不死川実弥は死亡していない?結婚の可能性や過去について深掘り【鬼滅の刃】
アニメも世界的なヒットを飛ばし、令和を代表する漫画のひとつとなった『鬼滅の刃』。 本作には魅力あふれるキャラクターが多数登場しますが、この記事では特に人気の高い風柱・不死川実弥(しなずがわさねみ)について徹底解説!誰もが気になる死亡説の真偽についてしっかり紹介し、さらにや悲しい過去や結婚の可能性についても深掘り。これを読めば実弥のありとあらゆる情報を知ることができますよ! ※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
不死川実弥(しなずがわさねみ)は死亡していない!理由は?
他の柱たちとともに鬼舞辻無惨との最終決戦に挑んだ不死川実弥。多くの登場人物が死亡した激戦でしたが、実弥は死なずに生き延びています。彼はひん死のダメージを負っていたのですが、どうして生存することができたのでしょうか。 その理由としてまずは彼の強さがあげられます。実弥は柱のなかでもトップクラスの強さを誇り、身体の頑丈さも最強レベル。さらに稀血という鬼にとってのご馳走、栄養価が高いと思われる血を持っていることも関係していそうな予感。 加えて彼の性格は非常に強気で負けず嫌い。実弥が生き残った要因は、こうした様々な理由が複合していたものと思われます。
柱はみんな死んでしまうのかと思いましたが、実弥が生き残ってくれてよかったです。
25歳までに死亡する可能性は?
鬼殺隊の隊士のなかには「痣」が発現し、常人よりも高い戦闘力を出せる人物が存在します。実弥もそんな痣持ちの隊士のひとり。しかしこの痣には大きなデメリットがあり、なんとこれが現れたものは25歳までに死んでしまうと言われているのです。 実弥の将来についての詳細は不明ですが、おそらく彼も25歳までに死亡しているものと思われます。
折角生き延びたのにそんな若さで死んでしまうなんて……あまりにも悲しすぎます。
不死川実弥の活躍!風柱としての最後
黒死牟との死闘
無限城で上弦の壱・黒死牟と戦うことになった実弥。彼は黒死牟との戦闘で深手を負った自身の弟、不死川玄弥を守りながら激戦を繰り広げていきます。 風の呼吸を駆使して様々な技を仕掛けていく実弥。さらにそこへ岩柱の悲鳴嶼行冥も加わり、少しずつ黒死牟を追い詰めていきます。 そして全員の力を合わせ、ついに黒死牟の討伐に成功。しかしその代償は余りに大きく、なんとともに戦っていた時透無一郎と玄弥はここで命を落としてしまうことに……。目の前で弟を亡くした実弥は悲しみの慟哭をあげながらも、次の戦いへと向かっていくのでした。
鬼舞辻無惨との最終決戦
最終決戦にて実弥は、無惨を真っ二つに斬ったり炎で身体再生を阻止したりといった活躍を見せます。その後も激しい攻撃にさらされひどいダメージを負いながらも、仲間たちとともに無惨を追い詰めついに宿敵を倒すことに成功したのでした。 しかし実弥の負ったダメージは予想以上に大きく、一時は意識不明の状態に……。ここで死んでしまうのかと思われましたが何とか持ちこたえ、実弥は柱のなかでの数少ない生存者のひとりとなります。
不死川実弥は結婚した?最終決戦のその後
無惨との戦いが終わり、産屋敷家の悲願を果たした最後の柱会議。その時点の産屋敷家当主・産屋敷輝利哉とその姉妹・くいな、かなたは、感謝の意を述べ頭を下げます。出席したのは最後まで生き残った水柱・冨岡義勇と風柱・不死川実弥でした。 「立派に勤めを果たした。ご先祖たちも誇りに思っているだろう」と輝利哉に声をかける義勇と実弥。その言葉と共に涙を流す輝利哉に、義勇と実弥は笑顔を交わします。 その後、実弥がどうなったのかは明かされていません。結婚などについても不明ですが、彼はかつて花柱をしていた胡蝶カナエのことが好きだった様子。彼女が生きていたら、2人が結婚する幸せな未来があったのかもしれません。
これまで必死に戦い抜いて来たんだから、きっと幸せな余生を送っているはずです。
最後の柱会議にて禰豆子と和解
