2022年4月22日更新

『名探偵コナン』赤井ファミリーを解説!初登場回や家族の経歴を紹介【一覧あり】

名探偵コナン 緋色の弾丸
(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

劇場版第24弾「緋色の弾丸」にてクローズアップされ、ますます注目が集まる赤井ファミリー。 思えばこの家族は、なんで名字が違うの?母親らしき人物が中学生?などなど……『名探偵コナン』の中でも、特に謎が多い立ち位置ですよね。この記事では、各キャラクターやファミリーをめぐる謎について、まるっと解説していきます。 ※記事内に原作やTVアニメのネタバレがあるので、未読・未視聴の人は注意してください。

赤井ファミリーとは【名探偵コナン】

赤井ファミリー 家系図

数多く存在する『名探偵コナン』の登場キャラで、屈指の人気キャラがFBI捜査官の赤井秀一黒の組織に潜入していた彼は、その優秀な頭脳とテクニックで、数々のドラマを生み出してきました。 そしてそんな長男である赤井秀一を筆頭とした、次男・羽田秀吉、長女・世良真純、母・メアリー世良、父・赤井務武から構成されるのが「赤井ファミリー」です。全員が重要人物でそれぞれが謎を抱えているのです。 もともとイギリスに住んでいた彼らが来日したことにも、作品の根幹に関係するある理由がありました。

赤井ファミリーが日本に来た理由は?

赤井ファミリーが日本へ移住した理由は、18年前に務武が黒の組織らしき敵に目をつけられ、家族の身の安全を考えて避難させたから。 務武は17年前、妻に「いいか、この先、私はいないものと思え。どうやら私はとんでもない奴らを敵に回してしまったようだ……」という別離のメールを送り、そのまま消息を経ちました。メアリーや真純が「世良」姓を名乗っているのも、身を隠す目的なのでしょう。 ちなみに、もともと一家がイギリスに住んでいたのは、メアリー、務武ともにMI6の元メンバーであり、17年前までMI16の任務に就いていたためでした。

長男:赤井秀一

初登場回:29巻287話「見えない恐怖」/アニメ230話「謎めいた乗客(前編)」

赤井秀一はアメリカのFBI捜査官で、父の消息を探るべく母の反対を押し切って入局しました。5年前、黒の組織に潜入する足がかりにするため、血縁と知らずに宮野明美と交際。 「ライ」のコードネームを与えられるも、2年前のジン捕獲作戦の失敗を機に組織を離脱し、彼との因縁はその後も続いてきました。コナンと協力して死を偽装した後、大学院生の「沖矢昴」を名乗り工藤家に住み、明美の妹である灰原哀を守っています。 優秀な射撃の腕に加えて高い推理力や捜査手腕、截拳道による戦闘力などを持ち、コナンの頼れる味方の1人と言えるでしょう。黒の組織のボスからは「銀の弾丸(シルバーブレット)」の異名で恐れられており、FBIにおける切り札的存在です。

家族は赤井秀一の正体を知っている?

表向きには赤井秀一は、死んでいることになっています。それでは家族は彼が沖矢昴として生存していると、知っているのでしょうか。 結論から言うと、赤井秀一の生存を知っているのは弟である羽田秀吉のみ。秀吉は女性警察官連続殺人事件の際に、兄にメールで交際相手を守るよう頼んでいました。しかし秀吉も赤井秀一としての生存を知っているのみで、沖矢昴に変装しているとは知りません。 妹である世良真純と母であるメアリー世良は、赤井秀一は死んだと思っています。しかし劇場版「緋色の弾丸」では、真純が沖矢と拳を交える場面、メアリーが沖矢に接触する場面がありました。 沖矢と直接対峙した際に、2人が家族の雰囲気を嗅ぎ取った可能性は十分にあるでしょう。

次男:羽田秀吉(しゅうきち)

初登場回:80巻847話「7つ揃うまで」/アニメ731話「現場の隣人は元カレ(前編)」

羽田秀吉は、妹の真純曰く「頭キレキレの兄貴」で、中学生でプロ棋士になった天才です。豊臣秀吉に通じる名と七冠王になるほど棋士であることから、愛称は「太閤名人」。コナンの正体にも勘付き、家族の中で唯一、秀一の生存を知る人物です。 秀吉は9年前に高校を卒業し、直後に父の友人である羽田家(赤井家の後援者と思われる)の養子に入ったため、「羽田」姓を名乗っています。彼が養子になったのも、七冠を目指したのも、義兄であり最も尊敬する棋士だった羽田浩司の夢を継ぐためです。 警視庁交通部交通課の婦警・宮本由美は恋人で、1度は別れたものの復縁しています。彼女を「由美タン」と呼び、自身は「チュウ吉」と呼ばれています。

「羽田家」って?

