2020年3月9日更新

『鬼滅の刃』心揺さぶる名言・名シーンをまとめて紹介!大人気作品たる理由がここにある!

鬼滅の刃 名言・名シーン サムネイル

吾峠呼世晴(ごとうげこよはる)による大人気作品『鬼滅の刃』。それぞれのキャラクター達が持つ切ないバックストーリー、そして彼等が生み出す言葉の力こそがこの作品の魅力の1つです。今回は作中に登場する数々の名言をそれらを彩るエピソードと併せてご紹介します!

目次

『鬼滅の刃』は名言の宝庫!?爆発的な人気の理由はここにあり!【ネタバレ注意】

大正を舞台に、主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)を含む鬼殺隊(きさつたい)が人喰い鬼と戦っていく姿を描いた本作品。2020年3月時点において連載は続いており、原作はいよいよクライマックスに差し掛かってきました。しかしながら、その人気が衰えることはなく数多のメディアで連日特集が組まれているほどです。 最新話が掲載されればSNSで話題となり、企業とコラボをすればたちまちグッズが店頭からなくなる……。何故ここまで皆が『鬼滅の刃』にハマってしまうのか?何がそんなに面白いのか?それはこの作品の特徴でもある愛と憎悪が入り交じった名言、また名シーン。これに尽きるのではないでしょうか。 悲しみ、苦しみを抱えたキャラクター達から放たれる厳しくも優しい言葉からつい声に出して読みたくなるようなものまで、この記事では『鬼滅の刃』に登場した様々な名台詞をそのシチュエーションとともにお届けします。 ※本記事では『鬼滅の刃』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

「生殺与奪の権を他人に握らせるな!」

冨岡義勇(とみおかぎゆう)

第1話にて登場した水柱・冨岡義勇(とみおかぎゆう)の言葉です。町に出ている間に家族を殺され、唯一生き残った肉親・禰豆子(ねずこ)さえも鬼にされてしまった炭治郎。そこに鬼殺隊として現れたのが義勇でした。 禰豆子に刀を向けられ、炭治郎は土下座をして彼女を殺さないよう泣きながら懇願します。そんな彼を義勇は叱咤しました。一見、絶望の縁に立たされている炭治郎に対して厳しすぎるのではないか?とも思われましたが、実はこの言葉、己の非力さに嘆く炭治郎を想って告げたものでした。 初登場ながらもいきなり飛び出してきた名台詞。炭治郎を奮い立たせようとした彼の優しさが垣間見えますね。また、普段は無口でクール、無愛想という3拍子が揃った義勇が感情を荒らげた非常に珍しいワンシーンとしても有名です。

「頑張れ 炭治郎 頑張れ!!俺は今までよくやってきた!!俺はできる奴だ!!」

竈門炭治郎(かまどたんじろう)

元下弦の鬼である響凱(きょうがい)との戦闘で炭治郎が自分を奮い立たせるために言い放った言葉です。鬼殺隊の任務でとある古い屋敷を訪れた炭治郎は、中に閉じ込められた人を助けようと鬼が住みつくその家に入っていきます。しかしその体には前回の戦いで負った怪我がまだ残っていたのでした。 完治しないまま響凱と戦うこととなった炭治郎。更には鼓を打つ事で部屋を回転させたり、爪痕のような攻撃を加える彼の血鬼術に苦戦します。怪我のせいで悪い想像ばかりをしてしまい心が折れかけたその時、炭治郎は己を鼓舞するのでした。 何があっても諦めない!まさに主人公!まさに竈門炭治郎!といった台詞です。以前は力の無さを前にただ懇願することしか出来なかった炭治郎が、今度は自らを奮起させて戦おうとする……。彼の成長が強く感じられますね。

「老いることも死ぬことも、人間という儚い生き物の美しさだ」

煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)

上弦の参・猗窩座(あかざ)との戦闘で、炎柱・煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)が言った言葉です。 鬼殺隊の任務で下弦の壱・魘夢(えんむ)を倒した炭治郎、善逸(ぜんいつ)、伊之助(いのすけ)、杏寿郎の前に突然現れた猗窩座は柱の強さを気に入って杏寿郎に鬼にならないかと提案をします。人間は老いていずれ死ぬためいくら強くなっても至高の領域には達せない。そうなる前に鬼になるべきだと語るのでした。 しかし、杏寿郎はそれをバッサリ否定。柱としての強さだけでなく、迷うことなく「生き物の美しさ」と言い切った彼は心・技・体を兼ね備えた「漢の中の漢」と言えるでしょう。 下弦の鬼を倒した後、間髪入れずに上弦が出現したにも関わらずそこまで絶望感を感じなかったのは彼の存在が大きかったからかも知れません。

