2017年7月6日更新

『おもひでぽろぽろ』あらすじ・登場人物・声優キャストまとめ【ネタバレ注意】

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おもひでぽろぽろ

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高畑勲が手掛けたジブリ作品『おもひでぽろぽろ』

1991年公開のジブリ映画。監督・脚本は高畑勲。 東京生まれ、東京育ちで田舎に憧れていた27才のタエ子が、10日間の休暇を取って田舎に行き、農業体験をする事で小学5年生の自分を振り返る物語。公開から時が過ぎた現在でも数年に一度はテレビで放送されるアニメで、2016年2月にはアメリカでも放送されました。 今回は、見る人に懐かしさを感じさせる『おもひでぽろぽろ』のあらすじと登場人物・キャストについてご紹介します。

『おもひでぽろぽろ』のあらすじ

東京でOLをしているタエ子

1982年の夏、主人公である岡島タエ子は27才で、東京でOLをしていました。タエ子が結婚しない事を心配している母親は、タエ子に縁談の話を持ち掛けてきますが、タエ子は興味がないようで断ります。 そんな中、会社に10日間の休暇をもらい、長姉であるナナ子の嫁ぎ先である山形県高瀬へ旅行することに。東京で生まれ育ったタエ子は、子どもの頃から田舎というものに憧れがあり、ナナ子の結婚によって自分にも田舎が出来たことをとても喜んでいたのです。

小学5年生のタエ子

夜行列車に乗り込み山形へ向かう中、タエ子は自分が小学5年生の時のことを思い出し始めます。 当時、珍しかったパイナップルを父が買ってきてくれた時、家族みんなで喜びましたがパイナップルの酸っぱさにガッカリしたことや、クラスメイトで野球の上手な広田くんに恋をしたことなどが蘇ります。 そんな感傷に浸っていると、突然タエ子の前に小学5年生のタエ子が現れ、タエ子は幼い頃の自分を連れて、山形に降り立ったのでした。

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2才下の青年トシオとの出会い

高瀬に着くと、ナナ子の旦那・カズオの親戚であるトシオが駅まで出迎えに来てくれていました。 トシオはタエ子より2才年下で、元サラリーマンでしたが、今は有機農業を営んでいる好青年。田舎に着いたタエ子は10日間、農作業を手伝わせてもらうことに。 朝早くからのベニ花摘みやきゅうりの収穫などをすることで、タエ子は次第に田舎の生活に惹かれていきます。また、タエ子とトシオは二人で出かけてお互いにいろんな話をしたりと、少しずつ二人は近づき始めます。

家を飛び出すタエ子

タエ子が東京に戻る前夜。世話になったおばあちゃんからトシオの嫁になってほしいと言われます。おばあちゃんからの思いもよらなかった言葉に驚き、そのまま家を飛び出してしまいます。 そして、行くあてもないタエ子を迎えに来てくれたのはトシオでした。沈黙が続く車内で、タエ子はトシオについて考えます。心の中にはトシオが好きという気持ちもありました。

東京へ戻ろうとするタエ子

翌日、東京に帰る日。お世話になった人に別れを告げて、東京に戻るべくトシオの車で駅に向かいます。列車に乗り込んだものの、このまま東京へ戻っていいのか迷う彼女の背中を、小学5年生のタエ子が後押しします。 列車から降り、駅を出るタエ子。するとそこには、同じく引き返してきたトシオがいたのです。小学5年生のタエ子たちが祝福する中、二人で手を繋いで歩いていきました。

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『おもひでぽろぽろ』キャスト一覧

岡島タエ子/今井美樹

主人公・タエ子。東京の会社に勤める27才のOLで、東京で生まれ育った事から子どもの頃から田舎への憧れがあります。長姉・ナナ子の嫁ぎ先である山形県高瀬の親戚の家に滞在する事に。 タエ子役の今井美樹は1963年4月14日生まれの歌手、女優です。 声優としてのその他の代表作は2006年公開で宮部みゆき原作のファンタジーアニメ映画『ブレイブ・ストーリー』の運命の女神役があります。

小5の岡島タエ子/本名陽子

小学5年生・1966年当時のタエ子。岡島家の末っ子・三女で、得意科目は国語、苦手科目は算数です。作文を書くのが好きで、妄想癖のある明るい女の子。少しわがままな一面もあり、次姉のヤエ子とよくケンカしています。 小学5年生のタエ子役・本名陽子は1979年1月7日生まれの声優、女優、歌手、ナレーター。 かつては子役として映画、舞台、CMなどに出演。代表作は舞台『レ・ミゼラブル』のリトルコゼット役などがあり、声優としては、1995年公開のアニメ映画『耳をすませば』の主人公である月島雫役、2004年から放送の『ふたりはプリキュア』の美墨なぎさ役などが有名です。

