ポニョは死神で舞台は死後の世界?『崖の上のポニョ』の都市伝説を徹底解説・考察!

2017年9月20日更新

スタジオジブリ宮崎駿の監督作品『崖の上のポニョ』には都市伝説が多数存在します。あの可愛いポニョが死神?そして死の世界?そんな様々な都市伝説は本当なのか、本記事では1つ1つ検証していきます。

『崖の上のポニョ』、人間になりたい魚の女の子の話

本作品はスタジオジブリに制作され2008年7月に公開された長編アニメーションです。5歳の男の子宗介がさかなの子であるポニョを助けたことから話はスタートします。 ポニョは宗介に恋をし、人間の世界で一緒に暮らし始めることから、ポニョがいるべき海の世界は大混乱。そしてポニョを連れ戻すべく人間の世界に大洪水を起こします。果たして宗介はポニョを守ることができるのでしょうか? そんな『崖の上のポニョ』ですが、実は都市伝説が囁かれているのをご存知ですか?今回はそんな本作にまつわる都市伝説を紹介します!

主題歌『崖の上のポニョ』が大ヒット!

映画主題歌は「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が歌っています。これは映画の為に作られたユニットでもともとフォークバンド「まりちゃんず」で活動していた3人が解散の後に2人が藤岡藤巻として活動していました。そこへ大橋のぞみが加わり3人のユニットが出来たのです。 しかしながら当然、映画の為に作られたユニットなので、映画公開の2008年に紅白歌合戦に出場した後は、にユニットを解散しました。しかしその後、2012年3月東日本大震災の復興イベントの際に再び「藤岡藤巻と大橋のぞみ」が1日限りで復活しました。 大橋のぞみは、この主題歌で一躍有名になり、その後テレビドラマなどに出演をしていましたが、2012年3月末、復興イベントで『崖の上のポニョ』を歌ったのを最後に学業に専念するために芸能界を引退をしています。

1.実は米国興行収入は『千と千尋の神隠し』越え!

308億という驚異的な興行収入を叩き出し、2017年9月現在も日本の歴代興行収入ランキング1位の座に君臨し続けているジブリ映画『千と千尋の神隠し』。本作はの興行収入は『千と千尋の神隠し』の2分の1ほどの155億で、興行収入ランキングは6位となっています。 しかし、米国での興行収入は実は本作の方が上!米国での『千と千尋の神隠し』の興行収入は1000万ドルほどだったのに対し、『崖の上のポニョ』は1500万ドル。その理由としてはジブリ映画史上最大級となる公開映画館数であったこと、リーアム・ニーソン、ケイト・ブランシェットなどの人気俳優たちが吹き替えを担当し、話題になったことなどが挙げられます。

2.500日かけてフルカラー絵コンテを作成

宮崎駿は500日を掛けて512枚の絵コンテを作成しました。絵コンテといのは映画の設計図であり、どのような映画でもカメラワークや役者の動きをみんなで共有するためのものですが、512枚になるほどの大量の絵コンテはなかなかありません。 これはスタッフ全員に宮崎駿が描く『崖の上のポニョ』のイメージを共有するためで、カラーで512枚の絵コンテを描いたとのことです。

3.宗介の名前の由来は夏目漱石の『門』

宗介の家は崖の下にあります。宮崎駿は『ハウルの動く城』の後、夏目漱石の書物を読み漁っていたそうです。そのときに、前期3部作である『三四郎』『それから』『門』でこの作品に影響を与える1冊と出会いました。それは『門』です。 『門』に登場するのは崖の下の家に住んでいる宗助が登場します。そして本作の主人公も崖の家に住んでいる事から、字は違いますが「宗介」となったのです。

4.ポニョの父、フジモトは何故人間を辞めた?

