2021年9月2日更新

竈門炭治郎(かまどたんじろう)は真っ直ぐで優しい剣士!鬼化やカナヲとの結末について詳しく解説

鬼滅の刃 竈門炭治郎
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

『鬼滅の刃』竈門炭治郎を徹底解説!まずはプロフィールを確認【ネタバレ注意】

階級 癸→庚(遊郭編以降)→丙
誕生日 7月14日
年齢 物語開始時 13歳→15歳
身長 物語開始時 156cm→鬼殺隊入隊時 165cm
体重 物語開始時 53kg→鬼殺隊入隊時 61kg
出身 東京府 奥多摩郡 雲取山
趣味 頭突き、掃除
好きなもの タラの芽

竈門炭治郎は『鬼滅の刃』の主人公。物語開始の時点では炭売りを生業としていました。13歳ですが竈門家の立派な大黒柱を務めています。 家族が鬼に惨殺された後に、冨岡義勇(とみおかぎゆう)の紹介を受け、2年間育手(そだて)の鱗滝左近次(うろこだきさこんじ)のもとで修業し、15歳で鬼殺隊へ入隊をします。 火仕事をする家では縁起が良いとされる「赫灼(かくしゃく)の子」であり、髪と瞳は赤みがかっています。額の左側にある傷跡と、日輪の意匠が描かれた花札のような耳飾りが外見的な特徴です。 性格は家族想いで心優しく天然。たとえ敵である鬼を前にしても非情になりきることができません。頭が2つの意味で固く、相手が上の階級の柱であっても自身の意見を曲げることはありませんでした。しかし戦闘面では柔軟な思考を持ち、戦いの全体をよく観察して敵の攻略法を導き出します。 嗅覚が非常に優れており、相手の感情や気配を嗅ぎ取ることが可能。戦闘においても匂いで相手の弱点を嗅ぎ取ることができ、炭治郎はこれを「隙の糸」と呼び戦闘に活用しています。嘘をつくのが下手で、嘘をつく際は変な顔になるのも特徴です。 ここからは、炭治郎の強さや耳飾りについて解説していきます。 ※この記事は『鬼滅の刃』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

炭治郎の長男パワーがすごい!

炭治郎は竃門家の長男です。物語開始時点で父親は既に病で亡くなっており、13歳にして母と妹2人、弟3人を支える一家の大黒柱でした。 そんな環境で育ったからか、炭治郎は人一倍責任感や忍耐力が強く、家族愛に溢れています。家族を鬼に殺され、鬼殺隊に入ってからもその性格は変わりません。その優しさは敵である鬼すらも包み込み、消滅しかけの鬼が炭治郎の手を「陽の光のような優しい手」と感じるほど。 また鬼殺隊の同期でよく行動を共にする我妻善逸嘴平伊之助の2人を上手くまとめています。善逸を励ましたり、伊之助をなだめたりしている様は、まさに手のかかる弟と優しい兄のようです。 そして長男としての炭治郎を一躍有名にしたのが、元十二鬼月の響凱との戦闘。前の戦闘で負った傷が完治してない炭治郎は、ずっと激しい痛みを我慢していました。その痛みを炭治郎は「俺は長男だから我慢できたけど次男だったら我慢できなかった」と独白し、「頑張れ 炭治郎 頑張れ」と自らを鼓舞して戦いました。

炭治郎の使う呼吸法・日輪刀は?ヒノカミ神楽についても紹介

炭治郎は元水柱だった育手の鱗滝から水の呼吸法と型を学びました。 しかし炭治郎には水の呼吸の適性がなく、水の呼吸を極めることができません。そのためヒノカミ神楽」の呼吸法とあわせて水の呼吸法を使用しています。 炭治郎は下弦の伍・累(るい)との戦闘から、ヒノカミ神楽の呼吸法と型を使用しはじめました。 ヒノカミ神楽は、竈門家が代々伝えることを約束した神楽です。炭治郎の父である炭十郎(たんじゅうろう)は、病弱であったもののヒノカミ神楽を一晩中舞うことができ、一瞬で巨大なクマの頸(くび)を斧で切り落とすなど人間離れした一面がありました。 反対に、炭治郎はヒノカミ神楽の呼吸を使用して連続して技を出すのは難しく、連続して使用するとすぐに体力の限界を迎えてしまいます。

