『BLEACH』松本乱菊は死亡した?卍解「灰猫」からセクシーな姉御の正体まで解説!
松本乱菊のプロフィール
松本乱菊(まつもとらんぎく)は、護廷十三隊・十番隊副隊長を務める女死神で、胸元をはだけさせた死覇装とネックレスが大きな特徴です。 性格は、隙あらば仕事をさぼるようなマイペースな性格。酒豪を自称するほど酒好きで、しょっちゅう金欠になるらしく、休日になると一番隊隊長の京楽春水(きょうらくしゅんすい)や九番隊副隊長の檜佐木修兵(ひさぎしゅうへい)などと飲みに行って大抵奢ってもらっています。 このように豪快な印象を受ける乱菊ですが姉御肌な一面も持っており、尸魂界篇では市丸ギンに絶大な信頼を寄せていた吉良イヅルが彼の作戦に利用された心情を察して、飲み会に誘うなど面倒見の良い性格でもあります。
【卍解】習得済みではあるものの披露なし
乱菊は公式設定で卍解を習得していると明言されています。しかし作中で卍解を披露した場面は出てきておらず、どれほどの強さなのか、どんな名前なのかもわかっていません。 原作はもちろんスピンオフ小説等でも特に触れられていないので、いまだ謎に包まれたままとなっています……。
【死亡】千年血戦篇でゾンビ化!その後は?
結論から言うと、乱菊は最終回まで生きています。 彼女は最終章「千年血戦篇」にて、ジゼル・ジュエルの能力「死者(ザ・ゾンビ)」でゾンビにさせられてしまいます。しかし後に涅マユリによってゾンビ化は解除され、最終回では日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)と行動をともにする姿が描かれていました。 ただしマユリ曰く、ゾンビ解除の代償として彼女の寿命は大幅に縮んでしまったとのことです。生き残れたのはよかったですがなんだか複雑な気持ちになりますね……。
【正体】小説で「霊王の爪」との関係が判明!
小説『BLEACH Can't Fear Your Own World Ⅱ』では、実は乱菊が「霊王の欠片」と関係があることが明らかになりました。「霊王の欠片」は尸魂界の王たる霊王の身体の一部で、所有者は特別な力に目覚めることになります。 本作では藍染惣右介が、とある少女から奪った魂魄に霊王の爪が混ざっていたと語っていました。ここでは名前は出ていないものの、会話の内容からしてこの少女=乱菊であることは間違いないようです。 当時乱菊が藍染に魂魄を奪われなければ、彼女はまた別の力を持っていたのかもしれませんね。
【関係①】日番谷との絶妙なコンビネーション
十番隊隊長・日番谷は、幼少期の頃に偶然出会い目覚めてしまった氷の力で大好きな祖母を殺しかねないことを、乱菊に相談。そこで彼女が日番谷に対し、死神になることを勧めたことから、2人の関係は始まっています。 そして一護の父親・黒崎一心が隊長を務めていた約20年前までには、乱菊が副隊長、日番谷がNo.3になっていました。一心はそのころすでに「次の隊長は冬獅郎だ」と常々言っていることから彼女のいいかげんな性格は承知していた様子。一心が妻の真咲を助けるために死神をやめてからは、彼の言葉通り日番谷が隊長になります。 隊長と副隊長の立場になっても乱菊と日番谷の関係は変わることなく、デスクワークをさぼりがちな乱菊を真面目な日番谷が叱りつけることは日常茶飯事な光景です。またプライベートでも一緒にいることが多く、嫌がる日番谷を無理やりいろんな所へ連れて行く所はほのぼのした雰囲気です。 この2人の信頼関係は戦闘でも発揮され、特に千年血戦編ではバズビーや蒼都(ツァン・トゥ)との戦いで連携し息の合った攻撃をおこなっていました。
【関係②】市丸ギンを深く想う気持ち
乱菊とギンの出会い
ギンは元三番隊隊長で、薄ら笑いと飄々とした態度が特徴のキャラクターです。 そんな市丸ギンと松本乱菊が出会ったのは、ふたりが幼い頃でした。 死後の世界である尸魂界(ソウル・ソサエティ)では、一般的にお腹が空くことはなく、死神の素養がある人物のみが空腹を感じます。乱菊は死神の素養があったため、お腹が空いて行き倒れていました。そこに市丸ギンが偶然通りかかり、持っていた干し柿をくれたのです。 その後2人は同居生活を送りますが、ある時ギンは乱菊が藍染に魂魄を奪われたところを目撃します。そこでギンは藍染に復讐を果たすために死神となり、彼女が笑って過ごせる世界を実現すると心に決めたのでした。
ギンの孤独な戦い……
去って行ったギンを追うかのように乱菊も死神となり、2人は死神学校である真央霊術院で再会します。しかしギンは通常6年かかるところを1年という早さで卒業し、その後の進路も決まっていたため、関係はぎこちないまま。ギンの「ご免な」の一言だけでまた離れ離れとなってしまいます。 その後のギンは類稀なる力を元五番隊隊長の藍染に見込まれ、仲間となって暗躍していました。もちろんギンの本来の目的は、幼少期に乱菊が奪われたモノを取り返すこと。ギンはただ乱菊のために、110年もの長い間を耐え凌ぎチャンスを伺っていたのでした。
