2022年10月14日更新

『BLEACH(ブリーチ)』山本元柳斎重國の始解・卍解について徹底解説!総隊長最強説

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「ブリーチ」に登場する山本元柳斎重國は、護廷十三隊の総隊長を務める人物です。戦闘シーンは多くなかったものの、実力は作中でトップレベルでしょう。 そこで本記事では山本元柳斎重國の強さや始解・卍解、最期について徹底解説していきます! ※この記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。

BLEACH ブリーチ 山本元柳斎重國
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

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「ブリーチ」山本元柳斎重國のプロフィール

所属 護廷十三隊一番隊
役職 一番隊隊長 , 護廷十三隊総隊長
身長/体重 168cm/52kg
年齢 不明
誕生日 1月21日
始解・卍解 始解:流刃若火(りゅうじんじゃっか) 卍解:残火の太刀(ざんかのたち)
声優 塚田正昭→高岡瓶々

山本元柳斎重國は護廷十三隊の一番隊隊長で、護廷十三隊の総隊長も務めている人物です。頭から額に十字の傷があり、白く長い髭と眉毛が仙人を彷彿とさせる外見をしています。 性格は厳格でときに冷酷な一面を覗かせながらも、恩を返すため一護に死神の力を戻したりと柔軟な考えも持っていました。 自身が総隊長を務める護廷十三隊は山本元柳斎重國が創った組織で、真央霊術院の前身である死神統学院も彼が創設した学び舎です。

山本元柳斎重國は見るからに老齢ですが、その年齢の詳細は明かされていません。しかし2000年前に死神統学院を創設しているため、少なくとも2000歳以上ではあるでしょう。

また彼がさらに以前に塾を開いていたことや、すでに師事する立場にあったところをみると、その年齢は計り知れないです……!
山本元柳斎重國には、元流という流派を教える「元字塾」の師範を務めていた過去があります。そして当時の彼の額にはノの字型の傷があったため、仲間からは「丿字斎(えいじさい)」のあだ名で呼ばれていまし。

そこに1人の青年がやって来て、ある理由から剣を交えることになった2人。結果的に山本元柳斎重國の額に傷が増え、ノの字の傷は十字傷になります。そして彼はその青年のために、名前に「元柳斎」を付けたのです。

青年の正体や事情については、後ほど詳しく解説します!

【人物像】正義のためには死ぬことも厭わない

山本元柳斎重國は厳格で規律を重んじる性格をしています。その徹底ぶりは護廷十三隊の総隊長を務めるに相応しく、教え子として可愛がっていた京楽春水(きょうらくしゅんすい)と浮竹十四郎(うきたけじゅうしろう)が規律を破った際も、殺害を即座に実行するほどです。 また隊長たちが藍染と戦っている際は、隊長や自分ごと藍染を葬ろうと策を弄する場面も描かれています。まさに「護廷十三隊隊士ならば正義のために死すべき」の発言通り、残酷なまでに正義を追求する人物です。 しかしユーハバッハは、これでも昔よりは丸くなったと語っていました。以前までの彼の強さには、単純な戦闘能力はもちろんその精神が大きく関係していたようです……!

【能力】山本元柳斎重國の強さを解説!

護廷十三隊の地位や階級には、様々な能力が加味されています。しかし大前提として、1番重要なのが強さであるのは言うまでもありません。もちろん総隊長を1000年以上務めている山本元柳斎重國の強さも、並ではないです本人も護廷十三隊最強を自負しているようで、自分が1000年も総隊長を担い最前線で戦っている理由は自分よりも強い死神が1000年生まれていないからだと語っていました。 霊圧や斬魄刀の強さも異次元ですが、素手での純粋な戦闘能力も非常に高いです。かなり年老いていますが、体はバキバキに鍛えあげられています。 その戦闘力は、「剣八」を継いだ更木剣八(ざらきけんぱち)を凌ぐほど。護廷十三隊の中では、最強と呼ぶに相応しい人物だと言えるでしょう。

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藍染惣右介と山本元柳斎重國はどっちが強い?

作中で猛威を振るった藍染惣右介と、山本元柳斎重國はどちらが強いのか。この話題は読者の中で度々挙がります。結論から言うと、通常時では元柳斎の方が格段に強いでしょう。 そもそも藍染は元々五番隊の隊長でした。元柳斎は1000年以上自分より強い死神が生まれていないと口にしていますし、藍染自身も純粋な戦闘力では元柳斎の方が上だと評価しています。 卍解した元柳斎の周囲は尋常ではないほど温度が急上昇するため、近づけもせずに藍染は敗北すると思われます。 しかし崩玉を手にした藍染であれば、その絶大な効果で元柳斎と渡りあえるでしょう。

【斬魄刀】「流刃若火」の使い手

BLEACH ブリーチ 山本元柳斎重國
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

山本元柳斎重國が使う斬魄刀の名は「流刃若火」です。最古の斬魄刀で、焱熱系最強を誇ります。また藍染は彼の「流刃若火」を、最強の斬魄刀であると評していました。 始解する前の斬魄刀は封印されている状態です。しかし元柳斎はそれをさらに杖の形に封印しています。解放した際の能力が強すぎるため、基本的に敵はどうやって倒すかではなく、どうやって斬魄刀の能力を使わせないかを考えていました。

