「コナン」キャンティがかわいい!相方コルンやベルモットとの関係も解説
『名探偵コナン』に登場する国際的犯罪組織・黒の組織。主人公のコナン(新一)の天敵であり、いまだ謎に包まれた存在です。 本記事ではそんな黒の組織の幹部のひとり・キャンティについて徹底紹介。簡単なプロフィールのほか、具体的な活躍シーンにも触れているので、ぜひチェックしてみてくださいね!
『名探偵コナン』キャンティの基本情報・プロフィール
【性格】キャンティの性格は短気だが仲間思いでかわいい
キャンティは黒の組織 の幹部に所属する凄腕スナイパー。ボブヘアと短く切りそろえられた前髪、左目の周りに入れられたアゲハチョウのタトゥーが特徴の女性です。 年齢については不明ですが、高木刑事を「かわいい坊や」という場面があるため、おそらく20代後半なのではないかという声もあります。一人称は「あたい」です。
キャンティはかなり短気で気性が荒いタイプです。待ち伏せの時間が長いとイライラを隠そうともしなかったり、八つ当たりでジン のポルシェを殴ったりと、見ていて心配になる場面もちらほら。射撃の腕は優秀ですが、性格的にはスナイパーにあまり向いていなさそうです……。 またターゲットの頭を撃ちぬくことを好むなど、好戦的で残虐な人物でもあります。しかしその一方で意外と仲間想いなところもあり、キールが無事に脱出できたときには手放しで喜んでいました。
【関連①】キャンティとベルモットは犬猿の仲
基本的に組織の仲間を大切にしているキャンティですが、唯一ベルモットのことだけは心底大嫌いです。「本当はとうの昔に殺ってるところさ…」という発言から、その悪感情は相当なものであることがうかがえます。 作中でキャンティはベルモットを思い切り睨みつけたり、彼女の言うことに反発したりと、嫌悪感を露骨にみせてばかりです。彼女がそこまでベルモットを嫌うのには、同じくスナイパーだったカルバドスの存在がかかわっています。
【関連②】キャンティのスナイパー仲間のカルバドスって?死亡した?
カルバドスはキャンティとコルンと同じくスナイパーで、さまざまな銃を使いこなす実力者。彼は非常に忠誠心が強く、組織のため命を捨てる覚悟で日々活躍していました。 彼はベルモットから依頼されてとある計画に参加し、その際に命を落としています。両足を折られた挙句、逃げられない状況に追い込まれて最終的には自決、という凄惨な末路をたどりました。 このときベルモットはカルバドスを見捨てて逃げており、しかもその展開は計算のうちだったとのこと。そもそも作戦自体がベルモットが独断でおこなったものだったこともあり、キャンティとコルンはベルモットを恨むようになりました。
【関連③】キャンティとコルンの関係は?相方?
コルンは冷静沈着なスナイパーで、キャンティとコンビを組んでいます。ふたりは行動をともにすることが多く、常に一緒にいるといっても過言ではないので、ファンのなかには「恋人関係なのでは?」と推測する人もいるようです。 しかし今のところ恋仲を匂わせるような描写はないので、ふたりは単なる仕事仲間といっていいでしょう。深い信頼関係で結ばれていることは確かであり、勝ち気なキャンティもコルンの指示には従っています。
『名探偵コナン』キャンティの来歴・活躍
初登場
キャンティが初登場したのは、原作漫画第48巻収録の「新たなる黒の者」です。黒の組織のメンバーが続々と登場したエピソードであり、キャンティはそのうちのひとりとして姿を見せていました。 キャンティとコルンはこのときもセットで登場しており、灰原も2人の名を「腕利きのスナイパー」として聞いたことがあると話しています。 テンション高め、かつエロい言葉をしょっちゅう織り交ぜて話すキャンティは、いろいろな意味で存在感を放つことに。ジン の愛車を殴るシーンも登場しており、初登場時から組織の重要人物であることがうかがえました。
赤井秀一(火傷)の殺害任務
原作漫画第67巻に収録されているエピソード「危機呼ぶ赤い前兆」~「赤く揺れる照準」でキャンティは、赤井秀一(火傷)の殺害計画に参加しました。 コルンとともに、百貨店から出てきた赤井を仕留めるという役割を任されたキャンティ。彼女は百貨店の前にあるホテルの一室で待ち構えながら、慌てた口調でジンの許可を待っていました。 そんなときに突然、ターゲットの火傷赤井が見透かしたようにスコープで狙うキャンティの方を見ます。目が合ったキャンティは大慌て。我を忘れてしまうのでした。 実はこの火傷赤井の正体は変装したあの人。組織が動いていることは知っていたのでしょう。 このとき彼女はターゲットである赤井を見失った挙句、彼を見つけようと身を乗り出したところを通行人に目撃されてしまっています。ライフルを手に持ったままだったのですが、いろいろと大丈夫なのでしょうか……。 興奮しすぎて周りに存在を悟られるという、スナイパーにあるまじき失敗をしてしまったキャンティ。後で相当怒られたのでは?と心配になってしまいますね。
【最新】若狭留美に撃たれ死亡!?