炭治郎の日輪刀の色は「黒」

日輪刀(にちりんとう)は色変わりの刀と呼ばれ、使い手の適性により色が変わる不思議な刀です。炭治郎の日輪刀は黒色になりました。黒の日輪刀を使用する隊士は多くなく、黒は出世のできない色と呼ばれ好まれていません。 炭治郎が使用している最新の日輪刀は、絡繰人形・縁壱零式(よりいちぜろしき)の中に隠されていた「滅」の1文字が彫られた、戦国時代の日輪刀です。 「始まりの呼吸」とよばれる「日の呼吸」の使用者である継国縁壱の日輪刀は普段は黒色だったので、「日の呼吸」の適性がある者の日輪刀は黒色になる可能性があります。 また174話にて、縁壱が使用していた日輪刀も「滅」の1字が彫られたものだと判明しました。すべての鬼を滅するその一念で叩きあげられた日輪刀とされています。 明言はされていませんが、炭治郎の使用する日輪刀は、縁壱が使用していた日輪刀と同一の可能性があります

耳飾りは父から受け継いだ物

炭治郎の父である炭十郎は、穏やかな性格で体が弱い人物でした。炭治郎の耳で揺れる特徴的な耳飾りは、彼が父から受け継いだ物です。 耳飾りは元々縁壱の物で、彼は日の呼吸と共に炭治郎の祖先である炭吉にこれを託しました。そして炭吉は耳飾りと共に、日の呼吸も子孫へ受け継がせると約束したのです。つまり耳飾りは日の呼吸を継承した証であり、炭吉から続く伝統でした。 縁壱が放った日の呼吸の型の美しさは見た炭吉が舞として感嘆するほどです。そして彼は日の呼吸を、舞「ヒノカミ神楽」として後世に伝えました。 その後も炭治郎の代まで、日の呼吸は耳飾りと共にヒノカミ神楽として伝わり続けます。そのため竈門家は無惨の「日の呼吸の使い手狩り」から逃れ続けられたのです。

炭治郎の頭の痣は?25歳までに死亡!?

炭治郎は上弦の陸・堕姫(だき)との戦闘中、額の左側に「」が発現しました。痣は呼吸の精度を上げて、体温が39度以上まで上昇させ、心拍数が200以上になることで発現するとされています。痣が現れることで炭治郎は段違いの戦闘能力が開花しました。 戦国時代の鬼殺隊士であった上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)の言によれば、痣が発現した者は例外なく25歳で死亡するとのことでした。 ただし、日の呼吸を使う剣士だった継国縁壱は80歳まで生きのび寿命により死亡したので、痣の発現が死期を必ずしも早めるというわけでもないようです

炭治郎の歌とは?

「竈門炭治郎のうた」とはアニメ『鬼滅の刃』の挿入歌です。神回の呼び声高い19話『ヒノカミ』ではクライマックスの激闘を彩り、そのままエンディング曲になっています。 アニメ19話は那田蜘蛛山にて繰り広げられた、下弦の伍・累(るい)との戦いの決着回です。炭治郎は累との戦いに苦戦を強いられていました。しかしそこで思い出した父の言葉、妹・禰豆子との絆を糧に剣技「ヒノカミ神楽」を会得し累の首をはねます。そしてそのまま繋がるエンディング映像では、竈門家が描かれています。 「失っても失っても生きていくしかない」など、歌詞には実際に作中で炭治郎が残した言葉も挿入されていました。曲調は優しく歌詞は力強い、まさに炭治郎の人生や生き方を表した曲です。

