2024年2月13日更新

『鬼滅の刃』最終回まで全編ネタバレあらすじ解説!炭治郎たちの成長を振り返ろう

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『週刊少年ジャンプ』に掲載され、漫画・アニメ・映画と全て大ヒットを記録する一大ムーブメントを巻き起こした『鬼滅の刃』。2020年に発売された漫画23巻にて完結となりました。 そこで本記事では、『鬼滅の刃』を全編ネタバレありで最後まで徹底解説していきます。

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『鬼滅の刃』簡単なあらすじ

竈門炭治郎 鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』は2016年から2020年まで『週刊少年ジャンプ』で連載されていた、ダークファンタジー漫画です。 舞台は日本の大正時代、貧しいながらも幸せに暮らしていた竈門炭治郎は、ある日街から帰ると家族を惨殺されており、唯一生き残った妹も鬼に変えられてしまいます。 妹を鬼から人に戻す方法を探すため、鬼と戦うことを決めた炭治郎は「鬼殺隊」に入隊するべく、厳しい剣術修行に2年間身を置きます。 2年後、最終選別試験を経て炭治郎は見事「鬼殺隊」に入隊することになります。その後は鬼殺の剣士として様々な仕事をこなしながら、善逸、伊之助と、同じく鬼狩りを生業にする仲間に出会います。 そうして鬼を生み出した張本人、鬼舞辻無惨の元へと着実に近づいていくのです。

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【1〜2巻】旅の始まり&鬼殺隊選別編

家族が鬼に惨殺され、生き残った妹は鬼に!?

炭売りで日銭を稼ぎ、母とともに兄弟を養う少年・竈門炭治郎(かまどたんじろう)。炭治郎は村に炭を売りに行き、一晩を明かしているうちに家族は1人を残して鬼に惨殺されてしまいます。唯一生き残った妹・禰豆子(ねずこ)の安否を確認する炭治郎ですが、禰豆子は鬼に変えられてしまっていたのです。 鬼は人を食べる存在。禰豆子も例外ではなく、炭治郎に襲いかかります。自分の運命と宿敵を憎む炭治郎ですが、まず優先すべきは禰豆子を人間に戻すこと。 こうして炭治郎は、禰豆子とともに山を降りるのでした。

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冨岡義勇との出会いと鱗滝との特訓

炭治郎に襲いかかった禰豆子ですが、涙ながらの訴えに辛うじて理性を取り戻します。しかしそこに通りかかった冨岡義勇(とみおかぎゆう)と名乗る男に、斬りつけられる禰豆子。間一髪で避けるものの、男は自分が鬼を殺す仕事をしていること、禰豆子も容赦無く斬ることを告げます。 義勇に反抗する炭治郎ですが、後一歩の所で及ばず義勇に気絶させられてしまいました。禰豆子は炭治郎に駆け寄ります。炭治郎を食べてしまうかに思えた禰豆子ですが、義勇の前で炭治郎を守る姿勢を見せたのです。 これで2人に何かを感じた義勇は、炭治郎にある男を紹介しました。

鬼殺隊選別へ

義勇に紹介された鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)の元を訪れた炭治郎は、鱗滝のもと鬼を殺す「鬼殺」の修行を受けます。数々の困難を課せられるも、厳しい修行を乗り越える炭治郎。こうして炭治郎は鬼を殺す政府非公認組織「鬼殺隊」の最終選抜に臨みました。 最終選抜の内容は「鬼のいる山で7日間生き抜くこと」。異形の鬼・手鬼との戦いに苦戦する炭治郎ですが、激戦の末討ち取ることに成功します。 こうして炭治郎は見事最終選抜を生き抜き、鬼殺隊の一員となります。

【2〜4巻】鬼舞辻無惨との対峙&仲間との出会い

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日輪刀と共に禰豆子と旅に出る

満身創痍の炭治郎は、鱗滝と禰豆子に生きて帰ってきたことを祝福されます。そして15日後、炭治郎のもとに刀を持った鋼鐵塚(はがねずか)と名乗る奇妙な男がやってきました。鍛冶屋である彼は炭治郎に、鬼の唯一の弱点である太陽と同じ性質を持つ刀「日輪刀」を渡しに来たのです。 日輪刀を受け取った炭治郎に、早速指令が舞い込んできます。そして炭治郎は鬼殺隊として、また妹を人間に戻したい兄として、旅に出るのでした。

隊士として初めて鬼と対峙

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

指令を受けた炭治郎は、北西の街に到着します。街で恋人が攫われたと嘆く男に案内をしてもらった炭治郎は、突如3人の「沼鬼」との戦闘を強いられました。男を守りながらの戦闘に苦戦する炭治郎ですが、木箱の中から飛び出した禰豆子が沼鬼の1人を蹴り飛ばしました。禰豆子は鱗滝から“人間を守れ”と暗示をかけられていたのです。 禰豆子の助けもあり、沼鬼の討伐に成功する炭治郎。炭治郎は「鬼の中でも人を鬼に変えられるのは、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)のみ」と鱗滝から聞いており、首を斬る寸前の沼鬼に無惨のことを聞きます。 しかし沼鬼は血相を変えて応えることを拒否。炭治郎は無惨の情報を聞き出せないまま、仕方なく沼鬼を仕留めるのでした。

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鬼舞辻無惨と対峙、珠世と愈史郎に助けられる

『鬼滅の刃』鬼舞辻無惨

次なる指令を受け浅草に向かった炭治郎は、街中で無惨の匂いを嗅ぎつけました。妻子のある人間の姿をしている無惨。無惨は炭治郎に見つかったことに気付き、目にも止まらぬ早さで鬼を1人増やします。鬼の処理に追われる炭治郎の前に、2人の鬼が現れ炭治郎を助けました。 その2人の鬼・珠世(たまよ)愈史郎(ゆしろう)は、鬼でありながら無惨の抹殺を企んでいると話します。医者でもある珠世に、禰豆子を人間に戻す方法を問う炭治郎。その方法はまだ無いが可能性はあると話す珠世に、炭治郎は“無惨の血が多く与えられた鬼の血”を持ち帰ることを約束しました。

