2023年9月29日更新

「ナルト」名言ランキングTOP36!超人気漫画のセリフから己の忍道を見つけろ

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naruto
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ

岸本斉史による忍者漫画『NARUTO―ナルト―』は世界中で愛されているとあって名言の宝庫です。どのエピソードも名言だらけなのですが、今回はそこからciatr編集部が厳選した名言ランキングTOP36を紹介します! 果たしてどの名言が選ばれたのか、改めて「ナルト」の熱さに触れながらランキングを楽しんでみてください。 ※この記事は「ナルト」の重要なネタバレを含みます。

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「ナルト」名言ランキングTOP36

naruto
©岸本斉史 スコット/集英社・テレビ東京・ぴえろ

早速名言ランキングを見ていきましょう!今回は「深さ」「感動度」「インパクト」の3点を基準にランク付けをしています。 人生に役立つかどうかの「深さ」、熱さや感動でいかに心に刺さるかの「感動度」、セリフからシーンを思い出せるかどうかの「インパクト」です。 次の見出しからは各名言をキャラ毎に解説していきます!

うずまきナルト

まっすぐ自分の言葉は曲げねェ…それがオレの忍道だ

巻数・話数 18巻159話
語った相手 綱手

ナルトの代名詞であり、作品のテーマともなっている名言です。初出は5巻43話。中忍試験試験官・森乃イビキの忍者生命を試すような試験内容に対してナルトは「まっすぐ自分の言葉は曲げねえ…オレの…忍道だ」と言い放って受験者たちの空気を変えました。 綱手に対しては、螺旋丸を3日でマスターすると啖呵を切った際に、この言葉を言っています。どんな局面であってもナルトは意志を貫き、それが周りの心にも火をつけ、彼の世界を動かす原動力となってきました。

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ナルトが有言実行してくれるから、話が進むほどめちゃくちゃ刺さる。「ナルト」といえばコレでしょ!

オレが諦めるのを――――諦めろ!!!

巻数・話数 47巻442話
語った相手 ペイン

ナルトがペイン戦の最終局面でトドメの螺旋丸とともに言った言葉です。このセリフ自体、亡き師匠・自来也が執筆したナルトの愛読書「ド根性忍伝」での主人公のセリフでもありました(45巻)。 兄弟子でもあり自来也の仇でもあるペインに、決して屈しない心で螺旋丸をぶつける姿は、作中屈指の名シーンです。影分身と協力して3人のナルトで螺旋丸をぶつけますが、その瞬間に自来也・イルカ先生・カカシ先生のナルトを信じる回想が入るのもあわせて、グッときます。

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打つ手がない!からの展開はまさに胸熱。オタク的にも使いやすくていまだに使ってしまう。

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賢いってのがそういうことなら…オレは一生バカでいい…

巻数・話数 27巻207話
語った相手 自来也

連れ戻せなかったサスケのことを諦めろ、「忍の世界はバカのままでは生きづらい、もっと利口になれ」と言う自来也に対してのナルトの答えです。諦めることが修行をつけてもらう条件だったので、嘘でも「諦める」と言うこともできたはずですが、ナルトはそんなことはしませんでした。 周りから賢いと評価されることよりも、曲げてはいけない大切なことがある。分かっていはいてもなかなか行動にするのは難しいことなので、改めてナルトのかっこよさを感じます。

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主人公がバカでいられる少年漫画は間違いない

“仲間”がどういうもんかは知ってんよ。オレはそれを守りてェ…そんだけだ

巻数・話数 70巻671話
語った相手 六道仙人

ナルトが忍宗の開祖・六道仙人の精神世界で、戦いの果てに何を望むのかを聞かれた際の答えです。生まれ変わりや予言の子といった難しい事情はさておき、ナルトはシンプルに仲間を守りたい。その真っ直ぐさに胸打たれた名シーンです。 仲間という言葉とともに、彼の周りにはサスケをはじめとした里の仲間やこれまで関わった仲間たちの姿が描かれます。自分が背負う仲間の数に臆せず、ただ守りたいと思えるその心のあり方に改めて感動します!