【炭治郎の人生】9つのトピックでまるっと紹介

①家族の惨殺そして鬼殺隊への入隊

鬼滅の刃 1

家族を惨殺された竈門炭治郎は、鬼化したものの唯一生きていた禰豆子を狩りに来た冨岡義勇と交戦します。意識を失った炭治郎を守る禰豆子を見た義勇は、禰豆子を狩るのを止め、師匠である鱗滝左近次が住む狭霧山(さぎりやま)の麓へ向かうように告げました。 狭霧山への道中、炭治郎はお堂の鬼と交戦します。そこに突如鱗滝が現れ、炭治郎は試練を受けることになります。 修行開始から1年が経過したとき鱗滝から“岩を斬る”という最後の試験を与えられた炭治郎。岩を斬ることができず心が折れかかっていたとき、錆兎(さびと)と真菰(まこも)が現れ、2人との修行を経て全集中の呼吸を会得。錆兎へ一太刀が通ったとき、炭治郎の振るった刃は岩を両断します。 その後、藤襲山(ふじかさねやま)で行われる最終選抜へ送り出された炭治郎は、鱗滝の弟子を執拗に狙う大型の異形の鬼・手鬼と戦うことに。 この際、錆兎と真菰が手鬼により既に殺されたことを知らされました。炭治郎は動揺をするも、水の呼吸を使い手鬼の頸を斬りこれを討ち取ったのです。そして最終選抜に生き残り、鬼殺隊の隊士となりました

鬼舞辻無惨との遭遇

鬼殺隊隊士となった炭治郎は、初任務である沼の鬼を討ち取った後、浅草での任務を鎹鴉(かすがいがらす)から言い渡されました。浅草で家族を殺した鬼である、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の匂いを探知し、無惨と接触を果たします。 無惨は一般人を鬼化させてその隙に逃走しました。鬼化した一般人を抑え込んでいる炭治郎のもとに、珠世愈史郎(ゆしろう)が現れます。珠世は鬼でありながら無惨の呪いを自力で解き、無惨と敵対する身でした。愈史郎は珠世が鬼化させた初めての人間です。 2人は炭治郎に協力を申し出、炭治郎は禰豆子を人間に戻すために、無惨に近しい鬼の血を採取する依頼を受けます。 逃走した無惨は、炭治郎の耳飾りを見て日の呼吸の剣士を思い出しました。無惨は炭治郎を殺すため、部下の矢琶羽(やはば)と朱紗丸(すさまる)の2人を向かわせます。炭治郎は愈史郎と協力し矢琶羽を撃退します。 朱紗丸は、無惨の名を口にしたことで呪いが発動し死亡しました

頼もしい仲間との出会い

新たな任務地へ向かう道中、女性に縋り付く我妻善逸(あがつまぜんいつ)と再会します。彼は炭治郎と同じ最終選抜を生き延びた鬼殺隊の隊士でした。炭治郎は女性を逃がし、善逸に軽蔑の視線を送りつつ、2人は任務地である山の屋敷へ向かいます。そこには3人の鬼のほかに、猪の頭を被った同期の隊士である嘴平伊之助(はしびらいのすけ)がいました。 山の屋敷の中で炭治郎は、十二鬼月(じゅうにきづき)の下弦の陸だった響凱(きょうがい)と交戦します。これを討ち取り屋敷から出てくると、鬼である禰豆子の滅殺を試みる伊之助と、禰豆子の入った箱をボロボロになりながらも守る善逸に遭遇します。 炭治郎は伊之助を頭突きで一蹴しました。こうして3人の鬼殺隊隊士の間には奇妙な友情が芽生え、行動を共にすることになります

②那田蜘蛛山の激闘

怪我の治療を終えた炭治郎たちは、那田蜘蛛山(なたぐもやま)へ向かいます。 那田蜘蛛山には、十二鬼月下弦の伍・累とその家族の鬼が巣食っていました。炭治郎は糸で隊士を人形のように操る累の母を討ち取った後、累と戦闘をします。 累は自身の身を犠牲にしても炭治郎を守る禰豆子を見て、家族の絆を見いだし禰豆子を自身の家族にしようと画策し炭治郎を激怒させました。 累の使う鋼のような糸に日輪刀を折られてしまうという逆境の中、父である炭十郎が舞っていたヒノカミ神楽の呼吸法を思い出し炭治郎は覚醒します。 また、禰豆子の血鬼術(けっきじゅつ)である爆血(ばっけつ)で力を得て、累の頸を斬りますが、累は自身で頸を斬り落とし難を逃れました。 累にあと一歩及ばず力尽きた炭治郎でしたが、水柱・冨岡義勇が現れ累を滅殺しました。死んだ累に情けをかける炭治郎に、義勇は「鬼に情けをかけるな」と言いますが、鬼は元は人間であり「鬼は虚しい生き物だ」と炭治郎は言い返しました。

③柱合会議で処刑宣告!?禰豆子はどうなる?

