2022年12月26日更新

『チェンソーマン』暴力の魔人の正体は死亡した荒井!?仮面の下の素顔に迫る

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『チェンソーマン』に登場する暴力の魔人は、公安が管理している「魔人」のうちのひとり。コベニとバディを組んで活躍しますが、「暴力」というワードとは程遠い優しい性格をしています。いろいろぶっ飛んでいる魔人のなかでは異色の存在といえるでしょう。 この記事ではそんな暴力の魔人について徹底解説。正体や復活説についても考察していきます! ※この記事は2022年12月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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暴力の魔人のプロフィール

名前 ガルガリ
所属 公安対魔特異4課
バディ 東山コベニ
能力 肉体強化、暴力
声優 内田夕夜

暴力の魔人は原作漫画第4巻の第34話で初登場を果たした魔人。魔人とは悪魔が人間の死体を乗っ取った状態のことで、本来の姿よりかなり弱体化するのがふつうです。しかし彼は魔人の状態でも強すぎるため、力を抑えるために毒が出る仮面をつけられています。 仮面はガスマスクとペストマスクを組み合わせたような見た目で、素顔は一切見えません。パーカーのうえにスーツを羽織っており、ほどほどにくだけた印象があります。 その印象通り性格もフレンドリーかつ優しく、変人(?)ぞろいの魔人のなかにあって比較的マトモです。サムライソード編で命を落とした荒井ヒロカズに代わり、東山コベニのバディとなりますが、彼女とも仲良くやっています。

アキにも「ダチになりたい」と言われた優しい性格

暴力の魔人は「暴力」という言葉とは裏腹に優しい性格をしており、作中でもその片鱗がたびたびうかがえます。たとえば初登場シーンで悪魔を討伐している際、彼は蜘蛛の悪魔を人間の少女だと勘違いし、「逃げたほうがいいよ」「人間が噛まれるとゾンビなっちゃうよ」とわざわざ忠告してあげていました。 その他、コベニと街中を歩きながら雑談している場面では、「暴力なんて好きじゃないぜ ラブ&ピースだよな!ピース!」と魔人とは思えない発言をしたことも。 アキのピンチを助けたこともあり、その際には悪魔嫌いで知られるアキも「はじめて悪魔とダチなりたいと思ったぜ」とまで言っていました。

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【正体】暴力の魔人は荒井ヒロカズ?コベニとの関係は?

暴力の魔人の正体が荒井ヒロカズと考察される理由
  1. 暴力の魔人のマスク下の素顔に、荒井ヒロカズの面影がある
  2. バディのコベニを気遣う場面が多い

暴力の魔人のマスク下の素顔に、荒井ヒロカズの面影がある

そんな暴力の魔人ですが、実はファンのあいだではその正体が荒井ヒロカズなのではないかという予想もされています。 理由のひとつ目としては、暴力の魔人の素顔がどことなく荒井に似ていることが挙げられます。普段はまったく顔が見えない彼ですが、作中の闇の悪魔との戦いでは実力を発揮するため、コベニに頼んで仮面を外してもらっていました。そのとき仮面の下から現れたのが、荒井によく似た四ツ目の青年だったのです。

バディのコベニを気遣う場面が多い

理由のふたつ目は、バディであるコベニとの関係性。荒井も暴力の魔人もコベニと組んで行動していますが、どちらも彼女のことを「コベニちゃん」と呼んでおり、何かと気遣いを見せていました。暴力の魔人がコベニにソフトクリームを買ってあげたり、何気ない雑談を楽しんだりするようすは、とても仲がよさそうです。 生前は真面目で面倒見が良く、心優しい性格だった荒井。暴力の魔人は自身について“結構人間の脳みそが残ってんだって”と語っているので、もしかしたら彼の奥底にある記憶が影響を及ぼしているのかもしれません。

アニメOPに……

またアニメのOPでは、映画館に魔人も含めた公安対魔特異4課の主要メンバーが集まっているシーンがあるのですが、そこにはなぜか暴力の魔人は一度も出てきませんでした。一方で荒井の姿はあるため、これもまた「暴力の魔人=荒井説」の根拠のひとつとなっています。

吹き出し アイコン

荒井はコベニを庇ったことで、銃に撃ち抜かれて死亡しました。そしてもし、暴力の魔人もコベニを庇って、闇の悪魔と戦ったのだと考えると……。荒井は2度もコベニを救っているんですね。

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【ガルガリ】暴力の魔人はチェンソーマンの眷属のひとり

原作漫画の第83話では、暴力の魔人がチェンソーマンの「眷属」のひとりである「ガルガリ」であることがマキマによって明かされました。眷属という言葉は「親族」あるいは「従者」のほか、「眷属神」という意味も持ち、ひらたくいえば神の使者のことを指します。 眷属は作中で計8体登場し、パワーやビームもそのなかに含まれていました。これはキリスト教の天使の階級を元ネタにしている可能性が高く、ガルガリはそのうちのひとつである「座天使ガルガリン」由来だと思われます。 作中で彼らがどんな存在なのかは詳しく描かれていませんが、以上の要素やマキマの「貴方を守るために命を懸けて戦ってくれました」という言葉から察するに、チェンソーマンという「神(のような存在)」に仕えるしもべであると解釈できます。