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孤独な1話を読み返すとこのシーンの熱さが1億倍くらいになる

ぜってー勝つ!!

巻数・話数 9巻81話
語った相手 日向ネジ

中忍試験で天才・日向ネジは、落ちこぼれの日向ヒナタを本気で殺そうとしました。ナルトはヒナタが懸命に戦って流した血を自分の手で握りしめ、ネジへ宣戦布告します。11巻で実際に対戦した際も、ナルトは改めてネジにこのセリフを言いました。 憧れの人=ナルトの前で格好悪いところは見せられないと根性を見せるヒナタと、その想いを汲み取るナルトの構図が尊いシーン。後の2人の関係を知ってから読み返すと、また違った意味で盛り上がれます。

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好きな人がこんな風に言ってくれたら嬉しすぎる!

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友達だ

巻数・話数 26巻229話
語った相手 うちはサスケ

終末の谷での1度目のサスケとの戦いの中で、サスケに「お前は何なんだ?」と問われたナルトはこう答えます。サスケは九尾の力を発揮して想定以上の強さを見せるナルトに対して、強さの正体を問うたのですが、ナルトはあくまで自分にとってサスケが友達である事実だけを口にしました。 52巻で再会した際も、ナルトはサスケに拘る理由を聞かれた際に「友達だからだ!」と即答しています。本物の絆の前では、多くを語る必要はないのでしょう。

アレを知ってる者同士だからこそわざわざそこに行こうとしてるお前を――ほっとけるわけねーだろ!!

巻数・話数 72巻695話
語った相手 うちはサスケ

最終巻の最後の戦い。あらゆる繋がりを断ち切って孤独の道を選ぼうとするサスケに対し、ナルトが友達としての拳をぶつけながら言うセリフです。 友だから断ち切らねばとするサスケと、友だからこそ1発殴って仲直りしたいナルトの対比に加え、合間に挟まる孤独な幼少期の回想シーンで号泣不可避な名シーンですね。見開きでお互いの渾身の1発をぶつけ合う構図を浴びながら、2人を待つ結末を思ってハラハラしながら読んだ人も多いでしょう。

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ナルトの忍道って本当にまっすぐ。救われたのはサスケだけじゃないはず

春野サクラ

しゃーんなろー!!

巻数・話数 1巻3話
語った相手 ナルトなど

「しゃーんなろー」はサクラと言えばの定番のセリフです。初登場時から、勇ましい「内なるサクラ」がこの掛け声を口にしていました。基本的には気合いを入れる際に、内なるサクラが叫びます。とくにコミカルな描写が多かった中忍試験あたりでよく登場していました。 72巻の699話では戦いを終えたナルトとサスケを治療しながら、サクラが「しゃーんなろーよ…バカ…」と涙を流します。3人の関係が第七班の頃に戻ったことを感じさせるセリフとしても印象的でした。

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サクラちゃんの成長が本当にかっこいい。それにしてもしゃーんなろーってだいぶ勇ましい心の掛け声だな

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今度は私の後ろ姿を――――…しっかり見ててください!!

巻数・話数 6巻54話
語った相手 サスケ・ナルト・リー

中忍試験中、音忍三人衆の襲撃を受けて窮地に陥った際のサクラの決意表明ともとれるセリフです。ナルトもサスケも倒れ、助けにきたリーも戦闘不能になるなか、サクラはいつも守られてばかりの自分と決別しました。 敵に髪を掴まれたサクラは、好きな人の好みにあわせて伸ばしていた大切な髪をクナイで切って反撃をしかけます。サクラの本格的な初戦闘シーンでもあり、内に秘めたど根性が垣間見えるシーンでした。

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ここでサクラへの見方が変わった!サクラはヒロインじゃなくて忍者だと実感できた名シーン

大丈夫です!確かに私には傀儡みたいに立派な武器は仕込んでありませんが…師匠譲りの負けん気が嫌というほど仕込んでありますから!