鬼殺隊隊士であるのに鬼である禰豆子と行動をともにしている炭治郎は問題視され、柱合会議(ちゅうごうかいぎ)の場へ引出されます。そこで炭治郎は禰豆子の処遇を巡り、柱合裁判にかけられました。 鬼殺隊当主・産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)は自身が禰豆子を容認していたことと、鱗滝からの書状と禰豆子の特異さを説明し、禰豆子を皆に認めて欲しい旨の発言をします。 それでも不満のある風柱・不死川実弥(しなずかわさねみ)は、禰豆子を刺して怪我を負わせたうえ、自身を襲わせようとします。彼の血は「稀血(まれち)」といい、鬼にとっては一般人の血よりも力を得ることができるごちそうです。 しかも実弥の稀血はその中でも、さらに希少性の高いもの。しかし禰豆子はその状況でも人を喰らうことを拒絶し、人を襲わないことを証明しました

継子・カナヲとの出会い

その後、蟲柱の蝶屋敷へ預けられた炭治郎は、怪我をして鈍った体を鍛え直すために機能回復訓練を行い、蟲柱の継子(つぐこ)である栗花落カナヲへ挑みます。 栗花落カナヲは「全集中の呼吸・常中」を会得しており、当初、全集中の呼吸・常中を会得していなかった炭治郎はカナヲに全く敵いませんでした。しかし、炭治郎は全集中の呼吸・常中を会得し身体能力を向上させることに成功したのです。 また、自身では何も決めることができなかったカナヲに対し炭治郎は、「心のまま生きる」ようにと激励をします。

④無限列車編から刀鍛冶の里での戦い

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 猗窩座
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ヒノカミ神楽と呼吸法の関係について知りたい炭治郎は善逸、伊之助とともに炎柱・煉獄杏寿郎に会うため無限列車へ乗り込みます。炭治郎たちは杏寿郎と落ち合うことができましたが、下弦の壱・魘夢(えんむ)の罠にかかり戦闘へ突入することになりました。 魘夢は人間の夢を操ることができ、今は亡き家族に囲まれる幸せな夢を炭治郎へ見せます。そして魘夢に従う一般人を夢に侵入させ、「精神の核」を破壊し炭治郎たちを廃人にしようとします。しかし炭治郎はそれが夢であることに気が付き、自身の頸を斬り夢から覚めました。 炭治郎は負傷しつつも魘夢の頸を斬り滅殺した直後、上弦の参・猗窩座(あかざ)が急襲し、杏寿郎と戦闘に突入します。 猗窩座の圧倒的な強さを前に、炭治郎たちは手出しすることもできず、猗窩座と杏寿郎との一騎打ちをただ見守ることしかできません。激闘の末に、杏寿郎は無限列車の一般市民を守り命を落としました。 柱として杏寿郎の最期は炭治郎たちへ大きな影響を与えます。杏寿郎の生家にて炭治郎は、ヒノカミ神楽が日の呼吸と関係があるかもしれないということを知りました。

