2020年4月13日更新

『鬼滅の刃』黒死牟(こくしぼう)の“月の呼吸”がチート級!?鬼殺隊を捨てた男、その過去とは

黒死牟 サムネイル

いよいよ佳境に差し掛かってきた『鬼滅の刃』。鬼の中の最高位・上弦の壱として長年柱達を苦しませてきた黒死牟(こくしぼう)。そして彼の弟であることが明らかに縁壱とは?2人の強さや活躍エピソードを徹底解説していきます。

目次

『鬼滅の刃』上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)を徹底解説!【ネタバレ注意】

黒死牟(こくしぼう)は鬼の中のトップ・上弦の壱に君臨する最強の鬼です。鬼になると治癒能力をはじめとする身体能力が向上し、特殊な血鬼術を使えるため、『鬼滅の刃』に登場した鬼はいずれも強力でした。 もともと呼吸を使う剣士だった黒死牟は痣を発現させているうえに「月の呼吸」という呼吸法を使うことができるため、鬼たちの中でも異次元の強さを誇ります。上弦の陸・會岳(かいがく)も呼吸を使える鬼ではありましたが、その実力には大きな差があります。 その理由のひとつは、鬼として生きてきた期間。黒死牟はなんと戦国時代から鬼として生き続けているのです。元々の実力に加え、長い間に人を食らって成長し続けてきたと考えると炭治郎たちが生きる大正時代に至るまで不敗なことにも納得できますね。 この記事では、そんな黒死牟について徹底解説!強さや魅力的な人物像をひも解いていきます。 ※この記事には『鬼滅の刃』に関する重要なネタバレが含まれています。アニメで追っている人や単行本派の人は、注意して読み進めてください。

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黒死牟(こくしぼう)の「月の呼吸」がチート級に強い!

黒死牟の「月の呼吸」の型は、鬼となり血鬼術と合わさったことで劇的にリーチが広がった非常に厄介なものになっています。 通常の剣士が技を使った時にエフェクトとして水しぶきや炎が描かれているように、黒死牟が技を使った時には剣の軌道上に三日月のような模様が描かれます。この模様は単なる作画のエフェクトではなく、なんと斬撃が漂って残った状態なのです。 熟練した剣の使い手である黒死牟の攻撃は柱ですら避けるだけでも精一杯ですが、剣をかわしてもその後に漂う三日月に当たってしまうと斬られてしまうのです。

壱ノ型 「闇月・宵の宮(やみづき・よいのみや)」

「壱ノ型 闇月・宵の宮」は超高速で振るわれる横薙ぎの一閃で、同時に三日月状の刃も複数放つ技です。作中で黒死牟が最初に使った月の呼吸の型であり、霞柱・時透無一郎(ときとうむいちろう)に対して放ちました。 時透が「異次元の速さ」と驚くほど速い斬撃で、さらに周りに漂う三日月の刃の大きさが常に変化して不規則なため、対応しきれずに彼の左腕は斬り落とされました。

弐ノ型 「珠華ノ弄月(しゅかのろうげつ)」

「弐ノ型 珠華ノ弄月」は下から切り上げる斬撃を3つ放ち、三日月状の刃を間合い以上に飛ばす技です。岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)との戦闘中に使用しました。 悲鳴嶼が放った「岩の呼吸 肆ノ型 流紋岩・速征(りゅうもんがん・そくせい)」と衝突しましたが、彼の顔に傷を負わせながら、黒死牟は無傷でした。しかも、直前に刀を折られていたにも関わらず、一瞬で刀身を再生させてこの技を出しました。

参ノ型 「厭忌月・銷り(えんきづき・つがり)」

「参ノ型 厭忌月・銷り」は横薙ぎの斬撃を異なる向きに2つ繰り出す技で、その周りには大小さまざまな三日月状の刃が残ります。風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)に対して使いました。 不死川の日輪刀を足で押さえつけ、動きを封じた上で放った技でしたが、間一髪のところで悲鳴嶼が助太刀に入ったことで不発に終わります。

伍ノ型 「月魄災禍(げっぱくさいか)」

「伍ノ型 月魄災渦」は刀を振らずして黒死牟の周囲全体に斬撃を放つ技です。不死川の日輪刀と鍔迫り合い中だったにも関わらず、ノーモーションでこの技を繰り出しました。 不死川は大きく飛び退いて躱しましたが、上下左右にかなり広範囲を攻撃できる上、刀の動きを封じらても斬撃が出せるため、いかなる状況でも使用できる反則級の技です。

