『名探偵コナン』メアリー世良の正体は?「領域外の妹」の意味も徹底解説
メアリー世良のプロフィール
別名 | 領域外の妹 メアリー赤井 |
---|---|
年齢 | 53歳 |
職業 | 秘密情報部(MI6/SIS)職員 |
初登場 | 原作82~83巻 アニメ754~756話 |
声優 | 田中敦子 |
メアリー世良はFBI捜査官である赤井秀一の母親で、秘密情報部の職員。実年齢は53歳であるものの、現在は見た目が中学生ほどまで若返っています。 メアリーの外見が若返っている理由は、黒の組織のベルモットに、毒薬APTX4869を飲まされたためです。彼女が常に咳をしているのは、薬のせいで体が弱くなっているからでしょう。 メアリーはFBI捜査官になろうとする赤井秀一を止め、父代わりになってもらおうと考えていました。しかし赤井の覚悟を認めた彼女は、不在である務武の代わりに自身がなるため、普段から寡黙で男勝りな口調になります。宮野エレーナとは本物の姉妹で、世良は赤井になる前の旧姓です。 また、メアリー世良は冷静かつ分析力を有しており、コナンも一目置くほどの存在です。しかし彼女は作中ではまだまだ謎の多い人物として描かれています。
メアリー世良の正体は?
中学生のような風貌で初登場を飾ったメアリー世良ですが、作中では赤井秀一、羽田秀吉、世良真純の実の母であることが判明しています。 メアリー世良が赤井秀一の母だと判明したのは、世良真純が幼児化したメアリーを「ママ」と呼んでいたから。当時すでに世良真純と赤井秀一が兄妹であることは判明しており、結果的に2人が親子関係であることが明かされました。 またコナンの回想ではあるものの、単行本92巻では赤井家が一同に描かれ、4人の親子関係は決定的なものとなりました。
赤井秀一・羽田秀吉は正体を知っている?
2022年4月現在では、赤井秀一も羽田秀吉もメアリーが幼児化していることを知りません。しかし赤井秀一はメアリーが幼児化している可能性があると、薄々感じている様子。 秀吉に関してはメアリーと音信不通で、生存は知っているものの幼児化についてはまったく気付いていません。メアリーが幼児化していること、幼児化している彼女がメアリーだと確実に知っているのは、娘である世良真純のみです。 羽田秀吉と赤井秀一については↓の記事で詳しく説明しています!
「領域外の妹」の意味は?
「領域外の妹」の意味
- 「領域」=「TER」(「TERRITORY」の略)
- 「妹」=「SISTER」
- 「領域外の妹」=「SISTER」-「TER」=「SIS」
メアリーは、コナンから自分の正体を問われたら「領域外の妹」だと紹介するよう、娘の真純に促します。一見意味の分からないこの言葉ですが、実はしっかりと意味があるのです。 「領域」を英語にすると「TERRITORY」、そして「妹」は「SISTER」になります。「妹」から「領域」を「外」すと、「SIS」。つまり「領域外の妹」とは、自身の正体が「SIS=イギリスの秘密情報部」の職員であることを示唆していたのでした。 メアリーは日本人とイギリス人のハーフです。そしてイギリスを本国としていたメアリーは、夫同様イギリスの情報機関である「SIS」こと海外諜報機関「MIU6」に身を置いていたのでした。
幼児化の原因はベルモット
メアリーは作中で3人目となる幼児退行者。そんなメアリーの幼児化について、原作1048話「何故泣いている…」にて詳細が描かれています。
『名探偵コナン』本編の始まる数か月前、まだ大人の姿のメアリーは、何らかの理由から真純を連れてイギリスに戻り滞在していました。その際に夫である赤井務武と待ち合わせをした彼女。 羽田浩司殺人事件を追っていた2人ですが、メアリーは10年以上も連絡を取らなかったことを務武に問いただします。それに対して務武は「記憶喪失になっていたが、メアリーと会って記憶が戻ったからMI6にも復帰出来そうだ」と話しました。 話している中で不審に思ったメアリーは、務武にカマをかけます。すると案の定、彼は見事に引っかかり自らボロを出しました。偽物の務武に、メアリーは涙を流しながら拳銃を突きつけます。その時、務武に変装したベルモットが姿を表したのです。 ベルモットの目的は、MI6に潜入するのに邪魔なメアリーを消すことでした。そして「貴方を毒殺する」と宣言したベルモットは、メアリーにAPTX4869を飲ませたのです。 ベルモットについては↓の記事で詳しく説明しています!
メアリーが中学生の姿である理由は?
同じくAPTX4869を飲んだコナンと灰原が小学生の姿になったのに対し、メアリーは中学生の姿になっています。 薬が中途半端に効いたせいなのか、それとも薬を飲んだ当時の年齢のせいなのか。はたまた違う理由があるのかもしれませんが、その理由は明らかになっていません。
メアリー世良と宮野エレーナは姉妹だった!