原作漫画第104巻収録予定のエピソードにて、キャンティとコルンはラムに命じられ若狭留美を仕留める任務についていました。 その日は雨が降っており視界が悪かったため、ふたりは傘を目印に狙撃をおこなうことに。目標をとらえた瞬間に引き金を引いた彼らですが、そのとき傘を持っていたのはターゲットとは別の人物でした。偶然逸れたから良いものの、もし当たっていたら大ごとですね……。 そして次の瞬間、キャンティは肩を撃ちぬかれてしまいます。若狭留美が傘をうまい具合に囮として使い、スナイパーの場所を逆算して見事な反撃をしてみせたのです。 怪我をしたキャンティはさっさと撤退しているので、死亡はしていません。まだまだこれからも元気な姿を見せてくれることでしょう。
【映画】キャンティの劇場版での活躍
「漆黒の追跡者(しっこくのチェイサー)」
2009年公開の「漆黒の追跡者(チェイサー)」はとある連続殺人事件から幕を開ける物語。映画のオリキャラかつ黒の組織の一員であるアイリッシュによって、コナンは大ピンチに陥ることに……。 本作でキャンティとコルンは、いつも通りスナイパーとして活躍しています。映画のクライマックスで披露したヘリからの狙撃のほか、見事な技術をあちこちで見せているので、ふたりのかっこいいところを堪能したい人は要チェックです! ちなみにキャンティはこの作品のなかで、高木刑事を「かわいい坊や」と言って気に入っているようすをみせました。
「純黒の悪夢(じゅんこくのナイトメア)」
2016年公開の「純国の悪夢(ナイトメア)」は、黒の組織のメンバー・キュラソーをめぐる物語です。キュラソーは記憶喪失になっており、少年探偵団の面々と親交を深めるのですが……。 本作でも狙撃中に異様にテンションが高いキャンティの姿がみられます。ところどころで出てくる過激発言も見どころのひとつ(?)です。
「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」
2023年4月公開の「黒鉄の魚影(サブマリン)」にもキャンティが登場することが明らかになっています。きっと本作でもコルンと一緒に姿を見せてくれることでしょう。 また、本作では「ピンガ 」という新たな黒の組織メンバーが登場します。キャンティとピンガの関係にも要注目ですね!
【モデル】キャンティ(Chianti)の元ネタのお酒
キャンティはイタリア・トスカーナ州にあるキャンティ地方で作られるワインのことを指します。イタリアワインの代名詞と言われることもあり、飲みやすい味わいが特徴です。 比較的親しみやすいタイプのワインなので、そうした特色がキャンティのあけすけな性格に反映されているのかもしれません。
「コナン」キャンティの声優は井上喜久子
アニメ『名探偵コナン』でキャンティを演じるのは、オフィスアネモネおよびベルベットオフィス所属の井上喜久子。クール系やエロい系、悪女にカッコいい系など、幅広いキャラを演じ分ける実力派です。アニメのアフレコはもちろん、吹き替えやナレーションも得意としています。 『らんま1/2』の天道かすみ役、『はたらく細胞』のマクロファージなど、おっとりとした優しい女性キャラを演じることが多いイメージです。しかし正反対のタイプであるはずのキャンティのことも、見事に演じ切っています。
『名探偵コナン』キャンティはかわいいけど短気で乱暴!?
本記事では『名探偵コナン』に登場する黒の組織のメンバー・キャンティについて紹介してきました。 スナイパーでありながら短気だったり、乱暴に見えて仲間想いだったりと、ギャップがたっぷり詰まったキャンティ。敵キャラではありますが不思議な魅力にあふれていて、今後の活躍も楽しみです!