2023年3月31日更新

ガモーラは死亡後に復活していない!?「GotG3」までの足跡をその後どうなったかまで解説

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ガモーラはツンデレで仲間思いの暗殺者

名前 ガモーラ
能力 超人的な身体能力 高度な格闘術や暗殺術
女優 ゾーイ・サルダナ

ガモーラは幼い頃に母星がサノスの攻撃を受けています。実の両親をはじめ多くの住民が死亡しましたが、彼女は何とか生存。そこでサノスに気に入られ、彼の養女として生きていくことになります。 表向きはサノスに忠誠を誓っていますが内心では彼を憎んでいる複雑な心境で暮らしており、自身の気持ちを表に出すことが苦手です。そのため仲間に対し愛情を持っていても素直に接することができない、いわゆる「ツンデレ」な性格をしています。

ガモーラは死亡した?これまでの活躍を振り返る

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で初登場

彼女がMCUに初登場を果たしたのは『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)です。オーブを狙い惑星ザンダーを訪れ、そこでピーター・クイルやロケットと騒動を起こし収監。それをきっかけにガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一員になり銀河中の様々な敵と戦うことに。 最初は周囲にツンケンしていたガモーラですが、クイルたちと過ごすことで次第に仲間の大切さを知り、クイルのことを男性としても慕うようになっていきます。

「インフィニティ・ウォー」で無念のまま死亡

「インフィニティ・ウォー」では最後のインフィニティ・ストーン、ソウルストーンの在り処を知っている重要な役どころとして登場。実はガモーラはサノスの部下時代にこの石の居場所を知り、サノスの野望阻止のために黙っていたのです。 彼女はリアリティ・ストーン入手のためクイルらとノーウェアへ向かいますが、そこでサノスの攻撃を受けさらわれることに。サノスの船で妹のネビュラが苦しめられる姿を見せつけられ、自身が知っていたソウル・ストーンの居場所を告げてしまいます。 そしてサノスはガモーラと共にソウル・ストーンの在り処へ。この石は「自分が心から愛するものを犠牲にしなければ手に入らない」特別なもの。サノスはガモーラの命を犠牲にソウル・ストーンを手にし、ガモーラはここで命を落とすことになってしまったのです。

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「エンドゲーム」で復活したのか?

物語の集大成となった『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)。 サノスの「指パッチン」で消えた仲間を復活させたアベンジャーズですが、その過程で過去のサノス軍を呼び寄せることに。なんとそこにはかつてサノス軍にいたガモーラの姿が。つまり「エンドゲーム」で復活したガモーラは「インフィニティ・ウォー」で死んだ彼女とは別人ということになります。 そのためクイルのことなどは覚えておらず敵として登場。ですが最終的にはネビュラの説得を受け味方になり、頼れるメンバーとして最終決戦に参加しています。

ガモーラのその後の行方は?

『マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ガーディアンズ・オブ・ギャラ クシー ホリデー・スペシャル』
© 2022 MARVEL

「エンドゲーム」の後、彼女がどうなったのかは一切不明でした。ですが未公開映像を確認すると、トニー・スタークの「指パッチン」後、消えずに残っていたため生きていることが判明。ですがその後はガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と行動する描写などはありません。 その後クイルらが登場した『ソー:ラブ&サンダー』(2022年)や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:ホリデー・スペシャル』(2022年)にも彼女の姿はなく、ガモーラの居場所はまったくわからない状態となっていました。

「GotG3」のガモーラとガーディアンズの関係は?

これまで長く姿をひそめて来たガモーラですが、2023年5月3日公開の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3』予告動画にはガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々と共に戦う彼女の姿が登場! これまでどのように過ごしてきたのか、そしてどのようにチームと合流したのか。その詳細はおそらく映画本編のなかで、語られることになるのではないでしょうか。

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ガモーラを知るのに外せない3人との関係

ネビュラとの紆余曲折ありすぎる姉妹仲

サノスの養女であり、ガモーラの義妹でもあるネビュラ。 ガモーラとは幼少時の頃から訓練で戦い続けており、そこで負けるたびに身体を改造されたため恨みを持っていました。ですが内心ではガモーラを姉として認めており「愛して欲しい」と願うなど複雑な感情を抱いています。 しかしストーリーが進むにつれネビュラの憎しみは薄まっていき、ガモーラと行動を共にするガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの面々にも協力的な行動をとるように。ガモーラ自身も仲間や家族の大切さを知っていくなかでネビュラとの関係は軟化し、姉妹としての仲は深まっていくことになりました。

