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『千と千尋の神隠し』の都市伝説・裏話!風俗産業が舞台だった

2017年7月6日更新

2001年に公開された長編ジブリアニメーション『千と千尋の神隠し』。興行収入は300億円を超え、数々の著名な映画祭で受賞するなど、興行的にも作品としても大成功を収めた作品です。しかし、ファンの間でまことしやかに囁かれる都市伝説があることをご存知でしょうか。今回は『千と千尋の神隠し』にまつわる噂に迫ります。

実は沢山あった、『千と千尋の神隠し』に関する都市伝説

『千と千尋の神隠し』

スタジオジブリの人気映画『千と千尋の神隠し』には、数多くの噂や裏話があることをご存知でしたか?

特に監督である宮崎駿氏はかなりの時間をかけて世界観やキャラクター達の設定を作っており、表面的だけではない奥深くの部分まで凝って作っていることでも有名です。

そんな『千と千尋の神隠し』にまつわる都市伝説をまとめて紹介します。

「千」は源氏名!? 湯女の本当の意味

油屋で千尋は「湯女」として働くことになります。『千と千尋』内の描写だけ観ればお風呂係くらいにしか取れませんが、「湯女」とは古来から遊女(売春婦)を示す言葉です。

また、現在では居酒屋さんのイメージが定着していますが、赤ちょうちん(赤いランプ)は全世界共通で売春宿の印ですし、赤を基調としたインテリアは江戸の遊郭を想起させます。

ここから導き出されるのは、『千と千尋』にあるのは風俗産業を舞台にしているということです。 では、なぜ国民的ヒットが予想される劇場アニメで風俗産業を組み込んできたのでしょうか。宮崎監督自身は本作についてのインタビューで、今の世界を描くには風俗産業がふさわしいと思う旨の発言をしています。

性風俗に対する是非はさておき、宮崎監督の真意を考えながら鑑賞してみるとまた違ってみえるかも知れません。

契約を破ったのになぜ千尋は帰ってこられたの?

千尋の本当の名前は「荻野 千尋(おぎの ちひろ)」です。しかし、湯婆婆と契約を結ぶ際に、「荻」の火の部分を犬と書いています。

「湯婆婆に本当の名前を教えてはいけない」と言われるシーンが作中にありますが、それを受けて千尋はわざと名前を間違えています。

このおかげで千尋は元の世界に帰れますが、ハクは完璧に契約を結んでしまったせいで帰れないそうです。

透ける身体と“あの世”の関係

まずは荻野家が不思議の町に行く前を思い出してみてください。

父親が突然スピードを上げてトンネルに向っていくシーンは、観ている側もドキッとしました。実はこの時、車が事故に遭って皆瀕死になっているのではないか、とする説があるようです。

確かに千尋はその後、身体が透けて実体を失くしそうになっています。

もう一つ、物語後半で銭婆に会いに行く電車で乗客たちが半透明だったのも、強い印象に残っている方も多いでしょう。一方通行の電車は、自殺する人があの世に行くためのものといわれています。行きしかないのもそのためで、途中に駅があるのは自殺が踏みとどまった人のためのものですね。この電車のモデルになったのは、小田急鉄道と相模鉄道のようです。

途中の沼原駅のホームに立っている女の子、『火垂るの墓』の節子ではないかとの噂も。節子は兄・清太より早く亡くなり、清太も戦後まもなく駅で餓死します。節子はずっと兄の清太を待っているのでしょう。

再会は果たされる? ハクのその後

ハクはあらゆるところで千尋を助けてくれました。もう一度千尋に会う約束をしますが、本当に二人は再会できるのでしょうか。

ハクの最後については「八つ裂きにされてしまう」という説が有力なようです。公開当時のジブリ公式HPでも、「ハクはルールに従わなければならないという世界観から、湯婆婆の言葉通り八つ裂きにされる運命を受け入れている」旨の説明があったとか。

最後、千尋と別れるシーンでは、繋いでいた千尋の手が離れ、ハクの手だけが名残惜しく残っていました。宮崎監督によれば、これは二人の永遠の別れを表現しているそうです。

二人が会えるのは、ハクが死に魂のみになって人間界に行った時、とも取れるようです。

また、ハクは別れの際、千尋に「決して振り向いてはいけないよ」と言いますが、それは「振り向くと、トンネルの近くにあったダルマになってしまう」といわれているからだそうです。

千尋は振り向こうとした瞬間、銭婆からもらった髪留めが光り、それを踏みとどまります。その光はハクの涙を表しているという話もあるそうです。

いかがでしょうか?ここで紹介した説はごく一部で、都市伝説はまだまだたくさんあります。こういった考察や都市伝説も踏まえたうえで、『千と千尋の神隠し』をもう一度観直してみませんか。