我妻善逸と嘴平伊之助との出会い

次の任務へ向かう途中、炭治郎は少女にしつこく求婚する金髪の同期隊士・我妻善逸(あがつまぜんいつ)を発見しました。臆病で自分から離れない善逸を引き連れ、任務へと向かう炭治郎。任務先で鬼と激戦を繰り広げる炭治郎ですが、そこでも猪の頭を被った筋骨隆々の同期隊士・嘴平伊之助(はしびらいのすけ)と出会います。 そして鬼の討伐後も禰豆子が鬼であることを巡り対立する3人。こうして炭治郎は“眠ると強くなる臆病剣士”と、“野性味溢れる美形剣士”という個性的な2人と行動を共にするようになるのでした。

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【4〜6巻】那田蜘蛛山編

那田蜘蛛山へ任務に向かった炭治郎たち

任務での傷を癒した炭治郎と善逸と伊之助は、次の任務地である那田蜘蛛山に向かいます。途中で様子のおかしい隊員に出会いただ事では無いと察する炭治郎と伊之助は、足早に山へと入りました。 炭治郎が先に入山した隊士に話を聞くと、入山した瞬間“隊士同士”が戦い出してしまったとのこと。その上では1人の鬼が糸で人間を操りながら、不敵な笑みを浮かべているのでした。

蜘蛛の家族、苦痛のない死とは

鬼滅の刃 累
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

炭次郎が操られている隊士と戦闘を繰り広げる中、糸を操る女の姿をした鬼のもとに少年の鬼がやってきます。女の鬼を「母さん」と呼ぶ少年の鬼・累(るい)は、「早くしないと父さんに言いつける」と母鬼に告げました。 やっとの思いで母鬼に辿り着く炭治郎。戦闘に入るかと思いきや、母鬼は炭治郎に首を差し出します。母鬼はいつも父鬼に折檻されており、そこから解放されることを願っていたのです。 抵抗する気にない母鬼に、慈悲の心を持って苦痛が無いように首をはねる炭治郎。そして母鬼は炭治郎に、無惨の支配下の中でも最強の12の鬼「十二鬼月」がこの山にいると告げ消えていくのでした。

人面蜘蛛発見!?善逸の本領発揮

2人の後を追って入山した善逸は、人面蜘蛛の兄鬼と対面しています。その兄鬼は人を人面蜘蛛にする能力を有しており、すでに手遅れであると告げられる善逸。善逸は蜘蛛になることを拒みながらも、自身の師匠との過去を思い出していました。 そして自分の体が徐々に変化していることにショックを受け、気絶してしまう善逸。気絶したことで戦闘体制に入った善逸は、師匠の言葉を思い出し1つの技を極めた連続技で兄鬼を仕留めるのでした。

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ラスボス登場?蜘蛛の父と対決

一方その頃炭治郎と伊之助は、顔が蜘蛛の異形な姿をした敵のボスと思われる父鬼と戦っていました。父鬼は皮膚が厚く力も強い。日輪刀では貫けず、炭治郎は遠くに投げ飛ばされてしまいます。 単独で父鬼と対峙する伊之助は気合で片腕を落とすものの、日輪刀は折れ遂に捕まってしまいました。死を覚悟する伊之助ですが、そこに鬼殺隊の水柱・冨岡義勇が到着し、簡単に父鬼の首を落としてみせます。

十二鬼月・累と対決、悲しき過去とは

飛ばされた炭治郎は、家族の鬼に暴力を振るう累を見つけます。そんなのは家族じゃないと話す炭治郎に憤った累は、攻撃を仕掛けました。炭治郎は絶体絶命の窮地に追いやられるも、禰豆子が身を犠牲に守ります。それをみた累は感動し禰豆子を妹に貰うと言いながら、自身が十二鬼月であることを明かすのでした。 累は無惨に鬼にされる前は身体の弱い少年で、自身が鬼になり人を食べる存在になったことで、家族と殺し合いを演じたという悲しい過去を持っていました。 それ故「家族」というものに固執していた累ですが、最後は自分が「本当は家族に謝りたかっただけだった」ことを思い出し、薄れゆく意識の中で家族と再会を果たすのでした。

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鬼殺隊柱合裁判

鬼殺隊最強の隊士である柱の1人蟲柱・胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)に助けられた善逸を含め、4人は無事に生還を果たしました。しかし遂にこの事件をきっかけに、禰豆子の存在が明るみに出たのです。 鬼殺隊の柱合会議にて、禰豆子の処遇を決める話し合いが始まります。禰豆子に否定的な意見が多い中、風柱である不死川実弥(しなずがわさねみ)は禰豆子を突き刺し、自身の血を差し出しました。しかし禰豆子はこれを口に入れることを拒否。 こうして禰豆子は人を食べないという証明が為されたのです。

助かったけど全員重症!蝶屋敷で地獄のリハビリ?

炭次郎と禰豆子はしのぶの蝶屋敷で世話になることになりました。 そこでしのぶの継子である栗花落カナヲ(つゆりかなを)と出会う炭治郎。そして伊之助や善逸とも再会し喜ぶ炭治郎ですが、怪我の治癒した3人には地獄の機能回復訓練が待っているのでした。

【6〜8巻】無限列車編

怪我を癒した炭治郎たちは無限列車へ

炭治郎達が訓練に励む間、無惨は十二鬼月のうち下弦の鬼を次々と殺していきます。そして最後に残るのは下弦の壱・魘夢(えんむ)です。殺されると思われた魘夢でしたが、無惨に対する忠誠心を買われ、無惨の血を分け与えられながら炭治郎の討伐を命じられるのでした。 一方傷を癒した炭治郎達は、炭治郎が累との戦いで思い出した父の舞うように戦う剣舞「ヒノカミ神楽」や火の呼吸について聞くため、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)を尋ねることにします。 炭治郎達は煉獄を追い、無限列車へと足を進めました。

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煉獄杏寿郎と対面、全員夢の中へ

無限列車内で煉獄に出会った炭治郎は、ヒノカミ神楽と火の呼吸について尋ねます。しかし煉獄はどちらも知らず、炭治郎は落胆してしまいました。そんな中車掌が切符を切りにきますが、その後には鬼の姿が。素早く正体を察知した煉獄は鬼を華麗に討伐し称賛を受けるものの、実はこれは夢の中。煉獄を含む隊士4人は夢を操る下弦の壱・魘夢によって、深い眠りについてしまったのでした。 人にはそれぞれ精神の核があります。精神の核とは人間の無意識の領域にある球状の核のことで、これを破壊されてしまうと人間は廃人になってしまいます。魘夢はこの精神の核の破壊を企んでいたのです。