巻数・話数 30巻269話
語った相手 チヨバア

暁の傀儡師サソリとの戦いで、劣勢に立ったチヨバアがサクラに逃げるよう言った際のサクラの言葉です。この言葉はチヨバアにも活力を与え、勝機へとつながっていきます。 サソリ戦はサクラの戦闘シーンのなかでも、とくに彼女の持ち味が発揮された戦いでした。中忍試験の序盤から見せていた頭脳明晰なところも、修行で身につけた怪力も、ナルトにも負けない粘り強さも!彼女のかっこいいところがギュッとこのセリフに詰まっています。

ナルトには私が…話をする…私なんかを好きになってくれたバカだから。だからそれは私の役目にさせて

巻数・話数 49巻459話
語った相手 奈良シカマル

サスケの行動が戦争の火種になるとして、同期たちはサスケ討伐という意見で固まります。まとめ役の奈良シカマルがサクラの確認を取りに来た際、事情を飲み込んだサクラはサスケ討伐というつらい処分を自らナルトに伝えることを決意したのです。 セリフの後に続くモノローグでも、ナルトへの想いも含めてサクラが全部をわかったうえで背負う覚悟を決めたことが伝わってきます。どんどん男前になるサクラですが、この決意をする姿もまた凛々しいです。

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仲間がサスケとナルトでメンタル保ってるサクラちゃんは本当に強い子だと思う……

このセリフの全文

ナルトには私が…話をする…私なんかを好きになってくれたバカだから。だからそれは私の役目にさせて(ナルトを一番苦しめてたのは私だった…私はいつも間違ってばかり失敗ばかり。もう間違いたくない…もう失敗したくない)

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    私には…家族も友達もいる…だけど、サスケくんがいなくなったら…私には…私にとっては孤独と同じ

    巻数・話数 21巻183話
    語った相手 うちはサスケ

    復讐のために里を出るサスケを止めようと思いの丈をぶつけるサクラのセリフです。サスケの孤独に寄り添い、どれだけ自分がサスケを好きかを伝えるサクラの一生懸命な姿に、思わず胸が締め付けられます。 必死の説得も虚しくサスケは出ていってしまいますが、サスケは覚えてないと言っていた昔サクラに言った言葉をわざわざもう1度サクラに伝えるんですよね。サスケの完全に断ち切れていない繋がりみたいなものに、サクラと一緒につらくなった読者も多いでしょう。

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    このときは想像できなかったけど、最後はちゃっかりサスケ射止めてて、思いの強さを感じる

    このセリフの全文

    私には⋯家族も友達もいる⋯。だけど、サスケくんがいなくなったら⋯私には⋯私にとっては孤独と同じ⋯!私は⋯!私はサスケくんが好きで好きでたまらない!!サスケくんが私と一緒にいてくれれば、絶対後悔させない!毎日楽しくするし、絶対幸せになるはずだから!!私、サスケくんのためなら何だってする!だから⋯お願いだからここに居て!!復讐だって手伝う!絶対私がなんとかしてみせるから⋯。だからここに⋯私と一緒に⋯、それがだめなら⋯私も一緒に連れてって⋯

      うちはサスケ

      ウスラトンカチ

      巻数・話数 72巻698話
      語った相手 うずまきナルト

      「ウスラトンカチ」は1巻からたびたび登場するサスケの口癖です。基本的にはナルトへの悪態に使われる言葉ですが、裏を返せば2人が兄弟のような関係だからこそ出てくる言葉です。 サスケがナルトが決別してからは、回想シーン以外では登場しませんでした。久々に登場したのは72巻。戦いを終えて、ナルトが「そういやお前も案外バカだったもんな」と言うと、サスケはかつてのように「…るっせーよ…ウスラトンカチ」と一筋の涙を流しながら悪態をつきました。

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      サスケにウスラトンカチられたい人生だった…よいツンデレ

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      初めから独りっきりだったてめーに!!オレの何が分かるんだってんだ!!!

