ウィレム・デフォー出演のおすすめ映画16選

『スパイダーマン』など、悪役での出演の印象が強い名優ウィレム・デフォー。しかし、ウィレム・デフォーの凄さは悪役だけじゃわかりません。ウィレム・デフォーの魅力がバッチリわかる16の映画作品をご紹介します。
目次
- ウィレム・デフォーとは
- 1:ベトナム戦争を描きアカデミー賞作品賞を受賞【1986年】
- 2:公民権運動家3人が殺害された事件がモデルとなった作品【1988年】
- 3:男女の逃避行劇を描いたロードムービー【1990年】
- 4:鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督作品【1999年】
- 5:マクマナス兄弟が悪人を処刑するバイオレンスアクション【1999年】
- 6:パトリック・ベイトマンの心の闇を描いたサスペンス【2000年】
- 7:人気アメコミ「スパイダーマン」を実写映画化【2002年】
- 8:2016年には続編も!カクレクマノミを主人公に親子愛を描いた作品【2003年】
- 9:ウェス・アンダーソン監督作品に初出演【2004年】
- 10:人間を型に当てはめようとすることの愚かさを描く【2005年】
- 11:キツネが主人公のストップモーションピクチャー【2009年】
- 12:ウィレム・デフォー主演のサスペンス映画【2011年】
- 13:色情狂の女性ジョーの、誕生から50歳までの性を描く【2014年】
- 14:フィリップ・シーモア・ホフマン主演のスリラー映画【2014年】
- 15:高級ホテルのカリスマコンシェルジュと若いベルボーイを描いた作品【2014年】
- 16:キアヌ・リーブスが主演、製作総指揮を務めたアクション映画【2015年】
ウィレム・デフォーとは
ウィレム・デフォーは1955年生まれ、アメリカ出身の俳優。『スパイダーマン』のグリーン・ゴブリン役などで知られています。
バットマン、スーパーマンなどDCコミックのヒーローたちが集結する『ジャスティス・リーグ PART 1 (原題)』に出演することも決定した名優ウィレム・デフォーのおすすめ出演作をご紹介いたします。
1:ベトナム戦争を描きアカデミー賞作品賞を受賞【1986年】

監督のオリバー・ストーンの実体験を基にして作られた、ベトナム戦争の最前線を描いた作品です。ウィレム・デフォーが演じたのはエリアス軍曹。泥沼と化した戦況の最中、狂ってしまった鬼軍曹バーンズとは対照的に、人間味を残す重要なキャラクターでした。
泥沼な戦争の模様と軍人たちの苦悩など、ほかの戦争映画ではなかなか見られない体験をした人だからこそ作れるこの映画は、第59回アカデミー賞の作品賞、監督賞、編集賞、録音賞を受賞しています。
2:公民権運動家3人が殺害された事件がモデルとなった作品【1988年】

1936年に公民権運動家3人が殺害された実際の事件をモデルに作られたノンフィクション映画です。ウィレム・デフォーは事件の調査のためにフィラデルフィアへ向かうFBI捜査官役を演じました。リアルに描かれた人種差別の実態が衝撃的な作品です。
3:男女の逃避行劇を描いたロードムービー【1990年】


愛を貫くために駆け落ちをし、カリフォルニアを目指す男女と娘を取り戻すため手段を選ばない母親の物語でバイオレンス版『オズの魔法使い』。ウィレム・デフォーは母親から差し向けられた悪役を演じています。
作中には『オズの魔法使い』にかけられた名前が使われるなど、パロディが満載です。
4:鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督作品【1999年】


究極の体感ゲーム「イグジステンズ」を巡って繰り広げられる、天才ゲームデザイナーと反ゲーム主義者たちの戦いを描いたSFサスペンス映画。デヴィッド・クローンネバーグ監督のお家芸、ちょっとグロテスクな映像シーンと、二転三転するストーリーが見事にマッチした作品となっています。
5:マクマナス兄弟が悪人を処刑するバイオレンスアクション【1999年】


敬虔なカトリック教徒の双子の兄弟が神の啓示を受け、悪人を処刑していく制裁アクション映画。
ウィレム・デフォー演じる捜査官がかなりの変わり者設定で、ヘンテコな髪型、ウォークマンで音楽を聞きながら現場検証などトンデモ行動の多い人物。この曲者を見事に演じ切っている姿に注目です。
6:パトリック・ベイトマンの心の闇を描いたサスペンス【2000年】
スプラッタ系な割りにシンプルで、ほどよくコミカルだからとても見やすい。名刺のシーンは笑っちゃうくらい。 哀れで滑稽な主人公を見事に演じているクリスチャン・ベールもさすが。肉体美も。 血とか大丈夫な人はぜひ見てほしい。