「胸を張って生きろ」

煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)

猗窩座との死闘の末、致命傷を負ってしまい自分の死を悟った杏寿郎は炭治郎達に「話をしよう」と呼びかけます。そして「炭治郎と禰豆子を鬼殺隊として認める」という台詞と共にこの言葉を彼等に告げました。 最後まで後輩を守り抜き、強い正義感のもとその命を儚く散らした杏寿郎。肉体的にも精神的にも強くあった彼のルーツはその母親にありました。幼い頃から「強く生まれた者」として育てられてきた杏寿郎は、母から「弱き人を助けることは強い者の責務である」ことを教えこまれています。彼の名台詞にも繋がるといえる利他的な強い心はそれ故生まれたのでしょう。 己が死ぬ直前まで後世の者を激励し鬼殺隊としての志を託す——。まさに煉獄杏寿郎という人間性が表れた一言です。メインキャラクターの中ではかなり早めの退場となったにも関わらず、死んでなお彼の人気が凄まじいのも納得ですね。

「悔しくてもなくんじゃねえ どんなに惨めでも恥ずかしくても、生きてかなきゃならねえんだぞ」

嘴平伊之助(はしびらいのすけ)

杏寿郎が死んだあと、彼の遺言を聞き弱音を吐いた炭治郎に対して言った伊之助の言葉です。杏寿郎が残した言葉通り、自分は立派な鬼殺隊の剣士となれるのか……。挫けそうになった炭治郎に伊之助は「なれるかなれねぇかなんてくだらねぇこと言うんじゃねぇ!」と言い、続いて叫ぶようにこの台詞を口にしました。 「泣くんじゃねぇ!」と言いながらも猪の被り物からは大量の涙が溢れていた伊之助。どんなに粗暴で強がっていてもやはり15歳の少年なんですね。 伊之助は親に捨てられて猪に育てられたという過去を持ちます。そのためか人に対する親切さがどこか欠けていた彼は初登場時の際に「生き物の死骸なんか埋めて何の意味がある!」と発言し読者をドン引きさせていました。 そんな伊之助が今では杏寿郎の想いを汲み取り炭治郎を励まそうとするなんて、見てる方も涙が止まりませんね。そのバックストーリーゆえに生きることの難しさ、大切さを知っている伊之助だからこそ言えた言葉ではないでしょうか。

「君はさ なんで自分だけが本気じゃないと思ったの?」

時透無一郎(ときとうむいちろう)

鬼殺隊の刀を打つ刀鍛冶の里で霞柱(かすみばしら)・時透無一郎(ときとうむいちろう)が上弦の伍である玉壺(ぎょっこ)を倒した際に放った言葉です。一時は玉壺の血鬼術によってピンチに陥った無一郎ですが、刀鍛冶の里の少年・小鉄(こてつ)に助けられ、失っていた記憶も取り戻すことに。更には一定の力を持つ剣士に現れるという痣が身体に発現します。 最初は余裕をかましていた玉壺ですが、過去の記憶と共に身内を殺された鬼への怒りを思い出した時透の本気の技「霞の呼吸・漆ノ型 ・朧(しちのかた・おぼろ)」に翻弄され、呆気なく頸を斬り捨てられるのでした。 今までどこかやる気のない様子を見せていた無一郎。傷を負いながらも上弦である玉壺の慢心をついて倒すことに成功したこのシーンはついに彼の実力が披露されたとファンの間で評判になりました。

「お前の妹は美人だよ」

愈史郎(ゆしろう)

炭治郎・禰豆子と別れる際に言った愈史郎(ゆしろう)の台詞です。炭治郎は街で無惨によって鬼化してしまった人を庇っていた所を珠世(たまよ)と愈史郎に助けられます。 当初彼は敬愛して止まない珠世を無惨とのいざこざに巻き込んだ炭治郎達を好んではいませんでした。それどころか禰豆子を一目見て「醜女」呼ばわりする始末。思わず「おい!」とツッコミを入れたくなるような発言です。 しかし、彼等のもとに無惨の部下である鬼が襲撃してきた後、珠世の館を立ち去ろうとする炭治郎に対し先の言葉を否定するこの一言を呟きました。 きっと不器用ながらも愈史郎なりに炭治郎と禰豆子を認めたのでしょう。少しツンデレ具合が感じられるこの台詞とそれを聞いた炭治郎の嬉しそうな笑顔につい読んでいる方も微笑ましくなる場面でした。

