2020年1月28日更新

『BLEACH』黒崎一護の強さの秘密は出生にあった!?活躍ぶりや謎をまるっと解説

bleach 黒崎一護

黒崎一護は『BLEACH』に登場する主人公。オレンジの髪とやや悪い目つきにブラウンの瞳が特徴です。ある日とある死神との出会いから大きな運命の渦に巻き込まれていくことに。本記事ではそんな黒崎一護を徹底解説します。

目次

『BLEACH』黒崎一護はただの高校生から、死神として過酷な運命を辿る!【ネタバレ注意】

本作の主人公、黒崎一護(くろさきいちご)。オレンジ色の髪の毛と茶色の瞳が特徴的で、空座第一高校に通う高校生。名前は何か1つのものを護り通せるものになるように願ってつけられました。 その特徴的な髪の色から教師や上級生から不良に見られることを避けるため、勉学に励み期末試験で322人中23位と優秀な成績を残しています。中学時代には親友の茶渡泰虎(さどやすとら)と共にヤンキー界の有名人として君臨していましたが、実際は仲間や家族を護るために戦うことのできる心優しい性格の持ち主です。 そんな一護の弱点は人の顔と名前を覚えること。親友のチャドも本来は「さど」ですが、一護の読み間違えからあだ名がつきました。 生まれつき霊感が強かったがために虚(ホロウ)との戦いに巻き込まれていきます。原作者の久保帯人は一護のことを描きにくいキャラだとコメントしており、タレ目と独特の髪型を描くのに苦労していたようです。 ※本記事では『BLEACH』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

朽木ルキアと運命の出会いを果たし、死神代行を務めることに!全ての始まりはここから

生まれつき霊と話せるなど霊感が強かった一護は、その力で、寄って来る霊を除霊する日々を送っていました。ある時、死神を名乗る少女の朽木ルキアと出会います。一護は、彼女が死神であることを信じませんでしたが、ルキアは彼に憑りついていた霊を実際に成仏させるのです。 虚(ホロウ)と呼ばれる悪霊を探していたはずのルキアでしたが、一護の家にきてから彼女は何も感じなくなってしまいました。そこへ突然、虚がやってきて、黒崎家を襲撃。一護は無謀にも生身で立ち向かい、相手の攻撃をルキアが庇い重傷を負ってしまいます。このままでは勝てないと見たルキアは、最後の手段として一護に死神の力を分け与え退けることに成功します。 しかし、力の譲渡の際、半分だけ分け与えるつもりが一護にすべて吸い取られていました。これに気付いたルキアは、一護は一体何者なのかと疑問を持ちます。 翌日、昨日の出来事が夢であったかのように何事もなく過ごす家族たち。一護が学校へ行くとなぜかルキアが転校生として登場します。ルキアは力を吸い取られたため帰れなくなったから、回復している間死神としての仕事を代わりにやってほしいと一護に頼むことに。しかし、「身内だから戦った。見ず知らずの人間にそこまでできない」と断られてしまいました。 ルキアは一護を仕方なく公園へと連れ出し、子供の霊が虚に襲われるところを目撃させます。助けようとする彼に「赤の他人だろう」と止めようとするルキア。 目の前で襲われているのを黙って見過ごせないと一護が叫び、「その子を助けるならこれから先も他の霊を救う覚悟を見せろ」と言い放ちます。あっという間に虚を倒した一護は、死神代行を引き受けることになりました。