羽田家は大金持ちの名家で、もともと務武は秀吉の養父と友人でした。そして養兄である羽田浩司が謎の死を遂げる「羽田浩司殺人事件」が起き、務武は事件の調査を依頼されそのまま失踪してしまったのです。 後に羽田浩司はAPTX4869で殺されたと判明していました。しかし事件の真相は未だ明かされておらず、赤井ファミリーがバラバラになった理由もこの事件にあります。そのため「羽田浩司殺人事件」は、相当なキーポイントとなるでしょう。

長女:世良真純

初登場回:73巻768話「截拳道」/アニメ646話「幽霊ホテルの推理対決(前編)」

世良真純は渡日後に誕生した3兄妹の末っ子で、兄2人とは異なり、日本出身。“アメリカからの”帰国子女であり、蘭や園子のクラスの転入生です。1人称に「ボク」を使うことから、初対面の相手には男だと勘違いされてしまいます。 彼女が名乗っている「世良」姓は、母親であるメアリーの旧姓です。秀吉も父と離れ養子に入る前は世良を名乗っており、真純は養子にも入っていないためそのまま世良真純として活動しています。また赤井を名乗らない理由は、黒の組織からの追跡を免れるためでもあるでしょう。 秀一に憧れて始めた截拳道の強さは、空手の達人であると互角。推理では母や秀吉の助言を得ることがありますが、女子高生探偵として優秀と言えます。自ら正体を明かしていないにもかかわらず、江戸川コナン=工藤新一だと気付きました。 新一を「魔法使い」と呼び、蘭を恋のライバルとして意識するような描写も!母と同じく秀一の生存は知らず、彼に変装したベルモットを見て取り乱していました。

世良はなぜ新一のことが好き?

赤井ファミリーと新一は、10年前に1度出会っています。帰国した赤井秀一と海に来た真純は、初めて会った彼を笑わせようと必死でした。しかし渾身の芸を披露しても、兄から笑みを引き出すことはできません。 そこで登場した新一が推理と生意気な発言で、赤井秀一を大笑いさせたのです。自分ではできなかったことを新一が簡単にやってのけたため、真純は新一を「魔法使いみたい」と評し、一目置くようになったのでした。

母:メアリー世良

初登場回:92巻974話「さざ波の魔法使い」※83巻で領域外の妹として既出

メアリー世良は、宮野明美・志保姉妹の母、エレーナの実姉にして、情報機関「MI6」の元メンバー。ハーフの日系イギリス人であり、赤井3兄妹はクォーターになります。 偽名に使用した「領域外の妹」は、TER(領域)をSISTER(妹)から外す→「SIS=MI6の前身」を指しており、コナン宛の暗号という説も。3年前に1度渡英するも、日本へ帰国する直前で夫に変装したベルモットAPTX4869を飲まされ、幼児化してしまいました。 その影響で寝込むことが多いようですが、推理力と戦闘力は健在。都内のホテルを転々としながら身を隠し、組織への反撃に転じる機会を待っています。 棋士となった秀吉の活躍を喜んでいる一方で、秀一の生存は知りません。

父:赤井務武(つとむ)

初登場回:92巻974話「さざ波の魔法使い」※89巻で名前のみ既出

父・赤井務武は、「さざ波の魔法使い」で初めて風貌が明かされ、17年前から消息不明だと判明しました。彼の失踪後、家族それぞれが黒の組織に関わり、あるいは狙われるようになります。 羽田家とは友人関係で、その御曹司である羽田浩司が死亡した事件の真相を探るべく17年前に渡米し、組織と接触していたようです。「父は死亡したと思え」と言うメアリーに、秀一は遺体が発見されていないと指摘し、生存の可能性を示唆しました。 截拳道の使い手で、その腕は秀一や父の顔を知らない真純にも受け継がれています。秀一は口癖や好奇心旺盛な一面などが父と似ているようで、メアリーが彼に夫の面影を見るシーンもありました。

赤井ファミリーにまつわる謎や伏線一覧

ここまで各キャラクターの紹介と共に説明してきた赤井ファミリーの謎や伏線をまとめました。以下の見出しでは、黒の組織や父の生死に関わるさらに重要な伏線を考察していきます。

未解決の謎・伏線まとめ

  • 世良真純とメアリーがイギリスにいた理由
  • 赤井務武の生死
  • 羽田浩司殺害事件の真相
  • メアリーとジンの関係

解決済の謎・伏線まとめ

  • メアリーが幼児化した理由
  • メアリーとエレーナが姉妹だという噂

世良がイギリスに行ったことを隠しているのはなぜ?