「これは俺の型だよ 俺が考えた俺だけの型 この技でいつかアンタと肩を並べて戦いたかった」

我妻善逸(あがつまぜんいつ)

無惨との最終決戦で、異空間である無限城へと閉じ込められてしまう鬼殺隊の面々。その内部で妓夫太郎(ぎゅうたろう)と堕姫(だき)の代わりに新たに上弦の陸となった鬼・獪岳(かいがく)と戦った際に善逸が洩らした言葉です。獪岳は善逸同様「雷の呼吸」の会得者で彼の兄弟子でもあった人物でした。 かつては同じ師匠のもとに剣術を学んでいた2人。善逸は呼吸の壱ノ型以外を、獪岳は壱ノ型だけを使用することが出来ませんでした。しかし激戦の末、壱の型しか使えないはずの善逸は「雷の呼吸・漆ノ型・火雷神(ほのいかづちのかみ)」で獪岳を倒します。それは獪岳が知らない技でした。 彼は「やっぱりあの爺お前にだけ教えて、俺に教えなかった!」とかつての師匠に向かって恨み言を放ちますが、それに対し善逸はこの台詞を口にします。 2人の関係は決して良かったとは言えませんが、少なくとも善逸が心の中で兄弟子を尊敬し慕っていたことは確かでしょうね。獪岳を討った後の表情にはいつものヘタレな彼とはどこか違う、惹かれるものがありました。

「お前たちは生き残ったのだからそれで充分だろう」

鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)

無限城にて、義勇と共に猗窩座を倒した炭治郎は鳴女の血鬼術によりついに無惨と出会うことに。珠世の薬を分解し変わり果てた姿となった無惨を見た2人は怒りを露わにします。 そんな彼等の様子を見た無惨は「しつこい」と一蹴。更には「お前たちは本当にしつこい。心底うんざりした」と続けてから無惨は、親の仇だ子の仇だと馬鹿の一つ覚えだと言葉を重ねます。そしてこの一言を吐き捨てるのでした。 まさに鬼の棟梁といった言葉。傲慢不遜、自己中心的な考えを持つ彼の性格が表れていますね。この台詞だけでも冷酷無慈悲さ満点な悪役ぶりが感じられますが、何より恐ろしいのはこれを平然とした表情でさも当然のように言い放った事かもしれません。

「無惨 お前は 存在してはいけない生き物だ」

竈門炭治郎(かまどたんじろう)

無惨の「生き残っているだけで充分」発言に衝撃を受ける義勇と炭治郎。彼の言葉はさらに続きますが、思わず炭治郎は「お前何を言っているんだ?」と口を開きます。そんな問いかけも無視し己に殺されることは大災害にあった事と同じだと言う無惨。 「死んだ人間が生き返ることはない。いつまでもそんな事にこだわらず、静かに暮らせば良いだろう。何故お前たちはそうしない?」と彼は逆に問いかけるのでした。そして、「理由はひとつ、鬼狩りは異常者の集まりだからだ。いい加減、終わりにしたいのは私の方だ。」と言い切ります。 あまりにも傲慢すぎる物言いに対し炭治郎が告げたのが「無惨 お前は 存在してはいけない生き物だ」というこの台詞です。言い放った炭治郎の顔からは表情が消え、眉間にシワを寄せることもなくその姿はただ静かな怒りに満ちていました。 全ての元凶である無惨がまさかの説教&被害者面。作中では特に表情豊かで感情豊かなキャラクターである炭治郎の非常に珍しいひとコマですが、無惨の言動を考えると彼がこうなってしまったのも無理ありませんね。

名言・名シーンの多さも『鬼滅の刃』の魅力!アニメ第2期への期待が高まる

いかがだったでしょうか。ここまで『鬼滅の刃』の名言とそのシーンを共ににご紹介してきました。「海賊王に俺はなる!」や「だが断る!」などまさに王道といったものと比べると少し派手さは欠けますが、ロジカルで独特な言い回しにいつの間にかハマってしまうのが本作品の持ち味です。 この記事を見てもう1度作品を読み返したくなった方や、『鬼滅の刃』を読んでみたいと思った方も多いのではないでしょうか?原作は2020年3月時点で連載中。ここから更なる名言が生まれてくるかもしれません。 また、紹介したものの中にはアニメ版では描かれていないシーンも多々あります。アニメ『鬼滅の刃』第2期の制作は未だ決まっておりませんが、その人気からして放送される可能性はかなり高いと言えるでしょう。キャラクター達の名言・名シーンをTVで見られるかもしれないと思うとこれからが楽しみですね!