投資会社の副社長、美人の婚約者がいるなど誰もが羨む地位を手に入れている男の隠れた秘密を描くサスペンス映画。ウィレム・デフォーはまたしても刑事役を演じています。
スプラッタな場面なのになぜかクスッとしてしまう、ブラックユーモアたっぷりの演出に目が離せなくなる作品です。
7:人気アメコミ「スパイダーマン」を実写映画化【2002年】

言わずと知れた、マーベルシリーズの大ヒット作品。ウィレム・デフォーは凶悪な悪役、グリーン・ゴブリン役を演じており、スパイダーマンとの決戦のシーンには圧倒されてしまいます。
8:2016年には続編も!カクレクマノミを主人公に親子愛を描いた作品【2003年】


第76回アカデミー賞で長編アニメ賞を受賞した、ディスニー&ピクサーの名作。実はウィレム・デフォーが声の出演をしています。そのキャラクターとは、ニモが捕らわれた人間の家の水槽に住むツノダシのボス、ギルです。
日本語版では山路和弘という声優が担当しています。ウィレム・デフォーが出演する作品が日本語訳版でアテレコされる場合、主に山路和弘と野沢那智のどちらかが起用される場合が多いのです。映画を見るときに、どちらの声優が起用されているかチェックするとさらに作品が面白くなるかもしれません。
9:ウェス・アンダーソン監督作品に初出演【2004年】


海洋探検家兼ドキュメンタリー監督が、仲間の報復と自作映画の人気を取り戻すため映画製作集団「チーム・ズィスー」を立ち上げ、幻のジャガーザメを探しに航海の旅に出発する映画。ウィレム・デフォーは主人公の映画監督に心酔している部下役で出演しています。
10:人間を型に当てはめようとすることの愚かさを描く【2005年】
そしてドッグヴィルと同じくショッキングなエンディング。 正直あのエンディングはもう二度と見たくないけどキング牧師の話をするよりああいうものを見せた方がよっぽど学ばなきゃいけないことがわかるんじゃないかな。
最後のナレーションも印象的。


ギャングのボスの娘であるグレースが、奴隷制度が横行している大農場「マンダレイ」を自由で民主主義な共同体にしようと奮闘する物語です。ラース・フォン・トリアー監督の3部作映画「アメリカ合衆国 - 機会の土地」の2作目に当たります。
ウィレム・デフォーは娘のグレースをついつい甘やかしてしまう父親役。父親のギャング集団を率いて、グレースは黒人奴隷を虐げる白人に対抗していきます。
11:キツネが主人公のストップモーションピクチャー【2009年】

泥棒の父さんギツネが率いる家族・仲間たちと人間の攻防を描くファンタジー・コメディ。有名俳優・コメディアンが声優陣に起用されている中、ウィリム・デフォーも名を連ねています。
子供向けかと思いきや、ブラックユーモアたっぷりの場面が続々と出てくるなど、大人でも楽しめる作品です。
12:ウィレム・デフォー主演のサスペンス映画【2011年】

オーストラリアの大自然を舞台に、幻の野生動物を追い求めるハンターが主人公のヒューマン・ドラマ。今までと一味違った野性的な男の役作りのため、ウィレム・デフォーは専門家から実践サバイバル術を教わったという仕事熱心なエピソードが語られています。
13:色情狂の女性ジョーの、誕生から50歳までの性を描く【2014年】

「ニンフォマニアック」とは「色情狂」という意味で、色情狂を自称する女性ジョーが半生を語る物語です。性がテーマの映画ですが、実際のストーリーは依存症から抜け出せない女性の苦悩に焦点があてられています。
全2部構成の作品で、ウィレム・デフォーは2作目からの出演。普通の映画に飽きてしまった人、一味違った映画を見たい人にオススメの作品です。
14:フィリップ・シーモア・ホフマン主演のスリラー映画【2014年】

ドイツの諜報機関でテロ対策チームを率いる男が、テロリストの資金源となっている黒幕を突き止めていくスパイサスペンス映画。ウィレム・デフォーはテロ対策チームからマークされる銀行マン役を演じています。
15:高級ホテルのカリスマコンシェルジュと若いベルボーイを描いた作品【2014年】

高級ホテルのコンシェルジュとベルボーイが常連客を巡る殺人事件とその遺産争いに巻き込まれ、ホテルの名誉のため事件解決に乗り出す映画です。ウィレム・デフォーは少し奇妙な私立探偵役を演じています。
16:キアヌ・リーブスが主演、製作総指揮を務めたアクション映画【2015年】


平穏な暮らしの日々をマフィアに奪われた元殺し屋の男がリベンジを行うアクション映画。ウィレム・デフォーは主人公の親友ながら、マフィアに主人公の暗殺を命じられた暗殺者役。友情と仕事で揺れ動く場面が一番の見どころです。