『鬼滅の刃』の「かまぼこ隊」って？由来やメンバーは誰なのかまで徹底解説！

2016年から2020年にかけて、『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画『鬼滅の刃』。アニメ化や劇場アニメ化もされ全世界で大人気を博す本作に登場する、「かまぼこ隊」が注目を集めています。 この記事では、そんな「かまぼこ隊」についてメンバーや基本情報などを徹底解説します！

『鬼滅の刃』のかまぼこ隊とは、主人公の竈門炭治郎と妹の禰豆子、我妻善逸、嘴平伊之助の4人を総称する、いわゆるグループ名ことです。 かわいすぎる4人組に親しみを込めて、“ファンの間で非公式に”名付けられました。基本は男子組(3兄弟)を指している場合が多く、禰豆子は含まれないこともあります。非公式ゆえに統一されていないので、使用する時は注意しましょう。 この記事では、「かまぼこ隊」の由来やメンバーとその魅力をまるっと紹介します。 ※この記事は2021年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

伊之助といえば、善逸を「紋逸」、煉獄杏寿郎を「ギョロギョロ目ん玉」と言うなど呼び間違いの名人で、特に炭治郎は一向に覚えてもらえません。 原作第4巻27話(アニメ1期14話)では、炭治郎に「かまぼこ権八郎！！お前に勝つ！！」と宣言するシーンがあり、これが後の「かまぼこ隊」の由来に。ちなみに、善逸と禰豆子もこのシーンに登場しており、かまぼこ隊が集結していました。

ここからは、「かまぼこ隊」を構成するメンバーとその立ち位置を解説します。あくまでファンの間での設定なので様々な解釈がありますが、オーソドックスな「長男：炭治郎、次男：善逸、三男：伊之助」とする説を採用しました。 ※それぞれの身長や年齢は、炭治郎の鬼殺隊入隊時点の情報(ファンブック参照)です。

竈門炭治郎は実際に6人兄弟の長男であり、問題児2人をまとめるしっかり者。善逸や伊之助に厳しくも優しくツッコむ姿は、もはや母に見えてしまいます。 また「間違っている」と感じれば、誰が相手でも黙っていられない生来の真面目さと、鬼にも同情する底抜けの優しさを持つ少年です。基本はツッコミですが、田舎育ちゆえの天然っぷりを発揮してとんでもないボケをする時も！ 身長順でみると最も高い165cmですが、年齢は15歳で伊之助と同い年。誕生日は7月14日で4月22日の伊之助より遅いため、THE長男な炭治郎が3兄弟最年少です。

我妻善逸は居合の天才ですが、本来の力が発揮されるのは気絶中のみ。普段は女の子にめっぽう弱く、強い劣等感を抱えた臆病な性格です。 炭治郎と再会したシーンでも、迷惑がる少女に大号泣で結婚を迫っていました。こうした情緒不安定な時が多いものの最も世間に詳しく、実は炭治郎に次ぐツッコミポジション。ツッコミどころがちょっと変なのも、むしろ善逸っぽいと言われています。 身長は次男ポジらしく、3兄弟の真ん中の164.5cmです。年齢が最年長(16歳)なのは少し意外かも？

嘴平伊之助は猪に育てられた少年で、性格も口癖どおり「猪突猛進」です。これは山育ちゆえに、理性よりも動物の本能が勝っているから。 十分な教育を受けられておらず、炭治郎と同い年にしては一般常識がありません。そのため、深く考えずに失礼な言動をとったり、素直すぎて簡単に煽てられたりします。本人は親分を自称していますが、炭治郎や善逸に諌められる姿はまさに末っ子です。

伊之助が親分風をふかすこともあり、禰豆子を含む場合は彼女が末っ子ポジションに！炭治郎には実の妹、善逸には友人の妹兼想い人として可愛がられています。 兄と同じく家族思いのしっかり者ですが、鬼化の影響によって記憶が混濁し、精神年齢も本来の14歳から退化してしまいました。身長は伊之助の164cmより低く、4人の中で最小の153cm。箱に入った状態ではさらに小さくなるため、より禰豆子が幼く見えるかもしれません。

禰豆子以外はどのキャラも鬼殺隊の試験に合格していることもあり、高い能力を持つかまぼこ隊。しかしその中でも1番の強さを誇るのは、やはり竈門炭治郎でしょう。彼は攻撃はもちろん防御力も優れており、攻守のバランスの良さは圧倒的です。 それに加えて、痣が発現している点と透き通る世界が見える特別な呼吸である日の呼吸の使い手という点でも1位と考えられます。

