2023年7月12日更新

『BLEACH(ブリーチ)』卯ノ花烈(八千流)は死亡した!?更木剣八との過去や伏線を解説

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BLEACH ブリーチ 卯ノ花八千流
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ

卯ノ花烈は『BLEACH』の登場人物の1人です。護廷十三隊のうち、治癒能力を持つ隊員を多く抱える四番隊の隊長を務めている人物で、彼女自身の斬魄刀も治癒の能力を有しています。 この記事では卯ノ花烈の正体や能力について徹底解説していきます! ※この記事は『BLEACH』のネタバレを含みます。

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卯ノ花烈(八千流)のプロフィール

所属隊 現:四番隊(隊長) 元:十一番隊(隊長)
身長/体重 159cm/45kg
誕生日 4月21日
斬魄刀 肉雫唼
卍解 皆尽
声優 久川綾

卯ノ花烈は治療専門の四番隊隊長で、長い髪の毛を前で三つ編みしているのが特徴です。隊長の中ではかなりの古株で、山本総隊長に意見が出来る唯一の人物です。 斬魄刀は肉雫唼(みなづき)といい、能力を解放すると治癒能力が強化された巨大なエイのような生物が登場します。

卯ノ花烈は意外とお茶目でかわいい?

時に威圧的な一面を見せることで実は怖い人なのでは?と思われがちな卯ノ花なのですが、ほのぼのとした一面や女性らしい一面を見せていることもあります。 アニメのおまけシーンからですが、隊員の花太郎がコンビニを開設しようという案を提案した際に「化粧品を置いてほしい」と頼むという女性らしいエピソードが。 また、休日には山に薬草を取りに行くのですがその際には肉雫唼に乗って登っているようです。意外とお茶目ですね。

【正体】卯ノ花烈の正体とは?

卯ノ花烈
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ ©KLabGames
判明巻 58巻

最終章「千年血戦篇」では、卯ノ花烈が実は十一番隊の初代隊長という衝撃の事実が明らかになりました。とても戦闘向きだとは思えなかった卯ノ花が実は腕っぷしのある人物を起用する十一番隊隊長であったとは驚きです。 また、卯ノ花の本名は烈ではなく八千流(やちる)でした。過去には尸魂界史上類を見ないほどの罪人であり、その能力の高さを買われて十一番隊長になったこと、今の十一番隊の基礎を築いた人物であったことなど、普段のたおやかな彼女の姿からは想像がつきません。 正体が明らかになった際の表情は恐ろしく別人の様でした。

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【過去】卯ノ花烈と更木剣八は戦闘経験があった

更木剣八
©久保帯人/集英社・テレビ東京・dentsu・ぴえろ ©KLabGames

卯ノ花が初代十一番隊であったという事実と共に、過去に更木剣八と卯ノ花が関係があったことも共に明らかになっています。卯ノ花は戦に飢えており、同じく戦に飢えていた少年時代の更木と剣を交えているのです。 当時最強と歌われた卯ノ花が「貴方より、私は弱かった」と自らの弱さを認めるほど、少年の更木は強かったのです。卯ノ花は彼こそ剣八の名にふさわしいと考えました。 一方で力で勝っていた更木は、直感で彼女以上の好敵手にはもう出会えないと悟ります。彼女を斬ってしまっては、この極限の殺し合いも終わってしまう。それを避けるため、彼は相手に合わせてリミッターをかける戦い方をするようになってしまうのでした。 更木の顔の傷と卯ノ花の胸に残る傷はその時についた傷とのこと。加えて卯ノ花の心には、最強の男の本来の力を封じてしまったという後悔が残ることになります

【考察】八千流の過去に関する伏線はあった?

