2024年2月6日更新

不死川玄弥の死亡は何巻何話?実弥との兄弟愛に涙腺崩壊の死亡シーンを解説【鬼滅の刃】

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鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』に登場する不死川玄弥(しなずがわげんや)は、主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)と同期の鬼殺隊士です。炭治郎の同期とあって、彼もまた個性の強い性格と特殊な能力を持っています。 本記事ではそんな不死川玄弥を徹底解説!生死の行方や兄との関係、作中の活躍、彼だけが使える血鬼術などについて詳しく見ていきます。 ※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。

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【死亡】黒死牟との戦いで涙腺崩壊の最後を迎える

死亡理由 縦に斬られ鬼のように消滅
誰に殺された 上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)
死亡場所 無限城
死亡時の年齢 16歳

最終章にあたる「無限城決戦編」で十二鬼月最強の上弦の壱・黒死牟と対峙した玄弥。霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)や実弥、悲鳴嶼と3人の柱をもってしても追い詰めることが困難な黒死牟に対し、その場で最弱だった玄弥はどう戦ったのでしょうか。 彼の最後の戦いは19巻166話から21巻179話にて展開。ここからはその戦いぶりを詳しく見ていきます。

上弦の壱・黒死牟と対峙

鬼滅の刃 黒死牟

先に黒死牟と対戦していた時透は、黒死牟に腕を斬り落とされ柱に打ち付けられていました。玄弥は柱の陰から不意打ちで攻撃を仕掛けようとしますが、次の瞬間には黒死牟は玄弥の背後に。そのまま両腕と胴を切断されてしまいます。 続いて頚を斬られかけたとき、兄・実弥が登場。そして実弥が玄弥に長生きしてほしいと願っていたことを知り、玄弥もかつて「人殺し」と兄を罵ったことを涙ながらに謝るのでした。 兄とは和解できたものの、依然戦況は不利なままです。玄弥は黒死牟の髪を喰らって身体を治すと、炭治郎の言葉を思い出していました。それは1番弱い者が勝利への突破口を開く可能性を秘めているという言葉です。意を決した玄弥は黒死牟の刀を喰らうのでした。

黒死牟の反撃により体が半分に

不死川玄弥

玄弥は無一郎の協力もあり、鬼の力を宿した銃弾を黒死牟に当てることに成功。さらに玄弥はここで血鬼術を発動し、黒死牟の動きを封じ込めます。そこに総攻撃を仕掛けついに決着か……と思われたそのとき、窮地に陥った黒死牟は決死の反撃を開始。 その全身から無数の刀身が生まれ、斬撃があたりを縦横無尽に切り刻んでいき……。無情にもその斬撃によって玄弥の身体は縦半分に斬られてしまいます。それでも彼は仲間のためにできる行動を考え、最後の力を振り絞って血鬼術を発動。仲間に勝機を生み出すのでした。

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【死因】不死川玄弥はなぜ死んだのか

玄弥が死亡した1番の要因は「黒死牟から受けたダメージ」で間違いないと思いますが、このとき玄弥は鬼化しており「首を斬られなければ死なない」身体になっていたと思われます。ならばなぜ玄弥はここで死ななければならなかったのでしょうか。 この謎については一緒に戦っていた悲鳴嶼が語っています。彼曰く、このときの玄弥は鬼の力が「出血と共に殆ど抜けている」状態だったとのこと。つまり彼の死因は「黒死牟に身体を両断されたこと」と、「大量出血により鬼の力を失ったこと」だったと言えそうです。

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全集中の呼吸は使えない玄弥だけど、気持ちは本物の鬼殺隊だった!

【涙腺崩壊】不死川兄弟の兄弟愛

『鬼滅の刃』不死川実弥

玄弥の血鬼術の力もあり、4人は何とか黒死牟に勝利。しかし玄弥は大ダメージを負ったことで、身体が消滅しかかっていました。気絶から目を覚ました実弥は彼のもとへ駆け寄り泣き叫びますが、玄弥の身体はボロボロと朽ちていきます。 そして玄弥はつらい思いをしてきた兄に「幸せになって欲しい」「死なないで欲しい」と告げ、最後に「俺の兄ちゃんはこの世で一番優しい人」「ありがとう兄ちゃん」と言い残し消えていくことに……。 こうして玄弥は炭治郎の同期の中で初の戦死者となってしまいます。そして弟の想いを託された兄は、再び戦いの渦中へと身を投じていくのでした。

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一緒に柱にはなれなかったけど、しっかり和解した兄弟。実弥は本当に弟を愛していたんだなぁ……。

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【鬼化】不死川玄弥はなぜ消えた?