サノスはガモーラを愛していた

自身の両親を殺し、自らを養女としたサノスを憎んでいたガモーラ。彼女はサノスも「自身を利用しているに過ぎない」と考えていましたが、愛する者の死で手に入るソウル・ストーンを「ガモーラの死」によりサノスが手にしたことで、サノスはガモーラを愛していことが判明します。 そしてガモーラ自身もサノスに憎しみや殺意を抱いていながら、心底では憎みきれない一面も。家族に素直になり切れないその性格は、もしかしたらサノス譲りだったのかもしれません。

スターロードとのロマンス

スターロードことピーター・クイル。彼とガモーラの恋愛模様も「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの醍醐味のひとつ。 1作目で出会ったときはクイルに冷たく接していたガモーラですが、最後には彼らを仲間と認め行動を共にするようになります。2作目の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017年)ではクイルの好きなポップカルチャーの話もできるほどの仲になっていました。 そして「インフィニティ・ウォー」では両想いと思われる関係に。ですが作中でガモーラは死亡し、クイルは悲しい別れに直面することになります。その後「エンドゲーム」でガモーラは復活しますが、過去を知らない全くの別人。クイルとの関係性は0に戻ってしまいました。

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ガモーラの強さ・能力

ガモーラは初めから超人的だったわけではなく、集中的に訓練を受けた結果、優れた能力と戦闘力を手に入れました。高度な暗殺術や格闘術を会得しており、近接戦では無類の強さを発揮します。 神経が集中している急所を突いて敵を麻痺させたり、殺害したりする訓練を受け、自分より遥かにパワフルな敵を倒すこともできるようになりました。その戦闘力たるや、1人で何10人もの敵を倒すほど。 武器に関しては、どんなものも巧みに使いこなしますが、中でもガモーラのお気に入りはナイフや剣。また宇宙船の操縦技術も熟知しており、船の操縦もお手の物です。 さらに戦闘訓練に加え数えきれないほどの「試練」を乗り越えたおかげで、彼女は強靭な肉体のみでなく強靭な精神も身につけてきました。

ガモーラ役の女優はゾーイ・サルダナ

ガモーラを演じたのはゾーイ・サルダナです。 舞台俳優として活動をはじめ、『スター・トレック』(2009年)や『アバター』(2009年)の出演で知名度を上げ、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズの出演でその地位を不動のものにしました。 完結が噂される本シリーズについて「すでにシリーズを懐かしく思っています」と語り、ガモーラ役への思い入れの深さを明かしています。

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MCUよりも壮絶?原作コミックでのガモーラ

サノスの養女としての過去

実はガモーラはゼン・フーベリという種族の唯一の生き残り。 ゼン・フーペリはバドゥーンという種族(ガモーラの生まれた元々の時間線、惑星7528での呼び名はユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース)に全滅させられてしまったのですが、彼女だけは助かり、ヴィランであるサノスに引き取られ養女になります。 養女といえば聞こえはいいですが、サノスは彼女を兵器として育てるために引き取ったのです。宿敵メイガス暗殺に彼女を利用するのがその目的でした。 とはいえ、さすがのサノスも幼い頃に多少は優しく接していたこともありました。一方、ガモーラは物心ついたときにサノスへの憎悪が芽生え、復讐を心に誓っていました。

辛すぎる……。性的暴行を受け半殺しにされる

アメコミ史上最も悲惨な瞬間の一つといえるのが、ガモーラがサノスとの旅行中に凶悪犯たちに半殺しにされ、レイプされてしまった事件ではないでしょうか。 命令に背きサノスから離れた矢先、ガモーラは襲われてしまいました。サノスが助けに来たのでなんとか一命をとりとめることはできましたが、心身に追った傷はあまりに深いものでした。 まだ10代だった彼女には何の落ち度もありませんでした。しかし、ガモーラは自分のことを責めずにはいられませんでした。 自分の命令に背くと痛い目に遭うということを教え込むために、サノスがわざとギリギリまで助けに行かなかったという説が有力です。