八千流の過去に関する伏線
  • 首元を隠すヘアスタイル
  • 治癒担当なのに霊力・攻撃力が高い
  • 十一番隊の隊花の花言葉が「戦い・治癒」
  • 卯の花の花言葉が「古風・風情・秘密」
  • 特技が剣道

実は卯ノ花の正体については以前から匂わされており、ファンの間ではその伏線の数々が話題を呼んでいます。 治癒担当であるにも関わらず霊力や攻撃力が非常に高い数値であること、治癒能力が実は後天的なものであったことから、戦闘タイプだったという推察はずいぶん前からされていました。 さらに彼女にまつわる花言葉に「戦い」や「秘密」といったものがあるなど、細かい部分でもヒントが与えられているのがお見事です。

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【最期】卯ノ花と剣八の死闘の結末とは

死亡話 59巻527話(漫画) 千年血戦篇第10話(アニメ)

千年血戦編にて、卯ノ花には更木剣八に斬術を教えるという命が下されましたユーハバッハ率いる「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」と戦うために、更木の能力を開花させる必要があったからです。 これは実質、どちらかが死ぬまで続く戦いでした。卯ノ花は回道を駆使しながら、傷を治しては斬って、斬っては治してを繰り返していきます。卯ノ花は卍解も用い、更木が無意識に掛けてしまうリミッターを外していくのでした。 壮絶な斬りあいの末、本来の力を解放した更木がついに卯ノ花の喉元を刺します。卯ノ花は今度こそ自分が認めた者に剣八の名を渡せることに幸せを感じながら「さようなら世界でただ一人私を悦ばせた男よ」と、息を引き取りました。

吹き出し アイコン

強者同士の戦いに大興奮してしまったけど、それぞれの心境を思うとめちゃくちゃ切ない……。

【卍解】血で覆い尽くす……皆尽(みなづき)

最後の戦いで見せた卍解・皆尽(みなづき)に関しては詳細不明です作中で発動した際は、卯ノ花の周りがおびただしい量の液体で覆われ、それが刀身に収束していくような様子が描かれています。 モノクロ版では分かりにくのですが、カラー版の色味から周囲を覆う液体は血液で間違いなさそうです。 肉雫唼の治癒の性質を考えると、血を用いて自分や味方を回復させながら、同時に敵にダメージを与えるような力でしょうか。同じ治癒系である山田花太郎の瓠丸(ひさごまる)は、吸い上げたダメージを溜めて攻撃に転じることができたので、同様に治癒を攻撃にできるのかも。 「皆が尽きる」と書くことから、かなり不穏な能力であることが窺えます

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【能力】斬魄刀は肉雫唼(みなづき)!回道も習得済み!

若き更木に本気を封じさせてしまった戦いの後、卯ノ花は四番隊隊長へ。麒麟寺天示郎から治療用の鬼道「回道」を習得します。 その理由は永遠に戦いを楽しむためで、戦闘中に負った傷も自ら治して、常時ほぼ万全の状態で戦うことができるようになりました。とはいえ普段は、四番隊として隊員の治癒に用いています。 肉雫唼(みなづき)からは能力解放と共にエイのような生物が出現。飛行するそれに乗っての移動や、体内に入れた者を治癒することが可能です。 作中での肉雫唼の戦闘シーンはありませんが、良薬はときに毒になることを考えると、体内に取り入れた者を溶かしたり毒で侵したりすることができるのでは?と考察するファンもいます。

【死後】読み切りで卯ノ花は地獄行き決定?

『BLEACH』の連載20周年を記念した「獄頤鳴鳴篇」という読み切り作品では、亡くなった隊長のために12年おきにおこなう「魂葬礼祭」という儀式が描かれました。 実はこの儀式は、隊長たちの霊子を地獄に送るというもの。彼らは尸魂界の大地に還れないほど強い霊子の持ち主なので、死後は地獄以外の行き場所はなくなってしまうのです。 儀式の対象は山本元柳斎重國、卯ノ花烈、浮竹十四郎だったので、卯ノ花はまず間違いなく地獄行きになったといえるでしょう。

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【名言】卯ノ花烈の名セリフ3選!

