2023年10月11日更新

映画「まどマギ ワルプルギスの廻天(かいてん)」あらすじネタバレ考察!公開日はいつ?【魔法少女まどか☆マギカ】

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魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天
©Magica Quartet/Aniplex・WR

ファン待望の「まどマギ」最新作『魔法少女まどか☆マギカ ワルプルギスの夜』が公開決定。含みを残したまま終わった「叛逆の物語」の正統続編として制作される本作は果たしてどんな内容になるのか、その内容を最新PVをもとに徹底予想&考察! 「叛逆」のあらすじ振り返りやキャスト情報などもまとめて紹介していきます。“さあ、物語をつづけましょう。”

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最新映画「ワルプルギスの廻天」概要

2011年に放送された、シャフト製作のオリジナルアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』。ダークな雰囲気が特徴の一風変わった魔法少女作品である本作は、これまで3つの劇場版作品が公開されています。 そして2021年4月、シリーズ開始10周年記念イベントにて、約8年ぶりとなる劇場版『魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天(かいてん)』の製作が発表されました。 2013年公開のあの「叛逆の物語」の正式続編ということで、多くの「まどマギ」ファンが公開を待ち望んでいます。

「ワルプルギスの廻天」公開日はいつ?

2023年9月、「ワルプルギスの廻天」公開予定が2024年冬であることが発表されました。 2024年冬という曖昧な表現なので、2024年の1~3月あたりなのか、2024年年末を指すのか、ファンの間でも意見が分かれています。 ただ2023年10月時点で前売り券情報などが一切出ていないこと、年明けすぐであれば一般的に新春や来春などと表現されることを考えると、2024年12月頃の公開と考えたほうが自然でしょう。

「ワルプルギスの廻天」あらすじネタバレ考察

「ワルプルギスの廻天」は「叛逆の物語」の正統続編であると発表されていますが、一体どのようなストーリーになるのでしょうか。 ここでは劇場版最新作「ワルプルギスの廻天」のストーリーを大胆予想!順次公開されているPVで見えてきた新要素や謎なども踏まえて、想像力フル回転で彼女たちの物語の続きを考えてみましょう。

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【考察①】「ワルプルギスの夜」の正位置が描かれる?

「まどマギ」の中でラスボスとして扱われている、最強最大の魔女・ワルプルギスの夜。サブタイトルにも「ワルプルギス」の名が入っており、ティザービジュアルにもしっかりとワルプルギスの夜が描かれていました。 「廻天」には“世の情勢を一変させる”“勢いがなくなったモノが元の勢いを取り戻す”などの意味があります。正しい位置になれば、「地表の文明をひっくり返してしまう」とされるワルプルギスの夜。作中では正位置となったワルプルギスの夜と戦う姿が描かれるかもしれません。

【考察②】暁美ほむら=「ワルプルギスの夜」?

アニメ版の頃から何度も噂されてきた暁美ほむら=「ワルプルギスの夜」説の真相が、本作でついに明らかとなりそうです。 「ワルプルギスの夜」はフリルをふんだんに使った白い縁取りの青いドレスを着ています。PVではその青いドレスにデザインの似た衣装を着ているほむらが確認できました。 後述するように今回はどうやら複数のほむらが登場するのですが、そのうちの1人が持つ日傘のデザインも「ワルプルギスの夜」にそっくりです。 もともと「叛逆の物語」で登場したほむらの「くるみ割りの魔女(Homulilly)」の姿が、巨大なスカートを履いていて顔の上半分がない点で「ワルプルギスの夜」に似ていました。「ワルプルギスの夜」が“回り続ける愚者の象徴”というのも、時間遡行を繰り返し世界を構築し続けるほむらに重なります。

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【考察③】複数人のほむらが登場する?