目を覚ました炭治郎、遂に魘夢と対峙

鬼滅の刃 魘夢
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

4人はそれぞれ幸せな夢を見ています。炭治郎も死んだはずの家族と楽しく過ごす夢を見ていますが、現実で起きた禰豆子の奮闘もあり、ここが夢だと気付きます。どうすれば夢から出られるのかわからない炭治郎に、亡き父が「斬るべきものを斬れ」と声をかけました。そして炭治郎は夢の中で自身の首を斬り、現実への帰還に成功します。 列車の上に登った炭治郎は、無防備に佇む魘夢と対峙しました。魘夢の首をはねることにあっさりと成功する炭治郎ですが、後ろから倒したはずの魘夢の声が。魘夢は列車と融合することで乗客全員を人質に取ったのです。 善逸、伊之助も夢から醒めたものの、乗客を守りながらの戦闘に手こずる炭治郎達。しかしそこに駆けつけた最後の覚醒者である煉獄によって乗客全員を守ることに成功し、炭治郎達は魘夢の討伐に成功するのでした。

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上弦の参・猗窩座(あかざ)登場、煉獄の悲しき最期

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 猗窩座
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

魘夢の討伐に成功したのも束の間、炭治郎達の前に上弦の参・猗窩座が現れます。炭治郎はすでに満身創痍であるため、猗窩座と1対1で戦う煉獄。猗窩座は煉獄の強さを称賛し鬼になることを勧めますが、煉獄はこれを拒否します。 両者互角の戦闘力ではあるものの、鬼は治癒能力があるため、煉獄は徐々に不利になっていきました。そして最後にお互いの全力を放つ両者。土煙が晴れると、そこには猗窩座に体を貫かれた煉獄が立っているのでした。 しかし煉獄は最後の最後まで猗窩座を仕留めるべく諦めません。陽が出てきたこともあり、自身で腕をちぎって逃げる猗窩座。それに「卑怯者!」と言葉を浴びせる炭治郎を制止した煉獄は、禰豆子を鬼殺隊の一員として認めます。そして自身の遺言を炭治郎に言い残しこの世を去るのでした。

【9〜11巻】遊郭編

音柱・宇髄天元ド派手に登場!アオイ達を拉致!?

煉獄の死から4ヶ月後、炭治郎達が身を置く蝶屋敷に音柱の宇髄天元(うずいてんげん)が訪問してきます。そしておもむろに蝶屋敷からアオイ達を連れて行こうとする天元を人攫いだと勘違いする炭治郎。しかし実際は任務に必要なだけだと聞いた炭治郎は、善逸、伊之助と共に自分たちが行くと名乗りをあげます。炭治郎達が同行する宇髄の目的地は、鬼の棲む「遊郭」です。 遊郭は鬼が潜むには絶好の場所。そのため以前天元自ら客として潜入したものの、鬼の手がかりは掴めませんでした。そのため自身の3人の妻に“もっと内部”に潜入してもらった天元。しかしその後3人と連絡が途絶えてしまったのです。 炭治郎達の任務は、この3人の妻の救出でした。

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女装して遊郭に侵入!鬼の正体は堕姫

堕姫

炭治郎達3人は、女装して遊郭に潜入します。そして各々天元の妻である須磨(すま)、まきを、雛鶴(ひなつる)の情報を集めて回りました。そんな中花魁として活動する蕨姫花魁と対面した善逸は、彼女が鬼であり、さらに上弦の鬼であることを瞬時に察知します。 それは炭治郎達が遊郭に潜入する2日前。人を殺していると気付いた京極屋の女将に問いただされた蕨姫花魁は、自分を鬼だとバラし躊躇いなく女将を殺してしまっていたのです。そして蕨姫花魁こと上弦の陸・堕姫(だき)は、善逸を連れ去っていくのでした。 善逸も行方不明となり上弦の鬼が絡んでいると察知した天元は、位の低い隊士である炭治郎達を遊郭から出るように促します。しかし炭治郎と伊之助は善逸を探すべく、遊郭に残る決心をしました。

妓夫太郎と堕姫、2人同時に攻略せよ!

その晩炭治郎は世話になった花魁に挨拶に出向いた際に、堕姫と対峙します。ヒノカミ神楽を連発し堕姫と渡り合う炭治郎。そんな中伊之助は堕姫に捕らえられた善逸、須磨、まきを、そしてその他大勢の人間を発見しました。そこに雛鶴を救出した天元も合流し、遂に3人の妻の救出に成功します。 そのとき炭治郎と禰豆子は大ピンチに陥っていました。炭治郎の窮地に飛び出た禰豆子ですが、堕姫と戦ううちに理性を失い人間を手にかけようとしていたのです。炭治郎は禰豆子を制止しながらも、堕姫の相手をしなければなりません。 絶体絶命かに思えた炭治郎ですがそこに天元が駆けつけ、一瞬で堕姫の首をはねます。喜ぶのも束の間、天元は「堕姫は上弦の鬼では無い」と言い放ちました。 次の瞬間堕姫の体の中から、別の鬼である妓夫太郎(ぎゅうたろう)が姿を現すのでした。

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兄弟の絆に涙、「仲良くしよう この世でたった二人の兄弟なんだから」

堕姫と妓夫太郎を同時に倒さないと殺せないと見抜いた天元は、音の呼吸を使い、炭治郎らと別で戦闘を開始します。連携の取れた堕姫と妓夫太郎に比べ、息の合わない天元と炭治郎達。しかし全員が致命傷を負いながらも、炭治郎達は力を合わせて同時討伐に成功します。 堕姫と妓夫太郎は死ぬ間際、負けたのはお前のせいだと互いを罵倒しました。それを見かねた炭治郎は、「2人の行いは許されることでは無いけど、2人だけは罵り合ってはだめ」と諭します。 死後の世界、妓夫太郎は妹である堕姫を人間時代の名前である「梅」と呼びます。梅は自分と居たら不幸になると考えた妓夫太郎は、梅を突き放しました。しかし生前の約束を覚えている梅は、兄から離れようとしません。 そして2人は共に地獄へと進んでいくのでした。

