1.いつの間にか名刺が変わっていた(1998)
1998年公開ウィル・スミス主演のスリラー作品『エネミー・オブ・アメリカ』の中に名刺に関するミステイクが存在します。
ディーン(ウィル・スミス)はランジェリーショップでダニエル・ザビッツに名刺を渡していましたが、消防車に轢かれた後にダニエルのポケットから取り出された名刺は別物に変わっていました。
最初のシーンのクロースアップでは名刺のEメールアドレスはRDEAN@NEXT.NET、後のシーンの名刺のEメールアドレスはRDEAN@SILVERBERGBLAKE.COMとなっています。
2.写るはずのないものが写ってしまった!(2000)
クリストファー・ノーラン監督『メメント』(2000)の中にもミステイクが存在します。
レニー(ガイ・ピアース)は忘れないためにナタリーのポラロイド写真を持ち歩いていました。その写真の背景に鏡が映っていますが、実際レニーが彼女の家で写真を撮影した時は鏡など存在していませんでした。
また、撮影時開いていたカーテンも写真ではなぜか閉じています。
3.ハンマーが瞬間移動する(1995)
サスペンス映画の傑作『ユージュアル・サスペクツ』(1995)の中にもミステイクが存在したようです。
パトカーがハイジャックされた時、フロントガラス中央にハンマーが刺さっていました。しかし、車の中のショットになると、ハンマー痕が運転席方向へと移動しています。
4.映画のタイトルになっているのに!(1998)
1998年公開ダーレン・アロノフスキー監督『π』の中にもまさかのミステイクが存在します。
本作のタイトルは円周率を意味するパイのため映画オープニングに円周率3.141592652631245.が羅列されていました。
しかし、円周率は3.141592653589793.と続くべきです。
5.あるはずのない金属プレート(1974)
1974年公開のロマン・ポランスキー監督作『チャイナ・タウン』の中にもミステイクが存在します。
ジェイク・ギテス(ジャック・ニコルソン)が車で木に衝突したとき、木に巻きつけた金属製プレートが映ってしまっていました。おそらくこのプレートは車を保護するために設置されたものでしょう。
6.防犯カメラ映像に防犯カメラが映るのはおかしい!(1999)
1999年公開デヴィッド・フィンチャー監督作『ファイト・クラブ』にもミステイクが存在するようです。
タイラー(ブラッド・ピット)がエドワード・ノートンを階段で投げ飛ばすシーンに注目して下さい。防犯カメラ映像のショットの中に、あるはずのない防犯カメラが映っています。
階段上のショットを見る限り、あの場所に2台防犯カメラは存在しないはず。
7.落下しても安全だった?(1997)
大人気シュチュエーションスリラー『キューブ』(1997)の中にもミステイクは存在します。
ハロウェイがキューブの外でクエンティンの腕にぶら下がっているシーンに注目して下さい。彼女の身体がロープのようなもので支えられていたことが分かります。
カットが切り替わり、ハロウェイが落下した時にはロープは消えていました。
8.爆音でも心配なしだった(2003)
ショーン・ペン主演映画『21グラム』の中にもミステイクが存在します。
モーテルの外でポール(ショーン・ペン)がジャックに3発銃弾を浴びせるシーンに注目して下さい。ジャックが地面に倒れた時、彼の左耳に耳栓がくっきりと映っていました。
9.オメガからブルガリへ!(2002)
2002年公開のトム・クルーズ主演作『マイノリティ・リポート』の中にもミステイクが存在します。
アンダートン(トム・クルーズ)はオメガのスピードマスターX-33を愛用しているキャラクター。しかしこれから起こる殺人のカウントダウンを確認した時、オメガではなくブルガリのディスプレイが映っていました。
その後、スパイダーがアンダートンの目の包帯を剥した時にはまたオメガの時計に戻ります。
10.まるでマジック!(2004)
2004年公開の大人気シリーズ第1作『ソウ』の中にもミステイクが存在します。
ラリーがゼップの写真を見ていた時、写真はしわくちゃに見えました。しかし、クロースアップになると写真のしわがまるでマジックのように完全消失してしまいます。
11.ワインの染みが一瞬で消える!?(1997)
1997年公開のデヴィッド・フィンチャー監督作『ゲーム』の中にもミステイクが存在します。
レストランでクリスティーン(デボラ・カーラ)がニコラス(マイケル・ダグラス)にワインをかけてしまうシーンに注目して下さい。カットが変わるとクリスティーンのシャツについていたワインの染みが消えてしまいます。
12.無人の車が走っていた(2002)
マット・デイモン主演の大人気スパイシリーズ第1弾『ボーン・アイデンティ』(2002)の中にもミステイクが存在します。
映画終盤パリでの迫力のカーチェースシーンに注目して下さい。パトカーと衝突する黄色いヴァンに誰も乗っていないことが明らかでした。
13.存在しないはずの公衆電話
ブルース・ウィリス主演の大人気シリーズ第2弾『ダイ・ハード2』(1990)の中にもミステイクが存在していました。
本作でマクレーン(ブルース・ウィリス)が使用していた公衆電話に"Pacific Bell”というロゴが書かれていました。"Pacific Bell”はウエストコーストの電話会社です。
マクレーンはバージニア州に位置するダレス国際空港から電話をかけていたので“Pacific Bell”社の公衆電話はないはず。つまりこの場面はダレス国際空港で撮影されていなかったということになります。