遊郭での死闘

杏寿郎の死から4ヶ月後。炭治郎たちは鍛錬に励んでいました。ある日、音柱・宇髓天元(うずいてんげん)が蝶屋敷に現れます。天元は少女たちを無理やり任務へ連れて行こうとします。そのようなところへ遭遇した炭治郎たちは、少女たちの代わりに鬼の棲む花街・吉原へ行くことになりました。 吉原で炭治郎は、花魁として花街に君臨していた上弦の陸・堕姫と遭遇します。堕姫との戦闘の際に、炭治郎はヒノカミ神楽を使用するも限界を迎えてしまいました。しかし間一髪のところで到着した天元が堕姫の頸を斬ります。 天元はこのとき、堕姫が上弦の陸ではないことを見抜きました。その直後、堕姫の体内に隠れていた、堕姫の兄である妓夫太郎(ぎゅうたろう)が現れます。上弦の陸は堕姫と妓夫太郎の頸を同時に斬らなければ滅殺することができないのです。 炭治郎、天元、善逸、伊之助の4人は決死の攻撃により、堕姫と妓夫太郎の頸を切断。辛くも勝利しました。上弦の鬼が鬼殺隊に敗れたのは実に113年ぶりのことです。 この上弦の陸との戦闘の際に、炭治郎には痣が発現しています。

戦国時代の日輪刀

吉原での死闘の後、2ヶ月の間意識を失っていた炭治郎は、死の淵から生還します。しかし、炭治郎の使用していた日輪刀は刃こぼれをしてしまい、新しい日輪刀も刀鍛冶の鋼鐵塚蛍が拗ねてしまい届きません。 そこで炭治郎は、新しい日輪刀を受け取るため、秘匿された刀鍛冶の里へ向かいます。 刀鍛冶の里で炭治郎は、最後の同期隊士・不死川玄弥(しなずがわげんや)と恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)、霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)と再会します。 炭治郎は刀鍛冶の里の少年である小鉄(こてつ)の絡繰人形・縁壱零式との特訓の末、「動作予測能力」を覚醒します。また絡繰人形の中に隠されていた「滅」の一字が彫られた戦国時代の刀を譲り受けることになりました。 そこに鬼殺隊の弱体化を狙った上弦の肆・半天狗と上弦の伍・玉壺(ぎょこ)が刀鍛冶の里へ襲来します。炭治郎、禰豆子、玄弥、蜜璃は上弦の肆・半天狗と死闘を繰り広げました。 半天狗との死闘は日の出まで続きます。太陽に焼かれる禰豆子を犠牲にして、炭治郎は半天狗本体の頸を斬ることができました。しかし禰豆子は太陽を克服しており、日の光のもと炭治郎と禰豆子は対面を果たすことになります。 里の戦いをすべて把握していた無惨は、ついに太陽を克服する鬼が出てきたことに狂喜し、禰豆子を巡って戦いが起こることになります。

柱稽古と冨岡義勇の過去

無惨との戦いを前に、鬼殺隊隊士全体の戦力をあげるために柱が直々に隊士へ稽古をつける、柱稽古が始まりました。しかし水柱・冨岡義勇は柱稽古への参加を固辞します。そこで炭治郎は耀哉からの頼みを受けて、義勇を説得に向かいました。 義勇は説得に来た炭治郎に対して、彼は「藤襲山で行われた最終選抜を突破していないため、自分は水柱ではない」と断言しました。最終選抜の際、義勇は兄弟弟子の錆兎に命を救われ、鬼を殺すことなく最終選抜に突破したのです。そのことで、義勇は鬼殺隊に自身の居場所がないと感じていました。そのため他の柱とも距離をとっていたのです。 そんな義勇へ炭治郎は錆兎から「託されたものを繋いでいないのか?」と問います。義勇は忘れていた錆兎からの叱咤を思い出し、柱稽古に参加することを表明しました。 怪我が完治した炭治郎は、全ての柱の稽古を突破し、最後の岩柱の柱稽古で「反復動作」を会得しました。余談ですが、岩柱の稽古の際に、炭治郎の作る料理が隊士たちに好評で「お袋」というあだ名が付けられています。