鏑丸をカナヲに預けるため蝶屋敷を訪れた実弥は、禰豆子と出くわします。ばつの悪い感じの実弥に対して、禰豆子は明るく“怪我は大丈夫ですか?”と尋ねました。実弥は過去に禰豆子を傷つけたことなど謝ります。 さらに実弥は、炭治郎が鬼化した際に自分は寝ていたことも禰豆子に謝りました。禰豆子は“私寝るの大好きです”と笑顔で答えます。その笑顔が弟の玄弥と重なり、思わず禰豆子の頭をなでる実弥でした。
頭をなでるときの実弥のどこか寂しそうな顔……温かいけど切ないシーンです。
不死川実弥の過去
実弥はかつて働きものの母とともに、玄弥をはじめとした6人の弟や妹と生活。実弥は長男として、家族をしっかりと支え続けていました。貧しいながらも平穏な日々を過ごす不死川家ですが、ある日とんでもない悲劇に見舞われてしまいます。 なんと彼らの家に鬼が現れたのです。鬼の手により弟や妹たちは惨殺されるも、実弥は玄弥を守るために刃物を持って応戦。何とかその鬼を殺すことに成功しますが、その鬼の正体が母だったと判明します。実弥は大きなショックを受け、それ以来ひとりで鬼を殺しながら各地を転々とすることに……。 そしてその噂を聞きつけた鬼殺隊が実弥に接触し、彼は鬼殺隊への入隊を果たします。
仕方がなかったとはいえ、母を殺してしまった実弥。その悲しみは計り知れません。
不死川実弥の走馬灯に父親が登場
実弥たちの父は暴力的で自分勝手な人物でした。家族にもまったく愛を注がない非道な父親でしたが、なんと実弥が最終決戦後に意識を失っているあいだ、その父が走馬灯の中に登場。 死にかけていた実弥はそこで天国に行けないと語る母に会い、一緒に地獄へ行こうとしますが、そこに父が現れ2人の手を引きはがしたのです。父は一緒に地獄へ行くのは自分だと語り、実弥を突き飛ばします。 最後に「俺の息子だってことに感謝しろ。特別頑丈な体だ」と言い残した父。その言葉通り実弥は見事に生き延び、「くそが…」と呟きながら意識を取り戻したのでした。
弟・玄弥との涙腺崩壊の関係
実弥には5つ下の弟・玄弥(げんや)がいますが、兄弟仲は決してよいものではありませんでした。 かつて鬼となった母を殺した実弥に対し、錯乱した玄弥は母を殺した実弥を激しく叱責。 ずっとそのときのことを謝ろうと思っていた玄弥でしたが、実弥と久しぶりの再会を果たしたときに「テメェみたいな愚図、俺の弟じゃねぇよ」と一蹴されることに。しかし実弥は彼に対し、鬼と関わらない人生を送ってほしいがために、あえて突き放したのでした。 実弥の真意を知らない玄弥はなんとか兄に近づこうと、鬼を食べてまで鬼殺隊に入ってしまいます。しかし無限城編では、黒死牟との戦いで胴体を切断されてしまうことに……。 そこに実弥が助けに入り、玄弥に対する思いを打ち明けます。母殺しのこと、玄弥に幸せな生活を送ってほしかったこと、彼を守るため鬼殺隊に入ったこと……。こうして死の間際にふたりは和解することができたのです。
実弥の不器用な兄弟愛。最後にわかり合うことが出来て本当に良かったです。
不死川実弥(しなずがわさねみ)のプロフィール
不死川実弥(しなずがわさねみ)は鬼殺隊士の柱のひとりで、「風の呼吸」を習得している風柱です。彼は11月29日生まれの21歳で、179cm・75kgの恵まれた体格の持ち主。 顔や体中が傷まみれで目が血走った凶悪な人相に加え、短気な性格をしています。炭治郎にさえ「知性も理性も全くなさそう」と評されるほど。しかし一方で礼儀や規律を重んじる一面もあり、お館様の前では礼節をわきまえています。 家族を鬼に殺された恨みから鬼に対し異常な憎悪を抱いていて、柱合(ちゅうごう)会議で初めて禰豆子(ねずこ)に会ったときも、自分の血を見せつけて挑発するなど頑なに鬼の存在を認めようとしませんでした。 鬼への怒りから自己流の鬼狩りを始めた実弥ですが、鬼殺隊の粂野匡近(くめのまさちか)との出会いで戦い方が大きく変わります。 彼は匡近と協力して鬼狩りを続けていましたが、ある日匡近は下弦の鬼との戦いで命を落としてしまいました。しかしその勝利は実弥のみの手柄となり、彼は鬼殺隊の柱入りを果たします。
不死川実弥は“風の呼吸”の使い手
