『鬼滅の刃』風の呼吸の全型を一覧で紹介!鬼が嫌がる「激痛の技」
風の呼吸は『鬼滅の刃』に登場する、全集中の呼吸の一種です。鬼殺隊の最高位である柱の一角、風柱・不死川実弥が使用し、基本となる5つの呼吸の1つでもあります。 そこで本記事では風の呼吸の特徴や全型一覧、実弥以外の使用者について徹底解説していきます! ※この記事は『鬼滅の刃』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
「風の呼吸」とは?
使い手 | 風柱・不死川実弥 |
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日輪刀の色 | 緑 |
派生 | 霞の呼吸 (獣の呼吸は風の呼吸に似ているが派生ではない) |
育手 | 不明 |
「風の呼吸」は柱の一角である不死川実弥が使用する、全集中の呼吸の一種です。五大流派の1つで、暴風の如く荒々しく、素早い動きで敵を切り刻む攻撃特化型の呼吸でした。 対応する日輪刀の色は緑で、攻撃時はエフェクトとして緑色の突風が吹き荒れます。炭治郎が使う「水の呼吸」では水が流れ、「炎の呼吸」の使用時には火炎が燃え盛っていました。しかしこれらは演出上のエフェクトで、実際の攻撃力はありません。 しかし風の呼吸の場合はエフェクトの風が攻撃力を持ち、実際に吹き荒れているのが特徴です。
斬られた鬼の感想は「痛い!!!」
『鬼滅の刃公式ファンブック 鬼殺隊見聞録・弐』には、各呼吸で斬られた感想を聞いた鬼のインタビューが収録されています。風の呼吸によってこの世を去った鬼たちは、口を揃えて「痛い」「激痛」と話しました。 風の呼吸は洗練された技術よりも、荒々しい攻撃力が特徴的です。鬼を心から嫌う実弥からすると、丁度良い呼吸法なのかもしれません。
風の呼吸の全型一覧
壱ノ型 | 塵旋風・削ぎ (いちのかた じんせんぷう・そぎ) |
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弐ノ型 | 爪々・科戸風 (にのかた そうそう・しなとかぜ) |
参ノ型 | 晴嵐風樹 (さんのかた せいらんふうじゅ) |
肆ノ型 | 昇上砂塵嵐 (しのかた しょうじょうさじんらん) |
伍ノ型 | 木枯らし颪 (ごのかた こがらしおろし) |
陸ノ型 | 黒風烟嵐 (ろくのかた こくふうえんらん) |
漆ノ型 | 勁風・天狗風 (しちのかた けいふう・てんぐかぜ) |
捌ノ型 | 初烈風斬り (はちのかた しょれつかぜぎり) |
玖ノ型 | 駄天台風 (くのかた いだてんたいふう) |
風の呼吸の適正者は気性が激しく、目的のために他者も巻き込む者だと言われています。上述した通りエフェクトとして巻き起こる風でも攻撃ができるので、周りを巻き込む攻撃範囲の広さが特徴です。 また疾風のように攻撃スピードが速く、殺傷力で言えば全呼吸の中でも屈指でしょう。作中では風の呼吸の型が、9つ登場しました。ここではそんな風の呼吸の全型を、一覧で紹介していきます!
