は正義の象徴
現実は・・・・・

主人公の見栄やプライドなどの欲は罰となり現れ
背後で導く神(正義)をバードマンで現せている。

死ぬ気=本気で生きる事を導かれて羽ばたいた主人公が描かれている。

映画を観ているあなたが主人公

hoanchan2
いや〜面白かった。ブラックコメディとでも言えばいいのか、気持ちよく予想を超えてきた。妄想と現実の境界線をドラム音楽で高揚感いっぱいに。すごい映画だ!

『バードマン』というスーパーヒーロー役でブレイクしたことがある人気の落ちた俳優が、ブロードウェイの舞台で再起をかけます。ところが、降板した代役としてやって来た俳優の才能に追い込まれて精神が崩壊していきます。

長回しのようなワンカット風の凝った撮影手法と過去に『バットマン』を演じたマイケル・キートンが主演ということで、見ている側も映画の中に引き込まれていく作品です。

10.どんどんこじれていく誘拐事件

ビッグ・リボウスキ

Satoko_Suzuki
コーエン兄弟にハマり始めた時に観たので、最高に面白かったです。今観るとまた違う印象かもしれませんが。
トラウマになりそうなジョンタトゥーロのシーン、ダメ親父たちの会話・皮肉。もう大笑いでした。
コーエン兄弟の映画の中で一番笑ったのがコレですかね、私。
gohanumai
BDで鑑賞 すごくヘンテコな話だけど何かすごく好きだった!思想や主義が全く噛み合わなくてもいつも一緒にボウリングする仲間で、話聞かないし無茶もするけどいざとなったら宗教の教えを破っても(まぁ元嫁への未練としても)車出してくれるし友達が死んだ時は茶化しつつも抱きしめてくれる友情っていいな~!と思いました。

コーエン兄弟による1998年の作品です。失業中で独身男デュードは同姓同名の大富豪と間違えられチンピラに襲われます。その後、大富豪のリボウスキに妻が誘拐されてしまい協力してほしいと頼まれますが、首を突っ込んで欲を出した結果、事件に巻き込まれていきます。

11.シュールな作業をする変態を見るブラック・コメディ

快楽共犯者

Keimiyazato
商業ベースに乗らないような作品を作り続けていながら熱烈な支持者の多い人に惹かれます、この作品なんて誰が観るんだ!?って内容なのに世界中に愛好者が居て 皆さん好き者ね~って感じ、徹夜でニワトリの着ぐるみ作ってるオッサンなんて理解出来ないが誰にも言えない趣味趣向って皆さん持ってるのかな?自分は、え~っと、、って言えるかっ!!
utakatafish
んー、最高!
小難しく考えることも出来るんだろうけど、やっぱりここは純粋にただただ笑っておくのが精神衛生上良いと思った
何年か前に原宿で実際に自慰マシーンを見たときはやたら大きいし不気味だしちょっと怖かったんだけど、あのおっさんが自分の性癖のために苦労して夢中になって作り上げたものだと思うと喜びもひとしおと言いますか、よかったねぇと見守る穏やかな気持ちになれる(笑)
ストップモーション・アニメ(って言うんだっけ?)がこの作品にも時折出てきて、可愛くてテンション上がった
オチもすごく良い、ハッピーエンドじゃないけど面白い、本当に好きな感じの作品!最高最高!ヤンシュヴァンクマイエル好き!

1996年のチェコ映画です。性的な快楽を求め自慰マシーン作りをする6人。エロ本で鶏の頭を作る男、耳と鼻の穴に死ぬほど物を詰めてエクスタシーを感じる郵便配達員など、自慰行為に没頭する個性がありすぎる面々が登場します。

実写とアニメをハイブリットさせている作品で台詞がありません。

12.人形たちによる政治風刺

チーム★アメリカワールドポリス

S117_JON
爆笑した。
Ken_Chang
国際警察チーム・アメリカが”北の指導者”のテロを防止します(人形劇)

これほどマット・デイモンで笑わせる映画はないと断言する

絶対にない

『サウスパーク』製作者が送る人形劇によるエンターテインメント作品です。テロから平和を守るため選抜された『チームアメリカ』。世界の中のアメリカの立場をリアルに風刺して皮肉り、北朝鮮の金正日なども登場します。

声優陣もが豪華でジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ショーン・ペンなど名立たるスターが軒を連ねます。

2016年もブラック・コメディが熱い!