陸ノ型 「常世孤月・無間(とこよこげつ・むけん)」

「陸ノ型 常夜孤月・無間」も不死川との戦いで使用した技で、一瞬で前方を中心に無数の斬撃を放ちます。無間という名にふさわしく、縦横無尽に繰り出されるその斬撃と三日月状の刃には隙間がありません。 遠く離れた柱も壊れるほどの広範囲かつ超高速で放たれる技のため、不死川は避けることも、受けきることもできずに重傷を負ってしまいます。

漆ノ型 「厄鏡・月映え(やっきょう・つきばえ)」

「漆ノ型 厄鏡・月映え」は前方広範囲に地を這う斬撃を5つ放ち、その合間を埋めるように三日月状にうねる斬撃も伴う技です。悲鳴嶼と不死川2人に対して使用しました。 漆ノ型以降の技は、黒死牟の刀が変形し、伸びた状態で使われるます。そのため間合いが2倍以上広くなっており、速度も上がっているため悲鳴嶼と不死川の両名とも攻め入れなくなりました。

捌ノ型 「月龍輪尾(げつりゅうりんび)」

「捌ノ型 月龍輪尾」は壱ノ型と同じく横薙ぎに一閃する技ですが、刀身が伸びた状態のため格段にリーチが伸びており、威力も上がっています。悲鳴嶼と不死川との戦闘で、漆ノ型に続けて繰り出しました。 太刀筋に漂う三日月状の刃のサイズも全体的に大きくなっており、回避に徹していた不死川でも避けきれず足に傷を負っています。

玖ノ型 「降り月・連面(くだりづき・れんめん)」

「玖ノ型 降り月・連面」はその名のとおり、無数の大きな斬撃が様々な角度から相手に向かって降り注ぐ技です。悲鳴嶼と不死川との戦闘で捌ノ型を使った後、間髪入れずに放ってきました。 悲鳴嶼は何とか防いだものの、不死川は直前に足を負傷した影響もあってか、かわすことができず背中に大きな傷をつくります。このダメージで床に膝をついてしまい、絶体絶命となりました。

拾ノ型 「穿面斬・蘿月(せんめんざん・らげつ)」

「拾ノ型 穿面斬・蘿月」は幾重にも重なる丸鋸のような円状の巨大な斬撃を放つ技です。悲鳴嶼と不死川との戦闘中に使われましたが、主に不死川に向けて放たれました。 この技を前に動けない状態だった不死川でしたが、一時戦線離脱していた時透が戻り、助けに入ったことでギリギリ躱します。彼が助太刀できなければ不死川の命はなかったと思われます。

拾肆ノ型 「兇変・天満繊月(きょうへん・てんまんせんげつ)」

「拾肆ノ型 兇変・天満繊月」は伍ノ型の超強化版といった技で、数えきれないほどの巨大な斬撃で辺り一面を覆いつくします。悲鳴嶼、不死川、時透の3人が同時に向かってきたとき、一気に全員仕留めるために使用しました。 時透はこのとき、決死の覚悟で斬撃の間を縫って間合いを詰めますが、左足が切断され、頸動脈には届いていないものの、頸も一部斬られてしまいます。

拾陸ノ型 「月虹・片割れ月(げっこう かたわれづき)」

「拾陸ノ型 月虹・片割れ月」は6つの大きな三日月状の斬撃が頭上から降り注ぐ技です。時透が戦線復帰した直後、悲鳴嶼と不死川に向けて放たれました。 2人とも回避には成功しましたが、このとき悲鳴嶼は、「岩の呼吸 伍の型 瓦輪刑部(がりんぎょうぶ)」を繰り出そうとしたところを阻止されます。彼はそれをきっかけに、あまりに動きが読まれることに疑問を持ち、「透き通る世界」へと至りました。