⑤無限城での最終決戦!「透き通る世界」と「日の呼吸」の奥義とは

無惨はついに、鬼殺隊当主である産屋敷邸を突き止め、耀哉を殺害するために深夜に訪れます。耀哉は自身を囮にして、無惨ごと屋敷を爆破しました。また、無惨が炭治郎から逃れるため浅草で鬼化した一般人の血鬼術で動けなくなった隙をつき、珠世が無惨に鬼を人間に戻す薬を打ち込んだのです。 弱体化している無惨を討つため、隊士たちが総攻撃をしかけますが、新に上弦の肆となった鳴女(なきめ)の血鬼術により、炭治郎たちは無惨の居城である無限城へ落とされました。 炭治郎と義勇は無限城の中で合流し、上弦の参・猗窩座と戦闘を開始します。以前は手も足も出なかった猗窩座を相手に炭治郎は善戦をしますが、猗窩座の使用する「破壊殺」を前に苦戦を強いられることになりました。 状況を打破するために炭治郎が思い出したのは、猗窩座や伊之助の言葉、そして父親の炭十郎が教えてくれた「透き通る世界」のことでした。土壇場で炭十郎が見せてくれた見取り稽古を思い出し、猗窩座の言う至高の領域、「透き通る世界」に足を踏み入れます。 猗窩座は「透き通る世界」に入った炭治郎から闘気を感じられませんでした。破壊殺・羅針をもってしても反応できず、炭治郎のヒノカミ神楽・斜陽転身によって首を切り落とされました。 猗窩座は頸を執念で再生させますが、人間であった頃の記憶を思い出し、自身に攻撃を打ち込んで自壊しました

無惨と会敵!戦いの舞台は地上へ

猗窩座に勝利した炭治郎と義勇は、怪我を治療し無惨の元へと向かっていました。 珠世に人間に戻す薬を体に入れられた無惨は、繭のようになっていましたが、薬を分解して復活し、珠世も殺されてしまいました。近くにいた隊士達も瞬時に殺され、無惨の体力を回復させてしまいます。 そこに炭治郎と義勇が到着し、ついに無惨と会敵します。無惨は炭治郎たちに「しつこい」と一言。自身に殺されることは自然災害のようなものなのだから、立ち向かう炭治郎たちは異常者だと吐き捨てました。炭治郎は無惨の言動に対し、静かに怒りの表情を見せます。 そのまま戦闘になりますが、無惨の伸縮する腕による攻撃が広範囲かつ速すぎるため、対応しきれません。右目を切りつけられ、壁に激突し窮地へと陥りました。 炭治郎が殺される寸前、恋柱・甘露寺蜜璃(かんろじみつり)と蛇柱・伊黒小芭内(いぐろおばない)が到着し、炭治郎を助けます。無惨は鳴女が甘露寺と伊黒を殺したと思っていましたが、それは愈史郎が鳴女の視覚を操って見せた幻でした。 無惨はすぐに鳴女を殺しましたが、愈史郎はギリギリ無惨と炭治郎たちを地上に出すことに成功しました。首を切っても死なない無惨を倒すには、夜明けまで無惨を日の当たる地上に食い止める必要があります。 ですが炭治郎は、無惨の攻撃によって動けなくなっていました。無惨は鬼にするためではなく、確実に死ぬ毒として攻撃に大量に自身の血を攻撃に混ぜていると語りました。

毒に侵された炭治郎……

無惨の攻撃を受けた炭治郎は無惨の血を大量に体内に取り込んでしまい、意識を失っていました。 炭治郎は、右目のあたりが醜く膨れ上がり、瀕死の状態に。鬼殺隊士の村田が懸命に治療しようとしますが、一向に回復の気配はありません。 そんな中無惨を相手に奮闘を続ける5人の柱達。甘露寺が傷を負い戦線離脱してしまいますが、善逸、伊之助、カナヲの3人が到着し何とか戦場の均衡を保ちます。 残った柱4人全員が日輪刀を「赫刀」に変化させ、悲鳴嶼(ひめじま)と伊黒が「透き通る世界」に到達し、活路が見えたかに思えましたが、無惨の両腕に加え、背中と腿から出た管による超高速攻撃によって全員が戦闘不能に。 愈史郎の治療を受けても未だ目を覚まさない炭治郎は、意識が無いにもかかわらず強く刀を握りしめたままでした。そんな炭治郎に村田は懸命に声をかけ続け、「無惨が逃げちまうぞ 早く行かなきゃ」と叫ぶと、より一層刀を握る力が強くなり、炭治郎は目を覚ましました。 そして、カナヲが殺されそうになっているところを間一髪で助け、再び炭治郎と無惨が対峙します。

判明した「日の呼吸」の13番目の型とは?