【12〜15巻】刀鍛冶の里編

刀鍛冶の里へ!恋柱・甘露寺蜜璃と内緒話

遊郭での戦いを終えた炭治郎は2ヶ月の深い眠りの末、自身の刃こぼれした日輪刀の所在を尋ねます。しかしそこには鋼鐵塚からの刀は渡さないという強い意志を感じる手紙が。実際に会うしかないと考えた炭治郎は、鋼鐵塚の住む刀鍛冶の里へ出向くことにしました。 刀鍛冶の里に到着し鋼鐵塚が行方不明であると聞いた炭治郎は、里長の計らいで温泉に浸かることにしました。温泉で再会した同期隊士の不死川玄弥(しなずがわげんや)に冷たくされながらも、同じく偶然刀鍛冶の里に来ていた恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と共に食事をとる炭治郎。そして炭治郎は甘露寺から「この里に秘密の武器がある」ことを告げられるのでした。

霞柱・時透無一郎と対面

甘露寺の話す秘密の武器と鋼鐵塚を探すため森に入った炭治郎は、霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)と出会います。1人の刀鍛冶への高圧的な態度に無一郎を制止する炭治郎ですが、無一郎は「縁壱零式」とその鍵を持っていってしまいました。 「縁壱零式」とは昔に作られた修行用の人形で、無一郎はそれを使い壊してしまいます。それを自力で直し自らも修行する炭次郎。すると炭治郎が使っていた人形から、1本の刀が。そして炭治郎はその錆びた刀を突如現れた鋼鐵塚に託しました。更なる高みへと登る炭治郎ですが、里には不穏な影が迫っているのでした。

上弦の鬼・玉壺と半天狗襲来

刀鍛冶の里に襲来したのは、上弦の伍・玉壺(ぎょっこ)と上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)です。玉壺は数人の刀鍛冶を手にかけ、半天狗は炭治郎と無一郎に近付きます。 分裂する半天狗によって散り散りにされた2人ですが、玄弥と禰豆子の助けもあり炭治郎は半天狗を討伐の一歩手前まで追い詰めました。

不死川玄弥は鬼喰らい!?明かされた過去

分裂した半天狗は玄弥に何度も致命傷を与えます。しかし玄弥はまるで鬼のように何度も立ち上がりました。玄弥は鬼を喰うと鬼の能力をコピーできる特殊能力を持っていたのです。 そのとき玄弥は自分を守るために鬼となった母を殺した兄に、「人殺し」と言ってしまったこと、そしてそんな兄に一言謝るために鬼殺隊に入ったことを思い出しています。 死を覚悟した玄弥ですが、間一髪で炭治郎が鬼の腕を切り落とすのでした。

刀鍛冶の里編の結末

無一郎と甘露寺が、全集中の呼吸を一定以上極めた者にしか現れない「痣」の出現に成功します。そして2人の活躍により、激戦の末玉壺と半天狗の討伐に成功した鬼殺隊メンバー。そして里を守った炭治郎達は全員で肩を組み、刀鍛冶の里での戦いは終結を迎えます。 一方太陽を克服した鬼の出現を長年切望していた無惨は、禰豆子の存在に興奮を露わにするのでした。

禰豆子が太陽を克服!!

炭次郎が半天狗を仕留めた場所は、木陰もない開けた場所でした。夜明けが目前に迫るも、半天狗の体は里に向かっています。自分が半天狗を追いかければ、禰豆子は太陽で消えてしまう。しかし禰豆子を生かせば、里が危ない。炭治郎が選べずにいると、禰豆子が半天狗に向け炭治郎を蹴り飛ばしたのです。 禰豆子の意志を尊重し半天狗を仕留める炭治郎。そして禰豆子を失った悲しみで涙を流す炭治郎ですが、その後ろには太陽の下を歩く禰豆子の姿があるのでした。

【15〜16巻】柱稽古編

判明した痣の秘密

柱合会議では「痣」についての話し合いが行われていました。刀鍛冶の里で痣の出現を成功させた無一郎は、出現時普段と違うことが2つあったと話します。1つは「体温が39度を超えていたこと」。そして2つ目が「心拍数が200以上であったこと」です。 痣の大まかな出現条件が分かった柱達は、一刻も早く痣の出現を試みました。しかし痣にはデメリットがあることもわかっています。そのデメリットを告げ柱合会議が終了したところで、岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は柱達にある提案をするのでした。

柱達との特訓

炭次郎は伊之助から「柱稽古」が行われることを聞きます。柱稽古とは鬼殺隊の隊士が柱を順番に周り、稽古を付けてもらうというものです。怪我から回復した炭治郎は、天元、無一郎、甘露寺、伊黒、不死川と柱達との特訓を次々とクリアしていきます。 そして悲鳴嶼の稽古。悲鳴嶼行冥の稽古内容は「滝に打たれること」「丸太3本を担ぐこと」「大きな岩を1町先まで押して運ぶこと」の3つでした。まず滝行に挑む炭治郎と善逸ですが、伊之助はすでに寒さで息が止まっています。 2つの試練をクリアするものの、どうしても大岩を動かせない炭治郎。そんな炭治郎に玄弥は「反復動作」による身体能力向上の方法を教えます。こうして炭治郎は稽古をクリアし、ワンランク上へと成長を遂げたのでした。

産屋敷家と鬼の起源

柱稽古の最中、突如として産屋敷家に現れる無惨。産屋敷と無惨は鬼と同じ血筋であることが明かされます。血筋から鬼を出してしまったため、短命の呪いを受けている産屋敷家。しかし無惨は永遠、そして不滅を夢見ていました。そのため無惨は禰豆子を取り込み、不死身の体を手に入れようとしています。 しかし産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)は「鬼は無惨が死ねば絶滅するが、鬼殺隊が1000年も無惨の首を狙っているように、想いこそが永遠である」と話しました。意見が対立し遂に輝哉を手にかけようとする無惨。 しかし次の瞬間産屋敷家は大爆発。輝哉が無惨が来ることを予知し、爆弾を仕掛けていたのです。