      巻数・話数 26巻229
      語った相手 うずまきナルト

      終末の谷でナルトと本音をぶつけあった際のサスケの言葉です。天涯孤独なナルトと、一夜で家族を失ったサスケ。どちらも辛いことに変わりはないのに、決して本当の意味では分かりあえない2人の状況があまりにも辛いシーンです。 ここまでクールな優等生キャラとして描かれてきたサスケの本音がにじみ出たシーンとしても、この場面は印象的ですね。これに対してナルトが理解を示すでも反発するでもなく、持っていないものを想像してみるという答えを返すのにも胸がギュッとなります。

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      喪失の苦しみと、無の苦しみ。どっちもつらいし、それを抱える2人がぶつかるのがつらかったシーン

      このセリフの全文

      親も兄弟もいねえお前に俺の何がわかるってんだよ…。初めっから独りっきりだったてめーに!!オレの何が分かるんだってんだ!!!繋がりがあるからこそ苦しいんだ!それを失うことがどんなもんか。お前なんかにわかってたまるか!

        ありがとう…

        巻数・話数 21巻183話
        語った相手 春野サクラ

        自分を引き止めに来たサクラに、サスケは感謝を告げると同時に彼女を気絶させて里を抜けました。この「ありがとう」の前には、「やっぱりお前…うざいよ」と七班結成当時に言った言葉をもう1度言っています。 1度目とは違い、そこにはサクラへの想いに感謝する気持ちと、それでも自分は復讐をするという決心が感じ取れました。 最終巻では旅についていきたいというサクラに「また今度な…ありがとう」と笑顔で言っており、最終話の2人の関係を考えると感慨深いセリフとなっています。

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        サスケェ……大事なときにちゃんと感謝を言える男性って素敵です

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        オレは一度全てを失った…もうオレの目の前で……大切な仲間が死ぬのは見たくない……

        巻数・話数 15巻133話
        語った相手 うずまきナルト

        木ノ葉崩しで我愛羅(があら)との死闘を繰り広げるなかで、サスケが仲間のために立ち上がったときの言葉です。守鶴に乗っ取られた我愛羅は強敵で、救援にきたナルトとサクラもすぐにやられてしまいます。サスケは残り僅かなチャクラで仲間を助けるための足止め役を買って出たのです。 家族を失ったサスケが言うからこそ重みがありますね。「大切な仲間」という言葉が、孤独を感じてきたサスケの口から出たということ自体にも感動できるエピソードです。

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        失う苦しみを知ってるからこそ重い言葉。このまま復讐心を拭えればよかったんだけどな……

        オレはお前とも闘いたい……

        巻数・話数 8巻66話
        語った相手 うずまきナルト

        強いやつと闘うために中忍試験を受けているというサスケは、ナルトにこう声をかけます。それまでナルトが一方的にライバル視していた関係でしたが、いつしかサスケもナルトを認めていたのです。 サスケが初めてナルトをライバルだと認めていることを言葉にした瞬間でした。先に予選を戦うことになったサスケに、ナルトが「俺と戦いたいんだったら負けんじゃねーよ」と思うところまでワンセットでお手本のような美しいライバル関係です。

        体が勝手に…動いち…まったんだよ…バカ…!

        巻数・話数 3巻27話
        語った相手 うずまきナルト

        白との交戦で、ナルトをかばってサスケが致命傷を負った際のセリフです。助けた理由を問われて「知るかよ…そんなこと」と答えるサスケですが、彼の脳裏にはこれまで一緒にナルトと過ごした時間が走馬灯のように流れます。 「お前なんか大嫌いだったのによ」と息も絶え絶えに言うサスケは、心のなかではとっくにナルトを仲間と認めていたのです。サスケあわや死す!?的な演出も重なって、ドキッとさせられるシーンです。

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        もうナルトのこと大好きじゃん!って単行本に向かって叫んだ思い出のシーンです

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        オレは戦場へ行く。里を…イタチの思いを…無にはさせん