煉獄杏寿郎の弟、千寿郎からの手紙で「日の呼吸」には13個の型があると知った炭治郎ですが、自身が知っているヒノカミ神楽の型は12個でした。 意識を失っている中、先祖である炭吉の記憶を見ていた炭治郎は、そこで縁壱による本物の「日の呼吸」の型を目にします。縁壱が見せた型も12個であったこと、型の名前、父親の「正しい呼吸ができれば炭治郎もずっと舞える」という言葉から、炭治郎は「日の呼吸」13個目の型にたどり着きます。 それは、12個の型を全て繋げるというもの。日の呼吸の型はそれぞれが繋げられるようにできており、「円舞」と「炎舞」という同じ音の技によって、12個全ての型が繋がり13個目の型になるというのが炭治郎の出した答えでした。

⑥無惨を追い詰める!日の光が指し始め、ついに決着!?

炭治郎たちは死力を尽くして闘い続け、夜明けまであと一歩のところまで無惨を追い詰めました。 衝撃波を放つなど、追い込まれてもなお新たな攻撃を仕掛けてくる無惨に、炭治郎たちも限界寸前。炭治郎は最後の力を振り絞り、「陽華突」を放ち無惨を日輪刀で串刺しにして壁に固定しました。炭治郎はもう技を出す余力がないため、そこで1秒でも長く食い止めることを決意します。 そこに柱達も駆けつけ協力しますが、無惨も最後の抵抗をと衝撃波を出しました。炭治郎は左腕を吹き飛ばされますが、何とか踏みとどまり、義勇と力を合わせて刀を「赫刀」にして無惨を苦しめます。

そしてついに夜が明け、日の光が無惨まで届きました。無惨は消滅を少しでも遅らせ、逃げられるように「肉の鎧」と称して一気に膨れ上がり大きな赤子の姿となりました。 赤子の姿となり逃亡を図る無惨を、残っている鬼殺隊士たちと柱が必死に阻止しますが、無惨は諦めようとしません。鬼殺隊全員が限界となり、もう無理かと感じたとき、炭治郎が無惨に取り込まれながらも刀を「赫刀」に染め上げ、最後の一撃を放ちました。 その後、無惨との戦いで力尽きた柱たちが次々に息絶えて息絶えていきます。炭治郎にも息が戻ることはなく――。

⑦炭治郎が鬼化!?

死んだと思っていた炭治郎は目を覚ましました。しかし炭治郎は無惨と同じ鬼の眼に。無惨は最期の力を振り絞り、炭治郎に野望を託す形で体を乗っ取っていたのです。 陽光にも耐性がありまさに鬼の王として周りの鬼殺隊メンバーに牙を剥く炭治郎に、伊之助や善逸は人間だった頃の優しさを想い手が出せずにいました。 そこに現れたのが人間に戻った禰豆子とカナヲです。禰豆子は自分の身を呈して兄を守り、カナヲは自分の眼を犠牲に命懸けで炭治郎に人間に戻る薬を命中させます。 人をたくさん傷付けておいて自分だけ平然と生きるのか、皆お前を恨んでいると身体の中で炭治郎を引き止める無惨。しかし炭治郎は自分の口で謝りたい、俺は人間として生きると無惨を振り払い人間として意識を取り戻したのでした

⑧最終決戦の後、平和になった世界で

鬼滅の刃 23

無惨との最終決戦が終わり3ヶ月後、悪い鬼のいない平和な世界になりました。しかしそれと引き換えに柱を含む大勢の人間が亡くなり、鬼殺隊はあまりに多くのものを失います。それでも命ある者は前を向かなければならないのです。 最後の柱合会議では鬼殺隊の解散が告げられました。今では輝利哉(きりや)、くいな、かなたの3名と、実弥、義勇の計5名のみの柱合会議のメンバー。長きに渡り一緒に戦ってくれた柱の2人に、輝利哉は手をついて感謝していました。 実弥と義勇もまた輝利哉に敬意を示します。こうして長きに渡り鬼と戦ってきた鬼殺隊は解散となりました