“仲間”の命を救うのに お礼の言葉などいりません

発言巻 48巻

「空座決戦編」での藍染惣右介との決戦の中、挑発に乗ってしまった仮面の軍勢(ヴァイザード)の猿柿ひよ里は体を両断されてしまいます。そんな体を完全に治し、救ったことに平子真子がお礼を言ったときの返答です。 死神とは違う勢力として動いてきた仮面の軍勢たち。たとえ勢力が違おうと、彼女は共に戦った仲間だと受け入れていたことがよく分かります。

——見事です 更木剣八 此にて お仕舞

発言巻 59巻

最終章「千年血戦編」にて、更木剣八との戦いで登場しました。「剣術を教える」という名目の下、殺し合うレベルで戦う卯ノ花と更木。 彼女の過去にも関わる熾烈な戦いの末、更木の剣が彼女を貫いたときの台詞です。微笑みとともに自分を超えた更木を称え、戦いの終わりを告げました。

役目を果たして死ねることの 何と幸福であることか

発言巻 59巻

「お仕舞」と告げた後、崩れ落ちた彼女を支える更木。自分と十分に渡り合える卯ノ花の死を、駄々をこねる子供のように嫌がります。 しかし、この戦いの目的は更木の真の力を取り戻させること……無事に目的を果たせた彼女は幸福に満ちていたのです。

【関係】卯ノ花を支えた虎徹勇音

四番隊副隊長の虎徹勇音は卯ノ花のことを心から慕っています。卯ノ花もときにはからかったりパワハラまがいの言動をしたりしながらも、彼女を可愛がっていました。 勇音は後に四番隊の隊長となり、卯ノ花の志を受け継ぐことに。濃いメンツに囲まれて苦労も多そうですが、彼女ならこれからも一生懸命頑張ってくれることでしょう。

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【声優】卯ノ花烈に声を当てるのは久川綾(ひさかわあや)

穏やかながら、どこか威厳のある卯ノ花烈を担当したのは久川綾(ひさかわあや)です。小学校の頃から声優を目指し、高校在学中から勝田声優学院のレッスンを受けていました。その後は声優養成所の名門・青二塾を経て1988年に声優デビュー。可愛らしい少女から個性的なキャラクターまで幅広い声に対応でき、数々のアニメで活躍してきました。 代表作は「カードキャプターさくら」シリーズ ケルベロス(仮の姿)役、「美少女戦士セーラームーン」シリーズ(1992~1996年) 水野亜美/セーラーマーキュリー役、『ハートキャッチプリキュア!』月影ゆり/キュアムーンライト役など。 また、自身のラジオ番組『久川綾のSHINY NIGHT』から「大きなお友達」という言葉が広まったとも言われています。

【やちる】草鹿やちると名前が同じなのは何故?

卯ノ花烈の本名の八千流(やちる)という名前は、十一番隊副隊長の草鹿やちると同じ名前です。2人には何か関係があるように見えますが、結論としては特に関係はありません。 更木剣八は放浪していた頃に卯ノ花烈と出会い、強く憧れました。その後自分に近寄ってくる名も無い幼子に同じ名前の「やちる」と名付けたのです。そんなわけで名前は同じ2人ですが、更木剣八という共通の相手がいるだけで、直接の関係性は無かったというわけです。

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『BLEACH』の美女枠にして戦闘狂・卯ノ花烈が美しい

本記事では『BLEACH』の登場人物の中でも、終盤であまりに意外な正体と過去が明かされた卯ノ花烈について紹介しました。 そんな彼女の真の強さは、アニメでは「千年血戦篇」の第10話で堪能できますよ!剣八との関係性やその美しくも切ない最期からも目が離せません。その感動をよりいっそう深く味わうためにも、これまでの伏線をおさらいしてみてはいかがでしょうか。