【始解】「流刃若火」

「流刃若火」の解号は「万象一切灰燼と為せ『流刃若火』」です。解放すると刀身が炎で包まれ、一帯に広がる巨大な炎が出現しました。その熱の攻撃力は天を焦がし雲を消すほどで、わかりやすく言うと万物を焼き尽くします。 また「流刃若火」の炎を取り込んだワンダーワイスの爆発が町一つを消し飛ばした描写から、その広大な攻撃範囲もうかがえます。その広い範囲から味方すら巻き込んでしまう可能性を持つ弱点はあるものの、相対すれば近づくことすらできない強力な能力です。

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始解での技

松明 (たいまつ) 松明は千年血戦編にて星十字騎士団の幹部に使用した技です。炎を纏う流刃若火を振ることで、巨大な火柱を発生させます。 この技を使いアヨンにとどめを刺しました。
城郭炎上 (じょうかくえんじょう) 城郭炎上は炎の壁で相手を押し込み包むことで、身動きを封じる技です。この技は使用者である山本元柳斎重國の意思でしか解除されません。 そのため迂闊に抜け出そうとすれば炎の餌食となります。藍染達を閉じ込めるのに使用しました。
鬼火 (おにび) 鬼火は炎の玉を飛ばし攻撃する技です。千年血戦編にて星十字騎士団の幹部に使用しました。 この技は「流刃若火」を解放していない、杖の状態で使用できます。
撫斬 (なでぎり) 撫斬は炎を纏った「流刃若火」で、一刀両断する技です。千年血戦編にて星十字騎士団の幹部に使用しました。 鬼火で体に穴を空けられ、激怒したアヨンは山本元柳斎重國に襲いかかります。そこで彼が返り討ちにするために使ったのが、この技でした。
焱熱地獄 (えんねつじごく) 焱熱地獄は「流刃若火」の大技です。広範囲に巨大な火柱を発生させ、それを狭めることで範囲内のすべてを焼き尽くします。 範囲内のすべてには、敵はもちろん自分や味方も含まれます。時限式の技で、発動までには多大な時間と準備が必要。 山本元柳斎重國は藍染との戦いでこの技を発動しようとします。
双骨 (そうこつ) 双骨は両手の拳で繰り出す打撃技です。山本元柳斎重國がワンダーワイスに放った技で、片手の拳で打つと「一骨」になります。 一骨でさえワンダーワイスに穴を空け吹き飛ばし、街を破壊するほどの威力がありました。
威眠 (いねむり) 威眠は対象の顔に手をかざし、催眠で意識を飛ばす技です。藍染の洗脳が解けていなかった雛森桃を気絶させるために使用しています。 時間は必要なく、作中でも雛森は一瞬で気を失っていました。

【卍解】「残火の太刀」

「残火の太刀」は山本元柳斎重國の卍解です。始解のときは燃え盛っていた炎が消え、刀身が黒く焦げ煙を放つのみになります。一見卍解する前より攻撃力は落ちているように見えますが、「残火の太刀」は焱熱系最強に相応しく触れたものを消滅させます。 その温度は尋常ではなく、発動すれば尸魂界が異常乾燥するのはもちろん、氷雪系の斬魄刀は使用できなくなります。作中では、長く解放し続ければ尸魂界を滅ぼしかねないとも言われていました。

卍解での技

旭日刃 (きょくじつじん) 旭日刃は「流刃若火」の炎の熱を、刃先にすべて集約した技です。刀身から炎は出ておらず、刃先のみが熱で色づきます。 旭日刃は燃やしもしなければ、爆炎もあがりません。触れたものをただただ一瞬で消し飛ばします。どんなものでも触れれば跡形もなく消してしまい、滅却師の静血装ですら貫通してみせました。
残日獄衣 (ざんじつごくい) 残日獄衣は山本元柳斎重國自身の霊圧が、1500万度の炎の鎧となる技。触れるものはもちろん、近づくものも消滅させます。 外見は炎の死覇装のようで、元柳斎は太陽を身に纏っているような状態であると語っていました。普通の敵であれば勝つどころか、戦うことすらできません。
火火十万億死大葬陣 (かかじゅうまんおくしだいそうじん) 火火十万億死大葬陣はこれまでに山本元柳斎重國が斬り捨て燃やしてきた人物が、灰として蘇り黒い骸骨となる技。骸骨は元柳斎が敵とみなした相手を、消炭になるまで追い詰めます。 また骸骨を生前の姿で復活させることも可能です。元柳斎はこの能力を使って、ユーハバッハに精神攻撃を仕掛けました。
天地灰尽 (てんちかいじん) 天地灰尽は刀を横に一閃し、延長線上にあるものをすべて消し去る技。 旭日刃の上位技だと思われ、同じように一切を綺麗に消し飛ばします。静血装でも防御は不可能です。

【最期】ユーハバッハとの戦闘で死亡?死闘をネタバレ解説!

