2022年12月15日更新

東山コベニの正体・契約悪魔とは?謎多きラッキガールコベニちゃんを徹底考察【チェンソーマン】

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漫画『チェンソーマン』に登場する東山コベニは、いつもビクビクしていてドジばかりだけどなぜか憎めない人気キャラクターです。絶体絶命のピンチから何度も奇跡的に生還しているため、ファンの間ではラッキーガールと評されることも。 本記事では第2部での活躍も期待されるコベニについて、これまでの名場面や謎に包まれた正体を徹底的に考察していきます。

※この記事は『チェンソーマン』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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東山コベニのプロフィール

チェンソーマン 東山 コベニ
©藤本タツキ/集英社・MAPPA ©MIXI
所属 公安対魔特異4課→ハンバーガー屋
契約悪魔 秘密
誕生日 不明
年齢 20歳
身長 不明
声優 高橋花林

性格

性格は内向的で常におどおどしています。精神的に追い込まれてパニック状態になると、予想できない行動を取ることも。過去にはデンジを殺して生き延びようとしたり、爆弾の悪魔・レゼの強さの前に腰を抜かして土下座したりしています。 その一方で、対人戦においては優れた戦闘能力を発揮する一面も。いざという時頼りになったりならなかったりと、意外性を持ち合わせているキャラクターです。自分の意思で公安に入ったわけではないのでいつも辞めたいと思っています。 お金がないので他人のお金でご飯を食べることが好きです。

過去

コベニは自分の過去について多くを語っていませんが、両親から兄の大学費用のために風俗嬢かデビルハンターになれと命令されていたようです。本心では自分も大学に行きたいと思っていたものの、家族のため仕方なく公安に入りました。 また作中で「両親と離れられて良かった」「嫌な事がない人生なんて夢の中だけ」と話しているので、公安に入る前も辛い環境で生きていたのでしょう。辛い現実に対して「これが普通」と冷静に語る姿からは、彼女の壮絶な過去が垣間見えます。

【考察】コベニの契約悪魔は?

秘密の悪魔

コベニは自己紹介で意味深な間をあけた後に、契約悪魔は「秘密です」と答えています。これを文字通り受け取ると、彼女の契約悪魔は「秘密の悪魔」説が浮上。 「特異課襲撃篇」では偶然手に入れた無線機で、住人に扮していた襲撃犯の正体を暴きました。アメリカ3兄弟が変装した際も、たまたまコベニカーの事故で敵が刺客だと判明。 いずれもコベニが偶然、相手の隠したがっていた秘密を明かしているのです。なにがトリガーとなって秘密を暴くに至るのかは分からないのですが、他人の秘密を暴く能力の悪魔と契約している線は十分にあり得るのではないでしょうか。

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死の悪魔

強者たちが次々と命を落としていく中、臆病な性格で悪魔にはめっきり弱いコベニが最後まで生き残ったことに疑問を感じている人もいるようです。しかもコベニのバディだった荒井とガルガリは、どちらもコベニのピンチを救い命を落としました。 そのためネット上では「コベニは死の悪魔と契約していて、死を操作できる」という仮説が持ち上がっています。コベニが生き残れたのは、自分の死亡フラグを他人に擦り付けていたからなのかもしれません。

包丁の悪魔

コベニの契約した悪魔の仮説の中で最も現実的といえるのは、「包丁の悪魔」と契約している説です。というのも作中でコベニは度々包丁を持って登場しています。 武器として携帯するなら、普通はナイフや銃ですよね。そこをあえて「包丁」にしている点から、包丁しか出せない悪魔との契約が考えられるのです。能力を隠す理由はわかりませんが、実際に「ナイフの悪魔」と契約しているキャラもいるので「包丁の悪魔」がいたとしても不思議ではありません。

ゴキブリの悪魔

意外にもファンから支持されている説のひとつが、コベニはゴキブリの悪魔と契約しているという説です。確かに戦闘シーンでは素早い身のこなしや音もなく敵の背後を取る様子は、ゴキブリに通ずるものがあります。昆虫由来の能力と考えれば、人間離れした身体能力も納得です。 また彼女の「しぶとさ」はまさにゴキブリ並みといっても過言ではありません。ゴキブリの悪魔と契約しているとすれば、周りに言いたくないというコベニの気持ちも理解できますよね

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契約悪魔の力をすでに使っている?