玄弥は死んでいくとき、身体がボロボロと崩れ最後には消えてしまいました。この死に方は人間ではなく、まるで鬼のよう。おそらく彼は最後の戦いで黒死牟の刀などを取り込んだため、身体の構成が鬼に大きく近づいてしまったのではないでしょうか。 そのため玄弥は他の鬼殺隊のように死体が残ることもなく、鬼と同じように身体ごと完全に消滅。兄の実弥にとっては弔いも十分に出来ない、なんとも寂しい最期になってしまいました。

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身体は消えてしまったけど、実弥は最期を見届けられたのがせめてもの救いかな。

【プロフィール】不死川玄弥(しなずがわげんや)とは

階級 癸→丁
誕生日 1月7日
年齢 16歳
身長 選別時 160cm→180cm
体重 選別時 56kg→76kg
出身 東京府 京橋區
趣味 盆栽
好きな食べ物 スイカ
声優 岡本信彦

不死川玄弥(しなずがわげんや)は炭治郎とともに最終選別を合格した5人のうちのひとりで、この試験の際に初めて登場したキャラです。 サイドを刈り上げた髪型と顔面を横断するようについている大きな傷跡が特徴的な人物で、鋭い目つきをしています。登場時の彼は試験案内役の童子に乱暴を働くなど、粗暴な一面が目立っていました。 しかし本来の彼は兄弟想いの心優しい人物。上弦の肆・半天狗との戦いで炭治郎と共闘して以降は、本来の純粋な性格が表に出てくるようになります。

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見た目も中身もヤンキーなのに実は優しいところがたまらなく尊い……。

兄:不死川実弥(しなずがわさねみ)

鬼滅の刃 不死川実弥

不死川玄弥の実兄は風柱の不死川実弥(しなずがわさねみ)です。柱のなかでも鬼への執念と殺意は随一な人物で、隊員からも恐れられています。

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【強さ】玄弥の日輪刀・銃・血鬼術

日輪刀の色は灰色のまま

「色変わりの刀」とも呼ばれる日輪刀は、使い手の流派に呼応して刃の色が変わるという特性があります。しかし玄弥は全集中の呼吸が使えません。そのため彼の日輪刀は、刀が打たれた際の灰色のままとなっています。

大口径南蛮銃

唯一鬼を殺せる武器・日輪刀は、全集中の呼吸が使えることが前提の刀です。そのため玄弥は日輪刀をサブウェポンとし、メインウェポンとして大口径南蛮銃を使用しています。 弾丸には日輪刀の原料にもなっている猩々緋砂鉄(しょうじょうひさてつ)を使用しており、鬼の頚に直撃させることで弱い鬼なら殺すことも可能です。

血鬼術は「鬼を封じること」のみに特化

「無限城決戦編」で上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)との死闘を繰り広げた玄弥。その戦いの最中に彼は黒死牟の髪と刀を喰らい、限りなく鬼に近い存在となることで血鬼術が使えるようになりました。 彼が必死の想いで撃ち出した弾には追尾機能が備わっており、黒死牟に着弾すると弾丸からは木が生えその動きを封印。さらに黒死牟の血を吸収して、木は成長していきます。 木で鬼の動きを封印し、さらに血鬼術の媒介となる血を奪い鬼の能力も制限する彼の血鬼術は、鬼を封じることに特化した力なのです。

【特異体質】不死川玄弥が鬼化!?なぜ死なないのか

不死川玄弥

鬼喰い

鬼殺隊士達がほぼ必須で習得している全集中の呼吸。ところが玄弥は全集中の呼吸が一切使えません。その代わり彼は人並み外れた咬合力と消化器官を有しており、鬼を喰らうことで一時的に鬼の持つ不死性や回復力・怪力を得ることができるという特異体質を持っています。 刀鍛冶の里に滞在している時も長期間一切食事に手を付けていなかったり、炭治郎の目の前で抜けたはずの歯が再び生えてきていたりと、人間らしからぬ行動や再生力からその能力のポテンシャルの高さが伺えますね。 また彼は型は使用できないものの、基本的な身体能力は鬼殺隊でも上位の部類。入隊から数ヶ月で身長も20cm伸びており、体格面でも同期の中では特に恵まれていると言えます。

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反復動作

玄弥が使用する反復動作とは、いわゆるルーティーンのこと。彼はあらかじめ決めていた動作を反復して行うことで、自身の集中力を極限まで高めています。 彼はかつて寺で暮らしていた岩柱・悲鳴嶼行冥のもとで修行をしていたこともあり、彼が行う反復動作は念仏を唱えること。実際に半天狗の戦いの際に、何度も念仏を唱えていました。

なぜ死なない?