【16〜20巻】無限城編①

胡蝶しのぶVS童磨

無惨を追い詰めるも、無限城が出現し吸い込まれてしまった柱や炭治郎達。無限城にてしのぶの前にカナエの仇である上弦の弐・童磨(どうま)が登場します。万世極楽教の教祖であり、無茶苦茶な暴論を言ってのける童磨に怒りを露わにするしのぶ。 しのぶは童磨に毒を撃ち込むも、すぐに分解されてしまいました。しかし渾身の一撃を放ち、天井に童磨を串刺しにするしのぶ。しかし結局童磨に毒は効かず、しのぶはカナヲに見守られながら童磨に吸収されてしまいます。

善逸VS獪岳

善逸は鬼となってしまった兄弟子である新上弦の陸・獪岳(かいがく)と対峙していました。自分が鬼になったことで師匠に迷惑をかけているにも関わらず、全く反省の色がない獪岳。そんな獪岳を善逸は許せないのです。 1つの技しか使えない善逸。1つの技のみ使えない獪岳。激戦の末勝利したのは善逸でした。気を失った善逸は意識の世界で師匠である桑島に再会します。 獪岳を救えなかったことを謝る善逸ですが、桑島はそんな善逸を「自分の誇り」だと語るのでした。

炭治郎・義勇VS猗窩座

遂に炭治郎と義勇は煉獄の仇である猗窩座(あかざ)と対峙します。ヒノカミ神楽は猛スピードで成長しており、猗窩座の腕を切り落とすまでになった炭治郎。 猗窩座は炭治郎の成長に感嘆しますが、同時に強者になりながらも弱者を擁護する姿勢に不快感を覚えます。その後は炭治郎を本気で殺そうとする猗窩座ですが、父の動きを思い出し「透き通る世界」を会得した炭治郎は、猗窩座の首を落とすことに成功しました。 その後も執念で戦い続ける猗窩座ですが、最後は過去を思い出し崩れ去っていくのでした。

カナヲ・伊之助VS童磨

猗窩座の死を察知した童磨は涙を流します。しかし童磨には心が無く、嘘泣きであると指摘するカナヲ。そしてしのぶやカナエの仇である童磨に花の呼吸の剣技で立ち向かうカナヲですが、やはり歯が立ちません。 そんな中上から伊之助が落ちてきたことで、2対1の構図になりました。そして自身の母と童磨の間に因縁があることを知った伊之助は、童磨に攻撃しますが簡単に躱されてしまいます。 しかし急にダメージを負う童磨。童磨はしのぶが自ら摂取していた毒によって、自身の体が蝕まれていることに気付きました。そしてダメージを負った童磨は、カナヲに首を切断されるのでした。

悲鳴嶼・時透・不死川実弥・玄弥VS黒死牟

上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)と対峙する無一郎。黒死牟は無一郎の剣技を難なく躱し、自身の「月の呼吸」で圧倒します。そこに現れた玄弥を、黒死牟は一刀両断しました。絶命はしていない玄弥ですが、それを見て実弥は黒死牟に斬りかかります。最初は良い勝負をする実弥ですが、やはり実弥も黒死牟に致命傷を負わされてしまいました。 そこに現れた悲鳴嶼。悲鳴嶼は痣を出現させ実弥と共に応戦しますが、それでも討伐には至りません。しかし一時的に復活を果たした玄弥、無一郎の力もあり、4人は無一郎と玄弥の命と引き換えに黒死牟の討伐に成功するのでした。

蜜璃・伊黒・愈史郎VS鳴女

上弦の肆・鳴女(なきめ)に殺されたと思われていた伊黒と甘露寺ですが、それは愈史郎による無惨への情報コントロールでした。 愈史郎はそのまま鳴女をコントロールし無惨を地上に放り出そうと考えますが、無惨はこれに激怒。無惨は愈史郎に支配されかかっている鳴女に、「自壊の呪い」を発動させ切り捨てました。

【21巻~22巻】無限城編②

最後の敵・鬼舞辻無惨との全面対決

上弦の鬼を全て討伐し、愈史郎の頑張りで無惨を地上に叩き出すことに成功した鬼殺隊。しかし太陽の出る夜明けまではまだ時間があり、その間無惨を止めておくのは至難の技です。無惨は柱や隊士に向け次々と攻撃を仕掛けます。そして炭治郎も無惨の細胞に肉体を破壊されたことで、戦線離脱を余儀なくされてしまいました。 柱が次々と死傷を負う中、炭治郎は重傷を負いながらも再び剣を握ります。そして数々の大使の命を犠牲にしながらも、炭治郎は義勇と共に無惨の足止めに成功し、無惨を消滅させることに成功しました。

炭治郎が鬼化!?

遂に無惨を倒したことに沸く隊士ですが、柱のほとんどが命を失っており、炭治郎も息をしていませんでした。義勇は守れなかったことを嘆きます。しかし突如鬼として復活する炭治郎。無惨は死ぬ間際に体は諦めながらも、想いを炭治郎に全て託していたのです。 炭治郎は周りの人間を無差別に襲います。鬼になった炭治郎は太陽の光も克服しており、まさに無惨の思惑通りでした。そこにしのぶから「鬼を人間に戻す薬」を託されたカナヲがフラフラと現れました。自分を犠牲に炭治郎に薬を打ち込むカナヲ。 炭治郎は無惨の細胞と必死に戦っています。禰豆子は死んだと嘘をつき、炭治郎を取り込もうとする無惨。しかし炭治郎は鬼に殺された人々に背中を押され、人間として目を覚ますのでした。

【23巻】最終回と現代編

最後の戦いが終わってから3ヶ月後、炭治郎は蝶屋敷のベッドの上にいました。左腕は使い物にならなくなってしまったものの、人間に戻れて良かったと話す禰豆子。 そして最後の柱合会議にて、輝利哉は生き残った柱である義勇と実弥に、鬼殺隊の解散とこれまでの感謝を告げます。その後禰豆子と話す実弥は、彼女に過去の出来事を詫びました。明るく笑う禰豆子に玄弥を重ね、実弥はそっと頭を撫でます。 鱗滝と義勇に挨拶をした炭治郎と禰豆子は、善逸と伊之助と共に生家へと戻りました。家族の墓に手を合わせる4人。そんな手を合わせる炭治郎と禰豆子の前に、亡くなった家族達が現れ「おかえり」と兄弟を労うのです。 そして墓参りを済ませた4人は、竈門家で仲良く暮らしていくのでした。