13.悪友3人の下品で愉快なホーリーナイト

ナイト・ビフォア 俺たちのメリーハングオーバー

kochinchan
オーストラリアの映画館で。
もう爆笑爆笑で笑わなかったときがないくらいおもしろい!
英語じゃないと伝わらないおもろさ

十数年前に家族を亡くし、孤独だったイーサン。幼馴染のアイザックとクリスはクリスマスに毎年一緒に集まって過ごしていました。ですが、それぞれに生じた大人の事情により、今年を3人で集まる最後のホーリーナイトにしようと決意します。

お馬鹿な悪友3人の乱痴気クリスマスパーティがスタートします。日本公開は2016年2月27日です。

14.狂気に満ちた婚活のスタート

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もうすばらしく魅力的な世界観がサブカル心をくすぐる素敵な映画でした。シュールながらテンポ良いので疲れずに見れます。

独身者は強制的に婚活施設(?)に入れられ、45日間(脱走独身者を捕まえれば延長)パートナーが見つからなければ動物にされる、という社会。主人公はその施設でとあることから脱走、脱走した野良独身者たちが暮らす森で独身を崇拝するコミュニティに身を寄せるのだが..という話。まぁわりと典型的なディストピアものかなと思っていたのですが、その逃げ出した先のコミュニティも、徹底的な恋愛禁止という正反対のディストピア的。面白い。

あとやたら中学性への性教育みたいなノリの施設なのですが、男女に共通点がある=カップルという考えも面白いですね。「わたしとあなたは社会学を専攻していたから、ぴったりなカップルね!」みたいな。それを独身者たちが本当に好きなのか!みたいに襲うシーンも最高です。

2015年にカンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した映画です。妻に逃げられたデヴィッド。近未来では独身になるとホテルに拘束されてしまい、45日以内に婚活に成功しなければ動物に変えられて森に放たれるルールが存在していました。

シニカルな笑いを挟んだSF恋愛映画。日本公開は2016年3月15日です。

15.奇妙奇天烈な設定のブラック・コメディ

神様メール

yuki_
実は神様は、ブリュッセルに住んでいる冴えないオジさん。旧約聖書によると、神は七日間で天地を想像し、6日目に人間を作ったと言われています。では初日に何を作ったか?それがこの映画で明かされていました。そう、ブリュッセルです。

宗教を風刺したブラック・コメディって、定期的に作られるんでしょうか。先日『P.K.』を鑑賞したのですが、あの作品とは全く違った形で宗教・神を風刺し、それを笑いに変えています。あまりの神のクズっぷりを見かねた神の娘が全人類に余命宣告をしてしまった事によって、人間たちのアイデンティティが揺らがされるお話。その中で6人に焦点を当てて、彼らのルーツと、死を意識した事によって変わりゆく生活を「福音書」と題してオムニバス的に描いています。

この設定だけ見ると凄くぶっ飛んでいる印象を受けるかもしれませんが、非常に堅実な造りで芸術性を兼ね備えた真っ当なベルギー・フランス映画です。台詞回しに暗喩が多く独創的であり、映像も驚くくらいにお洒落!ガイ・リッチーの某スパイ映画のカーチェイスの一部を想起するような、カメラがズームイン・アウトしながら、柱を超えると遠近が変化する所だったり、『フローズン・タイム』のような美しいシーンだったり、シーン毎の意味に合った素晴らしい演出が物語を引き立てます。また、クラシック音楽が非常に特徴的に用いられているので、詳しい方はもっと面白いかも知れません。

全部神のせいだ。とでも言うべきでしょうか。見ようによっては、人間が受ける苦痛の総ては神のいたずらとも捉えられるので、非常に神に対して懐疑的な映画なのかも。宗教についてさほど熱心では無い日本ではどのような受け入れ方をされるのか凄く気になります!なんとも不思議な映画でした…。個人的に、ラストのラストは皮肉が効いていて凄く好きでしたよ。エンドロール後までお見逃しなく。

『トト・ザ・ヒーロー』『八日目』などで知られるベルギーのジャコ・バン・ドルマル監督作品です。

パソコンで事故や災害を面白半分に引き起こす神様がいました。一緒に住んでいた10歳の娘イアはそのパソコンを勝手に使って世界中の人々に死期を知らせるメールを送信します。街は混乱し、人々を救済するためにイアは家出をすることに。そして、最後に起こる奇跡とは?!

公開は2016年初夏ロードショーです。

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