玄弥は死なないというわけではないのですが、普通の人間であれば死にそうな攻撃を受けても立って動いている様子が見られます。その理由としては、鬼を喰うことで一時的に鬼のような肉体の強靭さを得ているからです。 そのため先程も説明した鬼喰いの効果が切れていれば、攻撃を受けたら玄弥も死んでしまいます。

玄弥が鬼を喰う理由は?

玄弥は鬼を喰うと、一時的に鬼の体質を得られます。すると再生力や筋力が上がり、本来の自分以上の力を発揮することが可能です。 身体能力の低さや呼吸ができないという弱点を補うための策ではありますが、鬼喰いをできるのは玄弥が特異体質を持っているからこそ。彼は噛む力と消化器官が常人離れしており、それゆえ鬼の体質を取り込める特別な人間なのです。

玄弥が喰った鬼一覧

半天狗 鬼滅の刃
半天狗 憎珀天が出現させた無間業樹の一部
黒死牟 髪 , 折れた刀身

【魅力】不死川玄弥は意外とかわいい!?最悪な第一印象からまさかのギャップ

魅力①根はやさしくかわいいところもある

初登場時、玄弥は最終選別終了が終わってから産屋敷かなたに乱暴をはたらき、炭治郎や読者に最悪の第一印象を与えました。 しかし彼は決して根は悪い子ではなく、不器用ではあるものの素直な性格。炭治郎と仲良くなってからは、やわらかい表情をみせるようにもなります。 また綺麗なお姉さんやかわいい女の子を前にすると緊張してしまうなど、思春期の男の子らしい一面も。顔を真っ赤にして固まる姿は、初登場の凶悪な姿からはかけ離れています……。

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甘露寺に話しかけられたとき、相手のかわいさに緊張して何も返事ができなかったとか可愛すぎる。見た目のいかつさからは想像もつかない……!

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魅力②兄貴大好きなところに胸キュン

玄弥は兄の実弥に憧れを抱き、彼に追いつきたい一心で頑張っていますが、その兄からは冷たい態度をとられてしまっています。兄から厳しい言葉を投げつけられ、しゅんとした姿を見せるところがいじらしいです。 それでも玄弥は「兄貴」のことが大好きで、どんな状況であろうと実弥の悪口を言う人間のことは許しません。この兄弟の関係はいろいろこじれてしまっていますが、兄と弟それぞれの心境を想うと胸が締め付けられます……。

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やはり玄弥について語るとき実弥の存在は欠かせない。兄が大好きな弟と、そんな弟に冷たい兄……。ふたりの複雑なドラマからも目が離せなかった。

【過去】兄・実弥との兄弟関係

7人兄弟の長男と次男として育った実弥と玄弥。父が死んでからは、2人で母や弟たちを守ろうと約束を交わし合う仲睦まじい兄弟でした。 しかるある日、何者かによって次々と弟たちが殺されてしまいます。その犯人は鬼となった母親で、彼は母を殺す実弥の姿を目撃してしまうのでした。

兄弟の間に生まれた亀裂

玄弥は母が鬼だと分かっていましたが、目の前の光景に気が動転していたこともあり、兄に対し「人殺し」と罵倒してしまいます。これを機に実弥は鬼殺隊へ。そして玄弥は兄に謝りたいと、その後を追います。 再会後の実弥は玄弥にきつく当たりますが、それは玄弥だけでも安全なところで長生きしてほしいという愛情の裏返しでした。玄弥の最期の瞬間、2人はようやく本心を伝えあい、お互いに大切に思い合っていたことを知ります。

