『となりのトトロ』の都市伝説の真実を検証してみました

2017年6月16日更新 193521view

小学3年生と5歳の姉妹、サツキとメイがある日不思議な生物“トトロ”に出会い、二人とトトロの冒険を描いたジブリ映画『となりのトトロ』。心温まるストーリーで今でも大人気の作品ですが、実は『となりのトトロ』にはいくつかの都市伝説があったのです……!愛くるしいフォルムの裏に隠されたトトロの恐怖の真実とは……!?

『となりのトトロ』の都市伝説

永遠のロングセールス作品である『となりのトトロ』。昔懐かしい山奥の田舎にて小さな姉妹が体験する不思議な出来事を描いた作品ですが、長い間に渡って都市伝説が噂されています。それは作中にて姉妹が死亡している、サツキとメイが幽霊なのではないかというもの。 それによるとメイは池で溺れて死んでしまい、妹を探したサツキも森の中で死後の世界を旅する。そして、結局は結核に侵されていた母も死亡し、残るのは父のみというものです。 この都市伝説ではトトロは、死期が近い者の前にのみ現れる死神と解釈されています。サツキとメイにだけトトロが見えていたのは、姉妹に死期が近づいていたからなのではないかというものなのです。 この仮説を軸とした都市伝説がまことしやかに噂されている『となりのトトロ』。早速、どういった都市伝説があるのか、ご紹介していきたいと思います。

都市伝説その1:サツキとメイの影がない?

実は映画後半になるとサツキとメイの影が急に消えてしまうのです。これは二人が死んで幽霊になったためではないかと言われています。 真相は最後にご紹介致します!

都市伝説その2:サツキとメイは両親には見えない?

サツキとメイはトトロとともに病床の母親を訪れますが、トウモロコシを置いて母親に会わずに帰ってしまいます。母親に会いたくて行ったのに、会わずに帰るなんて不自然ですよね。これは、実は姉妹は死んでしまっていたため、母親には見えない・会えないという事を示唆していると言われています。 また、母親が病院の窓の外の木を見つめ、「今……サツキとメイが笑ったような気がしたの」とつぶやくシーンがありますが、実際その木の枝に二人は座っていたので、二人の姿は見えない=死んでいるということではないかという憶測も飛び交っています!

都市伝説その3:エンディングはサツキとメイの生前回想シーン?

エンディングでは登場人物のその後が描かれていますが、よく見るとお父さんとお母さんが若返っていると言われています。そのため、これはサツキとメイ、そしてお母さんが死んでしまった後でのお父さんの回想シーンだと言われています……。

都市伝説その4:恐怖の原作小説『隣のととろ』が存在した?

その原作小説『隣のトトロ』はサツキとメイの“地獄めぐり”がテーマ。そこではトトロは映画で描かれているような愛らしい姿とは相反し、グロテスクで恐ろしい化け物として描かれているそうです。 また、サツキがネコバスに乗るシーンは、彼女らが巨大なネコに食べられて、胃で肉体を溶かされ魂だけになる……というホラーな展開。

都市伝説その5:「狭山事件」という実際の誘拐事件をもとに作られた?

実は『となりのトトロ』のストーリー設定と、1963年に埼玉県狭山市で起こった少女の誘拐事件には通じる部分があると言われています。 ・トトロの舞台は埼玉県所沢市で狭山市に隣接している。 ・事件後に姉が行方不明になった妹を捜索している姿が目撃されている。 ・サツキ(皐月)とメイ(May)はどちらも5月を表す名前で、事件が起こったのも5月。 などなど……。

都市伝説その6:メイのサンダルが川に落ちている?

これは『となりのトトロ』ファンの間でも、最も有名な都市伝説ですね。サツキとの喧嘩をきっかけに行方不明になったメイをサツキが探している際に、村人から子供のサンダルが池で見つかったと知らせを受けます。 このサンダルが、まさにメイの履いていたサンダルと酷似している事から「メイは池に落ちて溺死してしまったのではないか」という都市伝説が生まれたのです。

都市伝説その7:お地蔵さんに「メイ」の名前が刻まれている?

鑑賞者のなかで、ある恐ろしい噂が広まっています。それはメイが既に死んでいるという都市伝説を、裏付けるような都市伝説。 つまり、劇中サツキが記憶を思い起こす際に一瞬映るお地蔵さんに「メイ」の名が刻まれているというものなのです。これはそのシーンをコマ送りした時に確認できたと言われています。 もしそうであれば、本当にメイは亡くなってしまっているのかもしれませんね。

『となりのトトロ』の都市伝説、果たして本当なのか?

さて、これまでご紹介した都市伝説の数々。これらは果たして本当なのでしょうか?早速それを検証してみましょう。

【検証!都市伝説】影をつけなかったのは背景で時間経過を表す画期的な試みのため!

メイとサツキの影がところどころ無くなっているのは、意図的に影を描いていないからだそうです。 美術監督である男鹿和雄は、今作において特に背景描写にこだわったのです。それというのは、影を用いて時間の経過を表すということ。実はサツキとメイの影がないのは、彼女たちが太陽の真下にいる、つまり正午の時だったからなのです。影が長めに出ているのは、日が落ちて影が伸びている様子を描いています。 このように影の長さ・色合いなどで時間を表現していたのだとか…!細部までこだわった演出だったんですね。西日の強さも色合いで表現していたそうです!

【検証!都市伝説】お母さんに会わなかったのは二人の成長の証かも!?

病床のお母さんに直接会わずに帰ったのは確かに不思議かもしれませんが、ネコバスに乗って病院まで行った二人はそこでお母さんの元気そうな姿を見て安心し、“きっとまた帰ってくる”と思うことができたので、トウモロコシを置いて帰りました。これを、甘えん坊の二人がちょっぴり大人に成長した場面だと捉える人も多いようです。 また、「メイとサツキが笑っていたような気がしたの」とお母さんが言ったときには、もう二人はネコバスに乗っていたと考えられるため“見えなかった”という説もデタラメのよう……。

【検証!都市伝説】エンディングはちゃんとその後を描いてた!

サツキとメイが着ている服にはトトロの刺繍が施されていることや、背景に枯葉が舞っている(=秋)ということからちゃんと物語の時系列通りに進んでいることがわかります。なので二人の生前回想シーンというわけではありません。