PVでは青いドレスのほむら、日傘のほむら、タワーのふもとの椅子に座るほむらが確認できます。タワーを3カットで分けて映すシーンでは、3箇所にほむららしきシルエットが確認できました。 第2弾ビジュアルでまどかを挟んで対峙する2人のほむらが描かれていましたが、PVを観る限り、なんらかの暗喩ではなく本当に複数人のほむらが登場するのでしょう。 虚淵玄はインタビューで「ワルプルギスの夜」の正体について、1人の魔女が複数の魔女の波動を集めた姿であると語り、魔女の集合体であることを示唆していました。複数のほむらが集合して、やがて「ワルプルギスの夜」となる、という展開もあり得そう。 もしくは複数いるほむらのなかに偽物が混じっており、それが「ワルプルギスの夜」という可能性も考えられます。

【考察④】ほむらVSまどかが描かれる?

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project

「叛逆の物語」のラストでは3度目の世界改変後の世界で、悪魔ほむらがまどかに対して「いずれあなたは、私の敵になるかもね」と発言しています。 ほむらのダークヒロインとしての一面が強調された終わり方だったので、「廻天」でほむらとまどかが対立可能性は高いでしょう。もし「ワルプルギスの夜」が悪魔ほむらの最終形態なら、「ワルプルギスの夜」vsアルティメットまどかの対決になるのかもしれません。 この戦いがクライマックスになるとするなら、「廻天」の序盤では、悪魔ほむらによって記憶を奪われたまどかが記憶を取り戻し、再びアルティメットまどかになる過程などが描かれるのではないでしょうか。 まだ想像に過ぎませんが、この時点で「廻天」も前作同様、救いがあるようでない苦しいエンディングになる予感がしますね。

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【考察⑤】タイトルカラーが黄色=マミの物語?

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』
(C)Magica Quartet/Aniplex・Madoka Movie Project

劇場版「まどマギ」は、毎回タイトルのカラーがメインキャラを表している仕様になっています。アニメ再編集版の「始まりの物語」・「永遠の物語」はタイトルがピンク=まどか。「叛逆の物語」は紫で、ほむらが「円環の理」に叛逆する物語が描かれました。 そして今回のタイトルカラーは「黄色」です。黄色といえばマミさんこと巴マミ。そのため今回はマミがキーマンとなる物語が展開される可能性が高いといえるでしょう。 「叛逆」のラストでは桜の花びらがマミの手のひらで悪魔ほむらの黒い羽根に変わっていました。これが伏線となっていて、「廻天」ではマミが悪魔ほむらとか関わって物語を動かすのかもしれません。

【考察⑥】包帯ぐるぐるのさやかは何があった?

PVに登場した美樹さやかが包帯ぐるぐる巻きの姿だったため、さやかに何が起きたのか話題となっています。 佐倉杏子・マミ・さやかと順にキメのシーンが映るのですが、なぜかさやかは右目以外を包帯で覆った状態で、彼女らしくない虚ろな目をしているのです。制服姿のシーンでは、顔には巻いていないものの首に包帯を巻いています。 ここではこの包帯さやかについて、固有魔法喪失説とイメチェン説についてそれぞれ考察していきます。

治癒能力がなくなった?

さやかの固有魔法は治癒なので、包帯を巻くほどの怪我を負うことは本来ならありません。包帯さやかの直前に登場するマミも、実は固有魔法に欠かせない胸のリボンがないのです。2人の描写から考察するに、魔法少女の固有魔法を失っていると考えられます。 何らかの理由で魔法が喪失したか、敵(悪魔ほむらや「ワルプルギスの夜」)によって奪われたのでしょう。見た目ではわかりませんが、杏子も固有魔法を喪失しているのかもしれません。 さやかは剣による近接戦闘タイプです。性格的にも前衛として突っ込んでいくタイプなので、治癒が使えないのに近接戦を繰り広げた結果と考えれば、あれだけボロボロなのもうなずけます。

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イメチェン?