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玄弥が鬼殺隊に入った理由

玄弥は鬼殺隊に入り、「になる」ことを目指していました。この裏には「兄に認めてもらいたい」という気持ちと、「兄に会いかつてのことを謝りたい」というふたつの気持ちが隠れていたと思われます。 玄弥は過去に兄を罵倒したことを謝罪したいと考えていましたが、兄が鬼殺隊に入ったことで会う機会が激減。そこで何とか会おうと鬼殺隊に入るも、兄は柱になっており簡単に会うことも出来ません。そのため玄弥は鬼殺隊で兄と肩を並べる柱になり、顔を合わせる機会を得たいと考えだしたようです。

【師匠】岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)

『鬼滅の刃』悲鳴嶼行冥

不死川玄弥の師匠は岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)です。柱のなかでも慈悲深い悲鳴嶼は、後述する玄弥の決して鬼殺隊向きとはいえない体質を見かねて、継子にはできないと明言したうえで、彼を弟子として面倒を見ています。 玄弥いわく悲鳴嶼は教えるのが下手らしく、何事も見て覚えるようにしているとのことです。

【活躍】「刀鍛冶の里編」上弦の肆・半天狗との戦い

哀絶

玄弥が刀鍛冶の里で療養中、里が上弦の肆・半天狗に急襲されます。半天狗は喜怒哀楽の4体の分身体を操り、追い詰められるほど強くなるという厄介な鬼でした。 玄弥は分裂体の1つである哀絶(あいぜつ)と交戦。槍で身体にいくつ穴を空けられても彼は死ぬことがなく、その特異なフィジカルの強さを発揮しました。最終的に哀絶は鬼を喰らった玄弥によって頚を切られ倒されます。

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炭治郎と協力し半天狗を討伐!

このとき玄弥は一刻も早く柱になりたいと焦っていたため、半天狗の本体を仕留めることに固執していました。鬼化で理性を失いかけていたことも手伝い、玄弥は共闘する炭治郎にも手柄をよこすように食って掛かります。 しかし戦いの中で炭治郎の前向きな姿勢や言葉に触れた玄弥は、態度を軟化させていくことに。最後は仲間と一丸となって半天狗を追い詰め、炭治郎の鬼討伐に貢献します。

【現代編】現代では警察に!兄弟揃って幸せに生きる

最終話「幾星霜を煌めく命」では現代の東京に生きる、炭治郎たちの子孫や転生者の姿が描かれています。炭治郎の子孫らしき竈門炭彦(かまどすみひこ)は遅刻常習者。彼は毎朝パルクールで登校するため、地元の警察官にも目をつけられています。 彼の登校にあわせてパトロールをしている警察官2人組が、実弥と玄弥の転生者です。2人のセリフから兄弟ではなく先輩後輩の関係のよう。先輩と呼ばれている実弥の転生者は、実弥と同じように口の悪さが目立ちます。 一緒に大人になることが叶わなかった不死川兄弟ですが、現世では共に平和な社会を守るために奮闘しているようです。

【声優】不死川玄弥役:岡本信彦

岡本信彦

不死川玄弥役を演じているのは、人気男性声優の岡本信彦(おかもとのぶひこ)です。彼は中2病を自称しており、自身のライブでは壮大な中2的なパフォーマンスを披露することも。ラジオやイベントで見せる濃いキャラは、女性だけでなく男性にも支持されています。 彼は2006年にアニメデビュー後、2008年頃からメインキャラでの出演が増加。『青の祓魔師』の奥村燐役や『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己役、「とある」シリーズの一方通行役などが有名です。 爽やかな主人公キャラから血気盛んなキャラ、狂気をはらんだトリッキーなキャラまで幅広くこなす実力派です。

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唯一の鬼喰い剣士・不死川玄弥は黒死牟と戦い抜いて死亡

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

鬼を喰らって強くなるという他の誰にも真似できない特性を持つ不死川玄弥について解説しました。彼は序盤はあまり活躍シーンがありませんが、中盤以降は性格も丸くなり炭治郎にとっても良き友人となっていく重要キャラです。 とくに最終決戦を描く「無限城編」では彼の活躍が戦局に大きな影響を与えました。そこでの活躍を楽しむためにも、彼が大きく成長する「刀鍛冶の里編」は見逃せません。 悲しい最期を遂げてしまう玄弥ですが、だからこそ生前の活躍に注目してほしい人物です。この記事で彼の活躍を振り返った後は、ぜひ原作も読み返してみてください。