        巻数・話数 65巻627話
        語った相手 歴代火影や大蛇丸

        うちはイタチの真実を知り、一族と里の歴史を知ったサスケは、うちはマダラたちが目論む無限月読を止めるために戦場へ赴くことを決意します。見開きではイタチとの思い出がページいっぱいに並び、そこからイタチの遺した言葉を目をつぶって1つずつ反芻して決断に至る過程が印象的でした。 復讐相手として追いかけていた兄の遺志を継ぎ立ち上がる姿に、多くの読者の心が「サスケェ」でいっぱいになったはずです。

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        改めて愛ある血の繋がりの尊さを感じた名シーン!サスケの中でイタチの思いが生きている感じが泣けます

        はたけカカシ

        忍者の世界でルールや掟を破る奴はクズ呼ばわりされる……けどな!仲間を大切にしない奴はそれ以上のクズだ

        巻数・話数 2巻8話
        語った相手 ナルト・サスケ・サクラ

        第七班が仲間を思う気持ちを見せたことで、はたけカカシは3人に合格を言い渡します。カカシはわざと3人が仲間割れするような演習内容を伝えていました。ですが3人は、言いつけを破っても仲間を助けることを選んだのです。 演習に込めた意味や、そこに続くこのセリフから、掴みどころがないように見えたカカシ先生の人間性が見てとれます。これだけでもいいセリフなのですが、彼の過去を知ってから読むとより一層胸に染みる名言です。

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        ふわっとしてそうなのに仲間についてはめちゃくちゃ熱くなるとかギャップがずるい

        オレの仲間は絶対殺させやしなーいよ

        巻数・話数 2巻12話
        語った相手 サスケ・ナルト・サクラ

        忍務中に霧隠れの里の抜け忍・再不斬(ざぶざ)と会敵した際、カカシは3人を安心させるように笑顔でこう声をかけました。カカシが眼帯を取って写輪眼を使ったのもこの再不斬戦が初めてで、カカシ先生の底しれぬ強さが見えたエピソードです。 のほほんとして見えるカカシの強キャラ感と頼りになる大人感、そして笑顔で子どもたちを安心させる振る舞いに、一気にカカシのファンになった読者も多いでしょう!

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        このシーンの笑顔!!!あれはもう某忍者アニメの土井先生ばりの初恋キラーです

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        4代目火影を超える忍びは、お前しかいないと俺は信じてるからだ

        巻数・話数 36巻321話
        語った相手 うずまきナルト

        4代目火影でも完成させられなかった進化版・螺旋丸を修行するナルトに、カカシが言った言葉です。イルカ先生はナルトのやる気を引き出すために言った言葉だと解釈していましたが、カカシは「本当にそう信じてるのさ」と言います。 4代目火影のミナトはカカシの師で、ナルトの父親です。この時点では親子関係は明らかにされていませんでしたが、運命めいたものを感じるシーンでもあります。カカシの笑顔も相まって、師弟の絆を感じさせてくれました。

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        ナルトって本当に師に恵まれてる。こうやって相手を信じられる大人になりたかった

        うみのイルカ

        そうだよなぁ…ナルト…さみしかったんだよなぁ…苦しかったんだよなぁ…

        巻数・話数 1巻1話
        語った相手 うずまきナルト

        ナルトは1話でアカデミー教員のミズキに唆されて盗みをした挙げ句、九尾の封印のことまで聞かされてしまいます。混乱するナルトのもとに駆けつけたイルカ先生はミズキの攻撃からナルトを庇いながら、涙を流してナルトの心に寄り添いました。 イルカもまた、幼い頃にナルトと同じような孤独を抱えていたのです。自分のことのようにナルトを思うイルカ先生の姿は、救いがないように見えたナルトの環境における眩しい光に感じられました。

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        1話のこのイルカ先生がいたから読み続けたところがある。出番は少なくなったけど、ずっと好きなキャラでした!

