『BLEACH(ブリーチ)』一護の父・黒崎一心の卍解や斬魄刀は?死神の力を失った過去も解説!
『BLEACH』の主人公、黒崎一護の父親・黒崎一心。クロサキ医院の開業医です。妻である真咲はすでに亡くなってはいますが、遺影をアイドルポスターのようにしてリビングに貼るくらいの愛妻家です。一護を含めた3人の子ども、特に2人の娘も溺愛しています。 ※この記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。
『BLEACH』黒崎一心のプロフィール
本名 | 黒崎一心 |
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役職 | クロサキ医院開業医 , 元護廷十三隊十番隊隊長 |
身長/体重 | 身長186cm/体重80kg |
誕生日 | 12月10日 |
血液型 | AB型 |
声優 | 森川智之 |
俳優 | 江口洋介 |
黒崎一心は「ブリーチ」の主人公である黒崎一護の父です。 街にあるクロサキ医院の開業医で、体格がガッシリしたワイルドな外見をしています。一心は亡き妻の遺影をポスターのように貼るほど、とにかく家族が大好きです。物語開始当初から登場している彼が、娘や息子に過剰なスキンシップを取り煙たがられるシーンは恒例となっていました。 しかしそんなギャグキャラとして定着していた一心は、なんと元護廷十三隊十番隊隊長を担っていた死神だったと判明します。彼は元々尸魂界で栄えていた志波家の分家の血筋だったのです。 一護が死神代行をしていたとき、ほかの隊長たちが驚くほどの力を短期間で身につけたのは、死神であった一心の血が流れていたからのようです。 ちなみに、一護がルキアを助けに尸魂界へ乗り込む以前は、護廷十三隊内の他隊間の交流はほとんどなかったようです。そのため、乱菊をはじめに死神たちは一心と一護の関係に気づかなかったのかもしれませんね。
一心は零番隊だった?噂の真相とは?
一心が死神だったということが明かされ、ネットでは「零番隊ではないか」と噂されました。零番隊とは霊王の住む王宮を護る王属特務を担う隊であり、他の死神が一心と顔を合わせても反応しなかったことからこのような噂が流れました。 ですが実際は、昔は他隊との交流がなかっただけで、一心は十番隊隊長です。
【過去】黒崎一心が死神の力を失い・取り戻した理由
一心が隊長として現世へ赴いたとき、当時高校生だった真咲を改造虚から助けました。後日一心が真咲のもとへ向かったところ、真咲は改造虚から受けた傷がもとで、虚化しかけていました。 真咲の命の危機に際し、一心は浦原喜助の力を借りて特殊な義骸に入り、自分と真咲、そして真咲のホロウをつないで真咲の虚化を押さえることに成功しました。 それにより、真咲とホロウの関係が切れない限り一心自身も義骸から出れなくなってしまいました。真咲の死後も一心は一護のなかのホロウと繋がっていましたが、繋がりを切って死神に復帰しました。 繋がりが切れた理由は、 一護の中のホロウが強さを増したためです。少しずつ強くなっていくホロウは、一心の霊圧で抑えられなくなっていきます。そしてホロウが表に出てきてしまったことで、抑えるために力を失っていた一心に死神の力が戻ったのでした。 読者からはよく、初期の一心の「ホロウや死神が見えていない振る舞い」に疑問の声が挙がります。彼は元死神ではあるものの力を失っていたので、初期の頃は本当に現世で生きる存在以外は見えていないのです。
【斬魄刀・卍解】剡月(えんげつ)の強さ・技を紹介
一心の斬魄刀は、剡月(えんげつ)という焱熱系の斬魄刀です。解号はシンプルに「燃えろ」。 始解すると刀は炎をまとい、さらには一心自身の血を発火させることも可能なようです。剡月は一般的な刀のような形状をしています。斬魄刀は始解すると大きく形が変わる物が多いので、そのまま刀の形をしているのは貴重です。 また刀身の部分が少し大きいのも特徴的。刀身が大きな斬魄刀と言われ頭に浮かぶのが、一護が振るう「斬月(ざんげつ)」ですよね。剡月は斬月の面影を持つ斬魄刀なのです。 刀身の大きさは、そのまま霊圧の大きさに直結します。そのため剡月を見れば、一心の実力の高さがよくわかるでしょう。卍解を修得してはいるものの、肉体への負担が大きいようで、重症を負っていたためお披露目には至りませんでした。
卍解は?