藍染の反逆を鎮めた直後、死神と因縁のある滅却師の帝国「見えざる帝国」が瀞霊廷への侵攻を始めます。護廷十三隊の隊長達が立ちはだかりますが、滅却師には卍解を奪う術がありました。 滅却師の能力を知っていながらも、その強さに対抗するため卍解をしてしまう隊長達。そして朽木白哉(くちきびゃくや)などの隊長格は軒並み卍解を奪われ、甚大な被害を被ります。唯一その圧倒的な戦闘力で対抗していた更木剣八も、ユーハバッハの前に沈んでしまいました。 そのままシュテルンリッターは死神を殺しながら進軍を続け、尸魂界はかつてない危機に直面したのです

護廷十三隊総隊長が最前線へ

BLEACH ブリーチ 沖牙
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

警備の任に就いていた一番隊副隊長の雀部長次郎(ささきべちょうじろう)は、帝国のドリスコール・ベルチに卍解を奪われ殺されてしまいます。それを聞いた山本元柳斎重國は、自ら最前線へ。 元柳斎は雀部を殺しただけでなく、雀部を笑いながら卍解を使用するベルチへの怒りを露わにします。そして部下を殺した敵を、一瞬で消炭にしたのです。

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ユーハバッハと直接対決!

BLEACH ブリーチ ユーハバッハ
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

ベルチを葬った元柳斎が向かったのは、見えざる帝国の皇帝であるユーハバッハの元です。どうやら2人は1000年前から面識がある様子。 隊長クラスを倒した星十字騎士団の3人に襲いかかられるも、元柳斎は簡単に焼き払います。そしてついに卍解「残火の太刀」を披露します。 彼は「旭日刃」「残日獄衣」「火火十万億死大葬陣」を使い、圧倒的な力でユーハバッハを追い込みます。元柳斎は一護の卍解が奪えなかったように、未知の部分がある自分の卍解も奪えないのだろうと言ってのけました。そして最後は必殺の「天地灰尽」で、ユーハバッハを真っ二つにし勝利します。 しかし一番隊舎から平然とした顔で現れるユーハバッハ。実は元柳斎がこれまで戦っていたのは、ユーハバッハではありませんでした。 彼が戦っていたのは、相手の姿形や記憶のすべてを真似ることができる星十字騎士団のロイド・ロイドだったのです。

遂にユーハバッハに敗れる

ユーハバッハは奪えないと思われていた元柳斎の卍解を奪ってみせます。ユーハバッハ以外には元柳斎の卍解は扱いきれないから、ロイドには手を出さないように言ってあったとのこと。 そして卍解を奪われた元柳斎は、肩から腰にかけ一刀両断されたのです。正義を重んじる彼は、最後までユーハバッハの足を掴み尸魂界を守ろうとしていました。

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【過去】一番隊副隊長・長次郎との絆

若かりし頃の山本元柳斎重國は、元字塾の師範を務めていました。元柳斎が嫌っていた「丿字斎(えいじさい)」というあだ名を、頑として呼び続けていたのが当時まだ青年であった後の一番隊副隊長・雀部長次郎です。 そんな彼を最初は煙たがっていた元柳斎ですが、雀部が卍解を習得したと知り興味を持ちました。そしてその卍解で自分を倒してみろと口にする元柳斎。結局倒すには至らなかったものの、元柳斎は雀部の卍解を素晴らしかったと評価したのです。 雀部との試合を経て、元柳斎の額の傷が増え十字傷に。仲間からも「十字斎(じゅうじさい)」と呼ばれるようになります。しかし雀部は自分が付けた傷で呼び名を変える訳にはいかないと、「丿字斎」と呼び続けました。 そんな彼のために、山本元柳斎重國は自身の名に「元柳斎」の字を付けたのでした。

【声優】アニメで山本元柳斎重國に声を当てるのは塚田正昭・高岡瓶々

アニメ「ブリーチ」で山本元柳斎重國役を演じていたのは、マウスプロモーションに所属していた塚田正昭でした。その深みのある声から、老人役が多かった塚田。2014年に彼が亡くなってからは、オフィス・ティービー所属の高岡瓶々が元柳斎役を引継ぎました。 高岡も老人やおじさん役などを多くこなしてきた声優で、代表的な役には『大怪獣ラッシュ ウルトラフロンティア』のガッツガンナー・ガルム役などがあります!

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『BLEACH(ブリーチ)』の最強キャラ?山本元柳斎重國がカッコいい

活躍こそ少なかったものの、山本元柳斎重國はその能力を取っても基礎戦闘力を取っても作中最強レベルであるのは間違いないでしょう。 そして遂に最終章であるアニメ「千年血戦篇」が、2022年10月にスタートです。山本元柳斎重國の戦闘シーンもしっかりと描かれるので、ぜひチェックしてください!