2025年8月11日更新

『チェンソーマン』サメの魔人ビームは死亡した?名前の由来やデンジとの関係を徹底考察

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アニメ『チェンソーマン』も後半戦に突入し、第1クール最大の見せ場に差し掛かってきました。 そこで本記事では後半戦にて登場するであろう、魅力的なキャラクターの1人「サメの魔人・ビーム」の魅力と結末について徹底解説していきます。 ※この記事は『チェンソーマン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『チェンソーマン』サメの魔人ビームとは

チェンソーマン サメの悪魔 ビーム
所属 対魔特異4課所属
正体 サメの魔人
特徴 頭の上半分がサメの頭部と背ビレの形状
名前の由来 天使の階級「智天使(Cherubim)」
声優 花江夏樹

ビームはデンジやアキと同じく、対魔特異4課所属の1人です。その正体は「サメの悪魔」が人間の死体に憑依した「サメの魔人」です。 人間のように見えますが、頭部の上半分はサメのような形状をしています。これは「魔人」の特徴で、デンジのような悪魔に変身する人間との1番の違いです。 普段は会話もできないほど狂暴ですが、デンジを「チェンソー様」と呼んで崇拝しており、デンジの言うことは何でも聞きます。 そのデンジへの忠誠心と献身的な姿や、「チェンソーマン様!最強!最高!」と縋りつく愛くるしさから、読者から多くの人気を得ています。

名前はなぜビーム?由来は

ビームの名前の由来は旧約聖書の天使の階級の1つ、智天使「ケルビム(Cherubim)」からきていると考えられています。 作中には天使の名前を持つ悪魔が8体登場。マキマによると天使の名を持つ悪魔はチェンソーマンの眷属です。眷属の間でチェンソーマンへの信仰のようなものは違っているようですが、なかでもビームのチェンソーマンへの忠犬っぷりは際立っていました。

【能力】ビームの強さや戦い方を解説!

ビームの能力として最も特筆すべき点として、壁の中や地面どんな場所でも泳ぐことが可能です。この能力を活かせば施設への潜入も容易になります。 また魔人はその外見から非常に目立つため、バディと共に街中では行動が制限されてしまいます。ですがビームはこの能力のおかげで、デンジと共に大腕を振って街中のパトロールが可能です。 四六時中デンジの側に潜って側にいるため、ボムによるデンジ襲撃時には彼女の虚をつき、デンジの救出と逃走を手助けしました。 また短い時間ですが悪魔の姿になることも可能であり、頭部または全身をサメの姿に変化させられます。 悪魔の姿ではその巨大な口で獲物を食いちぎるなど、戦闘力が飛躍的に上昇します。またその巨大な口内にデンジを匿い、身を挺して敵の攻撃から守ったこともあります。

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【最期】ビームの死亡シーンを解説

死亡話 8巻65話

命懸けで見せたデンジへの最大の愛

ビームは原作8巻65話にて、「地獄の悪魔」によって地獄に落とされた先で、「闇の悪魔」との戦いにおいて戦死します。 「闇の悪魔」は根源的恐怖の名前を持ち、超越者と呼ばれる1度も死を経験していない悪魔の1体です。その力はアキたちが追い求める「銃の悪魔」よりずっと上とされ、魔人達はその存在を感じただけで恐れ慄いていました。 最強の悪魔とも呼べる相手に、デンジ達は一瞬で両腕を切断され、なす術もなく1人また1人と命を奪われていきます。 そんな中ビームは最後の力を振り絞り、切断された腕から流れる血をデンジに飲ませ、再び彼のエンジンを吹かせます。そして「どうか蘇って……俺たちの願いを……」とデンジの勝利を願いながら、凄惨な死を遂げました。