武器精製も可能!?異次元すぎる能力

黒死牟の能力は月の呼吸だけではなく「武器精製」という能力も持っています。 普通の剣士なら刀が折ったり、刀を奪うなどして手元から離せば武器を失うので攻撃を封じることができますが、黒死牟は「武器精製」により自分の体から刀を作ることができるのです!そのため、たとえ刀が折れても瞬時に再生できるほか、刀を変形させたり体からいきなり刀を生やすこともできます。 武器を失う心配がなく、さらにはトリッキーな戦い方も可能にする強力な能力です。呼吸とこの能力だけでも十分すぎるほどの能力ですが、彼はさらに“透明な世界”までも習得しています。 炭治郎も使うことが出来る“透明な世界”の能力は、相手の体が透けて見えるというもの。ただ単純に見えるだけではなく、そこから攻撃のリズムを読んだり、弱点を突いたりすることが出来るのです。

上弦の壱・黒死牟の性格は?誇り高き元剣士

最強の鬼・黒死牟は物静かで冷静な人物です。セリフにも「……」と多く入っていることから、話し方もゆっくりと落ち着いた話し方であることが分かります。 また、剣士らしく礼節を重んじる面があり上弦の会合で上弦の弐・童磨(どうま)に対して、上弦の参・狗窩座(あかざ)が手を出した際には狗窩座の腕を斬り飛ばすシーンもありました。 そして最も象徴的なのが、“強さ”に絶対的な価値を置いている点。戦った相手の実力が高ければ賞賛し、鬼として生き残らせようとしますが、強くないと判断すると価値がないとして真っ先に殺そうとする様子も見られました。 これには彼が鬼となる前から感じていた「弟を超えたい」思いが、鬼となって歪み「何をしても最強になる」思いへ変わったことが大きく影響しています。

黒死牟の正体は元鬼殺隊!?弟・縁壱(よりいち)との関係は

黒死牟の本名は「継国巌勝(つぎくにみちかつ)」。かつて痣を発現させ無惨をあと1歩のところまで追いつめた鬼狩りの元祖・始まりの剣士たちの1人でした。 彼が生まれた継国家は戦国時代の武家で、幼い頃から父に剣術を習っていました。縁起が悪いとされる「双子」なうえに顔に痣を持つため、不気味な存在としての冷遇される弟・縁壱(よりいち)に対しては、母から離れられない様子や冷遇を憐れんで優しく接していました。 しかし、縁壱が自分より優れた才能を持っていたことに気づくと、嫉妬とともに憎しみを感じるようになります。その後、鬼狩りとなった弟と再会して技を教わり、自分も痣をもつ鬼狩りとなります。 しかし、弟には遠く及んでいないこと・痣による短命化を知ったことで弟を超えるために鬼となることを選んでしまうのでした……。

黒死牟の壮絶な最期とは?3人の柱を敵に回した大激戦の末……

鬼殺隊への襲撃が始まったのち、彼は子孫である無一郎と対峙し圧倒的な力で彼の片腕・片足を切り飛ばして戦闘不能にしてしまいます。 さらに不死川(しなずがわ)兄弟と悲鳴嶼(ひめじま)も加わりますが、不死川玄弥の両腕と胴をあっという間に切り離したうえ、柱2人を相手にしても余裕を見せます。しかし、柱同士の連携や2人の痣の発現により少しずつ黒死牟の余裕が無くなります。 そして刀を変形させ、更なる力を発揮するも戦闘不能にしたはずの玄弥と、参戦した無一郎による決死の足止めと柱2人の命を顧みない猛攻が襲い掛かります。 総攻撃に耐えられず首を刎ねられますが、一度は首を再生し、“最強”となるために異形と化します。しかし、自分のあまりに醜い姿に失望した彼は、攻撃をすることなく再び柱たちの猛攻を受け、ついに塵となるのでした。

黒死牟(こくしぼう)が持っていた笛、それは……

今回は黒死牟(こくしぼう)について紹介してきました。鬼殺隊として腕を磨きながらも、さらなる力を求めて鬼になってしまった黒死牟。彼の行動には、常に弟・緑壱(よりいち)へのコンプレックスがありました。 そして、悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)をはじめとする柱達を相手に、常に互角以上で戦う彼の強さは、本物です。ただ、力に溺れるあまりに、自らの道を少し逸れてしまったのでした。 死した時、彼の胸元から出てきたのは、幼い日い弟へ渡した、手作りの笛。緑壱と戦ったときに、彼がずっとその笛を大事にしていたことを知った黒死牟は、その後も鬼として生きながらも、心のどこかに兄としての温かい思いを持っていたのかもしてませんね。