母親を手にかけた虚・グランドフィッシャー前に、一護は1人で立ち向かう

一護は母親が大好きで、母親を守るために空手の道場に通っていました。一護がまだ9歳だった6月17日。雨という悪天候の中母親と一緒に道場から帰る途中で、傘も差さずにずぶ濡れの少女に出会います。 今にも川に飛び込みそうな勢いの少女を助けようと駆け寄りますが、気づいた時には血まみれの母親に抱きかかえられた状態でした。一護はなぜそうなったのかはわからず、自責の念にかられる日々を過ごしていました。 それから6年後の同じ日、家族で母親のお墓参りをしていた時にあの時見かけた少女を見つけます。妹たちが襲われた所を一護が助け「なぜここにいる!虚の手下なのか?」と問いかけると少女の姿から虚の姿に変わっていきました。 その名をグランドフィッシャーといい、チョウチンアンコウのように人の形をした疑似餌をちらつかせ、見ることができる霊力が高い人間を襲う卑怯な虚。グランドフィッシャーは尸魂界のデータベースにも残っているほど名が知れ渡っています。 一護はこいつが母親を殺したことを悟り戦いを挑みます。ルキアが加勢しようとしますが「おれの戦いだから手を出すな」と断る一護。1人で戦いに挑みましたが素早い動きに苦戦する一方です。 母親を失った家族の思いを乗せ突撃しますが、長く伸ばした爪に刺され返り討ちに。グランドフィッシャーは挑発すると同時に、もう片方で母親の姿をした疑似餌を出してきます。 「どんな死神でも斬ることが出来ないものがいる」と、これまでいくつもの死神から逃れることが出来たと豪語するグランドフィッシャー。疑似餌に躊躇している隙にとどめをさそうとしますが、母親を利用された怒りに震える一護の一閃で相打ちという形で幕を引きます。

序盤のクライマックス「尸魂界編」での活躍が熱かった!主人公ぶりを遺憾無く発揮

重禍違反者として処刑命令を受けたルキアを助けるべく、瀞霊廷(せいれいてい)への潜入に成功した一護たち。道中で一護と対峙した死神の中には、彼の力に魅かれたのか、それとも彼の助けるという想いが伝染したのか、ルキア救出に協力しようとする者も出始めました。 処刑当日、一護らが現れたことにより尸魂界中が混乱している中、ついにルキアの処刑が始まってしまいます。自らの死を決意したルキアでしたが、なんとか一護は処刑前に駆けつけます。 「助けに来たぜ、ルキア」 その姿はまさに主人公。その後も、ルキアの義兄・朽木白哉(くちきびゃくや)と対峙しますが、死闘の末、一護は習得した卍解・天鎖斬月(てんさざんげつ)を使い勝利し、ルキアを救い出すことに成功しました。 敵であったはずの死神たちの協力を得て、数千人という敵の中、ルキアを救出してしまう。一護の活躍ぶりが光っていますね。

「虚圏編」では瀕死の状態から完全虚化!十刃の猛者ウルキオラを圧倒する

虚圏(ウェコムンド)編では、藍染の策略により破面(アランカル)に連れ去られた織姫を救出するため、一護は浦原の協力の下、友人である石田・チャドと一緒に藍染一派のいる虚圏に向かうことに。織姫を助けるべく、彼らは破面たちと極限の死闘を繰り広げます。 数々の戦闘において、特に序列6位のグリムジョーや序列4位のウルキオラとの戦闘シーンでは、さらに成長した一護の強さがみえました。しかし、ウルキオラとの戦いでは、途中で一護は完全虚化してしまい、自分の力とは言えないような形でウルキオラを再起不能にしてしまいます。 その後ようやく理性を取り戻した一護はウルキオラに再戦を申し込みますが、既に彼は瀕死の状態になっていたため叶わず。完全なる勝利とはいえませんが、ウルキオラを倒したことにより織姫の奪還に成功したのです。

千年血戦編で発覚した衝撃の事実!真の斬月は2刀1対だった

滅却師(クインシー)の始祖・ユーハバッハが尸魂界を襲撃したことから千年血戦編の物語は始まります。要請を受け襲撃された尸魂界に向かうことになった一護。果敢にユーバッハに挑みますが、苦闘の末、自身の斬魄刀を折られてしまいます。 その後、斬魄刀を治すため、霊王宮に向かうことに。途中、二枚屋王悦(にまいやおうえつ)に出された課題にあえなく失敗。現世に強制帰還されてしまいます。そんな彼の前に父・一心が現れ、自身の誕生の秘密を明かすのでした。 なんと一護の母・真咲は滅却師で一心は死神でした。一護は滅却師と死神のハーフだったのです。全てを知った直後に霊王宮に連れ戻された一護。 そこで彼は再び、自身の斬魄刀と対峙します。一護の本来の斬魄刀「斬月」は、一護の中の「内なる虚」と「滅却師の力」の根源が融合した、2刀1対の刀でした。