コベニの身体能力の高さが契約悪魔の力で、彼女は既に能力を披露していたという説もあります。その一方で、コベニが悪魔に対価を払っている様子は一切描写されていません。そのためもしコベニが悪魔の力を使っているとすれば、寿命や幸福といった目に見えない対価を払っている可能性が考えられます。 とはいえコベニはいざという時に力を発揮できていないので、ほとんどのファンは彼女の力は生まれつきのものだと考察しているようです

【死亡説】東山コベニは死亡している?

コベニは死亡していません。死亡率が高いデビルハンターという職業を、無事生きたまま退職。その後もいろいろとアンラッキーな目に遭いますが、死亡描写はないまま1部を終えました。 1部でメインキャラが次々と死亡した展開を考えると、生きているだけでかなりレア。しかも地獄に落とされたにも関わらず、五体満足のまま最後まで生き残ったのも、コベニちゃんがラッキーガールと呼ばれる一因でもあります。

【来歴】ラッキーガール・コベニちゃんの活躍シーン

「特異課襲撃」編

巻/話数 4巻28話

デンジを狙う組織によって、一世襲撃を受けた特異4課。パトロール中だったコベニも狙撃されますが、バディの荒井が身代わりになり奇跡的に生き残りました。その後サムライソードと沢渡がデンジを運び出そうとしているところに駆け付け、驚異的な身体能力で応戦2対1という劣勢の中で銃を奪い、一気に相手を追い詰めました。結果的に沢渡たちには逃げられてしまいますが、デンジの救出に成功します。初めてコベニの戦闘能力の高さが明らかになったシーンです。

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「レゼ」編

巻/話数 6巻47話

「特異課襲撃」編で荒井が殉職し、コベニは暴力の魔人・ガルガリとバディを組むことに。レゼに狙われるデンジを援護しに来たものの、彼女の強さにガルガリは戦略的撤退を宣言して逃げてしまいます。 腰を抜かして逃げ遅れたコベニは、レゼに対してまさかの土下座をして命乞い。結果的にその場を切り抜けることになりました。

「世界の刺客」編

巻/話数 7巻56話~8巻62話

コベニは敵の策にはまり公安の黒瀬に扮した刺客をデンジのもとに連れて行ってしまいます。しかしパワーに買ったばかりの愛車・コベニカーを強奪されたことによって、偶然にも刺客を撃破。間接的にデンジの命を救うことになりました。 その後刺客たちとの激しい戦いの末、コベニカーはもはや原型を留めないレベルで破壊されてしまいます。デパートの上層階からそれを見ていたコベニは、「私の車が……」と呟き静かに落胆していました。

「地獄」編

巻/話数 8巻64話~66話

デンジを狙う刺客の1人であるサンタクロースによって、コベニを含む一行は地獄に落とされてしまいます。その後、他のキャラクター同様に闇の悪魔の手で両腕を切断されますが、暴力の魔人・ガルガリのマスクを外し彼の力を解放。 それ以降目立った動きをすることなく、地獄から帰還します。切り落とされた腕は元に戻りましたがそのまま公安を退職しました。

腕が治っていたのはなぜ?

