2025年10月31日更新

『ワンパンマン』キングは最強&最弱?キングエンジンや必殺技の正体と覚醒説の真相を解説

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ワンパンマン
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

2025年10月からアニメ新シーズンがスタートし、注目度がますます上昇している『ワンパンマン』。 この記事ではそんな本作の人気キャラ・キングについて徹底解説!基本的なプロフィールはもちろん、能力の詳細や覚醒説の真相など、気になるポイントをまとめて紹介していきます。 ※この記事は『ワンパンマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【概要】『ワンパンマン』キングって一体何者?

ワンパンマン キング
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部
ヒーロー名 キング
ランク S級7位
年齢 29歳
好きなもの テレビゲーム(格闘ゲームの腕前はプロ級) , 静寂
嫌いなもの 人混み , 騒音
初登場 6巻30話
声優 安元洋貴

人類最強だと言われているキングは、S級7位の上位にランクインする実力者です。 特徴としては、キングが登場すると必ず「ドッドッドッドッド」というエンジン音にも似た音が効果音として付けられています。 この音は「キングエンジン」と呼ばれていて、キングの怒りだったり、剥き出しにした敵意だったりを表現しています。 この「キングエンジン」の音が大きければ大きい程、キングの闘気具合は上昇し、少なく穏やか気味であれば、そう大したことはないなど、音や激しさによって、その時の闘気具合が分かるようになっています。

【正体】『ワンパンマン』キングは戦闘力0の引きこもり

実力や素性が不明だったキングですが、単行本8巻でその正体が明らかになります。なんとキングは戦闘力0の引きこもり、素人以下の実力しかない最弱級のキャラだったのです! そんなキングがS級ヒーローになれたのはサイタマのおかげ。彼が強大な敵を打ち倒した場面にキングが5回遭遇し、そのたびに「キングが怪人を退治した」と勘違いされ評価が急上昇。キングは自分をチヤホヤしてくれる環境やお金に目がくらみ、誤解を否定しませんでした。 その結果、彼はS級7位にまで上り詰めることに。S級とは名ばかりで実際は戦闘力皆無のザコ。それがキングの正体なのです。ただ、彼は怪人を目の前にした際、「人類最強」という異名と迫力ある雰囲気で敵を退散させることもあります。そういった意味では「一般人よりは強い」と言えるかもしれません。

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【能力】『ワンパンマン』キングの必殺技やキングエンジンの秘密は?

キングの必殺技の存在はキングも知らない

キングには最強の必殺技があると言われています。その技の名は「キング流気功術奥義 煉獄無双爆熱波動砲」。これは発動時点で敵の最期を意味するほどの強大な威力を秘めているんだとか。この他にも「キングアイ」や「スーパースパーキングキングモード(通称SSK)」など、様々な技が存在します。 ただ、前述したように本来のキングの実力は0。これらの技は「勝手に噂されている架空の技」にすぎません。つまり、キング自身も他の人から技名を聞いて、「そんな技あったんだ……」と知るような状態になっているのです。 ちなみに、作中にはキングが煉獄無双爆熱波動砲を使用した場面があります。当然何も放出されなかったのですが、なんと目にも止まらぬスピードで別人物が敵を殲滅!まるでキングが倒したかのような光景が広がったのです。こういった悪運の強さもあり、彼の技に関する噂が独り歩きしていくのでした。

キングエンジンは強さではなく弱さの象徴

ワンパンマン キング
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部 © GungHo Online Entertainment, Inc. All Rights Reserved.

キングが戦闘態勢に入った際に響き渡る「ドッドッド」という音。怪人の確実な死を意味するこの音を、周囲の人々は敬意と恐れを持って「キングエンジン」と呼んでいます。 これはキングの強さを象徴するものとして語られていますが、実は極度の緊張と恐怖で早まった鼓動が聞こえているだけ。つまりこれはキングの強さではなく弱さの象徴、小心者な性格が如実に表れた情けない現象なのです。

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【覚醒】『ワンパンマン』キングは今後強くなるのか

ワンパンマン
(C)ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部

キングは怪人協会との総力戦でサイタマが来るまでの時間稼ぎをするなど、登場当初では考えられない大きな成長を見せました。さらに、自分の弱さを隠し通すことに限界を感じた彼は「強くなろう」と決意。これらの展開を受け、一部読者のあいだで「キングが覚醒して強くなるのでは」と噂されています。 しかしながら、キングは鍛錬のためシルバーファングらに師事を求めるも、「すでに強い」と誤解されているため門前払いに。最終的にサイタマに泣きつきますが、「筋トレしろ」とありきたりなアドバイスしかくれませんでした。 現状キングが強くなりそうな見込みはないものの、彼が「強くなりたい」と願っていることは確か。突然の覚醒は難しそうですが、「努力による地道な戦闘力アップ」と「キング特有の評価の広がり」が掛け合わさって本物のスーパーヒーローになっていく、そんな展開ならあり得そうです。

【強さ】『ワンパンマン』キングはやっぱり最強?