【顔】なぜマスクをつけるのか

暴力の魔人といえば、顔を覆ったその特徴的なマスクでしょう。ペストマスクのような形をしていますが、これは毒が出るマスクのようです。 これは岸辺によると暴力の魔人の力を抑えるためのものとのことです。本来魔人になると悪魔の頃より力が弱体化しますが、暴力の魔人はそれでも強すぎるため、その力を抑制する必要があるようです。 また魔人は死んだ人間の遺体に悪魔が取り憑くことで誕生します。そしてこの魔人の素顔は、序盤で死んだ荒井に酷似しています。その為暴力の魔人=荒井であることを、隠すためのものでもある可能性があります。

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【死亡】暴力の魔人は死亡済?2部での登場はある?

暴力の魔人は刺客編で他のメンバーとともに地獄に落とされ、闇の悪魔と対峙することになりました。デビルハンターも魔人も悪魔も、皆が手も足も出ない状況で、彼は腕を失いながらもコベニに自分の仮面を取るようお願いします。そして全力で闇の悪魔に立ち向かうものの、残念ながら殺されてしまいました。 しかし他のメンバーがあっさりやられてしまうなか、暴力の魔人は闇の悪魔に鈴のついた剣を使わせます。それ以外に闇の悪魔がこの武器を使った相手がマキマだけであることを考えると、暴力の魔人の戦闘力はかなり高いと推測されます。 結論を言うと、暴力の魔人は死亡してしまいました。しかし悪魔は死ぬと地獄に転生し、地獄で死ぬと現世に転生するというように、延々と輪廻転生を繰り返します。そのため今後、暴力の魔人ではなく「暴力の悪魔」が作中で復活する可能性はあります。

【能力】暴力の魔人の能力は?岸辺もマキマも認める強さの秘密とは

能力 自身の肉体強化

暴力の魔人の能力については作中で詳しく説明されてはいませんが、戦闘シーンでの描写からは「肉体強化」のようなものだと考えられます。殴る蹴るといったシンプルな戦闘スタイルで、その名の通り純粋に「暴力」を振るうことに特化しているようです。 闇の悪魔との戦いで仮面を取った際には、普段とは別人のように筋骨隆々とした姿になっていました。しかし闇の悪魔の強さにはかなわず、一撃も食らわせることなく死んでしまいます。これについては相手が格上すぎただけで、しかも前述のようにマキマ以外で唯一「鈴の剣」を使われていることからも、彼が周りと比べて強いことは明らかです。 それ以前には仮面をつけた状態で大量のゾンビを蹴散らしたり、レゼに不意打ちで攻撃して「いい蹴りだったよ」と評価されたりしていました。そもそも初登場時の時点で岸辺が仮面を絶対に外さないよう念押ししていることからも、並の相手では制御できないほどの強さを誇ることが察せられます。

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【来歴】暴力の魔人の活躍を振り返る

特異課襲撃編で初登場

初登場は特異課襲撃編の終盤となります。ヤクザの立てこもるビル内に割拠するゾンビを倒す為、初投入されました。 ここでゾンビかと思って殴ってしまったビームに「ごめん」と謝ったり、人間と誤認した蜘蛛の悪魔に逃げるよう勧めたりと気遣いをする描写が見られます。 これらの言動から非常に「人間味がある」と思われた方も多いのではないでしょうか?

頭を使って生き延びる

レゼと戦闘するアキ達からの特異課への救援要請で、レゼに追われるアキ達を間一髪のところで救うことに成功します。 持ち前の暴力的な蹴りでレゼを攻撃しますが、全くダメージを受けていない様子のレゼを見て、力の差を目の当たりにします。 そして力量差がありすぎると判断すると、すぐさま「戦略的撤退」としてその場を後にしました。 また共にいたコベニの腰巾着さも功を奏して、その場は見逃されることになります。

レゼ編でアキを救出!

しかし「戦略的撤退」と称して、そのまま直帰してしまわないのが暴力の魔人のかっこいい所なのです。こういった仲間想いな部分は、当時のパワーらとは大違いですね。 未来の悪魔の力を使用しても、防戦一方となってしまうアキ。とうとうモロに攻撃を受けてしまったか……と思われた瞬間、暴力の魔人がアキを救ったのです。 この行動には悪魔嫌いのアキも「初めて悪魔とダチになりたいと思った」と口にしました。改めて暴力の魔人の人の良さが伺える活躍でした。

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優しくてかっこいい!魅力溢れる暴力の魔人

優しい性格と特徴的な見た目で、名前とのギャップがなんとも魅力的な暴力の魔人・ガルガリ。バディであるコベニとのやり取りもなんとも微笑ましいです。 チェンソーマンの眷属として描かれたことから、『ジャンプ+』にて連載中の第2部に何らかの形で登場する可能性もあります。次現れるときにはどんな姿や性格をしているのか、ファンとしては気になりますよね。彼のさらなる活躍を期待しつつ、今後の展開を見守っていきましょう!