コベニの両腕が元に戻った理由は名言されていませんが、単行本9巻にてデンジがアキに向かって「片方でもくっついて良かったな」と腕の修復について触れていました。 このことから地獄から生還したメンバーは全員治療が行われ、コベニは運よく両腕とも繋がったと考えられます。パワーの両腕が元に戻っている理由も同じと考えていいでしょう。

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「チェンソーマン」編

巻/話数 10巻85話~11巻90話

地獄での一件で公安を辞め、コベニはハンバーガー屋でアルバイトをしていました。スタッフからのパワハラに耐えかね、思わず「たすけて」と呟いたコベニ。すると彼女の声を聞きつけチェンソーマンが現れます。 その後ハンバーガーを求めるチェンソーマンをコベニが接客することになりますが、緊張のあまり2度もセットをぶちまける有り様。何とかその場を切り抜けたものの、コベニは拉致されてしまいなぜかチェンソーマンとデートすることになってしまいます。

ファミリー!

コベニのバイト先はアットホームを掲げるバーガーショップ「ファミリーバーガー」。アットホームはブラック企業のお決まり文句ですね。この店も愛を傘に来てビンタでバイト教育をするパワハラ・モラハラ満載の職場です。 「ファミリー!」は接客時の掛け声なんですが、ファミリーとつければ平手打ちすら許される会社の掛け声だと思うと普通に嫌ですね……。

「支配の悪魔」編

巻/話数 11巻92話

マキマについて知りすぎてしまったコベニは、安全のため岸辺の手引きでデンジと共に身を隠すことになります。 岸辺から一生家族と接触できないと伝えられ、「よかった」と呟くコベニ。かねてから両親と離れる理由を探していた彼女にとって、今の状況は不幸中の幸いだったのです。その後のデンジとの会話でも、コベニが辛い人生を送ってきたことが伺えます。

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【正体】ラッキーすぎて怪しい?黒幕説も

回避不可能と思われた死亡フラグをことごとく折って、最後まで生き残ったコベニ。あまりにもラッキーすぎるため、ファンの間で「何か重要な存在なのでは?」といわれています。明らかになっていない謎も多く、ネット上では「コベニ黒幕説」なるものまで浮上する事態に。 その一方で、思わず応援したくなる彼女のキャラクターから「ただラッキーガールなだけ!」という意見も強く支持されています。はたしてコベニは味方か敵か、今後も動向を要チェックです!

チェンソーマンから生き残ったのは理由がある?

チェンソーマンは「助けて」と自分を呼び出したコベニを殺しませんでした。 理由としてまず考えられるのは、チェンソーの悪魔にとって手を下すのは悪魔のみという可能性。ポチタが「誰かに抱きしめてもらいたかった」と言っていたことから、チェンソーの悪魔は人に恐れられない友だちになりたかったのかもしれません。 また、チェンソーマンはデンジの先生だからと岸辺を見逃していました。ということは、コベニもデンジの仲間だからという理由で見逃した可能性もあります。 1部ではこのあたりが謎のままになっているので、2部で明かされることに期待しましょう!

【かわいい】コベニダンスがかわいすぎる!

「チェンソーマン篇」では幸か不幸か呼び出してしまったチェンソーマンを前に、小動物のように怯えてドジっぷりを発揮するコベニがかわいいと話題になりました。 チェンソーマンにハンバーガーを提供しようとするも2度もつまずいてぶちまけてしまいます。ぶちまける度に嗚咽をもらしながら具材を拾い集めている姿が、なんとも健気かわいいシーンです。 その後のチェンソーマンとの強制デートではゲーセンでダンスゲームを踊るよう言われたコベニ。「うわああああん」と泣き叫びながらも、最後はコンボ連発の華麗なコベニダンスを披露してくれました。 不憫な目にあうことが多いコベニですが、なんだかんだすごく頑張るので応援したくなっちゃいますね。

コベニダンスはこちらから!

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【強さ】コベニは対人戦闘スキルが半端ない!