黒崎一護の斬魄刀は異色!?様々な進化を遂げる

死神たちが持っている日本刀に近い形を持った武器の総称を斬魄刀(ざんぱくとう)といいます。虚を斬ることでその罪をなくし人間に戻すことで尸魂界(ソウルソサエティ)へ送ります。 本来の死神は浅打(あさうち)と呼ばれる無名の斬魄刀が与えられ、それと寝食を共にしその魂を刀に移すことで自分の斬魄刀が出来上がるのです。 一護の場合は死神になった当初から自分の斬魄刀を持っており唯一の例外とされています。ここからは一護の斬魄刀の進化をご紹介します。

始解:斬月(ざんげつ)

始解とは斬魄刀の能力の一段階目で具現化する力のこと。斬魄刀には本体と呼ばれる意思があり、その存在を認めることが必要。斬魄刀には各々に秘めたる力が存在します。能力を解放するためには刀ごとにきまっているキーワードと刀の名前を唱えることが条件です。そして斬魄刀は一般的には封印状態にあることが多く、必要時に始解します。 一護の場合は、特定のキーワードはなく特訓により名前を教えてもらって解放しました。さらに数多くの斬魄刀の中でも常に始解の状態を保つことが出来る珍しいタイプで、見た目は出刃包丁にそっくり。攻撃力が高いことから接近戦を主な戦闘スタイルとしています。

卍解:天鎖斬月(てんさざんげつ)

卍解とは斬魄刀の能力の2段階目で、始解の5倍以上の威力を誇り、斬魄刀の最終奥義とされています。卍解するためには才能のあるものでも10年はかかるものとされ、習得できたものは尸魂界の歴史に永遠にその名を刻まれほどの名誉あることです。 卍解を習得すると、一部を除いて刀が巨大化しその力に振り回されてしまうため使いこなすには更なる習練が必要です。また状態の持続に大量の霊力を必要とするため、隊長格の死神でさえ難しいとされています。 一護の場合は、卍解すると刀と衣装が黒一色になり形状は小型を保ち、強大な力と超高速の斬撃と移動を両立しています。また一護の霊力量はかなり多いようで長時間卍解状態を保てます。さらに卍解習得の修行を転神体という人形を使用したとはいえわずか3日で成し遂げるなど才能にあふれています。

クインシーと虚そして死神の力が合わさった、真の斬月

王族特務零番隊の二枚屋王悦(にまいやおうえつ)によって浅打から鍛え直し、斬月と本当の斬月である内なる虚を分離させることで誕生しました。長刀と短刀の2本で斬魄刀としては数少ないタイプです。長い方は虚の力が宿り、柄と刀身の中央に穴があります。短い方は旧斬月の力が宿り、柄に穴が開いているため持ちやすくなっているのが大きな特徴です。 また、本来の力が完全に解き放たれたためどちらの刀も全体が黒一色に変化します。さらに短刀の力を長刀に移すことで、内なる虚の力を使うことも可能。その際の刀の色は白く変化し、体の半分が完全虚化した時と同じ状態になりますが自我は失われません。

一護が持つ唯一の技:月牙天衝(げつがてんしょう)

一護の斬魄刀である斬月が持っている唯一の技で、自らの霊力を刀に与えることにより超高密度の霊圧を放出し斬撃を巨大化させて放つことができます。長射程を誇り相手との距離が近いほど威力が高くなります。 始解を会得した直後に初めて放ちましたがしばらくは一護自身の意思で撃つことはできず、卍解の修行により自在に使用できるようになりました。

黒崎一護に宿る虚の力……。時として助けになり、時として自らを侵食する

内なる虚の発生と共に芽生えた力で、仮面が懐に入って致命傷を防ぐという力の一端を見せ、朽木白哉との戦いで完全に発現します。初めの頃はまだ制御できなかったため、魂が侵食され霊圧が不安定になったり意識が乗っ取られたこともありましたが、内なる虚を仮面の軍勢との修業で制御できるようになってからは自らの意志で発動できるようになりました。 虚の仮面をつけることで死神に虚の力を加えることができます。この状態は仮面以外に、眼球は黒く瞳は黄色に変わるのが特徴。一護は卍解しさらに虚化を使用して戦うスタイルで斬撃及び月牙天衝が強化されます。 修得した当初は短時間しか保てず霊力の消耗も激しいものでしたが、虚夜宮(ラスノーチェス)でグリムジョーと再戦する頃には保持時間は飛躍的に延び、さらに仮面が欠損しても修復可能なまでに成長しています。藍染との決戦後は死神の力と霊力消失に伴い一緒に消失しました。銀城との戦いで霊力を取り戻してからは虚化していません。