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サノスを裏切るも殺される

機が熟し、サノスにメイガスの暗殺を命じられたガモーラは、父親の殺害を試みようとしていたアダム・ウォーロックと手を組みます。ガモーラはなんとかメイガスに近づきますが、あと一歩というところで暗殺に失敗。 ガモーラたちがメイガスの後ろ盾、“デス・スクアッド” から逃れるてくると、サノスはウォーロックを守るようガモーラに命じます。ガモーラが不審に思っていると、実はサノスが宇宙の全生命体の滅亡をもくろんでいたことが明らかになるのです。 最終的にメイガスはやられ、ウォーロックも死亡。ガモーラはサノス殺害を試みるも、逆に致命傷を負ってしまいます。とはいえ結局はすべての魂をコントロールできる魔法の石"ソウル・ジェム"のおかげでガモーラとウォーロックは復活を遂げることになりました。

ガモーラがシー・ハルクを特訓

ガモーラはマーベルコミックのキャラクター、シー・ハルクの師匠として鍛え上げたこともありました。シー・ハルクというのはもともと弁護士をやっている地球人だったのですが、担当する被告に撃たれ、治療の時の輸血で超人になってしまったのです。 そして、ガモーラがシー・ハルクを戦闘で通用するように特訓することになったのです。ガモーラのおかげでシー・ハルクは最高の戦士の一人なりました。

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ガモーラが育ての親のあのキャラ

二人の過去を考えると想像もつかないことですが、なんとアダム・ウォーロックとガモーラはアトレザという子供を育てたことがあるのです。 2000年以上も時空の運行管理を任されていたアトレザの保護者的存在が亡くなったちょうどその頃、アトレザは自分の身を自分自身で守らなければならなくなったのです。 一方、ソウル・ジェムのおかげで復活を遂げたガモーラとウォーロックはすれ違いを繰り返していたのですが、ようやく二人は結ばれることに。そしてひょんなことから一緒にアトレザの面倒を見ていくということになったのです。

アイアンマンと一夜限りの関係?

ガモーラについて映画では触れられていないことも多いのですが、その一つがアイアンマンとの関係です。 アイアンマンことトニー・スタークは“女好き”として有名なキャラクターですね。しかし、実際トニーはガモーラを満足させることすらできず、彼女はさっさとベッドからいなくなってしまいました。

★ガモーラの意外なトリビア

ガモーラ役はゾーイ・サルダナじゃなかったかも!?

今では、ガモーラ役にはゾーイ・サルダナ以外考えられないと多くの人が感じていることと思いますが、実は他にもたくさんの女優が候補に挙がっていたのです。 例えばマーベルコミックを元にしたドラマ『エージェント・オブ・シールド』でモッキンバードを演じたエイドリアンヌ・パリッキや、総合格闘家でもあり女優のジーナ・カラーノ、アメリカのアクションドラマ『エイリアス』などで注目を集めたレイチェル・ニコルズなどです。

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フルネームが長〜い!

実は彼女にはガモーラ・ゼン・フーベリ・ベリ・ベン・タイタンという非常に長い名前が付いています。 話題性も考慮してのことだそうですが、作者のジム・スターリンは名前にもこだわりを持って付けているようです。 禅の世界の厳かさを表しているんじゃないかと、そんな噂もファンたちの間ではささやかれているほど。なるほど、ゼンは禅から取っているのでしょうか?続きを読めば謎が解けるかもしれません。

デザインやコスチュームが変化していた!

マーベルのキャラクターの中には時を重ねるごとに、どんどんデザインが変化していくキャラクターも。ガモーラも例外ではなく、初登場して以降、髪型や服装、肌の色まで変化してきました。 例えば、目の周りが縁取られている時もあれば、そうでないときもありました。コスチュームも、シンプルなものからハイテクパワーのユニフォームまで。そして、武器も服装に合わせて変化を遂げていました。 ちなみに映画でガモーラを演じたゾーイ・サルダナは、シリコン製のコスチュームを装着するのに、1日に5時間も座りっぱなしだったとか。

ガモーラは過去を乗り越え戦うヒーローだった

MCUで活躍するガモーラ。強い女性として描かれる彼女ですが、実は辛い過去を多く抱えながら戦う一面も持つ悲しきキャラクターでもありました。 これを機に「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズを見返して、ガモーラの魅力を再発見してみてはいかがでしょうか!