        このセリフの全文

        そうだよなぁ…ナルト…さみしかったんだよなぁ…苦しかったんだよなぁ…。ごめんなァ…ナルト。オレがもっとしっかりしてりゃこんな思いさせずにすんだのによ

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          我愛羅

          苦しみや悲しみ…喜びも…他の誰かと分かち合うことができるのだと…

          巻数・話数 28巻249話
          語った相手 カンクロウ

          その身に一尾を宿す我愛羅が、ナルトとの出会いで得たものをカンクロウに語った際のセリフです。我愛羅にとって人との繋がりは殺意や憎しみが結ぶものでした。しかし、同じ闇を抱えながらも前を向いて生きるナルトと出会ったことで、我愛羅は変わっていきます。 このセリフは裏を返すと、これまで彼は悲しみや喜びを誰かと分かち合うことすらできなかったということ。我愛羅がようやく人らしい感情を持つに至ったという意味でも、胸に響く名言です。

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          間違うことがあっても、いまさらでも、知っていくことは大事なんだなと思わせてもらった

          このセリフの全文

          今頃になってオレにも少しだけ分かったことがある。苦しみや悲しみ…喜びも…他の誰かと分かち合うことができるのだと…

            奈良シカマル

            次こそは…完ぺきにこなして見せます…!

            巻数・話数 26巻235話
            語った相手 綱手

            初隊長任務となったサスケ奪還に失敗したシカマルが、涙ながらに決意を語る作中屈指の泣けるシーンです。仲間を瀕死に追いやった自責の念、任務失敗の不甲斐なさ、それでも全員が生還して戻れたという事実。それらすべてがシカマルの背中に重くのしかかったのでしょう。 父シカクの「本当に仲間を大切に思うならな、逃げることを考える前に⋯仲間のためにてめーが優秀になることを考えやがれ!それが本当の仲間ってもんだろーが、この腰抜けだ!」も名言です。

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            直前のテマリとシカクとのやりとりもすごく印象的だったシーン!ここからの成長もかっこいい

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            …やっぱり…タバコはキライだ…煙が目に…染みやがる…

            巻数・話数 36巻328話
            語った相手 独り言

            第十班の先生だったアスマが戦いで命を落とした後、シカマルはアスマが吸おうとしたタバコを拾って吸います。アスマと初めて出会った日も、シカマルたちは先生のタバコの煙が目に染みて涙目になりました。だけどこの日、3人の瞳には違う意味の涙が流れることになったのです。 これ以降、シカマルはときどきタバコをふかすようになり、アスマの弔い合戦でもタバコの火で爆弾へ着火していました。アスマからシカマルへと、火の意志が受け継がれたことを感じさせるエピソードです。

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            亡骸に泣きつくではなく、遺されたタバコに火をつける、シカマルらしい選択とらしくない涙に私の心もお通夜になるシーンです

            お前らの命預かってんだからよ

            巻数・話数 21巻183話
            語った相手 ナルト・チョウジ・キバ・ネジ

            同期で中忍に1番乗りしたIQ200超えの奈良シカマルは、サスケ奪還任務で小隊を率いることになります。急ごしらえのメンバーにも関わらず、最適な陣形を即座に組むと、彼はこの言葉を仲間たちにかけました。 普段は「めんどくせえ」が口癖ながら、このセリフからは彼の木ノ葉隠れの里の忍者としての矜持と、隊長としての責任感が感じられます。やるときはやる男・シカマルのかっこよさが光るシーンの1つです。

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            天才の本気はワクワクする。しかも意外とちゃんと仲間思い。いいですね~

            このセリフの全文

            最後に一番大切なこと言っとく。サスケはオレにとっちゃ深いダチって訳でもねーし⋯、別に好きな奴でもねえ。けど、サスケは同じ木ノ葉隠れの忍だ。仲間だ!だから命懸けで助ける。これが木ノ葉流だ。それにいくらオレでも、めんどくさがったり出来ねーだろーがよ⋯。お前らの命預かってるんだからよ

              まいった…ギブアップ!