ギンと乱菊の強い絆に涙
「空座決戦編」でようやくチャンスに恵まれ、斬魄刀である“神鎗”の卍解・神殺鎗で藍染を貫いたギンですが、覚醒した藍染の返り討ちにあいます。藍染との戦いの前に黒崎一護とも戦いその力を認めていたギンは、心の中で藍染を倒してくれるよう祈り、駆け付けた乱菊に心の中で謝りながらこの世を去りました。 その後は乱菊がギンに対する思いを語っていただけでしたが、2012年9月4日発売の小説『The Death Save The Strawberry』で、一緒に暮らしていた街に乱菊がギンのお墓を建てていることが記されています。 裏切り者の汚名を被ってまで乱菊の為に戦ったギンの一途な愛情には、ファンから絶賛の声があがっています。
【斬魄刀】遠隔攻撃を得意とする「灰猫」
解号 | 唸れ(うなれ) |
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初披露巻 | 20巻 |
松本乱菊の斬魄刀は灰猫(はいねこ)。実体化した本体(アニメ版でのみ描かれた)は、赤毛に猫耳のような髪型で尻尾が生えたグラマラスなキャラクターで、乱菊いわく「ワガママで気分屋でぐうたらでバカ」だそう。 また灰猫には市丸ギンの事件の関係から卍解がないとされていましたが、ファンブックでは卍解が存在することが明らかになりました。しかし作中では結局描かれることはありませんでした。
始解 灰猫
乱菊の「唸れ灰猫」という解号で発動します。刀身が灰に変化し相手にまとわりつかせた後、柄を振ることで対象物を切り刻みます。 アニメ版のみですが、コンクリートや鉄を切る描写があり高い切れ味を誇ります。この始解状態は、よく朽木白哉の斬魄刀の千本桜と比較されることが多いのですが、2つ大きな違いがあります。 1つ目は見た目。2本とも刀身が灰と桜吹雪と変化していますが、灰猫は文字通りの灰に変化しているのに対し、千本桜は花弁のように見えるだけで1つ1つは細かい刃です。 2つ目は切り方。千本桜は触れるだけで切れますが、灰猫は柄を振らない限り切れません。
猫輪舞
灰猫の持つ唯一の技で、灰状にした斬撃を竜巻状にして対象物を切り刻みます。アパッチ達3人娘との戦いで使用しましたが弾かれました。
【声優】松本乱菊役は松谷彼哉
松本乱菊は松谷彼哉(まつたにかや)が担当しています。1970年生まれの劇団昴に所属する女優、声優です。自らが所持するぬいぐるみを“友達”と呼んでいるほどの天然系で中学校の家庭科の教員免許も持っています。 海外ドラマでの吹替えが主な声優活動で、『GOTHAM』のレスリー・トンプキンス博士役のモリーナ・バッカリンが有名です。アニメ作品としては『GTO』の嘉手納南風(かでななお)、『烈火の炎』の音遠(ねおん)役など、乱菊と同様グラマラスな女性を演じることに定評がある声優です。
【活躍】破面篇でスタイルの良さを武器に!
自他ともに認めるセクシーっぷり
松本乱菊のスタイルの良さは周知の通りで、たびたびアニメなどで水着のサービスショットを披露してくれます。 破面編では、隊長の日番谷達と先遣隊として現世に降り立った際に一護の高校を訪れ貴重な制服姿を披露。一護のクラスメイトである浅野啓吾らからは「凶器」とさえ呼ばれるほどでした。 そしてアニメのおまけコーナーである死神図鑑では、セクシーな死覇装の着こなし講座なるものを開講。四番隊副隊長の虎徹勇音(こてついさね)、十二番隊副隊長の涅ネム(くろつちねむ)、二番隊隊長の砕蜂(ソイフォン)、十一番隊副隊長の草鹿やちる(くさじしやちる)といった女性隊員たちに、いかにセクシーに死覇装を着こなすことが出来るか実践を交えて講義していました。
スタイルの良さは挑発の武器にも?
そんなセクシーな乱菊のスタイルは、破面のNo.3ティア・ハリベルの3人の部下、エミルー・アパッチ、フランチェスカ・ミラ・ローズ、シィアン・スンスンとの戦いでも本領を発揮していました。 日番谷をハリベルと戦わせるために1人で戦う乱菊。日番谷とハリベルが互いに剣を抜いたところでアパッチが加勢に行こうとしますが、ミラに制止され口喧嘩を始めます。 そんな中、乱菊はアパッチに対し「耳もカオもスタイルも全部悪いのかと思ってたわ」 と挑発をし、続いてミラをメスゴリラ呼ばわり。怒らせることで相手のペースを乱しました。こんな悪口、自分の美貌やスタイルに自信がなければなかなか口に出せないものですよね……。
『BLEACH』松本乱菊はセクシーで頼れるお姉さん!
セクシーなだけでなく頼れる一面も持っている松本乱菊。作中での個人の活躍はもちろん、ギンとの涙なしでは語れないエピソードにも魅力が詰まっています。アニメでもどんな活躍を見せてくれるのか楽しみですね!