ヒーロー内でのキングの評価は非常に高く、S級2位に君臨するタツマキですら実力を認めている節があります。その他にもS級5位の童帝S級17位の金属バットもキングに敬意を持って接していました。 キングの冷静な判断力や高い演技力、そして何を言っても敵がビビる「運の強さ」がこの評価をキープする要因になっていると考えられます。現状「ヒーロー最強」と言われて名が挙がるのは、キングの可能性が高そうです。

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リンゴ試し斬りでアトミック侍に認められたキング

キングの運の強さを語るうえで外せないエピソードが「リンゴの試し斬り」です。 S級4位のアトミック侍はキングの実力を試すため、「刀でリンゴを斬って欲しい」と頼みます。剣術の心得が全くないキングは激しく動揺し、座ったままで抜刀することすら出来ませんでした。 しかし、それを見たアトミック侍は「太刀筋が全く見えない」「斬られたリンゴが元通り接合するほどの切れ味」と誤解し、キングの実力を高く評価します。キングは何もせずにこの窮地を乗り切る、途轍もない運の良さを発揮したのでした。

ファミレスで暗殺されかけるが勘違いで回避

ワンパンマン キング

実はキングがファミレスで暗殺されかける危険な場面が存在。あっさり殺されてもおかしくない窮地だったのですが、キングは暗殺者たちを「自分の熱狂的なファン」と勘違い。暗殺者は彼の振る舞いに計り知れない「器のデカさ」を感じて戦意を失い、「完敗だ」と語り立ち去ってしまいます。 ここでもキングは運の強さを見せつけ、知らぬ間に命の危機を切り抜けていたのでした。

【死亡】『ワンパンマン』キングはガロウの攻撃で死亡?

もともとはただの人間だったものの、数々の激戦を経て怪人として覚醒したガロウ。彼は最終的に「核融合」や「ガンマ線バースト」など、兵器レベルの技を使えるほどにパワーアップ。キングはガロウの技の影響で出た放射線を浴び、他のヒーローと共に死んでしまいました。 しかし、そののちサイタマがガロウに勝利し、なんと宇宙線を利用した「時間逆行」を成功させます。サイタマは過去にさかのぼり、キングらが死亡する前の時点でガロウを撃破。これにより、キングをはじめとする多くのヒーローが復活を果たしたのでした。 ちなみに、原作にあたるONE版『ワンパンマン』にはキングが死亡したような描写は存在しません。

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【関係】『ワンパンマン』「最強」キングと「真の最強」サイタマは仲良し

ワンパンマン サイタマ
©ONE・村田雄介/集英社・ヒーロー協会本部 ©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

本作の最強主人公・サイタマ。キングは彼の数少ない友人のひとりとして、普段からゲームなどをしてよく遊んでいます。 キングと遊んでいるときのサイタマは普通の青年のようで、恐ろしい強さを誇る人物には全く見えません。そのため読者からは「サイタマはキングの前でだけ最強を捨てられる」「キングはサイタマにとってなくてはならない癒しの存在」などの意見があがっています。 また、最強と最弱、サイタマとキングは表と裏の対照的な存在で、「キング=裏の主人公」と考察するファンもいるようです。

【声優】『ワンパンマン』キングを演じるのは安元洋貴

安元洋貴

アニメ版『ワンパンマン』でキングの声を担当するのは安元洋貴です。これまでに『BLEACH』の茶渡泰虎や『弱虫ペダル』の金城真護など、数多くの人気キャラを演じてきました。 そんな安元の魅力は高い演技力。最強でありながら最弱、キングの二面性を見事に演じ切っています。

『ワンパンマン』キングの正体は最強で最弱な一般人

ワンパンマン キング

最強で最弱、そのギャップで人気を集めているキング。彼は化け物レベルの猛者が集まる『ワンパンマン』においては珍しい、ほぼ戦闘力0のザコキャラです。ただ、それゆえに彼は最も人間らしく、読者が感情移入しやすいキャラになっています。 そんなキングが今後どんな成長をしていくのか、気になっている方も多いはず。彼の動向に注目しながら、漫画・アニメの最新展開をチェックしていきましょう!