              巻数・話数 12巻108話
              語った相手 テマリ

              中忍試験の最終トーナメントでテマリと対戦した際の、潔いギブアップ宣言です。影真似の術でようやくテマリを捕らえてこれから反撃、というタイミングでのギブアップに観衆は驚きましたが、シカマルは次の展開を200通りほど考えた末に、詰みだと察してサクッと負けを選んだのです。 このテマリ戦はIQ200男の真髄が垣間見える一戦でした。めんどくせーと言いながら、やっていることは天才というシカマルらしさが詰まっている一言です。

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              ギブアップの理由がかっこよすぎる!こういう割り切れるところってシカマルの魅力ですね!

              自来也

              あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった!

              巻数・話数 42巻382話
              語った相手 うずまきナルト

              ペインの正体をつかむも瀕死となった自来也は、それを伝えられずに息絶えようとしていました。しかし自来也は、決して諦めない忍道を突き進む弟子・ナルトの師匠として、諦めるわけにはいかないと意地で命をつなぎます。 ナルトとカカシもですが、ナルトと自来也の師弟愛も胸に迫るものがありますね。このセリフの直前には、自来也が奇しくもナルトの名付け親となったエピソードも入っており、余計に泣けます。

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              ど根性で退場を遅らせるというかっこよさ!伝説の忍者の真髄がつまっていた好きなシーンです

              このセリフの全文

              弟子の忍道は師匠ゆずりと相場が決まっとる!なぁそうだろナルトよ…のォ!あきらめねェ…それこそがワシのとるべき本当の“選択”だった!ナルト“予言の子”は間違いなくお前だ…あとは全て託すぞ!!

                いや違う!ただのスケベではない!ワシは…ドスケベだ!

                巻数・話数 11巻91話
                語った相手 うずまきナルト

                ナルトが自来也に弟子入り志願をした際、男は嫌だと断れたため、ナルトはおいろけの術で修行を頼みます。すると自来也は一転、鼻の下を伸ばして即OK。 そのだらしない姿を「エロ仙人」と指摘されたことへの反論がこのセリフです。とても分かりやすい自己紹介で、さすが成人向け小説「イチャイチャシリーズ」の作者としか言いようがありません。 自称ドスケベですが、彼が育てた後進たちはいずれも大成しており、その指導の腕は確かです。ドスケベですが。

                吹き出し アイコン

                スケベに対して貪欲で好感が持てます。素直は大事

                うちはイタチ

                己自身を認めてやることができない奴は失敗する

                巻数・話数 61巻585話
                語った相手 薬師カブト

                第四次忍界大戦にて戦ったカブトに、イタチが現実を突きつけるように説いた言葉です。カブトは大蛇丸をはじめ多くの者の細胞を取り込み、その力を自分のものとして使っていました。 イタチは尊敬する者を真似る行為は成長の過程であり、カブトのように「己を偽るための衣」として使うのは違うと一刀両断します。カブトの誤りを指摘しながら、隣で一連の話を聞いていた弟・サスケへのフォローも忘れない、その愛に満ちた姿が印象的です。

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                個人的にNo.1の名言!自分も他人も認められる人間になろうと思わされました

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                自分自身の値打ちを称賛に値するものに結びつけ自分の存在意義を見出そうとしてもそこには何もない。最後にもう一度言う。嘘をついて己をごまかすな。己自身を認めてやることができない奴は失敗する

                  「許せサスケ、これで最後だ」「お前はオレのことをずっと許さなくていい…お前が、これからどうなろうとおれはお前のことをずっと愛している」

                  巻数・話数 43巻402話 62巻590話
                  語った相手 うちはサスケ

                  いずれもイタチが愛したサスケへの言葉です。1つ目は2人が死闘を繰り広げた末、死ぬ間際に昔のようにイタチがサスケの額を小突きながらら伝えたもの。イタチの優しい表情が余計に泣けます。2つ目は穢土転生で一時的に蘇ったイタチが、術を解除して消滅する際の最後の言葉です。 イタチにとって里よりも重く大事な存在がサスケでした。そんなイタチが最期に送った言葉には、その深い愛が込められています。長い間、復讐相手として描かれてきたイタチですが、この優しい姿が本来の彼だと思うとさらに切ないです。

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                  2人にこんな優しい結末が待っているとは……たまには家族に連絡しようかな……

                  ロック・リー

                  大切な人を守る時!!