臆病な性格のため恐怖心を糧にする対悪魔戦は不向きなコベニですが、姫野から「動きはいい」とお墨付きを受けているだけあり意外にも戦闘スキルは抜群。「特異課襲撃」編での活躍からも、コベニが高い戦闘能力を持っていることが見て取れます。 特に対人戦において実力を発揮するタイプで、驚異的な身体能力から繰り出される素早い身のこなしが印象的です。武器操作にも優れているようで、その場に応じて刃物や銃を使いこなしています。 その一方で、圧倒的な力を前にするとパニック状態になってしまうことから、勝機のある相手にのみ実力を出せるようです。コベニの戦闘能力が生まれつきのものなのか、悪魔の能力によるものなのかは明らかになっていません。

【愛車】コベニカーがまさかの大活躍?

「刺客篇」で当のコベニよりも活躍を見せたのが刺客篇のMVPとも評されるコベニの愛車、通称コベニカーです。彼女が給料をはたいて買ったマイカーで、人気投票では8位のコベニを差し置いて7位にランクイン!そんな人気者のコベニカーの活躍を振り返ってみましょう。 パワーがコベニカーを奪って暴走運転した挙げ句、デンジとその護衛を轢いてしまいます。この事故で護衛の正体が変装していたアメリカ3兄弟の長男だと判明しました。 岸辺vsクァンシ戦では、デパートから落下した岸辺のクッションとしてコベニカーが活躍。大きく凹んでしまったものの、ナイスなクッション性を披露しました。 vsサンタクロース戦ではデンジがとどめとしてコベニカーを投げつけ、車は大破炎上。コベニカーは敵を仕留める見事な活躍を見せたのです。

コベニカーの活躍はこちらから!

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【関係性】暴力の魔人やデンジとの関係

暴力の魔人

暴力の魔人(ガルガリ)はコベニの最初のバディ・荒井の死後、新たにバディとなった魔人。ガルガリは人間だった頃の脳が多く残っているとのことで、人間らしい理性的な言動が印象的な好青年です。 フレンドリーな性格で、コベニが幸せそうに食べる姿が好きだからと、たびたび彼女に食事をおごってあげていました。 対闇の悪魔戦では力を抑えていたマスクを外し、コベニを守るために奮闘。仮面の下の顔は荒井にそっくりで、荒井の死体に暴力の悪魔が憑依した説が盛り上がりをみせました。真相はわかりませんが、荒井もガルガリもコベニを守って命を落としています。

デンジ

同僚であるデンジとは永遠の悪魔討伐で最悪の出会いを果たします。1部終盤では岸辺によってデンジと共に匿われることに。 死への恐怖心を持つコベニがデンジを羨むと、デンジは生き続けてもまた誰かの言いなりになるだけだと落胆します。それに対しコベニは「それが普通でしょ?」「嫌なことがない人生なんて、夢の中だけでしょ…」と返し、デンジがチェンソーマンになりたい理由を気づかせるのでした。 幸薄な展開が多いコベニでしたが、終盤のこのデンジとのやりとりではヒロインとしてデンジに大きな影響を与えています。

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【予想】第2部でコベニはどうなる?

2022年12月現在、まだコベニは2部に登場していません。安否不明ではありますが、ここまで死亡したと思われる描写はないので、実は死んでいましたという展開はなさそう。 今後登場するなら、いまだ明言されていないコベニの契約悪魔に関連して登場する可能性が大。本作と関連深いと考察されている『ヨハネの黙示録』に登場する黙示録の四騎士は支配・戦争・飢餓・死です。 支配=マキマ、戦争=アサときたので、今後飢餓の悪魔と死の悪魔が登場しそう。コベニといえば美味しいものを食べるのが好きで、なにかと死を回避する強運の持ち主。どちらのフラグも立っているので、今後重要ポジションでの再登場があるかもしれません!

『チェンソーマン』コベニの活躍に期待!

チェンソーマン
(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA

ことごとくメインキャラが命を落としていく中で、最後まで生き残ったラッキーガール・コベニ。第2部に彼女が登場するのかは未だ明らかになっていませんが、1部の数少ない生き残りとして活躍してくれそうです。 もしかするとコベニに残された多くの謎が第2部で明らかになるのかもしれませんね!今後も『チェンソーマン』の最新情報から目が離せません!