灰原哀こと宮野志保の母親である宮野エレーナは、メアリー世良と実の姉妹であると判明しています。 メアリーの抹殺を企むベルモットは、口移しでAPTX4869を飲ませました。そのときに彼女は「妹が作った毒薬でこの世を去る気分はどうだ」と口にしたのです。 ベルモットとメアリーのこのやりとりから、メアリーと宮野エレーナの関係が明らかになりました。
メアリーとエレーナが姉妹であることの伏線
今まで2人が姉妹であると言われていた理由は主に2つ。 1つ目はメアリーと宮野エレーナの娘である灰原哀が酷似している点です。作中でもコナンが2人の容姿が似ていることに気付き、血縁関係を予測する場面もありました。 2つ目は作者である青山剛昌が、「とある2人の母同士が姉妹であるとわかる」と言及していたことです。メアリーとエレーナはこの2つの要素から姉妹なのではないかと言われていました。
メアリーとコナンの関係
メアリーと世良真純が来日した理由は、テレビでコナンを見たためでした。10年前に偶然出会った新一が、当時の姿のままでいるのを見て、自身と同じ境遇なのではと考えたのです。 ただ、蘭でさえなんとなく覚えていたものの、コナンは彼女たちのことを覚えていませんでした。そのためメアリーは一方的にコナンに失望し不信感を抱いており、「信用するには程遠い」とまで話します。しかしコナンの推理力や頭脳は認めている様子でした。 メアリーは真純に、コナンに自分のことを聞かれた際は「領域外の妹」と紹介するよう話していました。領域外の妹は、自分の正体を表す暗号です。メアリーは領域外の妹が「SIS」のことだと辿り着けるか、コナンを試していたのでしょう。 コナンは赤井ファミリーの関係や現在の状況を、すべて把握しています。しかしコナンは世良真純とメアリーが灰原を狙っていると考えており、警戒心を抱いていました。
メアリー世良の登場回まとめ
まだまだ謎に包まれているメアリー世良ですが、こちらに漫画でのメアリー世良の全登場回をまとめます。左に巻数、右に話の名前をまとめたので登場シーンを振り返って今後の展開を予想してみて下さい!
83巻 (File875) | 赤の悲劇 |
---|---|
83巻 (File876〜878) | 恋愛小説家〜電話と海と私 |
85巻 (File902) | 妙手 |
85巻 (File903〜905) | プールに沈む死体〜浮かび上がる真実 |
88巻 (File928〜930) | ラーメン屋の変な客〜使いすぎた調味料 |
89巻 (File939〜941) | デパートでランチ!〜証言の真相 |
90巻 (File951〜953) | 霊魂探偵〜暗がりに鬼を繋ぐが如く |
91巻 (File969) | 試着室で水着 |
92巻 (File972〜975) | さざ波の邂逅〜さざ波の魔法使い |
94巻〜95巻 (File1000〜1005) | 鮮紅の天井〜濃紅の予兆 |
97巻〜98巻 (File1035〜1038) | 堆黒盆〜隠すより現る |
98巻〜99巻 (File1047〜1049) | 待ってたよ〜とても信じられない…… |
メアリー世良の声優は田中敦子!
今日はYouTube番組『日高のり子のボイスアクターズ』の収録でした????
— 田中敦子 「攻殻機動隊SAC_2045シーズン2」配信中‼︎ (@atuwosyousa) January 23, 2022
素敵すぎるのり子さんにゲストの私が癒されちゃった✨
のり子さんのご提案で赤井ファミリーの真純&メアリー仕様でパチリ????
メアリーが幼児化…ではなく巨大化してしまったところがミソです????
配信日は追ってお知らせしますね???? pic.twitter.com/DnMPvhFv4C
アニメ『名探偵コナン』にてメアリー世良に声を当てるのは、マウスプロモーション所属の声優・田中敦子です。 田中敦子の代表作には、『攻殻機動隊』の草薙素子役や、『ACCA13区監察課』のモーヴ役などが挙げられます。 正統派ヒロインから悪役まで幅広く演じきる田中敦子のメアリーを、ぜひアニメ『名探偵コナン』で観てみてくださいね!
メアリー世良の謎はいつ解明される!?【名探偵コナン】
登場当初よりは少しずつ素性は明らかになったものの、未だ謎の多いキャラクターであるメアリー世良。主要人物との深い関係性も見えてきた彼女は、今後も要チェックのキャラクターであることは間違いないでしょう。 また2021年に公開された「緋色の弾丸」は、メアリーを含む赤井ファミリーを中心とした作品です。彼女は隠れて生活しているため、本作では主に赤井秀一や羽田秀吉が活躍しています。 ラストには、ファン待望のメアリーと赤井秀一の接触も描かれていました。まだ鑑賞していない人は、原作とともに劇場版もチェックしてみてください!