                  巻数・話数 6巻52話
                  語った相手 マイト・ガイ

                  中忍試験でピンチに陥ったサクラの前にさっそうと現れたリーは、彼女を助けるために禁術「蓮華」を使うことを決めます。この技は師匠のマイト・ガイに、ある使用条件を決められていました。それが「大切な人を守るとき」だったのです。 リーはサクラに一目惚れして告白するも玉砕しています。サクラにはドン引きされていましたが、それでも彼女が窮地に陥れば、試験のライバルであろうと駆けつけて助けます。彼の性格を表す、まっすぐな名言です。

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                  ネタキャラかと思いきや普通にかっこいい!モテないのが信じられん

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                  ガイ先生…では心置きなくあの技をやります…なぜなら今がその…大切な人を守る時!!

                    木ノ葉の美しき碧い野獣…ロック・リーだ!

                    巻数・話数 24巻209話
                    語った相手 うずまきナルト

                    治療を終えたロック・リーが、音の五人衆のリーダー・君麻呂に苦戦を強いられるナルトの前に登場した際の痺れるセリフです。 リーは腕に神経系の重大な損傷を負っており、手術で治る可能性は50%、最悪死ぬと言われていました。忍を辞めることも勧められましたが、師匠ガイの「お前が死んだらオレも一緒に死んでやる」の言葉で治療を受けて、見事完全復活してみせます。 そこから駆けつけての復活宣言だったので思わず震える名乗りシーンになっていました。

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                    努力の天才リーは知れば知るほど好きになる!もっと見せ場がほしかった…

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                    蘇りしは木ノ葉の美しき碧い野獣…ロック・リーだ

                      綱手

                      いい男になりなよ⋯?そして⋯立派な火影にな⋯

                      巻数・話数 19巻171話
                      語った相手 うずまきナルト

                      大蛇丸との戦いを終えて火影になる決意をした綱手が、ナルトにデコピンをすると見せかけて、その額にキスをしながら伝えた言葉です。 ナルトの懸命な姿は、綱手がかつて愛し、ナルトと同じように火影を目指した弟や最愛の人と重なりました。ナルトをただ無鉄砲に夢を口にする生意気な子供ではなく、1人の忍として認めたことを表すシーンです。 「立派な火影」の部分はナルトには伝えていないのもまた憎い演出です。

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                      あれだけの悲しい過去を持つ綱手をこう思わせちゃうんだから、やっぱりナルトってすごい。あとデコチューが羨ましい

                      波風ミナト

                      ……オレはお前を信じてる

                      巻数・話数 47巻440話
                      語った相手 うずまきナルト

                      ナルトの精神世界で4代目火影でありナルトの父である波風ミナトが息子に思いを託した際のセリフです。このときはじめてナルトは父親が4代目だったことを知り、親と言葉を交わしました。ミナトがいまの忍のシステムが憎しみを生みだし戦いを生むことを伝えると、ナルトはどうすればいいか問います。 それに対し、ミナトは答えは自分で探すよう説き、親はどこまでも子供を信じていることを伝えるのです。数少ない親子の対話シーンということはもちろん、親の愛を感じる名シーンでした。

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                      パパァァァ!!!自然と子供らしい顔つきになってるナルトとの平和なやり取りをもっと見たいくらい、親子の会話が尊かった

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                      お前ならその答えを見つけられる……オレはお前を信じてる

                        「ナルト」の忍道から自分なりの道を見つけよう!

                        ナルトの忍道と同じく、作品にも真っ直ぐな信念を感じられる「ナルト」。人生で迷うとき、この作品の名言や名シーンたちがその背中を押してくれるかもしれません!ぜひ全72巻を振り返って、心の支えとなる自分にとっての名言を探してみてくださいね。