しわしわの左腕と失明してしまった右目

多くのものを失ったのは炭治郎も例外ではありませんでした。一時は鬼の回復力で復活していた右目と左腕も人間に戻ったことで、また機能しなくなってしまいます。左腕はか細くしわしわになってしまい軽くは動かせるものの肘から下の感覚はなく、右目は形が整っただけで見えるようにはなっていません。 しかし自分がそんな状態にも関わらず、周りの人間を傷つけてしまったことを炭治郎は3ヶ月経っても謝り続けます。そんな炭治郎を「そんなこと気にする人いると思う?」とたしなめる禰豆子。 禰豆子の言葉を裏付けるように、炭治郎の元には様々な見舞い人が訪れるのでした。

⑨現代に転生後カナヲと結ばれていた

平和を取り戻した現代で最初に出てきたのはカナヲにそっくりの竈門カナタと、炭治郎にそっくりの竈門炭彦(すみひこ)兄弟です。炭治郎はしっかりとカナヲと結ばれていました。 そしてここでは伊黒と甘露寺など、子孫を残さずに亡くなった鬼殺隊メンバーにそっくりな人間も出てきます。子孫を残せなかった面々も現代に転生して幸せに暮らしていたのです。 善逸によく似た善照は禰豆子によく似た姉の燈子に言います。「絶対みんな転生して幸せに生きてるんだ。平和のために鬼と戦って命を落とした人たちは。」まさに鬼殺隊が戦った意味がそこには詰まっていました。

アニメ版『鬼滅の刃』で竈門炭治郎を演じるのは声優・花江夏樹

アニメ『鬼滅の刃』で竈門炭治郎を演じるのは、花江夏樹です。ただし、幼少期の炭治郎を演じるのは佐藤聡美になります。ここでは、花江夏樹をメインに紹介します。 花江は1991年6月26日生まれ。勉強嫌いであったため大学には進学をせず、当時再放送中だった『桜蘭高校ホスト部』を見たことがきっかけで声優を目指します。声優の養成所には通わず、アクロスエンタテイメント公式サイトのメールフォームから声優になりたい旨とボイスサンプルを送ったことにより、オーディションを経て2009年11月から所属しています。 『鬼滅の刃』で花江は、優しくも切なく、そして強さをあわせ持った炭治郎の声を、見事に演じ切りました。

代表作

●『ゴールデン☆キッズ』俊太役(2011年) ●『断裁分離のクライムエッジ』灰村切役(2013年) ●『アルドノア・ゼロ』界塚伊奈帆役(2014年) ●『東京喰種 トーキョーグール』金木研(2014年) ●『四月は君の嘘』有馬公生役(2014年)

舞台版『鬼滅の刃』で竈門炭治郎を演じるのは俳優・小林亮太

舞台『鬼滅の刃』で竈門炭治郎を演じるのは小林亮太です。小林は、1998年12月16日生まれの俳優・モデル・タレントです。5歳のときから名古屋で、芸能事務所セントラルジャパンに所属し活動をしていました。現在は古舘プロジェクトに所属しています。 過去に「ヒロアカ」の爆豪役を演じていますが、爆豪と炭治郎は性格が非常に異なりますので、どのように演じ分けるのか楽しみですね。

出演作品/番組

●『ビットワールド』(2014年) ●『傘をもたない蟻たちは』(2016年) ●『仮面ライダーアマゾンズ』(2016年) ●『ミュージカル忍たま乱太郎』諸泉尊奈門役(2015年) ●『僕のヒーローアカデミアThe "Ultra" Stage』爆豪勝己役(2019年)

『鬼滅の刃』竈門炭治郎は真っ直ぐで妹想いの主人公!

今回は『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎について、これまでの活躍を振り返りながら、紹介してきました。 長い戦いの末、妹の禰豆子を人間に戻すことができた炭治郎。彼の今までの活躍をもう一度振り返ってみてはいかがでしょう。