現代編では主要キャラの子孫や転生者が描かれる

ときは大正から現代。炭治郎とカナヲの子孫である竈門カナタが、学校に遅刻すると弟の炭彦(すみひこ)を起こします。そして家の物置で“善逸伝”を読みながら感動する善逸そっくりの少年・善照(よしてる)と、禰豆子そっくりの少女・燈子の我妻姉弟。 その他にも最終回では伊之助とアオイの子孫や天元の子孫、そして甘露寺や伊黒、無一郎の転生者なども描かれました。 炭治郎達が無惨を倒したことで鬼は絶滅し、現代では炭治郎達の子孫や転生者は幸せに暮らしています。数々の困難や苦難を乗り越え無惨を葬った鬼殺隊。本人達は辛い出来事だらけでしたが、全ては未来に繋がっていたのです。

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【考察】最終回がひどい?ファンの評価は如何に

鬼滅の刃

人気漫画に散見される、最終回付近になると急激なカップリングが進む現象を「最終回発情期(ファイナルファンタジー)」と言います。『銀魂』作者が名付けたこの現象ですが、『鬼滅の刃』でもこの現象の片鱗が見えていました。これまで恋愛の素振りなど無かった伊之助とアオイの関係なども描かれ、唐突な展開に困惑した読者も多かったようです。 しかしciatrとしては、『鬼滅の刃』のラストは炭治郎達の努力が実を結んだ良いラストだったと考えています。それまでの炭治郎達は、恋愛にうつつを抜かしていられないほど張り詰めた心で戦っていました。恋愛というものは、ある程度平和でないと楽しめないものです。 その点で本作のラストは恋愛的な描写を描くことで、炭治郎達が平和を勝ち取ったという現実がよく伝わってくる展開になっていました!

【死亡者一覧】主要キャラの死亡者リスト

『鬼滅の刃』は人気のキャラであっても、その命を鬼との戦いで落とすので、最終決戦中はSNS上で毎週阿鼻叫喚の嵐が吹き荒れていました。 ここからは本編を通して、平和を勝ち取るために犠牲になった主要人物をまとめて紹介していきます。

8巻66話 煉獄杏寿郎
17巻143話 胡蝶しのぶ
21巻179話 時透無一郎
23巻200話 甘露寺蜜璃
23巻200話 伊黒小芭内
23巻200話 悲鳴嶼行冥
21巻179話 不死川玄弥
16巻138話 産屋敷耀哉
21巻180話 珠世

煉獄杏寿郎(れんごく きょうじゅろう)

鬼滅の刃 煉獄杏寿郎
(C) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

煉獄は「無限列車編」において、「上弦の参」猗窩座との戦いで死亡します。 突如現れた強大な敵を相手に、後輩の命を守るため、自らの命をかけた戦いの末煉獄は敗北しました。 しかし死の間際に残した言葉は、最終決戦まで炭治郎の背中を押し続けることになるのです。

胡蝶しのぶ(こちょう しのぶ)

『鬼滅の刃』胡蝶しのぶ

しのぶは最終決戦である「無限城編」において、姉の仇である「上弦の弐」である童磨との戦いで死亡します。 圧倒的な力を持つ童磨相手では、刀に仕込んだ毒攻撃は効かず、最後は全身の骨を折られ吸収されてしまいます。 しかし自身の体に巡らせていた毒ごと吸収させたため、童磨の弱体化に成功。その身を賭して姉の仇を打つことになりました。

時透無一郎(ときとう むいちろう)

『鬼滅の刃』時透無一郎

無一郎は最終決戦である「無限城編」において、「上弦の壱」黒死牟との戦いで死亡します。 最強の鬼であり「始まりの呼吸の剣士」でもある黒死牟相手に、悲鳴嶼、実弥、玄弥らと共闘することで、ようやく懐に切り込んだ無一郎。 しかし黒死牟の繰り出した無数の斬撃によって胴を切断されてしまいます。ですが絶命する寸前、万力の力で刀を握ったことで灼刀を発現し、黒死牟の動きを止めました。

甘露寺蜜璃(かんろじ みつり)

鬼滅の刃 甘露寺蜜璃

蜜璃は最終決戦である「無限城編」において、無惨との戦いの末死亡します。 なんとか最終決戦まで生き延びた甘露寺ですが、無惨の攻撃から炭治郎を庇ったことで、致命傷を負ってしまいました。 最期は同じく瀕死の伊黒の腕の中で、「また人間に生まれ変わったら夫婦になる」と誓い合い静かに息を引き取ります。

伊黒小芭内(いぐろ おばない)

伊黒小芭内 鬼滅の刃

伊黒は最終決戦である「無限城編」において、無惨との戦いの末死亡します。 無惨を日の光の元に晒し、討伐するまでなんとか生き延びます。しかし戦いの中で蓄積した傷の影響で、その命は尽きようとしていました。 最後の力を振り絞り、想い人である甘露寺を腕に抱き、彼女の姿に救われていたことへの感謝を告げます。 その後「また人間に生まれ変わったら夫婦になる」と誓い合い、静かに息を引き取りました。

悲鳴嶼行冥(ひめじま ぎょうめい)

悲鳴嶼行冥 鬼滅の刃

悲鳴嶼は最終決戦である「無限城編」において、無惨との戦いの末死亡します。 無惨を日の光に晒し打ち倒すまで生き延びますが、戦いの中で負った傷と痣を出現させた代償で、自身が手遅れであることを悟りました。 死の間際、かつて鬼に殺されてしまった教え子たちの魂と邂逅します。守れなかったことを謝罪しながら、教え子たちと共に旅立っていきました。

不死川玄弥(しなずがわ げんや)

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

玄弥は最終決戦である「無限城編」において、「上弦の壱」黒死牟との戦いで死亡します。 最強の鬼との戦いの中で、鬼喰いを駆使し3人の柱を援護します。しかし黒死牟の繰り出した斬撃によって、体を真っ二つにされ瀕死の重傷を負ってしまいました。 今際の際に兄の実弥に迷惑をかけたこと、幸せになってほしいことを告げ、彼の手の中で塵となり消えました。