さりげない変化ならまだしも、あまりに仰々しい包帯の巻きっぷりに、伏線に見せかけて単なるイメチェンでは?という意見も出ています。中学生なのでそういうお年頃という見方もできなくもありません。 魔法少女時は、髪には包帯で作ったリボンをつけています。活発なさやかにリボンというイメージはあまりないので、能力というよりも心境的に大きな変化があったことを表しているのかも。 包帯の理由があまり重苦しいものであってほしくないというさやかファンにとっては、この包帯も厨二病ファッションであれ!というのが本音かもしれませんね。

【考察⑦】「ワルプルギスの廻天」の続編はあるのか?

まだ「廻天」の次回作への言及は制作サイドからはありません。「廻天」自体も「叛逆」公開後のファンの反応を見てから制作へと踏み切ったという経緯があります。なので「廻天」に続編の余地が残っていたとしても、その制作可否についてはまた数年後の発表になるのではないでしょうか。 そもそも今作でラスボス「ワルプルギスの夜」を倒してしまうのだとしたら、ここで完結となる可能性が大。ほむらの愛も行き着くところまで行き着いた感じがあり、まどかとほむらを軸とした「まどマギ」はそろそろ終幕になると考えます。 別の世界線や他の魔法少女にスポットを当てたスピンオフ的作品はありそうですが、「廻天」の続編の可能性は低そうです。

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【前作】「叛逆の物語」あらすじから結末までネタバレ

アニメ版の結末

魔法少女まどかマギカ
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

「ワルプルギスの夜」に敗北したほむらのもとに、“過去、現在、未来、全宇宙に存在する全ての魔女を生まれる前に自分の手で消し去ること”を願って魔法少女となったまどかが駆けつけます。 まどかの願いにより世界は再構築され、彼女は未来永劫魔女を生み出さないための概念「円環の理」になりました。神に等しい存在となったまどかは、時間遡行を繰り返しながら自分のために戦い続けたほむらの思いを受け取り、彼女に自分のリボンを1本渡して消失します。 家族や友人からまどかの記憶は消えました。唯一以前の世界の記憶を持つほむらは、まどかが救った世界を守るために魔法少女として戦い続ける、というところでアニメは終わります。

「叛逆の物語」のあらすじ

魔法少女まどかマギカ 叛逆の物語
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

まどかの「願い」により、新たな因果のもとに再構築された宇宙。 見滝原市では鹿目まどか(かなめまどか)や親友の美樹さやか(みきさやか)、先輩の巴マミや佐倉杏子(さくらきょうこ)達魔法少女が、人の悪夢を具現化した怪物「ナイトメア」討伐と学業の両立に励んでいました。 ある日まどか達が通う学校に、同じく魔法少女である暁美ほむら(あけみほむら)が転校してきます。1ヶ月の月日を共に過ごし、「ナイトメア」との戦いに違和感を覚えるほむら。ほむらはそれを杏子に打ち明け、2人は調査を開始します。 そしてこの違和感によって、ほむらは驚くべき真実を知ることになるのでした。

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「叛逆の物語」の結末

偽見滝原が生まれた原因はキュゥべえの計画

この見滝原市は、魔女化寸前のほむらが生み出した結界のなかの偽物の世界だと判明。その裏には、魔女と「円環の理」について検証したいキュゥべえの思惑がありました。 キュゥべえはほむらのソウルジェムを特殊な結界内に隔離、結界内に導き入れた「円環の理(まどか)」を観察・制御することが目的でした。 しかし結界内の偽の記憶が障害となり「円環の理」による浄化は進みません。そこでキュゥべえはほむらに、まどかに「円環の理」としての記憶を取り戻させ、救済してもらうよう進言します。

ほむらの愛が引き起こした「円環の理」への“叛逆”