最後の言葉『俺たちの願い』って?その意味を考察

ビームが最後に残した、「チェンソー様、どうか蘇って、俺たちの願いを」という言葉の真相に関しては、作中では明言されていません。しかしビームの名前の由来や、他の天使の名を冠した悪魔たちと関係があると考察されています。 なぜ「俺たち」と、ビーム以外にもチェンソーマンに願いを託す存在がいるかのような発言をしたのか? これに関しては、マキマが漫画10巻の第83話で既に死んでいる8体の悪魔や魔人に対して、「チェンソーマンを守るために戦った眷属」と語っています。 実はビームを含めた彼らの名前の由来になった旧約聖書の天使には、彼らの上位の存在である大天使が存在しているのです。 そう考えるとマキマの「眷属」という発言は、彼らが天使の長=チェンソーマンに従っていたと考えれば、「俺たち」という複数の従者を思わせる言葉も納得がいきます。 またビームだけは地獄にいた頃のチェンソーマンがどんな存在だったかを覚えていたため、8体の中で最も忠誠心が高かったのにも頷けますね。

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【活躍】サメの魔人ビームの活躍シーンを振り返る!

パワーが血を抜いている間デンジのバディへ

ビームの初登場は4巻34話。壁を泳いで現れたビームはゾンビの群れを前にして「食い放題」と大喜びでした。 5巻ではデンジの臨時バディとしてビームが登場。対面時はよだれを垂らしながら「チェンソー様」とデンジに飛びついて、思い切り殴られていました。 男は嫌いだと邪険にされても「チェンソー様!最強!最高!」とめげずに忠誠心を誓う姿は、まるで飼い主に飛びつく大型犬のよう。対デンジ(チェンソーマン)のみ言うことを聞くことも判明します。

レゼとの戦闘でデンジを支える

6巻のレゼ篇では、爆弾の悪魔(ボム)の襲撃にあうデンジの救出にやってきたビーム。ボロボロになりながらもデンジをアキのいる公安施設に運び、ボムが銃の悪魔の仲間であるという重要な情報をもたらしました。 ボムに台風の悪魔が加勢して場が混沌とするなか、ビームはチェンソー様の戦い方を伝えます。デンジの破天荒な解釈に対して「チギャウ」と困惑するビームがなんとも切なかわいかったシーンです。しかし直後には「正解!」を連呼しデンジを肯定。デンジの勝利に貢献しました。

世界の刺客と戦闘するも地獄へ

デンジとのバディは解消したものの、デンジが世界の刺客から狙われる事態になると、ビームはマキマの命令を受けてデンジ護衛を担当します。デンジがクァンシの取り巻きの魔人に捕まると、ビームは地中から飛び出してデンジを救いました。 しかしビームの奮闘むなしく、デンジは呪いの悪魔によって磔にされて死亡してしまいます。ビームは宙に浮いて磔になってしまうデンジに対してなすすべなく、助けようとするも攻撃を受けて気絶。次に目を覚ますとそこは地獄でした。

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【考察】ビームがチェンソーマンを慕う理由は?

チェンソーマン デンジ

チェンソーマンの眷属だった悪魔は複数いますが、デンジと出会う前のチェンソーマンの記憶を持ち、これほど崇拝しているのはビームのみです。ビームの名前の由来となっているケルビム(智天使)が関係しているのかも。 智天使は天使の階級において2位に位置する天使。そして旧約聖書によると、神の姿を見ることができたそうです。神=チェンソーマンへの思いが人一倍強いのも、この智天使としての要素が強く反映されているからではないでしょうか。

声優を担当するのは花江夏樹

花江夏樹
(c) 吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

ビームの声優は担当されるのは、『鬼滅の刃』の竈門炭治郎役でお馴染みの花江夏樹です。 他にも『東京喰種トーキョーグールシリーズ』の金木研役や、『漁港の肉子ちゃん』の二宮役など、今や押しも押されぬ人気声優です。 またお茶目な一面も持ち合わせており、キャスト発表時に掲載されたコメントでは「チェンソー様!最強!チェンソー様!最高!」と12回も繰り返し、既にビームらしいコメントで喜びを爆発させていました。 同クールに放送中の『機動戦士ガンダム 水星の魔女』では、無愛想なクールキャラを演じているので、ビームの可愛らしくも狂気的な演技とのギャップにも注目ですね。

ビームのアニメ登場が待ちきれない!

原作でその愛くるしさと、デンジへの忠誠心から絶大な人気を誇ったビーム。彼が大好きなチェンソー様とタッグを組んで活躍する「レゼ篇」の劇場アニメが2025年9月19日に公開。「チェンソー様最強!最高!」なビームの活躍をスクリーンで堪能しましょう!