産屋敷耀哉(うぶやしき かがや)

『鬼滅の刃』産屋敷耀哉

産屋敷耀哉は最終決戦である、「無限城編」の冒頭で死亡します。 無惨を誘き出し打ち倒すため、屋敷の場所をわざと見つかるように仕向け、余命僅かの自身の命を囮にします。 そして罠にハマり目の前にやってきた無惨ごと、自身と妻、2人の娘諸共屋敷を爆薬で吹き飛ばします。最後まで殺意を隠し、笑みを絶やさなかったその姿は無惨ですら「常軌を逸している」と評しました。

珠世(たまよ)

珠世 鬼滅の刃

珠世は最終決戦である、「無限城編」において死亡します。 産屋敷の命をかけた攻撃に紛れ、無惨に自身の手ごと「鬼を人に戻す薬」を打ち込みます。 しかし肝心の無惨には効力は現れず、無惨に吸収されてしまいました。しかし他にも老化、分裂阻害、細胞破壊の薬を予め仕込んでいたことで、無惨の大幅な弱体化に成功したのです。

『鬼滅の刃』主要キャラクター解説

竈門 炭治郎(かまど たんじろう)

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

竈門炭治郎は『鬼滅の刃』の主人公です。人1倍強い正義感と、鬼にすら寄り添おうとする心の優しさを持ちます。その一方で何処か「ズレている」一面もあり、作中ではボケ役に回ることも多い人物です。 また目上の人物にも全く動じず、鬼殺隊隊士の最高位である柱に向かって「貴方を認めていない」と言い放つ、作中屈指の度胸の持ち主です。(ある意味社会性に欠けているとも言えますが) 鬼になってしまった妹の禰豆子を人に戻すため、血反吐を吐く修行や死線をくぐり抜け、柱に並ぶほどの鬼狩りへと成長していきます。

竈門 禰豆子(かまど ねずこ)

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』より竈門禰豆子 - (C) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

竈門禰豆子は竈門炭治郎の実の妹で、今作のメインヒロインです。また禰豆子が無惨によって鬼にされたことによって、『鬼滅の刃』の物語は始まったため、今作におけるキーパーソンでもあります。 鬼の本能である「人に対する飢え」を抑え込める特異体質で、むしろ鬼の力を人のために振るうダークヒーロー的存在です。 また物語後半で十二鬼月でも、無惨すら叶わなかった太陽の光を克服しました。それにより禰豆子を巡った、「鬼vs鬼殺隊」の壮絶な最終決戦が繰り広げられることになります。

我妻 善逸(あがつま ぜんいつ)

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

我妻善逸は炭治郎の同期にあたる、鬼殺隊の剣士です。その性格を一言で表すなら「騒がしいヘタレ」で、しょっちゅう鼻水を垂らして泣き喚いてます。また非常に女好きで、炭治郎の連れていた禰豆子に一目惚れしています。 一見ダメ人間要素の塊のように見えますが、その優しさや正義感と、惚れた女性を守り抜くという信念は本物です。 そして彼の真価が発揮されるのは、眠りに落ち雑念が振り払われることで、冷静な分析力を持つ居合の達人となる瞬間です。 そう彼の実態は普段は情けないながら、「やる時はやる」という二面性キャラということです。

嘴平 伊之助(はしびら いのすけ)

鬼滅の刃 嘴平伊之助
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

嘴平伊之助は炭治郎の同期にあたる、鬼殺隊の剣士です。常に猪の被り物をしており、その見た目に違わぬ野生っぷりの持ち主です。 素顔は意外に整った中性的な顔をしており、美形の女の子と間違われるほどでした。 山の中で猪に育てられたため人の世の常識は持っておらず、強いものを求めて鬼を狩るいわゆる「戦闘狂」です。 しかし人間の心もしっかり持っており、最初は対立した炭治郎たちと徐々に仲間として打ち解けていきます。 最終章では鬼にされた炭治郎に刃を振るうことが出来ず、涙を流すシーンも見られました。

栗花落 カナヲ(つゆり かなを)

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

栗花落カナヲは炭治郎たちの同期にあたる鬼殺隊の剣士で、今作のヒロインの1人です。物事に関心を示さないミステリアスな少女で、その微笑みから感情を読み取ることはできません。 これは幼少期に両親から虐待を受けて育った上、親に人身売買業者に売られた悲惨な過去を持っているからです。その後人買いに連れられていたところを、しのぶとカナエに保護されました。 この経験から自身で物を考えることが出来なくなり、銅貨を投げて出た表裏で行動を決めるようになります。 しかし炭治郎に出会い、「心のままに生きること」を諭されたことで、段々と表情や行動に変化が見られるようになっていきます。

不死川 玄弥(しなずがわ げんや)

不死川玄弥

不死川玄弥は炭治郎達の同期にあたる鬼殺隊の剣士で、「風柱」不死川実弥の実の弟です。 初登場の最終選別時から非常に攻撃的な性格をしており、案内役の童子に掴みかかるなどしました。(その結果炭治郎に右腕を折られることになります) その後「刀鍛冶の里編」にて再登場し、鬼を食べることで一時的に鬼と同じ能力を使える「鬼喰い」という能力を披露します。 全集中の呼吸が使えず、己の力不足からくる余裕のなさから、何度も炭治郎に突っかかりますが、炭治郎の真っ直ぐな姿に、次第に心を開いていきます。 これ以降2人は友人と呼べる関係になり、柱稽古の際は同じ釜の飯を食べる場面も見られました。

柱のメンバーを全員解説

柱とは鬼殺隊の最高位に位置する9名の剣士達のことです。それぞれが極めた流派の呼吸に倣った肩書きを持ち、水の呼吸を極めたなら「水柱」、炎の呼吸を極めたなら「炎柱」と呼ばれます。 選定基準としては「50体の鬼を倒す」か「十二鬼月を倒す」のどちらかで、いずれにしても達成したものは一流の鬼狩りと呼べるでしょう。

水柱:冨岡義勇

冨岡義勇 鬼滅の刃

冨岡義勇は「水の呼吸」を極めた水柱です。鱗滝左近次の弟子で、主人公の炭治郎とは兄弟子の関係にあたります。 炭治郎が物語の中で最初に出会った鬼殺の剣士で、炭治郎に禰豆子を人に戻すため鬼殺隊に入る道を示しました。