トシオ/柳葉敏郎

ナナ子の旦那・カズオの又従兄弟で、タエ子の2才年下。元サラリーマンで、現在は農業を営む傍ら、冬はスキーのインストラクターをしている青年です。 トシオ役の柳葉敏郎は1961年1月3日生まれの俳優、歌手、タレントで、1984年にパフォーマンスユニット「一世風靡セピア」でデビューしてから多くのトレンディドラマに出演。1997年から放送された『踊る大捜査線』シリーズの室井慎次役が当たり役になりました。

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タエ子の母/寺田路恵

タエ子たちの母親で、専業主婦。着物にかっぽう着姿をしていることが多く、怒ると怖いお母さんです。 寺田路恵は1942年11月27日生まれの女優、声優。1965年から文学座に所属し、多くの舞台、映画、テレビドラマに出演しました。 洋画の吹き替えをする事が多く、1975年公開の映画『ジョーズ』では主人公であるエレン・ブロディの妻・マーティン・ブロディ役、2002年公開の映画『戦場のピアニスト』での母役などが有名です。

タエ子の父/伊藤正博

タエ子たちの父親で、サラリーマン。無口で厳しい性格ですが、末っ子であるタエ子には甘いところもあります。 伊藤正博は1934年2月6日生まれの俳優、声優。 主に大河ドラマなど時代劇への出演が多く、1995年放送『八代将軍吉宗』では長右衛門、2004年放送の『新選組!』では池田屋番頭を演じました。

ナナ子/山下容莉枝

岡島家の長女で、タエ子が小学5年生の時に美大に通っています。 山下容莉枝は1964年9月29日生まれの女優、声優。声優としては1994年公開『平成狸合戦ぽんぽこ』の狸のお玉役や、1995年公開『耳をすませば』の主人公・雫の姉・月島汐役など、ジブリ作品に多く出演しています。 また女優としては、2014年公開『白ゆき姫殺人事件』の容疑者である美姫の幼馴染・あかりの母役や2016年公開『残穢【ざんえ】 -住んではいけない部屋-』の雑誌編集者・田村役としての出演が記憶に新しいです。

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ヤエ子/三野輪有紀

岡島家の次女で、タエ子が小学5年生の時に高校2年生。成績優秀で勝気な性格の持ち主で、些細な事でタエ子とよくケンカしています。 ヤエ子を演じた三野輪有紀は現在は活動していないようですが、1990年公開の実写映画『櫻の園』の大町真由美(トロフィーモフ)役や、1991年放送のアニメ『リカちゃん ふしぎな魔法のリング』のルナール役として出演しています。

谷ツネ子/飯塚雅弓

飯塚雅弓は1977年1月3日生まれの女優、声優、歌手、ライター。 声優としての代表作は1997年から放送しているテレビアニメ『ポケットモンスター』のカスミ役や、1998年放送『魔術士オーフェン』のクリーオウ役、1998年放送『金田一少年の事件簿』の速水玲香役などがあります。

広田秀二/増田裕生

小学生時代のタエ子のクラスメイトで、野球が上手な男の子。実はタエ子に片思いをしていました。 増田裕生は1979年9月12日生まれの俳優、声優。 2001年放送のテレビアニメ『テニスの王子様』の仁王雅治役や、2004年放送のテレビアニメ『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の戦士ラーズ役、2007年放送の海外アニメ『ベン10』のケビン・レビン役などが有名です。

あべくん/佐藤広純

小学生時代のタエ子のクラスメイト。小学5年生の時に転校してきましたが、家が貧しく見た目に清潔感がない事で、クラスメイトから嫌われていました。 1978年11月26日生まれの俳優、歌手。以前は子役として活躍しており、現在は蛇道広純と改名し、ロックバンド・ゲビルのボーカルとして活動しています。

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『おもひでぽろぽろ』のあらすじ、声優情報をお送りしました

他のジブリ作品に声優として登場する方や、現在俳優・女優として活躍している方が多く参加している『おもひでぽろぽろ』。実は、ドラマ『カルテット』でブレイクした俳優、髙橋一生も今作に声優として参加しているのだとか!どのキャラクターを演じたのかは不明とのことなので、是非今度鑑賞の際に声を頼りに探してみてください。