内在する力を極限まで解放する「全集中の呼吸」の流派の中でも、基本となる五大流派のうちのひとつ「風の呼吸」を習得している実弥。 文字のごとく風の力を使い暴風を巻き起こし、かまいたちのように相手を切り刻みます。狂暴な性格も相まってかアクロバティックな喧嘩殺法も得意としていて、痛みへの耐性も強いのでイレギュラーな戦いでもフィジカルの高さを見せつけてくれます。 実弥の日輪刀(にちりんとう)は、深緑で刀のツバは風車のような形を模しています。呼吸法は壱ノ型から捌(はち)ノ型まで登場していて、すべて黒死牟(こくしぼう)との戦いにおいて披露されました。
不死川の特異体質「稀血(まれち)」とは
稀血(まれち)とはその名の通り珍しい血のことで、鬼にとってもとても貴重な血です。珍しい血であればあるほど栄養価が高く、稀血を持つ人間をひとり食べるだけで通常の人間を百人食べたのと同じくらいの力を得ることができます。 個体によって限界は異なりますが、鬼は自身の強さに応じて、人間を食べることの出来る上限があります。次第に人間を食べられなくなった鬼にとっては、稀血を持つ人間はまさに絶好のごちそうということです。 そしてなんと柱の中にも稀血を持つものがいることが判明しました。それが不死川実弥だったのです。さらに彼の血は、稀血のなかでも異端な特性があることが、黒死牟との戦いで明らかになります。
不死川実弥のかっこいい名言集!
よくも俺の弟を刻みやがったな(19巻)
上弦の壱・黒死牟との激戦でひん死の重傷を負った玄弥。そこに現れた実弥が黒死牟に対し放ったのがこの一言です。玄弥に対しきつく当たっていた実弥が、実は弟を愛していたということがしっかりとわかる名言。 玄弥を傷つけられた実弥は怒り狂い、「許さねェ許さねェ許さねェェ!!」と叫び刀を振るいます。
実弥が玄弥に対し深い愛情を持っていたことがわかる、涙なしには読めないシーンでした。
お袋背負って地獄を歩くよ(23巻)
無惨たちとの最終決戦で意識不明の重体となった実弥。彼は死の間際で母親の魂と会い、「一緒に行こう」と語りかけます。しかし母は鬼になって家族を殺しているため、天国には行けないと言うのです。 そこで実弥が放ったのがこの名言。微笑みながら一緒に地獄へ行こうと語る姿には、家族に対する大きな愛情と彼の深いやさしさがこもっていました。
実弥は炭治郎と並ぶくらい優しい人物なんじゃないかと思います。
現代の不死川実弥はどうなった?
最終話では話の舞台が現在に飛びます。炭次郎とカナヲの子孫である炭彦少年は、寝坊助でいつも遅刻ギリギリ。カナヲそっくりの兄にいつも怒られていました。 それでも炭彦はなぜか皆勤賞なのです。遅刻ギリギリにもかかわらずなんとか間に合うのは、驚異的な身体能力のおかげでした。壁を駆け抜けたり、障害物を飛び越えたり……。その登校風景は警察に何件も通報がいくほどです。 “絶対あいつだ”と話す、1台のパトカーの中には不死川兄弟そっくりのふたりの姿がありました。玄弥は子孫を残さず亡くなってしまいましたが、実弥は子孫を残したのでしょう。 玄弥の最後にようやく仲直りし、切ない別れをした不死川兄弟。そんな二人が一緒にいる姿は、読者にとって嬉しいことですね。
不死川実弥を演じた声優は関智一
アニメ『鬼滅の刃』で不死川実弥(しなずがわさねみ)の声優を担当した声優は関智一(せきともかず)です。1972年9月8日生まれでアトミックモンキーに所属しています。少年から青年まで役の幅は広く、ヒーロー役に抜擢されることもある実力の持ち主です。 デビュー作は『機動戦士Vガンダム』のトマーシュ・マサリク役で、以降数々のアニメ作品や洋画の吹き替えなどで活躍しています。 代表作は国民的アニメ『ドラえもん』の骨川スネ夫役や『妖怪ウォッチ』のウィスパー役、『PSYCHO-PASS サイコパス』の狡噛慎也(こうがみしんや)役など。イケメンからコミカルキャラまで多数演じ分けています。
不死川実弥は死亡していない!現代で弟と幸せに生きる
今回ご紹介した不死川実弥は初登場シーンこそ悪印象を与えますが、実は弟思いのお兄さんでしたね。 黒死牟戦で痣の出現により大きな痛手を負った実弥ですが、最大の宿敵・鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)との戦いを無事乗り越え、最後まで生き残った柱の1人となりました。