完全虚化

刀剣解放(レスレクシオン)第二階層時のウルキオラに敗れた際、織姫の声に反応し変貌を遂げた姿です。外見は模様のついた仮面に2本の角、肌も白くなり髪も長くなります。ウルキオラにダメージを与えた際に胸に穴が開きましたが、すぐに塞がるほどの回復力をみせました。 一度変貌してしまうと自分の意志で元に戻る事は出来ません。角を切り落とされる以外方法はないとされ、例え仲間であっても敵と判断すれば誰であろうと攻撃するなど、とても一護とは思えないほど怪物化してしまっています。

内なる虚

一護の精神世界に存在する虚で、見た目はそっくりでも白目や爪が黒いなどいくつかの色が反転しているのが特徴。性格も好戦的で高い格闘センスを持ち、アニメでは白一護と表記されます。 一護が戦いに敗れたときに斬魄刀の本体である斬月によって送られた精神世界で初登場。一護が持ち主にふさわしいか試す時には協力していましたが、朽木白夜との戦い以降姿を現し始め徐々に一護を乗っ取ろうとしていきます。 正体は一護が持っていた本来の死神の力。出生の秘密を知った一護により自分の一部と受け入れられています。

黒崎家の知られざる家族の秘密 父・一心と母・真咲がまさかの存在だった

黒崎家は、父親の一心、母親の真咲、双子の妹の遊子(ゆず)と夏梨(かりん)の5人暮らしでしたが、真咲は先のグランドフィッシャーにより死去。普段は馬鹿ばかりやっている黒崎家ですが、両親には実はすごい秘密がありました。

父・黒崎一心(くろさきいっしん)は元十番隊の隊長

クロサキ医院の開業医で家族を溺愛し、子供たちとはハイテンションすぎるスキンシップで煙たがられている一見するとダメおやじ。 その正体は、20年ほど前まで十番隊隊長を務めていた死神で、尸魂界の名門だった貴族志波家の分家の一人、志波一心。 妻である真咲とは隊長時代に助けてもらったことがきっかけで出会いました。後日お礼の為に改めて下界に降りたところ、虚化しかけていた真咲を見つけ仲間の浦原喜助の協力により命を救うも死ぬまで死神に戻れないことが分かります。その後死神時代に唯一使えそうだった医学を活かして黒崎診療所を開業し結婚します。 真咲の死後も一護の中の虚と繋がっていましたが、虚が呼び起されたことで繋がりがとけ死神の力を20年ぶりに取り戻します。また、一護が取り逃がしたグランドフィッシャーの襲来時には見事に撃退し妻の仇をとることに成功しています。

母・黒崎真咲(くろさきまさき)は純血のクインシー

一護曰く「ウチはおふくろを中心に回っていた」というほど黒崎家になくてならない人でした。その正体は虚と戦うために霊力を持った人間の集団である滅却師(クインシー)の純血種の生き残り。防御術の実力が高く正義感が強かったために、ホワイトとの戦闘でキズを負ってしまいます。 その際に虚の魂魄(こんぱく)が流れこんだことで、「純血では無くなった」と「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」のNo.1であるユーハバッハに判断され滅却師としての能力を奪われます。奇しくもその日が6月17日。ただの人間になってしまった真咲はグランドフィッシャーに殺されてしまうのでした。

TVアニメ版『BLEACH』で黒崎一護を演じた声優は森田成一(もりたまさかず・画像右)

黒崎一護の声は森田成一(もりたまさかず・画像右)が務めております。1972年10月21日生まれの声優、俳優、ナレーターで『ファイナルファンタジーX』の主人公ティーダが声優デビュー作です。 森田は、一護を普通の高校生という部分に重点を置いて演じることを心がけていたようで原作者の久保帯人もアニメを見ていて鳥肌が立ったそうです。 代表作として『TIGER & BUNNY』のバーナビー・ブルックスJr.役、『戦国BASARA』の前田慶次役などがあげられます。