SNSや掲示板では、我妻善逸がかまぼこ隊の中で最強という声も。その1番の理由としては、上弦の陸・獪岳(かいがく)を一人で撃退していることが挙げられます。 しかし、炭治郎の痣が発現したことやヒノカミ神楽を使いこなしていること、善逸が本領を発揮するのは睡眠時のみであることを加味すると2位ではないかと考察できます。

基礎体力や回復力といった能力が、他の3人よりも飛び抜けている伊之助。さらに索敵をはじめとする優れた能力を有している彼ですが、どちらかというと作中ではサポート的な立ち回りが多いイメージです。 とはいえ、誰に弟子入りすることもなく自ら呼吸を編み出して使いこなしている点や圧倒的なフィジカルの強さから、かなりのポテンシャルを秘めているでしょう。

禰豆子は鬼化しており血鬼術も使えるため、一見ほかの3人よりも強いように思えますが、その強さは4位と考察。というのも彼女の血鬼術である爆血は鬼にしか効かないため、それぞれ戦闘能力の高い3人に勝つのは難しいでしょう。 しかし、彼女は上弦の陸である堕姫をボコボコにするほどの強さを持っており、決して弱いわけではありません。

かまぼこ隊の1番の魅力は、全員が違うタイプだからこそ相手の足りない部分を埋め、状況に応じて立ち位置を変えていく凸凹な絆！戦闘中でさえ賑やかな彼らは、『鬼滅の刃』のムードメーカー的存在なのです。 命懸けで頑張る中で長男然としていた炭治郎も脆さを見せ、善逸は仲間のために恐怖心に打ち勝ち、伊之助は人間らしい情緒を育てます。同じ年頃の少年少女たちがお互いを支えながら、肉体的、精神的に成長する姿に、感動を覚える人が多いようです。 泣いて笑って、そして怒って……色々な感情を共有して影響を与え合う関係は、学生生活に通じるものがあるかもしれません。 とてもシリアスな作品なのに、公式の学園パロディが存在するのも納得ですね。

「かまぼこ隊」という名称は、公式ではないにも関わらず幅広く浸透しています。炭治郎たちがかまぼこ隊と呼ばれるようになった事の発端は、伊之助が炭治郎の名前を「かまぼこ権八郎」と間違えたこと。 その可愛らしい間違いがSNSなどを中心にファンの間で話題となり、炭治郎たちがかまぼこ隊と呼ばれるようになりました。 柱の1人である煉獄が猗窩座との闘いで命を落とした際、思わず取り乱してしまった炭治郎を鼓舞する伊之助。普段は長男的立ち位置で3人のまとめ役となっていることの多い炭治郎を支える、彼の姿に感動したという声も多く聞かれました。 伊之助だけでなく、善逸や禰豆子も含め、互いに支え合い切磋琢磨する4人を思わず応援したくなってしまいますね。

無惨との最終決戦において、かまぼこ隊のメンバーは誰一人欠ける事なく全員が生き残りました。その後4人は、一緒に楽しく暮らしていたようです。 さらに最終話では、現代に生きる炭治郎や善逸たちの子孫の姿が描かれました。炭治郎はカナヲと、善逸は禰豆子と、そして伊之助はアオイとそれぞれ結婚。かまぼこ隊それぞれのメンバーの特徴を色濃く受け継いだ子孫たちが幸せそうに過ごす姿は、とても微笑ましいです。 本人たちだけでなく、子孫同士まで仲の良いかまぼこ隊。時代を超えて楽しく過ごす彼らの姿から、目が離せません！

結論から言うと、かまぼこ隊が柱になれたかどうかは作中では描かれませんでした。炭治郎・善逸・伊之助の実力的に柱になれた可能性は高いことが予想されますが、どうしても現柱メンバーに比べると力は劣ってしまいます。 さらに仮に柱になれたとしても、最終決戦での被害を考えるとその後も継続して柱として活動できたかは不明です。ちなみに作中における彼らの最終的な階級は、「丙(ひのえ)」となっています。

2024年5月より「柱稽古編」が放送され、ますます注目を集めている『鬼滅の刃』。「柱稽古編」ではかまぼこ隊メンバーたちそれぞれの活躍が描かれる予定です！ この記事を読んでかまぼこ隊が気になった人は、ぜひアニメもチェックしてみてくださいね。