蟲柱:胡蝶しのぶ

鬼滅の刃 胡蝶しのぶ

胡蝶しのぶは「蟲の呼吸」を極めた蟲柱です。体が小さいため力がなく、鬼の頸を切ることが出来ないことから、代わりに藤の花の毒を用いた突き技を得意としています。 とても端正な顔立ちをしており、善逸から「顔だけで食っていける」と言わしめるほどです。

炎柱:煉獄杏寿郎

鬼滅の刃 煉獄杏寿郎

煉獄杏寿郎は「炎の呼吸」を極めた炎柱です。熱血漢な人格者で柱の面々からも慕われており、剣の実力もさることながら、状況判断能力にも長けています。 彼の生き様は、物語を通して炭治郎に受け継がれていくことになります。

音柱:宇髄天元

宇髄天元 鬼滅の刃

宇髄天元は「音の呼吸」を極めた音柱です。元々忍者の家系の出であることから、その巨体さからは想像できない身軽さをしており、その速度は柱の中でも最速とされているほどです。 同じ柱の煉獄に対しては「俺は煉獄のようにはできねぇ」と、自己評価の低さからくる憧れのようなもの持っています。

恋柱:甘露寺蜜璃

甘露寺蜜璃 鬼滅の刃

甘露寺蜜璃は「恋の呼吸」を極めた恋柱です。その呼吸法にも現れている通り、非常に惚れっぽい乙女チックな性格をしています。 鬼殺隊の中でただ1人「自分より強い殿方に出会う」と、婚活目的で鬼を斬ることを選んだ人物です。

岩柱:悲鳴嶼行冥

悲鳴嶼行冥 鬼滅の刃

悲鳴嶼行冥は「岩の呼吸」を極めた岩柱です。柱の中では最年長の27歳で、盲目ながら鬼殺隊最強の剣士とされています。 その実力は上弦の壱・黒死牟に「これほどの剣士を拝むのは300年ぶり」と言わしめるほどです。

霞柱:時透無一郎

時透無一郎 鬼滅の刃

時透無一郎は「霞の呼吸」を極めた霞柱です。刀を握って2ヶ月で柱まで上り詰めており、その才能は柱の中でもトップクラスと言えます。 また「日の呼吸の剣士」の血を継いでおり、黒死牟が人間時代に残した子の末裔となります。

蛇柱:伊黒小芭内

鬼滅の刃 伊黒小芭内

伊黒小芭内は「蛇の呼吸」を極めた蛇柱です。非常に剣技に長けた剣士で、柱と柱の間に剣撃を通すなど、考えられない軌道の攻撃を繰り出します。 また何かと皮肉混じりに話し、天元が上弦の鬼を倒した時も「たかが上弦の陸」と、ねちっこい労いの言葉をかけていました。

風柱:不死川実弥

鬼滅の刃 不死川実弥

不死川実弥は「風の呼吸」を極めた風柱です。剣技だけでなく様々な道具を用いた柔軟な戦い方を得意とし、悲鳴嶼と共に柱の中でも実力上位の存在とされています。 また希少な血である「稀血」の中でもさらに希少な「稀血の中の稀血」を有しており、その血を用いて鬼を酔ったような状態にすることが可能です。

無惨率いる鬼・十二鬼月を解説

鬼舞辻無惨(きぶつじ むざん)

鬼舞辻無惨は『鬼滅の刃』のラスボスであり、鬼を生み出した全ての元凶でもあります。 元は平安時代の貴族階級の生まれだったらしく、非常に虚弱体質だったようです。そんな無惨を少しでも生き永らえるように苦心した医者によって、無惨は鬼となりました。 しかし治療の途中で医者を殺してしまったため、「太陽にあたると死ぬ」という弱点が残ってしまいました。 その後1000年以上に渡って日光を克服するため、不死身となるのに必要な「青い彼岸花」の捜索と、日光を克服する体質のものを探すため鬼を増やし続けてきました。

十二鬼月

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社

十二鬼月とは、無惨が鬼殺隊の殲滅のために生み出した、上弦の6体、下弦の6体から構成される12体にもなる最強の鬼達のことです。元は黒死牟1人で構成されていましたが、江戸時代に入り12体に増員されました。 その実力は通常の鬼とは比べ物にならず、また上弦と下弦の間にも天と地ほど力の差があります。 上弦は今まで何人も鬼殺隊の柱を手に蹴るほどの力を持っており、炭治郎達が上弦の陸を倒したのは実に113年ぶりの快挙でした。

上弦の壱 黒死牟
上弦の弍 童磨
上弦の参 猗窩座
上弦の肆 半天狗
上弦の伍 玉壺
上弦の陸 堕姫妓夫太郎
下弦の壱 魘夢
下弦の弍 轆轤
下弦の参 病葉
下弦の肆 零余子
下弦の伍
下弦の陸 釜鵺

『鬼滅の刃』読者の感想・評価

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正直にいうと、ジャンプで1話を読んだ時、ここまで人気が出る作品だとは思いませんでした。ちょっと言い回しが独特だったり、説明調だったりしたので……。アニメの映像美・LiSAの主題歌・癖になる言い回し、全てが重なったことで完成された作品だと思います。普段アニメを観ない人からの評価も高かったですし、時代動かしちゃいましたよね!

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キャラクターの個性も、設定も、ストーリーも、ジャンルの混ぜ込み感も、長すぎず短すぎない巻数も何もかもバランスの良い作品だと思います。だからこそ老若男女に愛されるここまでのヒット作になったんだろうなぁと。アニメも観ましたが原作に忠実につくられているので、どちらでも楽しめる作品です!

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アニメ3期が絶賛放送中!『鬼滅の刃』はまだまだ熱い

群雄割拠の『少年ジャンプ』の中で、確固たる地位を築いた『鬼滅の刃』。今回はそんな『鬼滅の刃』の全編あらすじを、ネタバレありで徹底解説していきました。 『鬼滅の刃』アニメ1期・2期は、まだまだ作品の序章です。そのためアニメは今後もっと盛り上がっていきますので、3期の「刀鍛冶の里編」も楽しんで観ましょう!

\アニメ『鬼滅の刃』1期をおさらい/