ほむらはまどかを守り、キュゥべえの計画を壊すため、自ら魔女化して魔法少女たちに倒される道を選びます。仲間の活躍によって結界が壊され、まどかは記憶と「円環の理」の力を取り戻しました。 あとは彼女がほむらを救済して終わるだけのはずが、ほむらは「円環の理」から“まどかの人間としての記憶”を抜き取り、世界を再構築します。ほむらはその感情を「愛」と表現し、それを蝕んだ自分を「悪魔」と評しました。 再構築後の見滝原中で、またまどかとほむらは出会います。全てを知るほむらは、いつかまどかにもらったリボンを返しながら、まどかと敵対する未来を予感して不敵に微笑むのでした。

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「まどマギ」主要キャラ&声優紹介

魔法少女まどかマギカ 鹿目まどか 暁美ほむら 美樹さやか 巴マミ 佐倉杏子
©Magica Quartet/Aniplex・Madoka Partners・MBS

鹿目まどか役/悠木碧

鹿目まどかは物語の主人公です。物語開始時は華やかな魔法少女に憧れていましたが、凄惨な現実に直面し「当事者になれない傍観者」として魔法少女と関わっていきます。 まどかを演じるのは『幼女戦記』の主人公・ターニャ役や『ヒーリングっどプリキュア』の花寺のどか役を演じる悠木碧です。

暁美ほむら役/斎藤千和

暁美ほむらは本編で進む「現在」とは異なる時間軸から来た、まどかの友人です。まどかに対して助言や苦言を繰り返す、謎多き少女として描かれています。 ほむらは「『物語』シリーズ」に登場する戦場ヶ原ひたぎ役でお馴染みの、斎藤千和が演じます。

巴マミ役/水橋かおり

巴マミは見滝原中学校の3年生です。魔法少女としてまどかやさやかの先輩となりますが、2人の前で凄惨な最後を遂げ、魔法少女の本質を見せる役柄として描かれました。 『カスミン』春野カスミ役などを演じた水橋かおりが、マミを演じています。

美樹さやか役/喜多村英梨

元気で活発な美樹さやかはまどかの幼馴染で親友です。さやかは意中の人のために魔法少女になることを決意して戦いますが、最後は魔女となって消滅していきました。悲劇のヒロイン的な立ち位置で描かれています。 同役を演じるのはクールなキャラやツンデレキャラに定評のある喜多村英梨(きたむらえり)。『フレッシュプリキュア!』のキュアベリー役や「〈物語〉」シリーズの阿良々木火憐役などが有名です。

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佐倉杏子役/野中藍

佐倉杏子は隣町である風見野市から見滝原市を縄張りにするためにやってくる利己的な魔法少女です。学校には通っておらず、年齢は不明。魔女化したさやかとの交戦で瀕死となった杏子は、「独りぼっちは、寂しいもんな」と、さやかとともに自爆して死亡していきます。 同役を演じるのは野中藍(のなかあい)。『CLANNAD-クラナド-』の伊吹風子役や『ボボボーボ・ボーボボ』のビュティ役で知られています。

キュゥべえ役/加藤英美里

物語開始時点では魔法少女になるため契約を結ぶ、可愛らしい生き物として登場したキュゥべえ。しかし物語中盤から、魔法少女を喰い物にする狡猾なエイリアンとしての素顔を見せるようになりました。 キュゥべえ役は『バカとテストと召喚獣』木下秀吉役などを演じた、加藤英美里です。

2024年冬が待ちきれない!『魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天』の動向が気になる

魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天
©Magica Quartet/Aniplex・WR

その奥深い世界観と設定で、根強いファンを持つ『魔法少女まどか☆マギカ』。今回はそんな「まどマギ」の劇場版最新作『魔法少女まどかマギカ ワルプルギスの廻天』について紹介してきました。 2024年冬の公開が決まり、新情報のかけらがつまったPVも公開されて、考察班を中心にはやくも盛り上がりをみせています。最新情報を追うとともに、自分なりの考察をしながら公開のその日を待ちましょう!