一心が持つ剡月の卍解は、作中で披露されませんでした。しかし敵や一心自身が何度か卍解について言及している描写があります。 藍染は一心の卍解は肉体への負担が大きいと語っており、一心も霊圧が定まらなければ卍解はできないと話しています。自分の血を使用している点や2人のセリフから考えると、自分の何かを犠牲にするタイプの卍解なのかもしれません。 炎熱系と対になる氷雪系の斬魄刀で、使用者にも危険が及ぶのがルキアの袖白雪です。一心も同じく、斬魄刀に触れたモノの温度を上げる卍解だと面白いですね。
月牙天衝を使用できる?
一心は一護の斬魄刀の技である月牙天衝も使っています。なぜ違う斬魄刀で月牙天衝を打てるのかは明らかにはされていません。もしかしたら、月牙天衝自体が特別な技ではない、もしくは斬月と剡月はなにかしら深い縁があるのかもしれませんね。
【強さ】黒崎一心の強さは?
あまり戦闘シーンは多くない一心ですが、その強さは作中で上位だと考えて間違いないでしょう。そもそも彼は護廷十三隊の隊長をしていたので、その時点で並の強さでないのは確定しています。 死神の力が戻った後の20年ぶりの戦闘でも、真咲の仇であるグランドフィッシャーを一瞬で倒したりとその強さを発揮していました。その後も圧倒的な強さを誇った藍染にも一太刀浴びせています。 また下っ端死神数十人が必要と言われる「界境固定」を、1人で2000時間続けるほどの霊力を持っています。そのため少なくとも下っ端死神数十人分の力はあるでしょう。ギャグキャラとしての一心を見ていた読者からすると、意外な強さですね……!
【他キャラとの関係】松本・日番谷・志波海燕との関係は?
松本・日番谷とは同じ十番隊だった
現十番隊の隊長である日番谷と副隊長の松本乱菊は、元々一心の部下でした。当時は副官だった乱菊と、三席だった日番谷。今ではすっかりサボり癖が付いた乱菊ですが、当時はサボってばかりだった一心を追いかけ回す立場だったようです。 また当時から天才として知られていた日番谷を、一心は高く評価していました。彼は日番谷に後の隊長を任せたいと考えていたと語られています。
志波海燕とは親戚関係
元十三番隊副隊長を務めていて、ルキアの恩人である志波海燕。一心がかつて「志波家」の一員であったことがわかると、海燕との関係も注目されました。 一心は「分家」と言っていたので、流れからして海燕が宗家だったようです。そのため、海燕と一心は親戚同士にあたります。 志波家は名門貴族ではあったものの、現在は没落してしまっています。 海燕はホロウに取り込まれて殺されてしまい、分家の一心も死神の力を失ってしまった――。名門貴族出身の副隊長と隊長がそんなことになってしまったので、貴族としての権威が落ちてしまったのかもしれません。
【死亡説】なぜ最終回に出てこない?黒崎一心死亡説の真相
漫画「ブリーチ」の最終章となった千年血戦篇で、黒崎一心は一護をバックアップしたものの、バトルなどの活躍はありませんでした。 竜弦とともに真世界城に駆けつけたためなにかあるかと思いきや、その後も登場することはなく、最終回にも登場しませんでした。 そのため「実はそのまま死んでいたのでは」という死亡説が浮上しました。 ですが小説では、海燕の死にショックを受けるルキアを励ませなかったことを後悔したり、ルキアのために刺繍している織姫を手伝うなど、相変わらず優しくおちゃらけたアットホームパパをしていることが明かされています。
『BLEACH(ブリーチ)』黒崎一心は頼れるオヤジ!
読者にとっては馴染み深いキャラでありながら、中盤でまさかの正体が明かされた黒崎一心。そのギャップで彼の魅力にやられた人も多いのではないでしょうか。 そして2022年10月からは、最終章であるアニメ「BLEACH 千年血戦篇」が絶賛放送中です。一心の行動にも注目しながら、物語の終幕を見届けてください。