ポニョの父、フジモトはもともとは人間でした。なぜ魔法使いとなったのでしょうか。フジモトは人間だったときには、潜水艦ノーチラス号で唯一の東洋人として職務を全うしていました。ただ、そこで母なる海であるグランマンマーレと出会い恋に落ちてしまったのです。 人間として生活していたフジモトは陸上でも活動はできますが、肌の乾燥を防ぐために海洋深層水が手放せません。そして母なる海であるグランマンマーレを独り占めすることはできず、一人でポニョや子供たちの世話に明け暮れています。

5.あえて起承転結のない世界観で作られている?

本作品は監督である宮崎駿のインスピレーションを基に製作されているために、伏線はなくスピードと勢いで物語は進んでいきます。そのため天変地異が起こっても、なぜそうなったかの理由が解明されないので、モヤモヤしてしまう部分もあるかもしれません。 ストーリーと世界観が作りこまれ、伏線も張られている以前のジブリ映画を期待して鑑賞すると、肩透かしを食らってしまいます。しかしながら、「起承転結」という作り尽くされた流れで映画を作らず、ルールを知らない人も“わかる”映画を作りたかったと宮崎駿は語っており、ジブリ作品の中でも子供がかなり楽しめる作品と言えるでしょう。 一方で「人魚姫」や「北欧神話」、さらには後ほど紹介しますが「死後の世界」を彷彿とさせる描写など、大人には考えさせる世界観となっています。

6.「ポニョ」は死後の世界を描いている?都市伝説の理由とは

1・津波が襲ったのにみんな無事

物語の途中、津波が宗介の住む町を飲み込みました。ですがみんな無事生還しています。そして老人ホームにいた座ったままの老人たちの足が急に動くようになったり、水の中で呼吸ができるようになります。これを大人は誰一人不思議に思わないのです。 宗介は不思議に思いますが、宗介の母は「今は不思議なことがいっぱい起きているけど、後で理解することができる」と意味深な言葉を残しています。 これらは全員がもともと死んでいるからではないか、と憶測されています。まだその事を知らないのは宗介だけであり、成長とともに気が付くのでリサはそう伝えたのではないでしょうか。

2・ポニョが人間からさかなへ

津波から逃れる時に高台に上っていくトンネルがあります。宗介はポニョとそこを通ろうとしますが、人間の女の子になりかけていたポニョはさかなへ戻って行ってしまいます。 そのことから、このトンネルが現世とあの世を繋ぐトンネルなのではないかと言われているのです。

7.ポニョは死神?その本名は「ブリュンヒルデ」

この作品の主人公であるポニョの本名はブリュンヒルデといいます。ブリュンヒルデというのは、北欧神話に出て来るワルキューレ(ヴァルキリー)の1人です。ワルキューレは戦さで勝敗を左右し、戦死した者をオーディンの神殿(ヴァルハラ)に連れていく役割を担っています。 ポニョの名前であるブリュンヒルデはこの9人いるワルキューレの長女なのです。死者を連れていく役割を持つ名前を持つことから、ポニョは死神に似たものではないかと言われています。

8.『崖の上のポニョ』死後の世界説!都市伝説を裏付ける2つの言葉

1.津波に流された船の船長の言葉

宗介の父である耕一は一度、船の墓場い辿り着いたことがあります。この船の墓場というのは辿り着いたら最後、戻ってこれない場所なのです。ですが耕一は戻ってきました。観音様に助けられたと言っています。 その後、津波に流された船も船の墓場に辿り着いてしまいました。その時に船長は、「船の墓場だ。あの世の扉が開いてしまったんだ」と意味深な言葉をいうのです。

2.作曲家・久石譲の言葉

ジブリの音楽を担当している久石譲ですが、彼はインタビューの中で死後の世界や輪廻転生などの難しいテーマを投げかけながらも、子供からは少年の冒険の物語に見える、という二重の構造を表現するのが難しかった、と意味深なコメントを残しています。 死後の世界や輪廻、魂の不滅などを考えて曲を作るなんて普通ではまず考えられません。その事から、この『崖の上のポニョ』は死後の世界ではないかと言われているのです。