壱ノ型「塵旋風・削ぎ(いちのかた じんせんぷう・そぎ)」
壱ノ型「塵旋風・削ぎ(いちのかた じんせんぷう・そぎ)」は、凄まじい勢いの一方向に向けた攻撃です。横向きの竜巻が地面を削ぎながら突進する技で、攻撃は遠距離まで届きます。 1番基本となる技であるため実弥も多用しており、単体としてだけでなく繋ぎとしても使用していました。
弐ノ型「爪々・科戸風(にのかた そうそう・しなとかぜ)」
弐ノ型「爪々・科戸風(にのかた そうそう・しなとかぜ)」は、日輪刀を斜めから振り下ろす技です。一振りで4本の斬撃を発生させ、その形は獣の爪のようでした。おそらく名前の由来は、罪や穢れを払う風とされる、「科戸の風」だと思われます。 作中では戦っていた上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)に、あっさりと斬り裂かれてしまっていました。
参ノ型「晴嵐風樹(さんのかた せいらんふうじゅ)」
参ノ型「晴嵐風樹(さんのかた せいらんふうじゅ)」は、風の呼吸には少ない防御タイプの技です。自身の周囲に竜巻を発生させ、斬撃を繰り出しながら身を守ります。 実弥は黒死牟が急速に接近し刀を振り抜いた際に、使用していました。
肆ノ型「昇上砂塵嵐(しのかた しょうじょうさじんらん)」
肆ノ型「昇上砂塵嵐(しのかた しょうじょうさじんらん)」も、参の型と同じく防御タイプの技です。下から上に刀を振り、竜巻や砂嵐のような盾の斬撃を作り出します。 黒死牟と相対した不死川玄弥は、腕や胴を斬られ大ピンチに陥りました。そして彼がトドメを刺されそうになった瞬間に、間に割って入り助けた実弥が使用していたのが肆ノ型です。
伍ノ型「木枯らし颪(ごのかた こがらしおろし)」
伍ノ型「木枯らし颪(ごのかた こがらしおろし)」は、ジャンプした後に放つ技です。空中から回転しながら斬りつけ、周りに無数の竜巻を発生させます。 伍ノ型は広範囲に及ぶ攻撃で、最後の戦いにて鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)を追い詰めました。
陸ノ型「黒風烟嵐(ろくのかた こくふうえんらん)」
陸ノ型「黒風烟嵐(ろくのかた こくふうえんらん)」は、下から上に豪快に斬り上げる技です。一筋の太い斬撃が繰り出され、炎の呼吸陸ノ型「昇り炎天」とよく似ていました。 稀血で様子が変わった黒死牟に、実弥はこの技を繰り出します。避けられはしたものの、非常に攻撃力が強いです。
漆ノ型「勁風・天狗風(しちのかた けいふう・てんぐかぜ)」
漆ノ型「勁風・天狗風(しちのかた けいふう・てんぐかぜ)」は、直接攻撃はもちろんサポート技としても使用可能。宙返りをしながら直接縦回転での斬撃を繰り出す技です。 黒死牟との戦いで消耗していく実弥と悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は、2人同時に畳み掛けます。その際に彼は漆ノ型を放ち、悲鳴嶼の技を旋風でサポートしました。
捌ノ型「初烈風斬り(はちのかた しょれつかぜぎり)」
捌ノ型「初烈風斬り(はちのかた しょれつかぜぎり)」は、スピード重視の風の呼吸だからこそ可能な技です。自らが敵の周りを竜巻のように一周し、斬撃を浴びせます。 ついに黒死牟の首を落とした実弥と悲鳴嶼。しかし首を落とされても止血する黒死牟を見て、悲鳴嶼は攻撃を止めないよう叫びました。そこで実弥が畳み掛けとして使用した技が、捌ノ型です。
玖ノ型 「駄天台風(くのかた いだてんたいふう)」
玖ノ型 「駄天台風(くのかた いだてんたいふう)」は、捌ノ型以上のスピードを誇る大技です。凄まじい速さで空中に跳躍し、無数の斬撃を放ちます。玖ノ型は攻撃範囲、威力ともに高いです。 黒死牟を倒した実弥は、ついに無惨と対峙します。そして巨大な赤ん坊となった無惨の片腕を、彼は玖ノ型 で斬り落としてみせました。
実弥以外の風の呼吸の使い手とは!兄弟子・粂野匡近って誰?
『鬼滅の刃』の作中には、風の呼吸を使う人物が実弥以外にもう1人描かれています。それが実弥の兄弟子・粂野匡近(くめのまさちか)です。原作では19巻の回想シーンで登場します。 家族を殺された実弥は鬼殺隊も日輪刀も知らずに、自身の稀血を利用しながら鬼と戦っていました。そんな彼と出会い、自身の育手を紹介したのが匡近だったのです。 実弥も徐々に心を開き、いつしか2人は親友と言える間柄に。しかし小説『鬼滅の刃 風の道しるべ』にて、当時の下弦の壱との戦闘中に、匡近は実弥の目の前で亡くなったと明かされました。
「風の呼吸」がアニメで描かれるのはクライマックス!
実弥の戦闘シーンは、無限城編まで描かれていませんでした。しかし重要な戦いで風の呼吸の実力を存分に発揮し、読者に強烈なインパクトを残しています。 アニメ『鬼滅の刃』は2024年5月に「柱稽古編」が開始になりました。映像で描かれる風の呼吸の描写に期待です。