世良真純は周囲の人物に対し、アメリカに留学していたと話しています。しかし92巻で彼女が3年間留学していたのが、アメリカではなくイギリスであると判明しました。 また生活に関しても、メアリーとホテルを転々としていることを隠し、ホテルで1人暮らしをしていると話していました。メアリーは黒の組織から身を隠しているため、彼女の存在を隠す理由はわかります。しかし真純が留学先を偽っている理由は、2022年4月現在では判明していません

メアリーとジンのことわざ「暗がりに鬼を繋ぐが如く」に意味はある?

原作953話「暗がりに鬼を繋ぐが如く」で、メアリー世良は他の人物に隠れ大活躍していました。その後コナンを信頼する真純に彼女は、「暗がりに鬼を繋ぐが如く」ということわざを言います。そして同じ話内で、黒の組織のジンも「暗がりに鬼を繋ぐが如く」と口にしたのです。 偶然の一致と言ってしまえばそれまでですが、「同じ話での出来事であること」「ことわざがタイトルにもなっていること」を考えると、伏線と考えるのが自然でしょう。 酒の名前をコードネーム にしている黒の組織ですが、ジンベースのカクテルには「プリンセスメアリー」というものがあります。またジンの本名は「黒澤陣」だと判明していますが、銀髪など外見は日本人と思えない部分も多いです。 そのためイギリス人とのハーフであるメアリーと、ジンが親族である可能性もゼロではないでしょう。

赤井ファミリーが集結する「さざ波シリーズ」をおさらい

海水浴の話題から呼び起こされる、とある夏の日の邂逅とは……?

10年前、アメリカ留学中の秀一は久々に日本へ帰国し、海水浴場で秀吉と7年ぶりに再会。初対面の真純は興味津々ですが、母と大喧嘩中の兄はニコリともしません。 そこへ小学生の新一が現れ、秀一の職業はサーカスのピエロだ、という推理を披露します。秀一はその間違いを指摘しながら楽しそうに笑い、新一と後から合流した蘭に真純の相手を依頼。すると突然、近くから大きな音が響き、近くの崖から海へ落下する1台の車が! 運転席の男は即死でしたが、車内には値札付の腕時計と同乗者の痕跡がありました。赤井はその人物が濡れた服を着替えただろうと踏み、海の家の客から候補を絞ることに……。

ホームズの弟子とワトソン?後の関係を思わせる共同捜査!

赤井たちは候補者3人のうち、男漁りに来たと話す北森靖絵が同乗者だと推理します。その理由は、彼女の腕時計の針が時計店が固定する“10時10分”を指していたため。実は男と北森は現場近くで起きた強盗の犯人で、事故も盗品をめぐる揉め事が原因でした。 メアリーはFBIに入るという息子の覚悟を認め、自分が父親代わりになると決意。夫に似た厳しい口調に変わり、感情も抑えるようになりました。 秀一は新一を“我が国が誇る名探偵(=ホームズ)の弟子”だと褒め、警察への対応を任せます。秀吉は兄とホームズを重ねますが、新一は「ワトソンぐらいにしてやる」と言います。真純は兄を笑わせた彼に感動し、「魔法使いみたいだね」と伝えました。 時は現代に戻り、コナンは領域外の妹の正体や赤井家の事情を察して驚きます。それを見つめる真純は心の中で、“魔法使い”の別の意味を示唆するのでした。

激レア!笑顔の赤井ファミリーが観られる回

アニメ第1033話で、宮本由美は恋人・秀吉の異変を察知し尾行していました。その道中で彼女はコナンと出会い、違和感がないようにと尾行に連れて行きます。 そして由美は秀吉の家族に会ったことがないと話し、想像上の赤井ファミリーが描かれました。秀吉に似て呑気な家族なのだろうと想像した赤井ファミリーは、全員が満面の笑みを浮かべていたのです。 全員が重い事情を抱え真剣な表情を崩さない彼らの笑顔が描かれ、ファンの間では「激レア!」と大きな話題になりました。

赤井ファミリーの謎はいつ解ける?!新情報に乞うご期待

名探偵コナン 緋色の弾丸
(C)2020 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

父・務武の生死や羽田浩司の事件の真相など、まだまだ回収されていない伏線が多い赤井ファミリー。劇場版「緋色の弾丸」は赤井ファミリーが中心となり、務武以外のメンバーが全員登場しました。 「緋色の弾丸」に加え、これからも赤井ファミリーの活躍が描かれることは間違いなし!新情報が明かされるのを期待しましょう。